2. Java EEアプリケーション

本節では、Java EEアプリケーションについて説明します。以下の手順により、EJB アプリケーション、アプリケーションクライアントを簡単に配備できます。

Memo
以降の記載は、 [ EJBアプリケーション > チュートリアル > ステートレスセッションBeanにアクセスするWebアプリケーションの作成 > Webアプリケーションのデプロイ ] を例とした記載で、EJB と、動的Webアプリケーションを含む例です。

2.1. 開発チュートリアル

配備するJava EEアプリケーションを作成します。
エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの生成ウィザードを利用して、プロジェクトを作成します。
メニュー  ファイル > 新規 > プロジェクト を選択して、新規プロジェクト画面を開きます。
Java EE > エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを選択して、次へ をクリックします。


図5.1.1-1

新規 EAR アプリケーション・プロジェクト 画面が表示されます。

プロジェクト名 に作成するプロジェクト名、SampleApplicationを入力して、

ターゲット・ランタイム でWebOTX Application Server v10.2(Local Default)を選択します。

EAR バージョン が自動的に7.0となるのを確認した後、次へ をクリックします。

ターゲット・ランタイム にWebOTXサーバーランタイムがない場合、 [ 環境設定 > テスト用サーバの設定 > WebOTXランタイムの設定 ] を参照してください。


図5.1.1-2

エンタプライズ・アプリケーション 画面が表示されます。
Java EEモジュール依存関係リストから追加したいEJBプロジェクトやアプリケーション・クライアント・プロジェクトなどを選択して、完了 をクリックします。


図5.1.1-3

Memo
EJBアプリケーション の、 ステートレスセッションBean の場合の選択例です。一般の場合は、適宜、依存関係のあるモジュールを選択してください。

プロジェクトSampleApplicationが作成されます。


図5.1.1-4

2.2. Java EEアプリケーションのデプロイ

Java EEプロジェクトの配備を行います。
メニュー ウィンドウ > パースペクティブを開くを選択して、パースペクティブを開く画面を開きます。


図5.1.2-1

パースペクティブを開く画面で、Java EEを選択して、OK をクリックします。


図5.1.2-2

メニュー ファイル > 新規 > その他...を選択して、新規画面で、サーバー > サーバーを選択して、次へをクリックします。


図5.1.2-3

新規サーバー画面が表示されます。
NEC > WebOTX Application Server v10(Local)を選択します。
リモートWebOTXサーバーを利用する場合は、WebOTX Application Server v10(Remote) を選択してください。
次へ をクリックします。


図5.1.2-4

WebOTXサーバーの新規作成画面で、サーバーのバージョンサーバーユーザー名サーバーパスワードユーザードメイン名ユーザードメインポート及びユーザードメインのHTTPポート番号を設定してください。(サーバーバージョンはStandard、Enterprise の場合、アプリケーショングループ名プロセスグループ名 も設定してください。) 
次へをクリックします。


図5.1.2-5

プロジェクトの追加および除去画面が表示されますので、配備するプロジェクトを選択します。
使用可能リストから配備したいプロジェクト(ここではSampleApplicationです)を選択して、追加 をクリックします。


図5.1.2-6

SampleApplicationが構成済みリストに追加されたことを確認して、完了をクリックします。


図5.1.2-7

設定されたWebOTXサーバーがサーバー・ビューに追加されます。
同時に、SampleApplicationがWebOTXサーバーに追加されます。


図5.1.2-8

サーバー・ビュー画面で、WebOTXサーバーの右クリック メニューから、起動 を選択します。WebOTXサーバを起動し接続を行います。既に起動している場合は、接続だけを行います。


図5.1.2-9

画面上の表示が、始動済み となる事を、ご確認ください。


図5.1.2-10

始動済みサーバーの、右クリックメニューで、 公開 を選択します。これにより、配備するプロジェクトをWebOTXサーバーへ配備します。


図5.1.2-11

コンソール画面で「Command deploy executed successfully.」が表示されると、配備は完了です。


図5.1.2-12

Memo
EAR アプリケーションを公開すると、そこに含まれるモジュールも同時に公開されるので、それらを個別に配備したり、配備解除する必要はありません。