製品構成

WebOTX が提供するアプリケーションサーバ製品には、次の製品があります。

次にそれぞれの製品の特徴について説明します。

1. WebOTX Application Server Express

これらのような場合に最適な製品です。

ソフトウェアスタックとしては、WebOTXのサービス群が動作するJava VMと同じ単一のJava VM上でJava EEのユーザアプリケーションも動作します。

WebOTX Application Serverではマイクロサービス向けの機能として、マイクロサービスプロファイルを提供します。

マイクロサービスプロファイルの提供機能範囲は下記の通りです。

Caution
WebOTX Application Server Expressには動作環境/機能に諸元制限があります。
詳細は [ インストールガイド(Windows) ] または [ インストールガイド(Linux) ] を参照してください。

2. WebOTX Application Server Standard

サービス品質を確保できる信頼性のあるシステムを構築したい。そのような場合に最適な製品です。

ソフトウェアスタックとしては、WebOTXのサービス群が動作するJava VMとは別の複数のJava VM上でJava EEのユーザアプリケーションが動作しています。

WebOTX AS Standardでは、アプリケーションの配備先(エージェントプロセス/プロセスグループ)の選択が可能です。上記の図はアプリケーションをプロセスグループに配備する場合であり、アプリケーションをエージェントプロセスに配備する場合は、Webコンテナ上で動作するアプリケーションは、WebOTXのサービス群が動作するJava VM上で動作します。

3. WebOTX Administrator

WebOTX Application Server の下層では、Java Management Extensions(JMX)を基盤とする運用管理フレ ームワークの元でサーバのライフサイクルを管理しています。全ての管理リソースはJMX で規定されて いるModel MBean として定義しています。またリモートの運用管理クライアントからのアクセスを可能に するため、JMX Remote API もサポートしています。

WebOTX Administratorではこの標準のインタフェースを使用して各リソースのコンフィグレーション情報の取得、設定、統計情報の取得、アプリケーションの配備、配備解除等のシステム運用操作が行えるGUIベースの統合運用管理ツール、CUIベースの運用管理コマンド、運用管理API を提供しています。

統合運用管理ツールは、同時に複数のサーバの運用操作が可能であり、サーバを一元管理することができます。
※WebOTX Application Serverに添付されている運用管理コンソールで管理できるのはWebOTX Application Serverがインストールされているサーバのみです。

4. WebOTX Developer

WebOTX 製品では、高い生産性と保守性を持つ統合開発環境を提供します。

デファクトスタンダードな統合開発環境Eclipse をベースに、NEC で独自に開発した以下のJava EE 7 対応アプ リケーション開発機能を提供します。

上記の開発環境では、ソース編集機能やCVS による版管理、JUnit によるテスト環 境、テスト用AP サーバなどを兼ね備えており生産性を向上させることができます。

5. WebOTX Operator for Kubernetes

WebOTX Operator for Kubernetes は コンテナオーケストレーションツールであるKubernetes上にWebOTX Application Serverのコンテナイメージを配備・稼働させるための自動化製品です。この製品はKubernetesのクラスタ単位につき1ライセンスが必要となります。KubernetesのクラスタはMasterとNodeに構成され、これらは複数の物理・仮想サーバ上で動作します。

MasterとNodeの役割は下記の通りです。

WebOTX Operator for Kubernetes は Node上に配置され、予め任意のコンテナレジストリに登録されたWebOTX Application Serverのイメージを利用してKubernetesクラスタ上にWebOTX Application Serverを配備し、稼働します。この製品を利用することで、WebOTX Application ServerをKubernetesクラスタ上に配置・運用する際に必要となる複雑なタスクを簡略化することが可能です。

KubernetesクラスタはNodeを更にNamespace(名前空間)というスコープでNode上のリソースを分離することが可能です。WebOTX Operator for Kubernetesは、Node上のNamespaceの一つに展開され、同じNamepsace上にWebOTX Application Serverの実行環境を構築します。

このため、下記のように複数のNamespaceを利用する場合は、Namespace毎にWebOTX Operator for Kubernetesを展開する必要がありますが、同じKubernetesクラスタであれば追加のライセンスは必要ありません。