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WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
WebOTX ESB実行時にドメイン毎のlogsディレクトリに次のログを出力します。
WebOTX共通のログ内容、ドメイン毎のログ設定ファイル(log4otx.xml)の設定方法については、[ ログ ] を参照してください。
エージェントのJava VM
上の標準出力(System.out)、標準エラー出力(System.err)に出力された内容を保持します。
追記で出力します。
WebOTXドメインのエージェントでログ出力された内容を保持します。WebOTX ドメインのエージェントで動作上問題があった場合にはagent.log を参照し、ERROR やWARNING メッセージが出力されていないか確認してください。
WebOTX
ESBのログファイルです。同じログはagent.logにも出力されます。
SOAP BC、HTTP BC、Salesforce BCの通信内容をダンプした場合もwebotx_esb.logに出力されます。ダンプ方法については、[ リファレンス集 運用管理・設定・構成編 > 1. コンフィグレーション > 1.1. ドメインに関する設定 > 1.1.1. システム環境変数 ] を参照してください。
システムサービスとコンポーネントに対してログレベルを設定することが可能です。
コンポーネントのログレベルには[TRACE,DETAIL,DEBUG,CONFIG,INFO,WARN,ERROR,OFF]があります。デフォルトではCONFIGに設定されています。
ログレベルの変更は運用管理ツール、otxadminコマンドから行います。
運用管理ツール:
[ドメイン名]-[アプリケーションサーバ]-[ログサービス]-[モジュールログレベル]の[ESB]タブ
otxadminコマンド:
ログレベルの変更方法について説明します。ログレベルの変更はotxadmin setコマンド、ログレベルの確認はotxadmin
getコマンドを利用します。set、getコマンドの利用方法は、WebOTXマニュアルの[ getコマンド、setコマンド ]を参照してください。以下のコマンドの記述はloginコマンドを実行後のものです。
現在のログレベルの確認
otxadmin> get server.log-service.module-log-levels.ESBCBREngine server.log-service.module-log-levels.ESBCBREngine = CONFIG
ログレベルの変更
ログレベルをCONFIGからDEBUGに変更します。
otxadmin> set server.log-service.module-log-levels.ESBCBREngine=DEBUG server.log-service.module-log-levels.ESBCBREngine = DEBUG
各モジュール名とログレベルについては、[ MBean定義 ] を参照してください。
Standardの場合、各プロセスグループのログ情報および該当プロセスグループに配備されるサービスアセンブリのログ情報は下記のファイルに出力されます。
ログ出力ファイル名:
${INSTALL_ROOT}\domains\[domain名]\logs\tpsystem\アプリケーショングループ名\プロセスグループ名\プロセスグループ名.プロセスID.log
例えば、アプリケーショングループAPG001に作られたプロセスグループPG001のログ情報は下記のようになります(図7.3a)。
PG001に4つのプロセスを起動させたため、それぞれのプロセスのログファイルが生成されました。「3964」、「4698」、「5032」と「6276」はOSに割り当てられたプロセスIDで、4つのプロセスに対応します。
プロセスグループのログの詳細については、[ Standard上のアプリケーションのログ出力 ] を参照してください。
【図7.3a】ログ情報

エージェント上でのESBのログ情報はExpressと同様にドメイン毎のlogsディレクトリに出力されます。
WebOTX共通のログ内容、ドメイン毎のログ設定ファイル(log4otx.xml)の設定方法については、[ ログ ] を参照してください。
プロセスグループでログ出力された内容を保持します。標準出力(System.out)、標準エラー出力(System.err)に出力された内容もこのログに出力されます。プロセスグループのプロセスで動作上問題があった場合にはこのログファイルを参照し、ERRORやWARNINGメッセージが出力されていないか確認してください。
ログファイルのサイズのデフォルトは1024KBです。この値は運用管理ツール、otxadminコマンドから変更できます。
運用管理ツール:
[ドメイン名]-[TPシステム]-[アプリケーショングループ]-[ アプリケーショングループ名]-[プロセスグループ]-[プロセスグループ名]-[トレース設定]-[システムトレースファイルの最大サイズ]
otxadminコマンド:
set tpsystem.applicationGroups.アプリケーショングループ名.processGroups.プロセスグループ名.traceFileMaxSize=最大サイズ
エージェントのJava VM 上の標準出力(System.out)、標準エラー出力(System.err)に出力された内容を保持します。
追記で出力します。
WebOTXドメインのエージェントでログ出力された内容を保持します。WebOTX ドメインのエージェントで動作上問題があった場合にはagent.log を参照し、ERROR やWARNING メッセージが出力されていないか確認してください。
WebOTX
ESBのログファイルです。同じログはagent.logにも出力されます。
SOAP BC、HTTP BC、Salesforce BCの通信内容をダンプした場合もwebotx_esb.logに出力されます。ダンプ方法については、[ リファレンス集 運用管理・設定・構成編 > 1. コンフィグレーション > 1.1. ドメインに関する設定 > 1.1.1. システム環境変数 ] を参照してください。
