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WebOTX Manual V10.3 (第4版) 目次を表示 |
server.log 、または${INSTANCE_ROOT}/logs/tpsystem 配下のログファイルにおいて、以下のようなメッセ ージが出力されていないかを確認します。
Error occurred during initialization of VM Could not reserve enough space for object heap
このメッセージが出力されている場合、起動時に要求されている Java ヒープメモリをマシン上で確保できず、JVM を立ち上げられなかったことを示しています。 その結果、WebOTX の起動に失敗しています。このメッセージが出力されたログを基に、設定の見直しを行います
${INSTANCE_ROOT}/config ディレクトリ配下にある domain.xml ファイル内の次の設定箇所を編集します。
<java-config>タグ内で指定している max-heap-size 属性(-Xmxオプションと同義)の値を指定サイズよりも小さくします。
この時、<java-config>タグ内でheap-size 属性(-Xms オプションと同義)ついても同じサイズを指定している場合は、その値も同様にして小さくします。設定変更後、ファイルを保存します。
画面左の管理対象ツリーにおいて、[WebOTX 管理ドメイン] >「{対象のドメイン名}」> [アプリケーショングループ] > [{対象のアプリケーショングループ名}] >[プロセスグループ] >[{対象のプロセスグループ名}]と各ノードを辿り、画面右側の [JVM オプション] タブを選択後、表示される項目 [最大ヒープサイズ]にて指定されている値よりも小さくします。
その後、[更新] ボタンを押下します。この時、 [初期ヒープサイズ] についても同じサイズを指定している場合は、その値も同様にして小さくします。
対象のドメインにログインし、次のコマンドを実行します。
otxadmin > set tpsystem.applicationGroups.<アプリケーショングループ名>.processGroups.<プロセスグループ名>.maxHeapSize=<指定サイズ>
この時、同様に「initialHeapSize」についても同じサイズを指定している場合は、その値も同様にして小さくします。設定後、アプリケーショングループを再起動します。