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WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
本ガイドの構成と各章の概要を以下に記します。
本ガイドではサンプルアプリケーションを利用し、実際にWebシステムを構築することで、構築を通してWebOTX ASの基本操作や製品構成を学ぶことを目的としています。
また、本ガイドでは以下の流れでコンテナオーケストレーションツール(OpenShift Container Platform)上でWebOTXを動作する方法を説明します。

PaaS市場においてICTによる新規ビジネスの創出や、企業の競争力向上を目的としたSoEシステムの導入が図られていますが、このSoEシステムに向けたアプリケーションアーキテクチャは従来のモノリシック型ではなく、PaaS基盤で動作するのに適した形態であるマイクロサービスアーキテクチャに移行しつつある状況があります。

これはマイクロサービスアーキテクチャが、モノリシックより変更容易性・スケーラビリティ・耐障害性の点で優れていることが理由です。
| モノリシック | マイクロサービスアーキテクチャ | |
|---|---|---|
| 変更容易性 | サービス変更時にアプリケーションの更新が伴う | 変更範囲を局所化、サービス単位での変更。 → アプリケーション開発サイクルの向上 |
| スケーラビリティ | アプリケーション全体でのスケールアウトが必要 | サービス単位、Dockerコンテナ単位でのオートスケール → リソース最適化 |
| 耐障害性 | 障害発生時に他のサービスに派生する | 障害発生時の影響をサービスのみに局所化 |
WebOTXではマイクロサービス向けの機能として、マイクロサービスプロファイルを提供します。
マイクロサービスプロファイルの提供機能範囲は下記の通りです。