Expressと同様に、システムサービスとコンポーネントに対してログレベルを設定することが可能です。
コンポーネントのログレベルには[TRACE,DETAIL,DEBUG,CONFIG,INFO,WARN,ERROR,OFF]があります。デフォルトではCONFIGに設定されています。
Standardでは、プロセスグループのログに対してログレベルを設定します。
プロセスグループのログのログレベルの変更は運用管理ツール、otxadminコマンドから行います。
運用管理ツール:
[ドメイン名]-[TPシステム]-[アプリケーショングループ]-[アプリケーショングループ名]-[プロセスグループ]-[プロセスグループ名]の[モジュールログレベル]タブ
otxadminコマンド:
ログレベルの変更はotxadmin setコマンド、ログレベルの確認はotxadmin getコマンドを利用します。set、getコマンドの利用方法は、WebOTXマニュアルの[ getコマンド、setコマンド ] を参照してください。以下のコマンドの記述はloginコマンドを実行後のものです。
現在のログレベルの確認
otxadmin> get tpsystem.applicationGroups.apg1.processGroups.pg1.ESBCBREngineLogLevel tpsystem.applicationGroups.apg1.processGroups.pg1.ESBCBREngineLogLevel = CONFIG (apg1がアプリケーショングループ名です、pg1はプロセスグループ名です。)
ログレベルの変更
ログレベルをCONFIGからDEBUGに変更します。
get tpsystem.applicationGroups.apg1.processGroups.pg1.ESBCBREngineLogLevel=DEBUG tpsystem.applicationGroups.apg1.processGroups.pg1.ESBCBREngineLogLevel = DEBUG
各モジュール名とログレベルについては、[ MBean定義 ] を参照してください。
WebOTX ESBのログサービスでログレベルが設定可能なモジュールは以下の通りです。
| モジュール | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
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ESB 共通 |
JBIフレームワークやスレッドプールなど、ESB 共通のログレベルを設定します。 このログレベルを変更しても各コンポーネント、システムサービス、NMRのログレベルには影響しません。 |
CONFIG |
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ESB CBRエンジン |
ESB CBRエンジンに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB CORBAバインディング |
ESB CORBAバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB FTPバインディング |
ESB FTPバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB Fileバインディング |
ESB Fileバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB HTTPバインディング |
ESB HTTPバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB JCAバインディング |
ESB JCAバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB JDBCバインディング |
ESB JDBCバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB JMSバインディング |
ESB JMSバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB Proxyバインディング |
ESB Proxyバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB RMIバインディング |
ESB RMIバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB SOAPバインディング |
ESB SOAPバインディングに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB Sequencingエンジン |
ESB Sequencingエンジンに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB UserProcessorエンジン |
ESB UserProcessorエンジンに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB XSLTエンジン |
ESB XSLTエンジンに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
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ESB システムサービス |
配備、運用管理、モニタリングなど、ESB システムサービスに関するログレベルを設定します。 システムサービスについては、[ リファレンス集 運用管理・設定・構成編 > 1. コンフィグレーション > 1.2. システムサービスに関する設定 ] を参照して下さい。 |
CONFIG |
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ESB NMR |
ESB NMRに関するログレベルを設定します。 |
CONFIG |
