3. JMS

3.1. jmqbrokerd

名称
jmqbrokerd - JMS サーバユーティリティ
形式
jmqbrokerd [ -D<property>=<value> ] [ -dbuser <username> ] [ -dbpassword <password> ] [ -force ] [ -h ] [ -javahome <javahome> | -jrehome <jrehome> ] [ -loglevel <level> ] [ -metrics <#> ] [ -name <name> ] [ -otxdomain <domain> ] [ -passfile <passfile> ] [ -password <keystorepass> ] [ -port <#> ] [ -remove instance ] [ -reset <data> ] [ -shared ] [ -silent ] [ -tty ] [ -version ] [ -vmargs <vmarguments> ]
説明
JMS サーバを起動します。jmqbrokerd コマンドのオプションを使用して、追加の設定情報を指定したりします。
オプション
-D<property>=<value>
システムプロパティ <property> を <value> で設定します。
指定した値で設定ファイルの値がオーバーライドされますが、オーバーライドの対象は、現在の JMS サーバセッションだけです。インスタンス設定ファイルには書き込まれません。

-dbuser <username>
プラグインされたデータベースのアクセスのためのユーザ名を指定します。

-dbpassword <password>
プラグインされたデータベースのアクセスのためのパスワードを指定します。

-force
ユーザの確認なしでアクションを実行します。

-javahome <javahome>
使用する代替 Java ランタイムを指定します。<javahome> は JDK への パスです。デフォルトではインストール時に指定されたランタイムを使用します。

-jrehome <jrehome>
<jrehome> が JRE へのパスということ以外は -javahome と同じです。

-loglevel <level>
ログレベルを <level> に設定します。 <level> は NONE, ERROR, WARNING, INFO, DEBUG, DEBUGMED, DEBUGHIGH のいずれかです。
デフォルトは INFO です。

-metrics <#>
<#> 秒おきにパフォーマンスのメトリックをログします。

-name <name>
この JMS サーバのインスタンス名を <name> に設定し、対応する プロパティの設定を使用します。
デフォルトは、 jmqbroker です。

-otxdomain <domain>
WebOTX のドメイン名を指定します。

-passfile <passfile>
<passfile> から SSL キーストアパスワードを読み取ります。

-password <keystorepass>
SSL キーストアファイルへのアクセスに <keystorepass> を パスワードとして使用します。

-port <#>
JMS サーバのプライマリポートを <#> に設定します。

-remove instance
JMS サーバのインスタンスが削除されます。
インスタンスの設定ファイル、ログファイル永続ストア、 およびその他の関連ファイルとディレクトリを削除します。

-reset <data>
動的に作成された JMS サーバのデータをリセットまたはクリアします。
reset は以下の引数をサポートしています。

store
メッセージを含むすべての永続データと、永続サブスクリプション、 トランザクション情報のような、JMS サーバの関連データをクリア します。
messages
JMS サーバにすべての永続メッセージをクリアさせます。
durables
JMS サーバにすべての永続サブスクリプションをクリアさせます。
props
JMS サーバにストアされたすべてのインスタンスのプロパティをクリアさせます。

-shared
共有スレッドプールモデルを使用して jms サービスを実行します。

-silent
端末コンソールに出力を表示しません。

-tty
端末コンソール (追加としてログファイル) にすべてのメッセージを 表示します。デフォルトでは WARNING と ERROR のみが表示されます。

-version
バージョン情報を表示して終了します。

-vmargs <vmarguments>
Java VM に <vmarguments> を渡します。<vmarguments> にスペースが 含まれている場合は、二重引用符で囲まれる必要があります。
使用例
例1: デフォルトの JMS サーバ名と、設定を使用して JMS サーバを起動
> jmqbrokerd

プライマリポートが 9700、インスタンス名が jmqbroker の JMS サーバが起動されます。


例2: ドメイン名を指定して、JMS サーバを起動
> jmqbrokerd -otxdomain domain1

domain1 のインスタンス名 jmqbrokerd の JMS サーバが起動されます。


例3: Java VM に渡す引数を指定して起動
> jmqbrokerd -vmargs "-Xms384m -Xmx384m -Xmn128m"

Java VM に渡す引数はスペースで区切ります。複数の引数を渡す場合や、引数にスペースが 含まれる場合は、二重引用符で囲みます。
関連事項
jmqcmd
: コマンドユーティリティ (JMS サーバの管理)

3.2. jmqcmd

名称
jmqcmd - コマンドユーティリティ
形式
jmqcmd <subcommand> <argument> [ <options> ]
jmqcmd -h
jmqcmd -H
jmqcmd -v
説明
JMS サーバの起動後に、物理的な送信先の管理や、 JMS サーバと JMS サーバのコネクションサービスの管理、 および JMS サーバのリソースの管理を行います。

管理対象は、大きく分けると、以下の 7 つになります。() 内は、各サブコマンドの引数 (argument) になります。
各サブコマンドについては、該当する説明のページを参照してください。
サブコマンドと引数

オプション
-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-c <clientID>
クライアント ID を指定します。

-d <destinationName>
トピック名を指定します。永続サブスクリプションをリストする場合にのみ使用します。

-f
ユーザの確認なしにアクションを実行します。

-from <index>
メッセージリストで、送信先における表示開始点 (この値を含みます) を指定します。

-h, -help
使用法のヘルプを表示します。コマンド行ではそれ以外のことは実行されません。

-H, -Help
使用法のヘルプ、属性リスト、および例を表示します。コマンド行ではそれ以外のことは実行されません。

-int <interval>
メトリックを表示する間隔を秒単位で指定します。デフォルトは、5秒です。

-javahome <javahome>
使用する JRE を指定します。 デフォルトではインストール時に指定されたランタイムを使用します。

-m <metricType>
表示するメトリック情報のタイプを指定します。
JMS サーバ/サービスに有効な値 = {cxn, rts, ttl}
送信先に有効な値 = {con, dsk, rts, ttl}
con = 送信先のコンシューマ情報
cxn = コネクション/VM ヒープ/スレッド
dsk = 送信先のディスク使用状況
rts = 率
ttl = 合計 (デフォルト)

