WebOTX Manual V10.2 (第4版) 目次を表示 |
アプリケーショングループの起動停止は、環境追加/削除と閉塞/閉塞解除の二段階で行います。
環境追加:メモリ上に情報展開、プロセス起動
閉塞 :新規リクエストを受け付けない状態
環境削除:プロセスは全部停止、メモリ上からも情報削除
起動停止処理タイムアウト
startApplicationGroup timeout :タイムアウト時間 (com.nec.webotx.enterprise.system.TPMonitorManager.nrb)停止時
stopApplicationGroup timeout :タイムアウト時間 (com.nec.webotx.enterprise.system.TPMonitorManager.nrb)なお、ここでの起動停止処理がタイムアウトしても、各制御プロセスに出された要求が取り消されるわけではありません。要求された処理はそのまま実行されます。それ以降の処理は行われません。
操作の実行に失敗しました。
Exception invoking method in runtime bean stop Target exception message: TPA ERROR: TPS12-03217 レスポンス待ち時間をオーバーしました。
統合運用管理ツールや運用管理コマンドに以下のメッセージが出力された場合も、起動停止処理失敗となっています。強制停止が必要となります。
起動時
Exception thrown in operation dottedNameInvoke : Exception invoking method in runtime bean start Target exception message: TPA ERROR: TPS04-00804 環境は非活性ではありません。PED:アプリケーショングループ名.ped停止時
Exception thrown in operation dottedNameInvoke : Exception invoking method in runtime bean stop Target exception message: TPA ERROR: TPS04-00805 環境は活性ではありません。PED:アプリケーショングループ名.ped
アプリケーションの起動/停止処理で問題が発生している可能性があります。詳細は [ 障害の種類から > サーバアプリケーションの障害 ] を参照してください。
アプリケーショングループが「起動停止処理失敗(failed)」になった場合、あるいは、「起動処理中
(starting)」「停止処理中(stopping)」から状態が更新されない場合は、アプリケーショングループの強制停止を行ってください。
ただし、強制停止を行なった場合、実行中のオペレーション処理は強制終了させます。そのため、オペレーションの保証は行なえません。したがって強制停止は通常停止が行なえない場合に限りご利用ください。なお、環境削除要求を出した後にタイムアウトした場合は、環境削除処理自体は制御プロセスにより続けられるため、最終的に停止状態になります。
[ 障害の種類から > サーバアプリケーションの障害 ]
に従い対策を講じてください。
起動・停止に時間がかかることが理論上ありえるのであれば、[ 構築・運用 > チューニング > APサーバ > その他チューニングに関する設定 > 起動・停止タイムアウト(メッセージ表示)
] を参照し、必要に応じてあらかじめタイムアウト時間に大きな値を設定してください。