15. リソースのプロセス単位のロード設定(Standardの場合)

Standardでは、別のプロセスグループで動くアプリケーションは別々のJava VM上で実行されます。また、アプリケーションをエージェントプロセスに配備した場合は、Web/EJBコンテナはエージェントプロセス上で動作します。

ドメインに定義されたリソースアダプタ、コネクタリソース、JDBCデータソースは既定値ではコンテナの動作している全Javaプロセス上でロードされます。例えばJDBCデータソースの初期接続数を1に設定していても、 プロセスグループのプロセス数分だけ初期接続が張られることになります。そのリソースを使用していないプロセスでは無駄に接続が張られることになってしまいます。

この場合は、リソースアダプタ、コネクタリソース、JDBCデータソース、プロセスグループの以下の属性を設定して使用するプロセスを絞り込んでください。プロセスグループの設定の方はリソースの配備、追加時には自動的に追加されます。

リソースアダプタ、コネクタリソース、JDBCデータソースの共通属性

リソースアダプタ、コネクタリソース、JDBCデータソース MBean 属性一覧
属性名
(attribute-name)
説明 既定値
use-jmx-agent リソースを運用管理エージェント上でロードするかどうかを指定します true
use-all-ejb-processgroups 全てのプロセスグループで使用するか、または各プロセスグループの属性でロードする、しないの指定を行なうかどうかを選択します。
全てのプロセスグループで使用するを選択した場合、全プロセスグループのロードするリソースアダプタの設定に自動的にこのリソースが追加されます。
true


プロセスグループの属性

プロセスグループ MBean 属性一覧
属性名
(attribute-name)
説明 既定値
datasourceList プロセスグループの起動時にロードするデータソースのリストを表示します。そのプロセスグループ上で動作するEJBが使用するデータソースのJNDI名を選択してください。 null
connectorResourceList プロセスグループの起動時にロードするコネクタリソースのリストを表示します。そのプロセスグループ上で動作するEJBが使用するコネクタリソースのJNDI名を選択してください。 null
resourceAdapterList プロセスグループの起動時にロードするリソースアダプタのリストを表示します。そのプロセスグループ上で動作するEJBが使用するリソースアダプタの名前を選択してください。 null