-mbody
メッセージリストにメッセージボディを表示します。

-mid <messageID>
メッセージ ID を指定します。1 件のメッセージをパージする場合にのみ使用します。

-msp <numSamples>
表示するメトリックサンプルの数を指定します。デフォルト値は -1 (無制限) です。

-n <argumentName>
引数の名前を指定します。
これはサブコマンドに応じて、物理的な送信先、永続サブスクリプション、コネクション ID、 またはトランザクション ID の名前になります。

-o <attribute>=<value>
引数のプロパティを指定します。
これはサブコマンドの引数に応じて、 JMS サーバの属性、サービスの属性、または送信先の属性になります。

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。

-otxdomainroot <domainRoot>
WebOTX のドメインルートディレクトリを指定します。ドメインディレクトリを既定値 (${AS_INSTALL}/domains) から変更している場合には、ドメイン名を含めた絶対パスの指定が必要です。このオプションが指定された場合、-otxdomain オプションの値は無視します。

-p <password>
管理者パスワードを指定します。この値を省略すると、管理者名の入力を要求されます。

-pst <pauseType>
送信先の一時停止タイプを指定します。
有効な値 = {PRODUCERS, CONSUMERS, ALL}
PRODUCERS = プロデューサからのメッセージを一時停止
CONSUMERS = コンシューマへのメッセージを一時停止
ALL = 両方を一時停止 (デフォルト)

-rtm <timeout>
jmqcmd のサブコマンドの初期 (再試行) タイムアウト期間を秒単位で指定します。
タイムアウトとは、jmqcmd のサブコマンドが JMS サーバへの要求を作成した後、 待機している時間の長さのことです。
それ以降、サブコマンドが再試行されるたびに、タイムアウト値として初期タイムアウト値の 倍数が使用されます。
デフォルト値は10秒です。

-rtr
jmqcmd のサブコマンドが最初にタイムアウトになった後の再試行回数を指定します。
デフォルト値は5回です。

-s
サイレントモード。出力は表示されません。

-secure
JMS サーバ上の SSL/TLS ベースの管理サービス (ssladmin) を使用します (先に ssladmin サービスを有効にしておく必要があります)。

-selector <messageSelector>
メッセージリストのセレクタを指定します。

-svn <serviceName>
サービス名を指定します。コネクションのリスト時にのみ有効です。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-tmp
一時的な送信先も表示します。

-to <index>
メッセージリストで、送信先における表示終了点 (この値を含みます) を指定します。

-u <userName>
管理者のユーザ名を指定します。この値を省略すると、管理者名の入力を要求されます。

-v, -version
バージョン情報を表示します。コマンド行ではそれ以外のことは実行されません。
使用例
例1: localhost のポート 9700 で実行している JMS サーバのプロパティを一覧表示する場合
> jmqcmd query bkr -u admin -p adminadmin


例2: myserver のポート 1564 で、ユーザ名が alladin、ユーザパスワードが abracadabra で実行しているJMS サーバのプロパティを一覧表示する場合
> jmqcmd query bkr -b myserver:1564 -u alladin -p abracadabra


例3: WebOTX のドメイン domain1 に対して、コマンドの初期タイムアウトが 20 秒、再試行回数を 7 に設定して JMS サーバのプロパティを一覧表示する場合
> jmqcmd query bkr -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin -rtm 20 -rtr 7
注意事項

jmqcmd コマンドを使用して JMS サーバを管理する場合、次のタスクを実行する必要があります。



以下の操作は、WebOTX 運用管理コマンド (otxadmin) か、統合運用管理ツールから実行します。



3.2.1. commit txn

名称
jmqcmd commit txn - トランザクションのコミット
形式
jmqcmd commit txn -n <transaction_id>
説明
分散トランザクションをコミットします。
コミットできるのは、PREPARED 状態になっているトランザクションだけです。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <transaction_id>
トランザクション ID を指定します。
使用例
例1: デフォルトの JMS サーバ (localhost:9700) 上のトランザクションをコミットする。
> jmqcmd commit txn -n 64248349708800


関連事項
jmqcmd list txn : トランザクションのリスト
jmqcmd rollback txn : トランザクションのロールバック

3.2.2. compact dst

名称
jmqcmd compact dst - 送信先の圧縮
形式
jmqcmd compact dst [ -t <destType> -n <destName> ]
説明
ひとつ、またはすべての送信先を圧縮します。
送信先のタイプと名前が指定されていない場合は、すべての送信先が圧縮されます。

永続ストアとして、ファイルストアを使用している場合のみ、必要に応じてディスクを圧縮できます。
なお、ディスク利用率の監視については、 jmqcmd metrics dstを参照してください。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-n <destName>
送信先の名前を指定します。
使用例
例1: キューのディスクを圧縮する
> jmqcmd compact dst -t q -n myQueue -u admin -p adminadmin
Compacting the destination where:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
myQueue    キュー

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

Are you sure you want to compact this destination? (y/n) y

Successfully compacted the destination.
関連事項
jmqcmd pause dst : 送信先の停止
jmqcmd resume dst : 送信先の再開
注意事項
圧縮する前に、あらかじめ送信先を停止しておく必要があります。
送信先の停止については、 jmqcmd pause dstを参照してください。

3.2.3. destroy dur

名称
jmqcmd destroy dur - 永続サブスクリプションの破壊
形式
jmqcmd destroy dur -n <subscrName> -c <client_id>
説明
永続サブスクリプションを破壊します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <subscrName>
永続サブスクリプションの名前を指定します。

-c <clientID>
クライアント識別子を指定します。
使用例
例1: 永続サブスクリプションを破壊する
> jmqcmd destroy dur -n myDurable -c myClientID -u admin -p adminadmin
永続サブスクリプションを破壊中:

--------------------------
永続サブスクリプション名    クライアント ID
--------------------------
myDurable       myClientID

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

この永続サブスクリプションを破壊してもよろしいですか ? (y/n) y

永続サブスクリプションの破壊に成功しました。

list dur サブコマンドから返される情報を使用して、破棄する必要がある 永続サブスクリプションを識別することができます。
サブスクリプションを識別するには、サブスクリプションの名前とクライアント ID を使用します。
関連事項
jmqcmd list dur : 永続サブスクリプションのリスト
jmqcmd purge dur : 永続サブスクリプションのメッセージのパージ

3.2.4. dump thd

名称
jmqcmd dump thd - スレッドダンプの取得
形式
jmqcmd dump thd [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
JMSサーバのスレッドダンプを取得します。