WebOTX ESB内部のメッセージ交換における異常系メッセージとしてFaultとErrorの二種類が使用されますが、以下のような違いがあります。
・ Fault:Outboundで呼び出した外部サービスの処理でエラー発生した場合。外部サービスへの接続やメッセージ送信は正常に完了しているが、異常を示すメッセージが返信されたケースなどが相当します。ESBはメッセージ交換方式(MEP)に従って処理を継続します。
・ Error:Outboundでの外部サービス呼出でエラー発生した場合やESBの各コンポーネントの処理でエラーがあった場合。外部サービスへの接続エラーやメッセージ送信エラー、サービスユニットで存在しないプロバイダを指定、共通ハンドラの処理でエラー発生したケースなどが相当します。ESBはメッセージ交換を中止してメッセージの送信元へErrorを返します。
FaultやErrorが発生したときは前述のESBのログファイルに以下の形式で出力されます。
| 項目名 | 内容 |
|---|---|
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Message ID |
エラーが発生したメッセージのID |
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Date |
エラーが発生した時刻 |
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Component |
エラーが発生したコンポーネント名(BC/SE) |
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String |
発生したエラーに関する情報 |
|
Detail |
発生したエラーに関して詳細情報が存在する場合に設定されます。(例)外部サービスから返信されたSOAP Fault |
〔出力例〕
ESB Exception message
Message ID: 1231482699932-70044305
Date : Fri Jan 09 15:31:41 JST
2009
Component : SOAPBinding
String : 外部サービス呼び出しでエラーが発生しました。
各コンポーネントで発生する可能性のあるエラー(Fault/Error)に関しては [ リファレンス集 開発編(Enterprise Service Bus) > 2. 異常系メッセージ(Fault/Error) ] を参照してください。
WebOTX ESBのイベントメッセージは、Windowsの場合はシステムのイベントログ(アプリケーション)に、UNIXの場合はsyslogに出力されます。
出力されるメッセージのフォーマット、一覧については、[ メッセージ ] を参照してください。
| フィールド名 | 説明 |
|---|---|
| 日付・時間 | ファイルの集配信時の日付・時間 |
| ロール | メッセージ処理のロール(CONSUMERあるいはPROVIDER) |
| ステージ | メッセージ処理のステージ ステージは下記のとおりです。 read file output file received done/out/fault/error(状態は実行結果によって出力します) |
| ステータス | メッセージ処理のステータス(success或いはerror) |
| Message-ID | Message ExchangeのMessage ID |
| ファイル名 | 処理するファイル名(ファイルパスを含む) |
| 宛先エンドポイント名 | 宛先エンドポイント名 |
1.[アプリケーションサーバ]-[ESB]-[サービスアセンブリ]を選択し、[ログ関連]タブを開きます。

2.ログ出力かどうかを設定します。

ログレベルによって出力内容を出力するかどうかを設定します。
(設定項目一覧)
| 設定項目 | 説明 | デーフォルト値 |
|---|---|---|
| File/FTP BCのファイル集配信ログ出力かどうか | ログ出力かどうかを設定します。 配備されたSAノートのログレベルがNONEの場合、 ONの場合ログを出力します。 OFFの場合ログを出力しません。 配備されたSAノートのログレベルがNONE以外は、 SAノートのログレベルに従います。 |
OFF |
| File/FTP BCのファイル集配信ログ世代数 | ログ世代数を設定します。 | 2 |
| File/FTP BCのファイル集配信ログファイル最大ファイルサイズ | ログファイル最大ファイルサイズを設定します。フォーマットは 数字+KB/MB/GBです。 | 10MB |
1.配備したSAノードタブを開きます。
[システム設定]-[属性の表示レベル]を[全レベルの情報を表示]に変更して、 右の画面に[File/FTP BCのファイル集配信ログ出力レベル]が表示します。2.ログレベルを設定します。

| File/FTP BCのファイル集配信ログ出力レベル | 説明 |
|---|---|
| NONE | サービスアセンブリで設定するログ出力項目がONの場合ログを出力します。 サービスアセンブリで設定するログ出力項目がOFFの場合ログを出力しません。 |
| ON | ログを出力します。 |
| OFF | ログを出力しません。 |
ログ出力ファイルのパスについて、
(Expressの場合)
ドメインルート/logs/esb/delivery_history/<SAの名前>/file_delivery_history.csv。
(Standardの場合)
/logs/esb/tpsystem/<アプリケーショングループ名>/<プロセスグループ名>/<プロセスID>/delivery_history/<SAの名前>/file_delivery_history.csv。
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"2011-05-06 18:52:49,052",CONSUMER,read file,success,null,C:\FileInbound_FileOutbound\in\consumer_uploaded.xml,file-file-statistics001 |