16. 運用管理コンソール

運用管理コンソールを利用する際の注意制限事項について説明します。

16.1. 注意事項

16.1.1. 画面の解像度

画面の解像度は1024×768 ピクセル以上が必要です。

16.1.2. ウィンドウ最大化

Firefox、Chromeのブラウザおよび、複数タブで表示したInternet Explorerのブラウザには、 Java Scriptでウィンドウを最大化する機能がありません。このため、 運用管理コンソールのウィンドウをオープンした際に自動的に最大化できず、 小さいウィンドウで表示される場合があります。この場合は、ブラウザの右上にあるボタンを クリックして、最大化してください。

16.1.3. パスワードを入力時の全角/半角

パスワードを入力する際は、全角/半角の切換を注意してください。

16.1.4. セッションタイムアウト

ドメインに接続したまま長時間何も操作をせず放置すると、セッションがタイムアウトし、
全ての接続済のドメインを切断します。
この状態でメイン画面を再操作すると、次の画面に遷移します。


「再登録してください。」をクリックすると、空白のメイン画面を表示します。ドメインに再接続してください。
また、セッションがタイムアウトした場合、メイン画面を表示したまま F5キーを押せば、空白のメイン画面に更新することもできます。
タイムアウト時間はデフォルトで30 分です。

16.1.5. WebサーバとJMXサーバの切断時

あるドメインに接続した後、Web サーバとJMX サーバのネットワークが切断された場合は「リフレッシュ」をクリックしてください。
全ての接続済のドメインを切断し、ツリービューのドメインのノードのアイコンは未接続に変ります。

16.1.6. "Loading ..."のプログレスバーが消えずに残る

コンソールを操作中に Web ブラウザと Web サーバ間のネットワークが何らかの原因で切断されると、
通常は「サーバに接続できません」というメッセージを表示します。
しかし、まれに、"Loading ..."のプログレスバーが消えずに残ってしまう事があります。
この場合は、一度 Web ブラウザを終了してください。

16.1.7. 「接続状態が不正です」というメッセージ

ドメインが動作するサーバと Web サーバの間のネットワークが何らかの原因で切断されると、
「接続状態が不正です」というメッセージを表示します(アイコンは FAULT の表示に変わります)。
この場合、ネットワークの接続を確認して「リフレッシュ」を行ってください。

16.1.8. 統計情報の収集時のセッションタイムアウト

統計情報の収集を開始したまま長時間何も操作をせず放置すると、セッションがタイムアウトする可能性があります。
タイムアウトすると収集中の統計情報は破棄されます。

16.1.9. 統計情報の採取停止直後の採取再開

統計情報の採取の停止には時間がかかります。停止した統計情報の採取をもう一度開始する場合は、しばらくお待ちください。

16.1.10. 動作確認済みブラウザ

運用管理コンソールは以下のブラウザで動作確認を行っています。 ブラウザの仕様により動作が異なる可能性があるため、問題がある場合は以下のブラウザを使用してください。

16.1.11. オプション製品管理の制限

運用管理コンソールでは、オプション製品(ESB等)は管理できません。

16.1.12. https接続方法

運用管理コンソールをhttpsで利用したい場合は、プロトコール admin-listener の 「SSLの使用の有無」 属性をtrue に設定してください。

16.1.13. https接続時にセキュリティ警告ダイアログが表示される

運用管理コンソールをhttpsで利用する場合に、"https://<ホスト名>:<ポート番号>/manager/"にアクセスすると、次のようなダイアログが出る可能性があります:


このダイアログが出る場合に、「はい(Y)」ボタンをクリックしてください。

16.1.14. https接続時にセキュリティ情報ダイアログが表示される

運用管理コンソールをhttpsで利用する場合、初回運用管理コンソールにアクセスした場合に、次のようなダイアログが出る可能性があります:


このダイアログが出る場合に、「はい(Y)」ボタンをクリックしてください。

16.1.15. 統計情報収集中のWeb Container再起動

統計情報を収集中にWeb Container を再起動すると、使用しているブラウザで統計情報機能が使用できなくなりますので、ブラウザを終了し、新しいブラウザでアクセスしてください。

16.1.16. 「HTTPサービス」の統計情報を取得中の属性変更

「HTTPサービス」の統計情報を取得している状態で、変更後にドメインの再起動が必要な属性(HTTPリスナのポート番号など)の変更を行った場合、ドメインの再起動を行うまでは統計情報が正常に取得できないことがあります。また、この状態で該当の統計情報ツリーにアクセスした場合、下記のようなWARNがログに出力されます。
WARN com.nec.webotx.enterprise.system.container.web - WEB0133: Failed to read attribute maxOpenConnections from MBean domain1:type=GlobalRequestProcessor,name=jk-8099 [Thread-6] javax.management.InstanceNotFoundException: MBean instance not found: domain1:type=GlobalRequestProcessor,name=jk-8099