取得したスレッドダンプは、${AS_INSTALL}/domains/${DOMAIN_NAME}/logs/jmq/std.logファイルへ出力されます。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: doamin2 で実行している JMS サーバのスレッドダンプを取得する。
> jmqcmd dump thd -u admin -p adminadmin -otxdomain domain2
スレッドダンプ生成中:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
myhost    9700

スレッドダンプ生成に成功しました。

上記の例の場合、スレッドダンプは、${AS_INSTALL}/domains/domain2/logs/jmq/std.log へ出力されます。

3.2.5. list cxn

名称
jmqcmd list cxn - コネクションのリスト
形式
jmqcmd list cxn [ -svn <serviceName> ] [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
指定したサービス名のすべてのコネクションを一覧表示します。
サービス名を指定しない場合は、すべてのサービスのコネクションが一覧表示されます。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-svn <serviceName>
サービス名を指定します。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: domain1 の jms サービスのコネクションを表示する
> jmqcmd list cxn -svn jms -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin
Listing all the connections on the service where:

-----
サービス名
-----
jms

指定されたブローカ上で:

------------------
ホスト       プライマリポート
------------------
myhost    9700

--------------------------------------------------------------------
Connection ID        User   Service  Producers  Consumers  Host
--------------------------------------------------------------------
2078692185634545664  guest  jms      1          1          127.0.0.1
2078692185634671360  guest  jms      0          1          127.0.0.1

Successfully listed connections.
関連事項
jmqcmd query cxn : コネクションの情報照会

3.2.6. list dst

名称
jmqcmd list dst - 送信先のリスト
形式
jmqcmd list dst [ -t <destType> ] [ -tmp ]
説明
JMS サーバの送信先をリストします。

送信先の現在の属性値、送信先に関連付けられているプロデューサ またはコンシューマの数、送信先内のメッセージの数とサイズなどの メッセージングメトリックスに関する情報を取得できます。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-tmp
一時的な送信先も表示します。

使用例
例1: domain1 の JMS サーバ上のすべての送信先を表示する
> jmqcmd list dst -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin
指定されたブローカ上のすべての送信先のリスト:

------------------
ホスト       プライマリポート
------------------
myhost    9700

----------------------------------------------------------------------------------------------------
Name        Type       State      アクティブコンシューマの最大数    バックアップコンシューマの最大数
----------------------------------------------------------------------------------------------------
myQueue1    キュー     RUNNING    無制限 (-1)                       0
myQueue2    キュー     RUNNING    無制限 (-1)                       0
myTopic1    トピック   RUNNING    -                                 -

送信先のリストに成功しました。


例2: 一時送信先を含めたキューを表示する
> jmqcmd list dst -t q -tmp -u admin -p adminadmin
Listing all the queue destinations on the broker specified by:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

--------------------------------------------------------------------------------
Name                                                   Type            State
アクティブコンシューマの最大数    バックアップコンシューマの最大数
--------------------------------------------------------------------------------
myQueue1                                               キュー          RUNNING
  無制限 (-1)           0
myQueue2                                               キュー          RUNNING
  無制限 (-1)           0
temporary_destination://queue/172.16.254.242/1127/1    キュー (一時的) RUNNING
    1                   0

送信先のリストに成功しました。
関連事項
jmqcmd query dst : 送信先情報の表示

3.2.7. list dur

名称
jmqcmd list dur - 永続サブスクリプションのリスト
形式
jmqcmd list dur -d <destinationName>
説明
トピックの永続サブスクリプションをリストします。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-d <destinationName>
トピック名を指定します。
使用例
例1: トピック MyTopic の永続サブスクリプションを一覧表示する
> jmqcmd list dur -d MyTopic
ユーザ名:admin
パスワード:adminadmin
次で指定されたブローカ上のトピック 'myTopic' にあるすべての
永続サブスクリプションをリストしています:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

---------------------------------------------------
永続サブスクリプション名   クライアント ID    メッセージの数   永続サブスクリプション状態
---------------------------------------------------
myDurable      myClientID   0         INACTIVE

永続サブスクリプションのリストに成功しました。

トピックの永続サブスクリプションごとに、永続サブスクリプションの名前、 ユーザのクライアント ID、このトピックのキューに入っているメッセージの数、 および永続サブスクリプションの状態 (アクティブまたは非アクティブ) を返します。

関連事項
jmqcmd destroy dur : 永続サブスクリプションの破壊
jmqcmd purge dur : 永続サブスクリプションのメッセージのパージ

3.2.8. list msg

名称
jmqcmd list msg - 送信先のメッセージのリスト
形式
jmqcmd list msg -t <destType> -n <destName> [ -from <index> ] [ -to <index> ] [ -selector <messageSelector> ] [ -mbody ]
説明
送信先に滞留しているメッセージをリストします。

メッセージごとにタイムスタンプ、メッセージタイプ、メッセージ ID、相関 ID、配信モード、有効期間、優先度、および、プロパティを表示します。また、-mbody オプションを指定することで、メッセージボディの一部も表示します。

-from、-to オプションで送信先上の表示開始位置、表示終了位置を指定することができます。指定しない場合は、表示開始位置は 1 、表示終了位置は、最大でJMSサーバのプロパティ (wojms.display.message.count) で指定された値になります。

-selector オプションでメッセージセレクタを指定すると、セレクタに該当するメッセージだけを表示します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-n <destName>
送信先の名前を指定します。

-from <index>
メッセージリストで、送信先における表示開始点 (この値を含みます) を指定します。

-to <index>
メッセージリストで、送信先における表示終了点 (この値を含みます) を指定します。

-selector <messageSelector>
メッセージリストのセレクタを指定します。

-mbody
メッセージリストにメッセージボディを表示します。
使用例
例1: メッセージセレクタを指定してメッセージをリストする
> jmqcmd list msg -u admin -p adminadmin -t q -n MyQueue -selector "NewsType = 'Sports' OR NewsType = 'Business'"
送信先のすべてのメッセージをリストしています:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
MyQueue    キュー

