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WebOTX Manual V10.3 (第4版) 目次を表示 |
WebOTX Operator for Kubernetesに関する設定について説明します。 以降、WebOTX Operator for Kubernetes を Operator と表記します。
Operator の設定項目一覧を以下の表に示します。
| 設定項目名 | 説明 | 設定値の範囲 | 既定値 |
|---|---|---|---|
| LOG_LEVEL | Operator で出力するログのレベルを設定します。 | ERROR、WARN、INFO、DEBUG | INFO |
| LOG_ROTATION | ログローテーション数を設定します。0 を設定した場合は、ローテーションは行われません。 | 整数値(0〜999) | 5 |
| LOG_FILESIZE | ログのファイルサイズを設定します。単位は、MB です。 | 整数値(1〜10) | 1 |
| PPROF_ENABLED | Operator のプロファイル情報を採取するための HTTP サーバを起動するかどうかを設定します。 既定値(FALSE)では、起動しません。 | TRUE, FALSE | FALSE |
| PPROF_INTERVAL | Operator のプロファイル情報を採取する間隔(分)を設定します。 | 整数値(1〜60) | 10 |
| PPROF_ROTATION | 採取したプロファイルのローテーション数を設定します。 | 整数値(1〜1440) | 144 (1 日分) |
Caution
LOG_LEVEL と PPROF_ENABLED の設定値は大文字に変換されて処理されます。
このため、誤った設定値を入力した場合にはログに設定値が大文字で出力されます。
カスタムリソースの設定一覧について、以下の表に示します。
| 設定項目名 | 説明 | 設定範囲 | 必須 | 既定値 |
|---|---|---|---|---|
| spec | ||||
| webotx | WebOTX AS に関する項目を設定します。 | |||
| sessionReplication | セッションレプリケーションに関する項目を設定します。 | - | - | - |
| enabled | セッションレプリケーション機能の有効・無効を設定します。 | true, false | 〇 | false |
| useJmxAgent | データグリッドをエージェントプロセスでロードするかどうかを設定します。 | true, false | 〇 | false |
| useAllProcessGroups | データグリッドをすべてのプロセスグループでロードするかどうかを設定します。 | true, false | 〇 | false |
| common | マニフェスト定義に関する共通項目を設定します。 | - | - | - |
| labels | Deployment、Pod、Service に付与する Label、LabelSelector を設定します。 | - | - | - |
| <key>:<value> | 付加するラベルを Key-Value 形式で設定します。 ※複数設定が可能 |
- | - | - |
| deployment | Deployment マニフェスト定義に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| replicas | 配備する WebOTX Server の Pod の多重度を設定します。 | 1〜2147483647 | 〇 | - |
| image | WebOTX Server のコンテナイメージ名を指定します。 | - | 〇 | - |
| imagePullPolicy | WebOTX Server のコンテナイメージ取得に関するポリシーを設定します。 | Always, Never, IfNotPresent | - | IfNotPresent |
| imagePullSecrets | Docker プライベートレジストリからイメージ取得する場合に必要な認証情報を設定します。 | - | - | - |
| name | Secret 名を設定します。 | - | - | - |
| hostName | Pod のホスト名を設定します。 | - | - | - |
| subDomain | Pod のサブドメイン名を設定します。 | - | - | - |
| annotations | Pod に付与する annotation を設定します。 | - | - | - |
| <key>:<value> | 付加するアノテーションを Key-Value 形式で設定します。 ※複数設定が可能 |
- | - | - |
| restartPolicy | コンテナのプロセス停止時の動作を設定します。 | Always, OnFailure, Never | - | Always |
| terminationGracePeriodSeconds | Pod のシャットダウンプロセスが始まってから SIGKILL が送られるまでの時間(秒)を設定します。 | 0〜2147483647 | - | 1800 |
| serviceAccountName | Pod を実行するサービスアカウント名をしますを設定します。 | - | - | default |
| automountServiceAccountToken | コンテナ内にサービスアカウントトークンをマウントするかどうかを設定します。 | - | - | false |
| dns | Pod の DNS を設定します。 | - | - | - |
| dnsPolicy | Pod の DNS 設定に関するポリシーを設定します。 | ClusterFirst, ClusterFirstWithHostNet, Default, None | - | ClusterFirst |
| dnsConfig | ユーザ−独自に定義した DNS を設定します。 ※dnsPolicy に None を設定した場合のみ | - | - | - |
| nameservers | DNS サーバに関する設定をします。 | - | - | - |
| <IP アドレス> | IPアドレスを設定します。 ※複数設定が可能 | - | - | - |
| searches | ドメイン名の補完に関する設定をします。 | - | - | - |
| <ドメイン名を補完する名前> | ドメイン名の省略時に補完する名前を設定します。 ※複数設定が可能 |
- | - | - |
| options | DNS 全体に影響するオプションを設定します。 ※複数設定が可能 |
- | - | - |
| name | オプションの項目名を設定します。 | - | - | - |
| value | オプションの設定値を設定します。 | - | - | - |
| logstash | Logstash の出力設定に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| elasticsearch | 送信先の Elasticsearch に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| host | Elasticsearch の IP アドレスを設定します。 | - | - | - |
