アプリケーションの開始と停止

アプリケーションが開始した状態とは、配備されたアプリケーションが動作しており、クライアントからの要求を受け付けることができる状態です。 また、アプリケーションが停止した状態とは、アプリケーションが動作していない状態のことで、クライアントからの要求は受け付けることができませんが、アプリケーションは依然としてWebOTX ASの管理下にあります。 この章ではアプリケーションの開始と停止について解説します。

1. コマンドを利用した開始と停止

運用管理コマンドを利用してJava EEのアプリケーションを開始/停止する方法について説明します。 なお、運用管理コマンドの詳細については運用管理コマンドリファレンスの「enable」、「disable」を参照してください。

アプリケーションを開始するにはオペレーションenableを、停止するにはオペレーションdisableを実行します。

otxadmin> enable アプリケーション名
otxadmin> disable アプリケーション名

具体例を挙げると、アプリケーション名が「myapp」であるアプリケーションを開始し、その後停止するには、次のようにします。

otxadmin> enable myapp
otxadmin> disable myapp

2. 統合運用管理ツールを利用した開始と停止

統合運用管理ツールを利用して、Java EEアプリケーションを開始/停止する手順を説明します。

まず、アプリケーションの開始から説明します。

  1. 統合運用管理ツールの画面左側のツリーから「アプリケーション」を選択し、右クリックします。 表示されたメニューから「コンポーネントの開始」をクリックします。

  2. 表示されたダイアログに、開始するアプリケーションの名前を入力します。入力が完了したら「実行」ボタンを押下します。

  3. 開始に成功すると、以下の画面のように成功を示すメッセージが表示されます。

次に、アプリケーションの停止の手順について説明します。

  1. 統合運用管理ツールの画面左側のツリーから「アプリケーション」を選択し、右クリックします。 表示されたメニューから「コンポーネントの停止」をクリックします。

  2. 表示されたダイアログに、停止するアプリケーションの名前を入力します。入力が完了したら「実行」ボタンを押下します。

  3. 停止に成功すると、以下の画面のように成功を示すメッセージが表示されます。

3. 運用管理コンソールを利用した開始と停止

運用管理コンソールを利用して、Java EEアプリケーションを開始/停止する手順を説明します。

まず、アプリケーションの開始から説明します。

  1. 運用管理コンソールの画面左側のツリーから「アプリケーション」を選択し、右側に表示された「操作」タブを選択します。

  2. 「操作」タブ下のリストから、「コンポーネントの開始」を選択し、「コンポーネント名」に開始するアプリケーションの名前を入力します。 入力が完了したら「実行」ボタンを押下します。

  3. 開始に成功すると、以下の画面のように「操作結果」と「ログ詳細」に開始成功を示すメッセージが表示されます。

次に、アプリケーションの停止の手順について説明します。

  1. 運用管理コンソールの画面左側のツリーから「アプリケーション」を選択し、右側に表示された「操作」タブを選択します。

  2. 「操作」タブ下のリストから、「コンポーネントの停止」を選択し、「コンポーネント名」に停止するアプリケーションの名前を入力します。 入力が完了したら「実行」ボタンを押下します。

  3. 停止に成功すると、以下の画面のように「操作結果」と「ログ詳細」に停止成功を示すメッセージが表示されます。

4. 注意事項