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Timestamp      Type             Message ID                                              Correlation ID  Delivery Mode  Expiration  Priority  Property
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
1148448522480  TEXT_MESSAGE(1)  9-172.16.254.239(a6:91:b2:a5:e:a9)-1515-1148448522480                   PERSISTENT     0           4         {NewsType=Sports}
1148448522540  TEXT_MESSAGE(1)  11-172.16.254.239(a6:91:b2:a5:e:a9)-1515-1148448522540                  PERSISTENT     0           4         {NewsType=Business}
1148448522560  TEXT_MESSAGE(1)  12-172.16.254.239(a6:91:b2:a5:e:a9)-1515-1148448522560                  PERSISTENT     0           4         {NewsType=Sports}
1148448522590  TEXT_MESSAGE(1)  14-172.16.254.239(a6:91:b2:a5:e:a9)-1515-1148448522590                  PERSISTENT     0           4         {NewsType=Business}
1148448522610  TEXT_MESSAGE(1)  15-172.16.254.239(a6:91:b2:a5:e:a9)-1515-1148448522610                  PERSISTENT     0           4         {NewsType=Sports}

メッセージのリストに成功しました。
関連事項
jmqcmd query dst : 送信先情報の表示

3.2.9. list svc

名称
jmqcmd list svc - サービスのリスト
形式
jmqcmd list svc [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
JMS サーバのサービスをリストします。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: JMS サーバの使用可能なコネクションサービスを一覧表示する
> jmqcmd list svc -u admin -p adminadmin
指定されたブローカ上のすべてのサービスのリスト:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

---------------------------------------
サービス名  ポート番号     サービス状態
---------------------------------------
admin       2037 (動的)    RUNNING
jms         2036 (動的)    RUNNING
ssladmin    動的           UNKNOWN
ssljms      動的           UNKNOWN
関連事項
jmqcmd query svc : サービスの情報照会

3.2.10. list txn

名称
jmqcmd list txn - トランザクションのリスト
形式
jmqcmd list txn
説明
JMS サーバのトランザクションを一覧表示します。
トランザクションごとに、トランザクション ID、状態、ユーザ名、メッセージまたは通知の数、および作成時間を返します。
使用例
例1: JMS サーバのすべてのトランザクションを一覧表示する
> jmqcmd list txn -u admin -p adminadmin
指定されたブローカ上のすべてのトランザクションのリスト:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

-------------------------------------------------------------------------
トランザクション ID           状態        ユーザ名    # Msgs/# Acks   作成時刻
-------------------------------------------------------------------------
3624552822230839552   STARTED   guest   84/0            04/08/14 17:29:55
3624552822251128576   STARTED   guest   8/0             04/08/14 17:31:14

トランザクションのリストに成功しました。
トランザクションごとに、list サブコマンドは、トランザクション ID、状態、ユーザ名、メッセージまたは通知の数、および作成時間を返します。
関連事項
jmqcmd query txn : トランザクションの情報照会
jmqcmd commit txn : トランザクションのコミット
jmqcmd rollback txn : トランザクションのロールバック

3.2.11. metrics bkr

名称
jmqcmd metrics bkr - JMS サーバのメトリックス表示
形式
jmqcmd metrics bkr [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ] [ -m <metricType> ] [ -int <interval> ] [ -msp <numSamples> ]
説明
デフォルトの JMS サーバ、または指定したホストとポートの JMS サーバに対して、JMS サーバのメトリックスを表示します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。

-m <metricType>
表示するメトリック情報のタイプを指定します。指定できるのは、以下の3つです。
ttl
JMS サーバとの間のメッセージと、パケットのフローに関するメトリックスを表示します。 (デフォルトのメトリックスタイプ)
rts
JMS サーバとの間のメッセージと、パケットのフローレートに関するメトリックスを表示します。 (秒単位)
cxn
コネクション、仮想メモリーヒープ、およびスレッドを表示します。

-int <interval>
メトリックを表示する間隔を秒単位で指定します。デフォルトは、5秒です。

-msp <numSamples>
表示するメトリックサンプルの数を指定します。デフォルト値は -1 (無制限) です。
使用例
例1: JMS サーバに入力するメッセージフローと JMS サーバから出力されるメッセージのフローレートを 10 秒間隔で取得する
> jmqcmd metrics bkr -m rts -int 10 -u admin -p adminadmin
ブローカのメトリックを表示する:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

--------------------------------------------------------
 Msgs/sec    Msg Bytes/sec    Pkts/sec    Pkt Bytes/sec
 In   Out     In      Out     In   Out     In      Out
--------------------------------------------------------
 10    10    1639    1684     24    24    3365    3259
 0     0      29      57      1     1     146      161
 0     0      29      58      0     0      40      67
関連事項
jmqcmd metrics svc : コネクションサービスのメトリックス
jmqcmd metrics dst : 送信先のメトリックス

3.2.12. metrics dst

名称
jmqcmd metrics dst - 送信先のメトリックス表示
形式
jmqcmd metrics dst -t <destType> -n <destName> [ -m <metricType> ] [ -int <interval> ] [ -msp <numSamples> ]
説明
送信先のメトリックスを表示します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-n <destName>
送信先の名前を指定します。

-m <metricType>
表示するメトリックス情報のタイプを指定します。指定できるのは、以下の 4 つです。

ttl
送信先との間でやり取りされメモリーに常駐しているメッセージと パケットに関するメトリックスを表示します。
(デフォルトのメトリックスタイプ)
rts
送信先との間のメッセージとパケットのフローレート (秒単位) に関するメトリックスと、 その他のレート情報を表示します。
con
コンシューマ関連のメトリックスを表示します。
dsk
ディスク使用量のメトリックスを表示します。

-int <interval>
メトリックスを表示する間隔を秒単位で指定します。デフォルトは、5秒です。

-msp <numSamples>
表示するメトリックサンプルの数を指定します。デフォルト値は -1 (無制限) です。
使用例
例1: 送信先に関するメッセージメトリックス情報を取得する
> jmqcmd metrics dst -t q -n myQueue -m ttl -u admin -p adminadmin
Displaying destination metrics where:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
myQueue    キュー

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

---------------------------------------------------------------------------
 Msgs     Msg Bytes       Msg Count         Total Msg Bytes (k)     Largest
In  Out   In    Out   Current  Peak  Avg  Current   Peak     Avg    Msg (k)
---------------------------------------------------------------------------
19  19   92826  92826     0      10    2      0       50      14        9
24  24   123588  123588     0      10    2      0       50      11        9
29  29   144336  144336     0      10    2      0       50      10        9
関連事項
jmqcmd metrics bkr : JMS サーバのメトリックス
jmqcmd metrics svc : コネクションサービスのメトリックス

