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WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
名称
deploydir - コンポーネントの展開された形式での配備
形式
deploydir [ --user admin_user ] [ --password
admin_password ] [ --host host_name ] [ --port port_number
] [ --protocol=rmi|jmxmp ] [ --passwordfile filename ] [
--encrypted=true|false ] [ --terse=true|false ] [ --
echo=true|false ] [ --interactive=true|false ] [ --
secure=true|false ] [ --help ] [ --name component_name ]
[ --force=true|false ] [ --virtualservers virtual_servers ]
[ --precompilejsp=true|false ] [ --apgroup apg_name ] [ --
pgroup pg_name ] [ --enabled=true|false ] [ --contextroot
context_root ] [ --retrieve local_dirpath ] [ --
dbvendorname dbvendorname ] [ --createtables=true|false ]
[ --dropandcreatetables=true|false ] [ --
uniquetablenames=true|false ] [ --rmic=true|false ] [ --
libraries jar_file[,jar_file*] ] [ --methodid
all|limit|none ] [ --statechecktimeout timeout ] [ --
bindtype persistent|transient ] [ --
bindiortojndi=true|false ] [ --keepstate=true|false ] [
--hotswapenabled=true|false ] [ --preprocessor
preprocessor-name ] [ --deploymentorder deployment-order ]
dirpath
説明
展開された状態のEJB、WARを配備します。コンポーネント が 既に
配備されている場合、--forceオプションがtrue ならば再配備され
ます。
--createtablesオプションと--dropandcreatetablesオ プ ショ ン
は、 データベースにマッピングされていないCMPの配備の時のみ利
用されます。マッピングされていないとは、モジュールのディレク
トリMETA-INFにデスクリプタnec-cmp-mappings.xmlが存在しない場
合の事です。
--createtablesオプションと--dropandcreatetablesオプション は
互 い に排他的で、一方のみが使用できます。createtablesまたは
dropandcreatetablesが失敗した場合、配備は失敗せず、警告 メッ
セージがログファイルに出力されます。
WebOTX AS Standardで WAR/EJBアプリケーションをプロセスグルー
プに配備する場合は、配備先のアプリケーショングループとプロセ
スグループを指定するために--apgroup と --pgroup を利用する必
要があります。アプリケーショングループとプロセスグループはア
プリケーションを配備する前に作成しておく必要があります。再配
備の場合 (コンポーネントが既に配備済みで--force=trueを利用し
た場合)、--apgroup と --pgroup は無視され、以前と同じアプリ
ケーショングループとプロセスグループに配備されます。
このコマンドはリモートモードでのみ使用できます。
オプション
-u --user
ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。
既にotxadmin loginコマンドでログインしている場 合 は、
--userオプションの指定は不要です。
-w --password
ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパ ス ワー
ド。
-H --host
ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。
-p --port
ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定 値 は
6212です。
--protocol
ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択
します。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値
はrmiです。
-W --passwordfile
ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイ
ル。
--encrypted
ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化され
た パスワードを利用する場合に指定します。既定値はfalse
です。暗号化されたパスワードの生成にはencryptコマン ド
を 使 用してください。このオプションはpasswordfileオプ
ションが指定されている場合のみ有効です。
-t --terse
trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のた
めの簡潔なデータとなります。既定値はfalseです。
-e --echo
trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示され
ます。既定値はfalseです。
-I --interactive
true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用の
プロンプトを表示します。
-s --secure
trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通
信にSSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。
--help
コマンドのヘルプを表示します。
--name
コンポーネントの名前を指定します。
--force
指定されたコンポーネントが配備済みの場合、再配備を行い
ます。既定値はfalseです。
--virtualservers
リクエストを受け付ける仮想サーバ名を指定します。複数指
定する場合はコンマ区切りで列挙します。再配備の場合、既
定値は以前の値です。
--precompilejsp
配備時にJSPの事前コンパイルを行います。既定値 は false
で、JSPの事前コンパイルは行いません。この場合、JSPは初
回アクセス時にコンパイルされます。
--apgroup
配備先のアプリケーショングループを指定します。
--pgroup
配備先のプロセスグループを指定します。
--enabled
配備完了後に、コンポーネントをコンテナにロードするかど
う か を 指定します。既定値はtrueです。falseを指定した
場合、配備完了後のコンポーネントは停止状態となります。
再配備の場合、既定値は以前の値です。
--contextroot
WARのコンテキストルートを指定します。コンポーネント が
WARの場合のみ有効です。デスクリプタWEB-INF/nec-web.xml
の<contextroot>よりも優先して利用されます。こ の オ プ
ショ ン の指定がなく、なおかつデスクリプタWEB-INF/nec-
web.xmlで<contextroot>の指定がない場合、拡張子な し の
ファイル名がデフォルトとなります。再配備の場合、既定値
は以前の値です。
--retrieve
クライアントスタブJARファイルを、サーバマシンから指 定
したディレクトリにダウンロードします。
--dbvendorname
使用するデータベースのベンダ名を指定します。デスクリプ
タ nec-ejb-jar.xmlのcmp-resourceでの設定よりも優先して
利用されます。既定値はSQL92で、この場合のDDLはSQL92 の
形式を利用します。
--createtables
マップされていないCMPに対してテーブルを作成します。 デ
ス クリプタnec-ejb-jar.xmlのcmp-resourceでの設定よりも
優先して利用されます。既定値はfalseです。
--dropandcreatetables
マップされていないCMPを配備する際にテーブルを再作成 し
ま す。デスクリプタnec-ejb-jar.xmlのcmp-resourceでの設
定よりも優先して利用されます。既定値はfalseです。
--uniquetablenames
全てのCMPに対してユニークとなるテーブル名を保 証 し ま
す。テーブル名にはハッシュコードが付加されます。このオ
プションは、大文字と小文字が異なるだけのCMPがある場 合
に役に立ちます。既定値はfalseです。
--rmic
RMI-IIOP用のスタブとタイを生成するかどうかを指定 し ま
す。 trueの場合はスタブとタイを生成し、falseの場合は生
成しません。既定値はfalseです。
--libraries
ライブラリJARファイルの絶対パス、相対パスを指 定 し ま
す。相対パスは、[ドメインディレクトリ]/lib/applibsから
の相対パスを指定します。複数のパスを指定する場合、コン
マを区切り文字として使用します。再配備の場合、既定値は
以前の値です。
--methodid
プロセスグループに配備するEJBについて、メソッドIDの 割
り 当て方法を指定します。limitの場合はビジネスメソッド
に対してのみ割り当てられます。allの場合はすべ て の リ
モートメソッドに対して割り当てられます。noneの場合は割
り当てを行いません。既定値はlimitです。
--statechecktimeout
プロセスグループに配備したコンポーネントについて、コン
ポーネント状態確認のタイムアウト値を指定します。単位は
秒です。
--bindtype
名前サーバの登録方式を設定します。永続的に扱う場合、名
前 サーバへのIOR登録をプロセス起動停止に関係なく行えま
す。このため、プロセス起動時の名前サーバアクセス負荷を
軽減することができます。一時的に扱う場合、プロセス起動
時に名前サーバへの登録を行います。このとき、ラウンドロ
ビン機能の設定もできます。
--bindiortojndi
IORをJNDIに登録するかどうかを指定します。trueの場合 は
IORをJNDIに登録し、falseの場合は登録しません。既定値は
trueです。
--keepstate
Webセッション、SFSBインスタンス、および永続的に作成 さ
れ たEJBタイマーを、再配備時に保持するかどうかを指定し
ます。trueの場合は再配備時に再配備前の値が保持 さ れ、
falseの場合は保持されません。既定値はfalseです。
--hotswapenabled
アプリケーションでホットスワップ機能を有効にするかどう
かを指定します。アプリケーションサーバでホットスワップ
機能が有効になっている場合、trueを指定するとアプリケー
ション内のクラスファイルの更新を自動で検出し、変更され
たクラスの再定義を行います。falseの場合は、クラス ファ
イルの更新が検出されません。既定値はfalseです。
--preprocessor
配備前に実行するプリプロセッサを指定します。
--deploymentorder
アプリケーションの起動順序を整数で指定します。数字が小
さい方が先に起動されます。既定値は 100 です。 再配備の
場合、既定値は以前の値です。
オペランド
dirpath
展開された状態のコンポーネントのディレクトリへのパス
使用例
例1: deploydirの使用法
ディレクトリ/home/temp/sampleAppにあるアプリケーション を 配
備。
otxadmin> deploydir --user admin --password adminadmin /home/temp/sampleApp
Command deploydir executed successfully
終了ステータス
0 コマンド実行成功
1 コマンド実行失敗
関連事項
deploy(1), replace(1), undeploy(1), enable(1), disable(1),
list-components(1)