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WebOTX Manual V10.3 (第4版) 目次を表示 |
停止要求を実施していないにも関わらず list-domains コマンドの実行結果が "<ドメイン名> not running" と表示される場合や、下記のようなメッセージがログファイルに出力されている場合は、何らか原因で発生したシャットダウン要求によって強制的に WebOTX が停止した可能性があります。
Handle the signal : ......
予期せぬイベントにより、システム内部からアプリケーションサーバのシャットダウン要求が行われました。
The shutdown request of the application server was done from the internal system by an unexpected event.
ここでのシャットダウン要求とは下記のようなケースで発生します。
以下のケースは主に運用者による操作が原因で発生します。これらは OS の仕様に基づいた動作となるため、今後同様の操作を行わないよう再発防止のための対策を 取ってください。
start-domainサブコマンドを利用して起動した後、ログオフ操作を行った場合(Windows 系)
ログオフ操作を行う場合は、start-domainサブコマンド時に--remoteオプションをつけてドメインを起動するか、 Windowsサービスからドメインを起動してください。
WebOTX プロセスに対して kill コマンドを実行した場合
ただし、-SIGQUIT などのオプションを付与した場合は除きます。
運用管理コマンド上で Ctrl+C 操作を行った場合(UNIX 系)
ターミナル画面から運用管理コマンドを使用している状態でターミナルを終了した場合(UNIX 系)
OutOfMemoryError などの実行環境に起因する致命的なエラーが発生した場合は[ リソースチューニング ]を参考にJavaVMに設定しているメモリサイズの変更を検討する必要があります。
Windows OSシャットダウン時にシャットダウンスクリプトを登録していない場合に発生する可能性があります。
シャットダウンスクリプトを登録せずにOSシャットダウンを繰り返すと、WebOTXの設定ファイルが破損する可能性があるため、必ずシャットダウンスクリプトの登録を行ってください。
具体的な手順は、[インストールガイド (Windows) > インストール > 環境構築後の作業 > シャットダウンスクリプトの登録]をご覧ください。
OSレベルで致命的なエラーが発生し、それによって発行されたシグナルをWebOTXが受信した場合にもシャットダウンが発生します。この場合はOSサポートに調査を依頼してください。