3.2.13. metrics svc

名称
jmqcmd metrics svc - サービスのメトリック表示
形式
jmqcmd metrics svc -n <serviceName> [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ] [ -m <metricType> ] [ -int <interval> ] [ -msp <numSamples> ]
説明
サービスのメトリックスを表示します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <serviceName>
サービス名を指定します。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。

-m <metricType>
表示するメトリック情報のタイプを指定します。指定できるのは、以下の3つです。
ttl
指定したサービスを使って JMS サーバとの間で入出力されているメッセージと、 パケットのフローに関するメトリックスを表示します。 (デフォルトのメトリックスタイプ)
rts
指定したサービスを使って JMS サーバとの間で入出力されているメッセージと、 パケットのフローレートに関するメトリックスを表示します。 (秒単位)
cxn
コネクション、仮想メモリーヒープ、およびスレッドを表示します。

-int <interval>
メトリックを表示する間隔を秒単位で指定します。デフォルトは、5秒です。

-msp <numSamples>
表示するメトリックサンプルの数を指定します。デフォルト値は -1 (無制限) です。
使用例
例1: jms コネクションサービスによって処理されたメッセージとパケットの累計数を取得する
> jmqcmd metrics svc -n jms -m ttl -u admin -p adminadmin
サービスのメトリックを表示する:

-----
サービス名
-----
jms

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

----------------------------------------------
  Msgs     Msg Bytes      Pkts     Pkt Bytes
In   Out   In     Out   In   Out   In     Out
----------------------------------------------
102  102  16128  16128  261  263  36059  34939
204  204  32256  32256  501  503  69349  66743
関連事項
jmqcmd metrics bkr : JMS サーバのメトリックス
jmqcmd metrics dst : 送信先のメトリックス

3.2.14. pause bkr

名称
jmqcmd pause bkr - JMS サーバのサービスの一時停止
形式
jmqcmd pause bkr [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
JMS サーバのすべてのサービスを一時停止します。

JMS サーバを停止すると、JMS サーバのコネクションサービス (jms、ssljms) が中断されるため、JMS サーバはコネクションポートでの待機をやめます。
その結果、JMS サーバはそれ以上、新しいコネクションの受け入れ、メッセージの受信、メッセージの配信は行いません。

ただし、JMS サーバを停止しても管理コネクションサービス (admin、ssladmin) は中断されないため、JMS サーバへのメッセージを制限するために必要な管理タスクは実行できます。
たとえば、特定の送信先にメッセージが集中した場合には、 JMS サーバを停止し、問題の修復に役立つ、メッセージの送信元の追跡、送信先のサイズの制限、または送信先の破棄などの操作を行うことができます。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: doamin1 で実行している JMS サーバを停止する
> jmqcmd pause bkr -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin
指定されたブローカを一時停止中:

------------------
ホスト       プライマリポート
------------------
myhost    9700

このブローカを一時停止してもよろしいですか ? (y/n) y

ブローカの一時停止に成功しました。
関連事項
jmqcmd pause svc : 個々のコネクションサービスの停止
jmqcmd resume bkr : JMS サーバのサービスの再開

3.2.15. pause dst

名称
jmqcmd pause dst - 送信先の一時停止
形式
jmqcmd pause dst [ -t <destType> -n <destName> ] [ -pst <pauseType> ]
説明
ひとつ、またはすべての送信先を一時停止します。
送信先のタイプと名前が指定されていない場合は、すべての送信先が一時停止されます。

本サブコマンドで、プロデューサから送信先、送信先からコンシューマ、または その両方のメッセージの配信を制御するために、送信先を停止できます。
特に、メッセージのプロデュースがコンシュームよりかなり高速な場合に、送信先が メッセージによって過負荷にならないように、送信先へのメッセージフローを停止できます。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-n <destName>
送信先の名前を指定します。

-pst <pauseType>
送信先の一時停止タイプを指定します。
有効な値 = {PRODUCERS, CONSUMERS, ALL}
PRODUCERS = プロデューサからのメッセージを一時停止
CONSUMERS = コンシューマへのメッセージを一時停止
ALL = 両方を一時停止 (デフォルト)
使用例
例1: キューの送信先のプロデューサからのメッセージを停止する
> jmqcmd pause dst -n myQueue -t q -pst PRODUCERS -u admin -p adminadmin
Pausing the destination where:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
myQueue    キュー

Using the following attribute:

Pause Type    PRODUCERS

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

Are you sure you want to pause this destination? (y/n) y

Successfully paused the destination.

例2: トピックの送信先のコンシューマへのメッセージを停止する
> jmqcmd pause dst -n myTopic -t t -pst CONSUMERS -u admin -p adminadmin
Pausing the destination where:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
myTopic    トピック

Using the following attribute:

Pause Type    CONSUMERS

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

Are you sure you want to pause this destination? (y/n) y

Successfully paused the destination.
関連事項
jmqcmd resume dst : 送信先の再開

3.2.16. pause svc

名称
jmqcmd pause svc - サービスの一時停止
形式
jmqcmd pause svc -n <serviceName> [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
1 つのサービスを一時停止します。ただし、admin サービス、ssladmin サービスは停止できません。

サービスを停止すると、次のような結果になります。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <serviceName>
サービス名を指定します。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: デフォルトの JMS サーバの jms コネクションサービスを停止する
> jmqcmd pause svc -n jms -u admin -p adminadmin
サービスを一時停止中:

-----
サービス名
-----
jms

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

このサービスを一時停止してもよろしいですか ? (y/n) y

サービスの一時停止に成功しました。
関連事項
jmqcmd resume svc : サービスの再開

3.2.17. purge dst

名称
jmqcmd purge dst - 送信先のメッセージのパージ
形式
jmqcmd purge dst -t <destType> -n <destName> [ -mid <messageID> ]
説明
送信先を破壊しないで、送信先上のメッセージをパージします。

-mid オプションでメッセージ ID を指定すると、該当する 1 件のメッセージをパージします。省略すると、送信先のすべてのメッセージをパージします。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-n <destName>
送信先の名前を指定します。

-mid <messageID>
メッセージ ID を指定します。1 件のメッセージをパージする場合にのみ使用します。
使用例
例1: キューをパージする
> jmqcmd purge dst -n myQueue -t q -u admin -p adminadmin
送信先をパージ中:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
myQueue    キュー

