ジェネレータの操作方法

1. 概要

本編では、ジェネレータが提供している機能について詳細に説明します。

以下にジェネレータの動作イメージを示します。

2. 運用

2.1. コピー句移行定義ファイルの作成

作成

コピー句移行定義ファイルとは、ジェネレータで電文フォーマットクラス及びレコードマッピングクラスを生成するために必要な情報をCSV形式で記述します。
ジェネレータが複数のコピー句を同時に扱うため、各コピー句単位の情報(レコード名、トランザクションID、コピー句のパス名)を指定します。
コピー句移行定義ファイルの記述形式及び記述例を以下に示します。

記述形式
#コメント
レコード名,トランザクションID,コピー句のパス

記述例
#Definition Information
RecordName1,Tx1,C:\CopyPhrase\CopyTextFile1.copy
RecordName2,Tx2,C:\CopyPhrase\CopyTextFile2.copy

フィールドの説明
レコード名 電文形式を識別するための名前です。
トランザクションID ホストからの電文を識別する値です。
OLF/TP Adapterでは、トランザクションIDをレコード名に1対1でマッピングします。
コピー句のパス 送受信される電文に含まれるデータの定義を行っているファイルのパスを指します。
絶対パス・相対パスどちらでも指定可能です。

2.2. ジェネレータの起動と終了

起動

コマンドプロンプトを起動してください。
以下にジェネレータの起動形式及び起動例、説明を記述します。

起動形式
java [options] jp.co.nec.WebOTX.connector.olftp.dev.COBOL2FormatClass -csv CsvPathName [-rec RecordName] [-odir OutDirName] [-pkg PackageName]

起動例
java -classpath olftpgen.jar jp.co.nec.WebOTX.connector.olftp.dev.COBOL2FormatClass -csv Definition.csv -rec RecordName1 -odir output -pkg MyPackage

オプション
options JavaVM起動時のオプションを設定します。(任意)
ジェネレータ起動時には、必ずWebOTX Developerのインストール先にある olftpgen.jarに、classpathが設定されている状態にしてください。
-csv コピー句移行定義ファイルのパスを指定します。(必須)
-rec レコード名を指定します。レコード名を指定した場合、コピー句移行定義ファイルで指定したレコード名と同一のレコードのみを処理対象とします。
また、指定しなかった場合は、コピー句移行定義ファイルの全レコードに対して処理を行います。(任意)
-odir ジェネレータの起動結果及び生成した電文フォーマットクラス、レコードマッピングクラスの出力先を指定します。指定しなかった場合は、ジェネレータを起動したディレクトリに出力されます。(任意)
-pkg 生成する電文フォーマットクラスとレコードマッピングクラスのパッケージ名を指定します。パッケージ名を指定した場合、出力先のディレクトリ以下にパッケージ名と同じディレクトリが作成され、各生成ソースが出力されます。(任意)

終了

コマンドプロンプトのウインドウを閉じてください。

2.3. 処理結果ファイル

作成

電文フォーマットクラスの管理を容易に行うようにするため、ソースが生成されると自動的に処理結果ファイルが生成されます。
処理結果ファイルをブラウザで開く事により、生成したソースのパッケージ名、レコード名、コピー句のパス等が簡単にご覧になれます。
ファイルが生成される場所は、起動時に指定した出力先ディレクトリとなります。
以下に処理結果ファイルのタグ一覧を記述します。

処理結果ファイル タグ一覧
root rootタグです。rootタグは絶対に変更しないでください。変更した場合は、ジェネレータが動作しなくなります。
last-modified 最終更新日時です。
out-dir-name ジェネレータ起動時に指定した、電文フォーマットクラスの出力先ディレクトリです。
package-name ジェネレータ起動時に指定した、電文フォーマットクラスのパッケージ名です。指定がない場合は、パッケージ名なし となります。
record コピー句移行定義ファイルで指定した、電文フォーマットクラスのレコード名です。
copy-phrase-path-name コピー句移行定義ファイルで指定した、コピー句のパス名です。
transaction-id コピー句移行定義ファイルで指定した、トランザクションIDです。
message-format-class-source-file-name 生成された電文フォーマットクラスのファイル名です。

その他