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WebOTX Manual V10.3 (第4版) 目次を表示 |
JNDI管理ツールは、JNDIサーバの名前空間のブラウズ、名前削除、同期などの管理を行います。
${AS_INSTALL}/bin/jndiadm
GUIツールの画面構成
JNDI管理ツールの画面は、以下の部分に大別されます。
画面左側に位置し、JNDIサーバに登録されている名前を表示します。
画面右側上部に位置し、ツリービューで選択されている名前でバインドされているオブジェクトの情報を表示します。「オブジェクトの種類」として表示されるオブジェクトは以下の種類があります。
| 表示 | 説明 |
|---|---|
| コンテキスト | JNDIのコンテキストです。 |
| リモートオブジェクト | RMI-IIOPのリモートオブジェクトです。 |
| EJBのホームインタフェース | EJBコンテナに配備されているEJBのホームインタフェースです。 |
| 内部生成されたEJBのホームインタフェース | EJBコンテナに配備されているEJBのホームインタフェースです。コンテナによって配備中に自動生成されます。 |
| リモートビジネスオブジェクトファクトリ | EJB 3.0クライアントが、EJBリモートオブジェクトを取得するためにlookupするオブジェクトです。 |
| JDBCデータソース | JDBCデータソースです。 |
| ユーザトランザクション | Java Transaction API (JTA)で定義されているUserTransactionオブジェクトです。 |
| シリアライズ可能なオブジェクト | 上記以外のjava.io.Serializableインタフェースを実装したクラスのオブジェクトです。 |
| 解決できないオブジェクト | JNDI管理ツールがデシリアライズに失敗したオブジェクトです。JNDI管理ツールのJava VMのクラスパスにライブラリJarを追加することで本来のクラスが表示されます。 |
rmiiiop://<ホスト名>:<JNDIサーバポート番号(デフォルト7780)>corbaname://<ホスト名>:<Object
Broker名前サーバポート番号(デフォルト2809)>java.naming.provider.urlプロパティに相当します。${AS_INSTALL}/bin/jndiadmcui [オプション] {オペレーション名} [引数]${AS_INSTALL}/bin/jndiadm -cui [オプション] {オペレーション名} [引数]オプションの説明
| オプション名 | 説明 |
|---|---|
| -timeout | 更新時のロックのタイムアウト時間。 (check、syncオペレーションに対してのみ有効) |
| -url | CosNamingのURL |
オペレーションの説明
| コマンド名 | 説明 |
|---|---|
| check | 各名前サーバに登録されている名前が一致しているか検査する。 |
| list | 各名前サーバに登録されている名前とその内容を表示する。 |
| sync | 名前空間の更新を一時的に禁止し、他のJNDI名前サーバとの同期を行う。 |
| unbind | 引数で指定した名前をJNDI名前サーバからアンバインドする。 |
| alive | 引数で指定したJNDI識別名を持つJNDIサーバの生死確認を行う。引数が省略された場合、-urlで指定されたURLでアクセス可能なJNDIサーバ全ての生死確認を行う。 |
| listalljndiservers | -urlで指定されたCosNamingサーバにリファレンス登録されたJNDIサーバを列挙する。 |
「解決できないオブジェクト」などが表示され、JNDI管理ツールのJava VMのクラスパスへライブラリJarを追加したい場合、jndiadm.bat (WindowsのCUI版はjndiadmcui.bat, Unix/Linuxの場合はjndiadm)をエディタ等で開き、変数 "JNDI_USERCLASSPATH" に記述してください。