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

この送信先をパージしてもよろしいですか ? (y/n) y

送信先のパージに成功しました。

例2: トピックをパージする
> jmqcmd purge dst -n myTopic -t t -u admin -p adminadmin
送信先をパージ中:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
myTopic    トピック

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

この送信先をパージしてもよろしいですか ? (y/n) y

送信先のパージに成功しました。

例3: キューに存在する 1 件のメッセージをパージする
> jmqcmd purge dst -u admin -p adminadmin -t q -n MyQueue -mid 19-172.16.254.239(fd:ed:6:83:8e:6b)-1501-1148447927875
送信先のメッセージをパージ中:

---------------------------------------------------------------------------
送信先名       送信先タイプ    Message ID
---------------------------------------------------------------------------
MyQueue    キュー       19-172.16.254.239(fd:ed:6:83:8e:6b)-1501-1148447927875

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

このメッセージをパージしてもよろしいですか ? (y/n) y

送信先のパージに成功しました。

3.2.18. purge dur

名称
jmqcmd purge dur - 永続サブスクリプションのメッセージのパージ
形式
jmqcmd purge dur -n <subscrName> -c <client_id>
説明
永続サブスクリプションを破壊しないで、永続サブスクリプションのすべてのメッセージをパージします。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <subscrName>
永続サブスクリプションの名前を指定します。

-c <clientID>
クライアント ID を指定します。
使用例
例1: 永続サブスクリプションをパージする
> jmqcmd purge dur -n myDurable -c myClientID -u admin -p adminadmin
永続サブスクリプションをパージ中:

--------------------------
永続サブスクリプション名    クライアント ID
--------------------------
myDurable       myClientID

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

この永続サブスクリプションをパージしてもよろしいですか ? (y/n)y

永続サブスクリプションのパージに成功しました。

list dur サブコマンドから返される情報を使用して、メッセージをパージする必要がある 永続サブスクリプションを識別することができます。
サブスクリプションを識別するには、サブスクリプションの名前とクライアント ID を使用します。
関連事項
jmqcmd list dur : 永続サブスクリプションのリスト
jmqcmd destroy dur : 永続サブスクリプションの破壊

3.2.19. query bkr

名称
jmqcmd query bkr - JMS サーバの情報照会
形式
jmqcmd query bkr [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
JMS サーバの現在のプロパティ設定を一覧表示します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: doamin1 で実行している JMS サーバの情報を表示する
> jmqcmd query bkr -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin
指定されたブローカを照会中:

------------------
ホスト       プライマリポート
------------------
myhost    9700

バージョン                          6.1
インスタンス名                        jmqbroker
プライマリポート                       9700

システム内の現在のメッセージ数                0
システム内の現在のメッセージのサイズ (バイト単位)     0

システム内のメッセージの最大数                無制限 (-1)
システム内のメッセージの最大サイズ              無制限 (-1)
最大メッセージサイズ                     70m

自動キュー作成                        true
自動トピック作成                       true
自動生成キューに対するアクティブコンシューマの最大数     1
自動生成キューに対するバックアップコンシューマの最大数    0

ログレベル                          INFO
ログロールオーバー 間隔 (秒単位)             604800
ログロールオーバーサイズ (バイト単位)           無制限 (-1)

ブローカの照会に成功しました。

3.2.20. query cxn

名称
jmqcmd query cxn - コネクションの情報照会
形式
jmqcmd query cxn -n <connectionID> [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
コネクションの情報を照会し、表示します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <connectionID>
コネクション ID を指定します。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: domain1 上のコネクションに関する情報を表示する
> jmqcmd query cxn -n 2078692185634545664 -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin
Querying the connection where:

-------------------
Connection ID
-------------------
2078692185634545664

指定されたブローカ上で:

------------------
ホスト       プライマリポート
------------------
myhost    9700

Connection ID      2078692185634545664
User               guest
Service            jms
Producers          1
Consumers          1
Host               127.0.0.1
Port               3625
Client ID
Client Platform    WOJMS/6.1 (JMS; Windows 2000 5.0 x86)

Successfully queried the connection.
関連事項
jmqcmd list cxn : コネクションのリスト

3.2.21. query dst

名称
jmqcmd query dst - 送信先の情報照会
形式
jmqcmd query dst -t <destType> -n <destName>
説明
送信先の情報を照会し表示します。送信先の現在の属性値に関する情報を取得することができます。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-n <destName>
送信先の名前を指定します。

使用例
例1: キューの送信先に関する情報を表示する
> jmqcmd query dst -t q -n myQueue -u admin -p adminadmin
送信先を照会中:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
myQueue    キュー

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

送信先名                           myQueue
送信先タイプ                         キュー
Destination State              RUNNING
Created Administratively       true

現在のメッセージ数                      0
現在のメッセージの合計サイズ (バイト単位)         0
Current Number of Producers    0
現在のアクティブコンシューマ数                0
現在のバックアップコンシューマ数               0

メッセージの最大数                      無制限 (-1)
メッセージの最大合計サイズ (バイト単位)          無制限 (-1)
1 メッセージ当たりの最大サイズ (バイト単位)       無制限 (-1)
プロデューサの最大数                     100
アクティブコンシューマの最大数                無制限 (-1)
バックアップコンシューマの最大数               0

制限到達時の振る舞い                     REJECT_NEWEST
コンシューマへのフロー制限数                 1000

送信先の照会に成功しました。
関連事項
jmqcmd list dst : 送信先のリスト

3.2.22. query svc

名称
jmqcmd query svc - サービスの情報照会
形式
jmqcmd query svc -n <serviceName> [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
サービスの情報を照会し表示します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <serviceName>
サービス名を指定します。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: domain1 の JMS サーバ上の jms サービスの情報を表示する
> jmqcmd query svc -n jms -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin
サービスを照会中:

-----
サービス名
-----
jms

指定されたブローカ上で:

------------------
ホスト       プライマリポート
------------------
myhost    9700

サービス名           jms
サービス状態          PAUSED
ポート番号           0 (動的)