| port | Elasticsearch のポート番号を設定します。 | 1〜65535 | - | - |
| prometheus | Prometheus のサービスディスカバリ用の Annotations に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| scrape | Prometheus の監視対象とするかを設定します。 | true, false | - | - |
| path | Prometheus で監視する URL のパスを設定します。 | - | - | - |
| port | Prometheus で監視するポート番号を設定します。 | 1〜65535 | - | - |
| resources | リソース制限に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| webotx | WebOTX AS コンテナのリソース要求・制限を設定します。 | - | - | - |
| requests | Pod の起動に要求するリソースを設定します。 | - | - | - |
| cpu | Pod が要求する CPU リソースの下限を設定します。 | - | - | - |
| memory | Pod が要求する メモリ リソースの下限を設定します。 | - | - | - |
| limits | Pod の起動に使用するリソースの制限を設定します。 | - | - | - |
| cpu | Pod が要求する CPU リソースの上限を設定します。 | - | - | - |
| memory | Pod が要求する メモリ リソースの上限を設定します。 | - | - | - |
| logstash | Logstash コンテナのリソース要求・制限を設定します。 | - | - | - |
| requests | Pod の起動に要求するリソースを設定します。 | - | - | - |
| cpu | Pod が要求する CPU リソースの下限を設定します。 | - | - | - |
| memory | Pod が要求する メモリ リソースの下限を設定します。 | - | - | - |
| limits | Pod の起動に使用するリソースの制限を設定します。 | - | - | - |
| cpu | Pod が要求する CPU リソースの上限を設定します。 | - | - | - |
| memory | Pod が要求する メモリ リソースの上限を設定します。 | - | - | - |
| readinessProbe | ReadinessProbe に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| webotx | WebOTX AS コンテナの ReadinessProbe に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| initialDelaySeconds | ヘルスチェック開始までの遅延秒数を設定します。 | 0〜2147483647 | - | 30 |
| periodSeconds | ヘルスチェックの間隔を設定します。 | 0〜2147483647 但し、0 を設定した場合、Kubernetes にて自動で 10 に変換されて登録されます。 |
- | 60 |
| timeoutSeconds | タイムアウトまでの秒数を設定します。 | 0〜2147483647 但し、0 を設定した場合、Kubernetes にて自動で 1 に変換されて登録されます。 |
- | 5 |
| successThreshold | 成功と判断するまでのチェック回数を設定します。 | 0〜2147483647 但し、0 を設定した場合、Kubernetes にて自動で 1 に変換されて登録されます。 |
- | 1 |
| failureThreshold | 失敗と判断するまでのチェック回数を設定します。 | 0〜2147483647 但し、0 を設定した場合、Kubernetes にて自動で 3 に変換されて登録されます。 |
- | 6 |
| exec | コンテナ内で実行したコマンドの終了コードで判定する場合に設定します。 | - | - | - |
| command | 実行するコマンドを設定します。 | - | - | - |
| <コマンド> | コマンド文字列を設定します。 | - | - | - |
| httpGet | HTTP Get リクエストのステータスコードで判定する場合に設定します。 | - | - | - |
| host | 接続先のホスト名を設定します。 | - | - | Pod の IP アドレス |
| path | 接続先のリクエストのパスを設定します。 | - | - | - |
| port | 接続先のポート番号を設定します。 | 1〜65535 | - | - |
| scheme | 接続する際のスキームを指定します。 | HTTP, HTTPS | - | HTTP |
| httpHeaders | リクエストのHTTPヘッダを設定します。 ※複数設定が可能 |
- | - | - |
| name | HTTPヘッダの項目名を設定します。 | - | - | - |
| value | HTTPヘッダの値を設定します。 | - | - | - |
| tcpSocket | TCP のコネクションをオープンできるかどうかで判定する場合に設定します。 | - | - | - |
| host | 接続先のホスト名を設定します。 | - | - | Pod の IP アドレス |
| port | 接続先のポート番号を設定します。 | - | - | - |
| livenessProbe | LiveinessProbe に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| webotx | WebOTX AS コンテナの LiveinessProbe に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| initialDelaySeconds | ヘルスチェック開始までの遅延秒数を設定します。 | 0〜2147483647 | - | - |
| periodSeconds | ヘルスチェックの間隔を設定します。 | 0〜2147483647 但し、0 を設定した場合、Kubernetes にて自動で 10 に変換されて登録されます。 |
- | 60 |
| timeoutSeconds | タイムアウトまでの秒数を設定します。 | 0〜2147483647 但し、0 を設定した場合、Kubernetes にて自動で 1 に変換されて登録されます。 |
- | 5 |
| successThreshold | 成功と判断するまでのチェック回数を設定します。 | 1 | - | 1 |
