WebOTX Manual V10.2 (第4版) 目次を表示 |
応答が返らなくなった場合、次のステップで原因の調査をしてください。
Webコンテナ(WebOTXのドメイン)が動作するJava VMのプロセスが動作しているかを
確認します。
Java VMのプロセスが動作していない場合には、なんらかの原因により Java VMのプロセスが
異常終了していることが考えられます。coreファイルなどのプロセスのダンプファイル、
hs_err_pidxxx.logファイルが出力されていれば、これらを調査します。
原因としては、メモリ不足やJava VMのHotSpotコンパイルのエラーが考えられます。ログに
”OutOfMemory”が出力されている場合には、メモリ不足ですのでJava VMへのメモリの割り当てを
増やすことを検討してください。詳細は、[OutOfMemoryError
への対応]、[異常終了への対応]を参照してください。
Webコンテナ(WebOTX のドメイン)が動作するJava VMのプロセスが動作している場合は、
Webコンテナの動作状況をスレッドダンプにより確認します。
UNIXであれば、WebOTXのドメインのプロセスに対して、「kill -3 <pid>」を実行することにより、
スレッドダンプがログに出力できます。スレッドダンプの取得の詳細は、
[Java VMのスレッドダンプ取得]を参照してください。
スレッドダンプを複数回取得し、その結果から、資源に対するデッドロックが起こっていないか、
同じ処理がループしていないかを確認します。[無応答障害
(デッドロック)への対応]を参考にしてください。