現在の割り当てスレッド数    8
現在のコネクション数      2

スレッドの最小数        10
スレッドの最大数        1000

サービスの照会に成功しました。
関連事項
jmqcmd update svc : サービスの属性更新

3.2.23. query txn

名称
jmqcmd query txn - トランザクションの情報照会
形式
jmqcmd query txn -n <transaction_id>
説明
トランザクションの情報を照会し表示します。

query サブコマンドを使用すると、list サブコマンドと同じ情報のほかに、 クライアント ID、コネクション識別子、分散トランザクション ID (XID) などの多数の追加された値を確認できます。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <transaction_id>
トランザクション ID を指定します。
使用例
例1: デフォルトの JMS サーバ (localhost:9700) 上のトランザクションの情報を表示する
> jmqcmd query txn -n 3624552822251128576 -u admin -p adminadmin
トランザクションを照会中:

-------------------
トランザクション ID
-------------------
3624552822251128576

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

XID
クライアント ID
コネクション         guest@127.0.0.1:1799->jms:1202
トランザクション ID    3624552822251128576
メッセージの数        85
ユーザ名           guest
作成時刻           04/08/14 17:31:14
状態             STARTED
通知の数           0

トランザクションの照会に成功しました。
トランザクション ID は、 list txnサブコマンドなどを利用して取得することができます。
関連事項
jmqcmd list txn : トランザクションのリスト
jmqcmd commit txn : トランザクションのコミット
jmqcmd rollback txn : トランザクションのロールバック

3.2.24. resume bkr

名称
jmqcmd resume bkr - JMS サーバのサービスの再開
形式
jmqcmd resume bkr [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
JMS サーバのすべてのサービスを再開します。
JMS サーバを再開すると、 JMS サーバのサービスが再び有効になり、JMS サーバはポートでの待機を再開します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: domain1 上で実行していた JMS サーバを再開する
> jmqcmd resume bkr -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin
指定されたブローカを再開:

------------------
ホスト       プライマリポート
------------------
myhost    9700

このブローカを再開してもよろしいですか ? (y/n) y

ブローカの再開に成功しました。
関連事項
jmqcmd pause bkr : JMS サーバのサービスの一時停止

3.2.25. resume dst

名称
jmqcmd resume dst - 送信先の再開
形式
jmqcmd resume dst [ -t <destType> -n <destName> ]
説明
ひとつ、またはすべての送信先を再開します。
送信先のタイプと名前が指定されていない場合は、すべての送信先が再開されます。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
q = キュー
t = トピック

-n <destName>
送信先の名前を指定します。
使用例
例1: キューを再開する
> jmqcmd resume dst -t q -n myQueue -u admin -p adminadmin
Resuming the destination where:

-----------------
送信先名       送信先タイプ
-----------------
myQueue    キュー

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

Are you sure you want to resume this destination? (y/n) y

Successfully resumed the destination.
関連事項
jmqcmd pause dst : 送信先の一時停止

3.2.26. resume svc

名称
jmqcmd resume svc - サービスの再開
形式
jmqcmd resume svc -n <serviceName> [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ]
説明
1 つのサービスを再開します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <serviceName>
サービス名を指定します。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。
使用例
例1: デフォルトの JMS サーバの jms コネクションサービスを再開する
> jmqcmd resume svc -n jms -u admin -p adminadmin
サービスを再開:

-----
サービス名
-----
jms

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

このサービスを再開してもよろしいですか ? (y/n)y

サービスの再開に成功しました。
関連事項
jmqcmd pause svc : サービスの停止

3.2.27. rollback txn

名称
jmqcmd rollback txn - トランザクションのロールバック
形式
jmqcmd rollback txn -n <transaction_id>
説明
分散トランザクションをロールバックします。 ロールバックできるのは、PREPARED 状態になっているトランザクションだけです。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <transaction_id>
トランザクション ID を指定します。
使用例
例1: デフォルトの JMS サーバ (localhost:9700) 上のトランザクションをロールバックする
> jmqcmd rollback txn -n 64248349708800


関連事項
jmqcmd list txn : トランザクションのリスト
jmqcmd commit txn : トランザクションのコミット

3.2.28. update svc

名称
jmqcmd update svc - サービスの属性更新
形式
jmqcmd update svc -n <serviceName> [ -b <hostName:port> ] [ -otxdomain <domainName> ] -o <attribute>=<value> [ -o <attribute>=<value> ] ...
説明
サービスの属性を更新します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqcmdオプションを参照してください。

-n <serviceName>
サービス名を指定します。

-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。

-o <attribute>=<value>
サービスのプロパティを指定します。
このコマンドで更新されるサービスのプロパティは、次のとおりです。

表4.4.2.29-1
プロパティ 説明
maxThreads サービスに割り当てられるスレッドの最大数
minThreads サービスに割り当てられるスレッドの最小数
port サービスに割り当てられるポート番号。
値 0 は、ポートマッパーによって動的に割り当てられることを示している。
使用例
例1: jms サービスに割り当てられたスレッドの最少数を 20 に設定する
> jmqcmd update svc -n jms -o "minThreads=20" -u admin -p adminadmin
以下の名前のサービスを更新中:

jms

以下の更新された属性で:

minThreads    20

指定されたブローカ上で:

---------------------
ホスト          プライマリポート
---------------------
localhost    9700

このサービスを更新してもよろしいですか ? (y/n) y

サービスの更新に成功しました。
関連事項
jmqcmd query svc : サービスの情報照会

3.3. jmqdbmgr

名称
jmqdbmgr - データベースマネージャ
形式
jmqdbmgr <subcommand> <argument> [ <options> ]
jmqdbmgr -h|-help
jmqdbmgr -v|-version
説明
永続ストアとして JDBC ストアを利用する場合のデータベーススキーマの作成、および、管理を行います。

インストール直後は、ファイルストアを利用する設定になっていますので、JDBC ストアを利用する場合は、あらかじめ設定が必要になります。 設定の詳細については、[ リファレンス > 設定 > JMS > その他の設定項目・設定方法 > JDBCストアを利用するための設定」 を参照してください。
サブコマンドと引数
create tbl
テーブルを作成します。
delete tbl
テーブルを削除します。
delete oldtbl
旧バージョンのテーブルを削除します。
recreate tbl
テーブルを削除してから作成します。
オプション
-b <instanceName>
JMS サーバのインスタンスの名前を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。

-h, -help
使用法のヘルプを表示します。コマンド行ではそれ以外のことは実行されません。

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。このオプションが指定された場合、-url オプションの値は無視します。