| failureThreshold | 失敗と判断するまでのチェック回数を設定します。 | 0〜2147483647 但し、0 を設定した場合、Kubernetes にて自動で 3 に変換されて登録されます。 |
- | 6 |
| exec | コンテナ内で実行したコマンドの終了コードで判定する場合に設定します。 | - | - | - |
| command | 実行するコマンドを設定します。 | - | - | - |
| <コマンド> | コマンド文字列を設定します。 | - | - | - |
| httpGet | HTTP Get リクエストのステータスコードで判定する場合に設定します。 | - | - | - |
| host | 接続先のホスト名を設定します。 | - | - | Pod の IP アドレス |
| path | 接続先のリクエストのパスを設定します。 | - | - | - |
| port | 接続先のポート番号を設定します。 | 1〜65535 | - | - |
| scheme | 接続する際のスキームを指定します。 | HTTP, HTTPS | - | HTTP |
| httpHeaders | リクエストのHTTPヘッダを設定します。 ※複数設定が可能 |
- | - | - |
| name | HTTPヘッダの項目名を設定します。 | - | - | - |
| value | HTTPヘッダの値を設定します。 | - | - | - |
| tcpSocket | TCP のコネクションをオープンできるかどうかで判定する場合に設定します。 | - | - | - |
| host | 接続先のホスト名を設定します。 | - | - | Pod の IP アドレス |
| port | 接続先のポート番号を設定します。 | - | - | - |
| envFrom | ユーザー任意の環境変数を使用したい場合に設定します。 | - | - | - |
| configMapName | 環境変数を定義した ConfigMap 名を設定します。 | - | - | - |
| nodeSelector | Pod のスケジュールするノードを選択する条件を設定します。 ※複数設定が可能 |
- | - | - |
| <key>:<value> | 条件とするラベルを Key-Value 形式で設定します。 | - | - | - |
| hostAliases | コンテナ内の hosts ファイルに追加して、静的な名前解決を行う場合に設定します。 ※複数設定が可能 |
- | - | - |
| ip | IP アドレスを設定します。 | - | - | - |
| hostname | ホスト名のリストを設定します。 | - | - | - |
| <ホスト名> | - | - | - | |
| strategy | 配備中の Pod の更新に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| type | Pod の更新方法を設定します。 | Recreate, RollingUpdate | - | RollingUpdate |
| progressDeadlineSeconds | Deployment の処理の最大処理時間を設定します。 | 1〜2147483647 | - | 600 |
| timeZone | 配備するコンテナ内のタイムゾーンを設定します。 | - | - | - |
| service | Service マニフェスト定義に関する項目を設定します。 | - | - | - |
| type | 作成する Service のタイプを設定します。 | ClusterIP, NodePort, LoadBalancer | 〇 | - |
| ports | 公開するポートに関する項目を設定します。 ※複数設定が可能 |
- | 〇 | - |
| name | ポートの名前を設定します。 | - | - | - |
| protocol | ポートのプロトコルを設定します。 | TCP, UDP, SCTP | - | - |
| targetPort | 転送先のコンテナのポート番号を設定します。 | 0〜65535 但し、0 を設定した場合、Kubernetes にて自動で port に設定された値に変換されて登録されます。 |
- | - |
| port | ClusterIP で待ち受けるポート番号を設定します。 | 1〜65535 | - | - |
| nodePort | CluserIP で待ち受けるポートにフォワードする Kubernetes ノードのポート番号を設定します。 ※Type NodePort の場合のみ有効 |
30000〜32767 ※kubernetes の制限により 30000〜32767 の範囲で設定する。 |
- | - |
| sessionAffinity | セッションアフィニティを維持するか設定します。 | ClientIP, None | - | ClientIP |
| sessionAffinityConfig | セッションアフィニティについて設定します。 | - | - | - |
| clientIP | クライアント IP ベースのセッションアフィニティについて設定します。 ※sessionAffinity に ClientIP を設定した場合のみ |
- | - | - |
| timeoutSeconds | スティッキーセッションのタイムアウト時間を設定します。 | 1〜86400 | - | - |
| externalIPs | サービスのトラフィックを受け付ける Kubernetes ノードの IP アドレスのリストを設定します。 設定したノードで受信したトラフィックが ClusteerIP へ転送されます。 ※type に ClusterIP を設定した場合のみ |
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| <Kubernetes ノードの IP アドレス> | Kubernetes ノードの IP アドレスを設定します。 | - | - | - |
| loadBalancerIP | Kubernetes クラスター外部からアクセスを受け付ける IP アドレスを設定します。 ※type に LoadBalancer を設定した場合のみ |
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| loadBalancerSourceRanges | サービスへのアクセスを許可する接続元の IP アドレスのリストを設定します。 ※type に LoadBalancer を設定した場合のみ |
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| <アクセス元の IP ドレスの範囲> | アクセスを許可する接続元の IP アドレスを設定します。 ※複数設定が可能 |
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| externalTrafficPolicy | ノードに到達したトラフィックを更に別のノードにロードバランシングするかどうかのポリシーを設定します。 ※type に NodePort / LoadBalancer を設定した場合のみ |
Cluster, Local | - | - |