16.1.17. Notification機能使用時にセッションタイムアウトしなくなる

Notification機能を使う場合、セッションがタイムアウトしなくなります。運用管理コンソールを使わない場合は、ウィンドウを閉じることを推薦します。

16.1.18. 複数ドメイン接続

同一マシンに複数のドメインが存在している時、ブラウザでは、運用管理コンソールで複数のドメインに接続すると、先にログインしているドメインの接続がタイムアウトし、「セッションがタイムアウト等で無効になってないかを確認してください」のログが出力される場合があります。
これは、それぞれのドメイン上で動作する運用管理コンソールは同じコンテキスト名であり、Webブラウザはどのドメインにも同じ Cookie を送信するため、ドメインが自分以外のドメインで払い出されたCookie(HTTPセッションID)を受け取るとそれに対応したHTTPセッションはタイムアウトしたと認識して新しいCookie(HTTPセッションID)を払い出すためです。
複数のドメインを管理・操作する場合は、別のドメインにログインする前に接続済みドメインからログアウトするようにしてください。

また、WebOTX AS V9.3から、同一マシン内で別のバージョンのWebOTX ASと同居が可能になりましたが、その場合も同様にセッションが無効になる現象が発生します。

16.1.19. 言語設定による文字化け

運用管理コンソールを利用するブラウザの言語設定で選択した言語とWebOTXが動作するマシンの言語が異なる場合、WebOTX に出力するメッセージが文字化けする事があります。

16.1.20. サイズが大きいアプリケーションの配備

サイズが大きいアプリケーションを配備する時、配備処理が処理中のままになる場合があります。
この場合、「F5」を押してページを更新して、配備が成功したかを確認してください。

16.1.21. 操作中の言語設定変更

操作を行っている途中、ブラウザの言語を変更すると、画面の表示が違っている言語になることがあります。この時、画面をリフレッシュで回復してください。

16.1.22. カウンタモニターの追加

カウンタモニターを追加する際に、「初期値」と「オフセット値」が低すぎると、CPU100%になってしまうことがあります。「初期値」と「オフセット値」を低すぎる値に指定しないでください。

16.1.23. 統計ウィンドウのクローズ

統計ウィンドウをクローズした場合、統計データはクリアされます。統計グラフの表示を再開したい場合は、もう一度統計ウィンドウを開き、統計データの収集を開始してください。

16.1.24. ダイアログの表示言語

多国語について、統計データ保存のファイル保存ダイアログ、アプリケーション配備のファイル選択ダイアログ、そして統計データ印刷の印刷ダイアログの言語はクライアント側のOSの言語に依存しています。その以外はブラウザの言語設定によって表示します。

16.1.25. 運用管理コンソールをInternet Explorerから利用する場合の設定

運用管理コンソールをInternet Explorerから利用する場合、下記のいずれかの設定が必要です。

上記のいずれかの設定を実施していない場合、運用管理コンソールから操作を実行した際に、正常に動作しないことがあります。「アクティブスクリプト」が「有効にする」になっているかを確認する手順は下記のとおりです。

  1. Internet Explorerの右上の設定から「インターネットオプション」を選択します。
  2. 「セキュリティ」タブを選択します。
  3. 「インターネット」の「レベルのカスタマイズ」を選択します。
  4. 表示された設定内で「アクティブスクリプト」が「有効にする」になっているかを確認します。

「アクティブスクリプト」が「有効にする」になっていない場合、下記のいずれかの作業を実施してください。

2点目の「信頼済みサイト」に「about:blank」を追加する手順は下記のとおりです。

  1. 「インターネットオプション」の「セキュリティ」タブを選択します。
  2. 「信頼済みサイト」を選択し、「サイト」ボタンを押下します。
  3. 「このゾーンのサイトにはすべてサーバの確認(https;)を必要とする」のチェックを外し、「about:blank」を記載し「追加」ボタンを押下します。
  4. 運用管理コンソール接続時のURLに「localhost」ではなく「IPアドレス」が含まれる場合、さらに「http://<接続するIPアドレス>」を「信頼済みサイト」に追加します。

16.1.26. コンテキストルートに多階層のパスを指定できない

Webコンポーネントを配備する際のコンテキストルート項目に指定できるパスは一階層のみです。多階層のパスをコンテキストルートにする場合は、otxadminのdeployコマンドで--contextrootオプションを指定して配備してください。

Caution
"/"の場合を除き、コンテキストルートの最後に"/"は不要です。

16.2. 制限事項

16.2.1. リソース削除/アプリケーション配備解除時にノードが自動的に削除されない

運用管理コンソールからリソースの削除やアプリケーションの配備解除操作を実行した際に、削除または配備解除したノードが自動的に削除されないことがあります。 操作が成功してもノードが自動的に削除されない場合は、「リフレッシュ」操作を実行して画面を更新してから、ノードが削除されたかを確認してください。