-otxdomainroot <domainRoot>
WebOTX のドメインルートディレクトリを指定します。ドメインディレクトリを既定値 (${AS_INSTALL}/domains) から変更している場合には、ドメイン名を含めた絶対パスの指定が必要です。このオプションが指定された場合、-otxdomain オプション、-url オプションの値は無視します。

-t <JDBC store type>
JDBCストアのタイプを指定します。 <JDBC store type> は oracle, postgresql, sqlserver, other のいずれかです。

-url <JDBC URL>
JDBC URLを指定します。このオプションで接続先を指定する場合は、${AS_INSTALL}/jmq/lib/ext に、対象データベースのJDBCドライバのjarファイルを格納する必要があります。

-p <password>
データベースのパスワードを指定します。

-u <userName>
データベースのユーザ名を指定します。

-v, -version
バージョン情報を表示します。コマンド行ではそれ以外のことは実行されません。

3.3.1. create tbl

名称
jmqdbmgr create tbl - テーブルの作成
形式
jmqdbmgr create tbl [ <options> ]
説明
既存のデータベースシステムに、JMS サーバの永続ストアのスキーマを作成します。
このコマンドは、外部データベースシステムで使用します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqdbmgrオプションを参照してください。

-b <instanceName>
JMS サーバのインスタンスの名前を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。このオプションが指定された場合、-url オプションの値は無視します。

-t <JDBC store type>
JDBCストアのタイプを指定します。 <JDBC store type> は oracle, postgresql, sqlserver, other のいずれかです。

-url <JDBC URL>
JDBC URLを指定します。このオプションで接続先を指定する場合は、${AS_INSTALL}/jmq/lib/ext に、対象データベースのJDBCドライバのjarファイルを格納する必要があります。

-p <password>
データベースのパスワードを指定します。

-u <userName>
データベースのユーザ名を指定します。

使用例
例1: domain1 の設定の利用と、データベースのユーザ名、パスワードを指定してデータベースを作成する
> jmqdbmgr create tbl -otxdomain domain1 -u scott -p tiger
関連事項
jmqdbmgr delete tbl : テーブルの削除
jmqdbmgr delete oldtbl : 旧バージョンのテーブルの削除
jmqdbmgr recreate tbl : テーブルの再作成

3.3.2. delete tbl

名称
jmqdbmgr delete tbl - テーブルの削除
形式
jmqdbmgr delete tbl [ <options> ]
説明
現在の永続ストアのデータベース内に存在する JMS サーバのデータベーステーブルを削除します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqdbmgrオプションを参照してください。

-b <instanceName>
JMS サーバのインスタンスの名前を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。このオプションが指定された場合、-url オプションの値は無視します。

-t <JDBC store type>
JDBCストアのタイプを指定します。 <JDBC store type> は oracle, postgresql, sqlserver, other のいずれかです。

-url <JDBC URL>
JDBC URLを指定します。このオプションで接続先を指定する場合は、${AS_INSTALL}/jmq/lib/ext に、対象データベースのJDBCドライバのjarファイルを格納する必要があります。

-p <password>
データベースのパスワードを指定します。

-u <userName>
データベースのユーザ名を指定します。

使用例
例1: データベースのユーザ名、パスワードを指定してデータベースを削除する
> jmqdbmgr delete tbl -otxdomain domain1 -u scott -p tiger
関連事項
jmqdbmgr create tbl : テーブルの作成
jmqdbmgr delete oldtbl : 旧バージョンのテーブルの削除
jmqdbmgr recreate tbl : テーブルの再作成

3.3.3. delete oldtbl

名称
jmqdbmgr delete oldtbl - 旧バージョンのテーブル削除
形式
jmqdbmgr delete oldtbl [ <options> ]
説明
V8.20 よりも前のバージョンの JDBC ストアで利用していた、全てのテーブルを削除します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqdbmgrオプションを参照してください。

-b <instanceName>
JMS サーバのインスタンスの名前を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。このオプションが指定された場合、-url オプションの値は無視します。

-t <JDBC store type>
JDBCストアのタイプを指定します。 <JDBC store type> は oracle, postgresql, sqlserver, other のいずれかです。

-url <JDBC URL>
JDBC URLを指定します。このオプションで接続先を指定する場合は、${AS_INSTALL}/jmq/lib/ext に、対象データベースのJDBCドライバのjarファイルを格納する必要があります。

-p <password>
データベースのパスワードを指定します。

-u <userName>
データベースのユーザ名を指定します。

使用例
例1: データベースのユーザ名、パスワードを指定してデータベースを削除する
> jmqdbmgr delete oldtbl -otxdomain domain1 -u scott -p tiger
関連事項
jmqdbmgr create tbl : テーブルの作成
jmqdbmgr delete tbl : テーブルの削除

3.3.4. recreate tbl

名称
jmqdbmgr recreate tbl - テーブルの再作成
形式
jmqdbmgr recreate tbl [ <options> ]
説明
現在の永続ストアのデータベース内に存在する JMS サーバのデータベーステーブルを 削除した後、JMS サーバの永続ストアのスキーマを作成し直します。
オプション
* ここでは、本サブコマンドで必要となるオプションのみを説明しています。
  すべてのオプションについては、 jmqdbmgrオプションを参照してください。

-b <instanceName>
JMS サーバのインスタンスの名前を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定し、対応するプロパティの設定に使用します。このオプションが指定された場合、-url オプションの値は無視します。

-t <JDBC store type>
JDBCストアのタイプを指定します。 <JDBC store type> は oracle, postgresql, sqlserver, other のいずれかです。

-url <JDBC URL>
JDBC URLを指定します。このオプションで接続先を指定する場合は、${AS_INSTALL}/jmq/lib/ext に、対象データベースのJDBCドライバのjarファイルを格納する必要があります。

-p <password>
データベースのパスワードを指定します。

-u <userName>
データベースのユーザ名を指定します。

使用例
例1: データベースのユーザ名、パスワードを指定してデータベースを再作成する
> jmqdbmgr recreate tbl -otxdomain domain1 -u scott -p tiger
関連事項
jmqdbmgr create tbl : テーブルの作成
jmqdbmgr delete tbl : テーブルの削除
jmqdbmgr delete oldtbl : 旧バージョンのテーブルの削除