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WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
本編では、ジェネレータが提供している機能について詳細に説明します。
以下にジェネレータの動作イメージを示します。
作成
コピー句移行定義ファイルとは、ジェネレータで電文フォーマットクラス及びレコードマッピングクラスを生成するために必要な情報をCSV形式で記述します。
ジェネレータが複数のコピー句を同時に扱うため、各コピー句単位の情報(レコード名、トランザクションID、コピー句のパス名)を指定します。
コピー句移行定義ファイルの記述形式及び記述例を以下に示します。
記述形式
#コメント
レコード名,トランザクションID,コピー句のパス記述例
フィールドの説明
#Definition Information
RecordName1,Tx1,C:\CopyPhrase\CopyTextFile1.copy
RecordName2,Tx2,C:\CopyPhrase\CopyTextFile2.copy
レコード名 電文形式を識別するための名前です。 トランザクションID ホストからの電文を識別する値です。
OLF/TP Adapterでは、トランザクションIDをレコード名に1対1でマッピングします。コピー句のパス 送受信される電文に含まれるデータの定義を行っているファイルのパスを指します。
絶対パス・相対パスどちらでも指定可能です。
起動
コマンドプロンプトを起動してください。
以下にジェネレータの起動形式及び起動例、説明を記述します。
起動形式
java [options] jp.co.nec.WebOTX.connector.olftp.dev.COBOL2FormatClass -csv CsvPathName [-rec RecordName] [-odir OutDirName] [-pkg PackageName]起動例
オプション
java -classpath olftpgen.jar jp.co.nec.WebOTX.connector.olftp.dev.COBOL2FormatClass -csv Definition.csv -rec RecordName1 -odir output -pkg MyPackage
options JavaVM起動時のオプションを設定します。(任意)
ジェネレータ起動時には、必ずWebOTX Developerのインストール先にある olftpgen.jarに、classpathが設定されている状態にしてください。-csv コピー句移行定義ファイルのパスを指定します。(必須) -rec レコード名を指定します。レコード名を指定した場合、コピー句移行定義ファイルで指定したレコード名と同一のレコードのみを処理対象とします。
また、指定しなかった場合は、コピー句移行定義ファイルの全レコードに対して処理を行います。(任意)-odir ジェネレータの起動結果及び生成した電文フォーマットクラス、レコードマッピングクラスの出力先を指定します。指定しなかった場合は、ジェネレータを起動したディレクトリに出力されます。(任意) -pkg 生成する電文フォーマットクラスとレコードマッピングクラスのパッケージ名を指定します。パッケージ名を指定した場合、出力先のディレクトリ以下にパッケージ名と同じディレクトリが作成され、各生成ソースが出力されます。(任意)
終了
コマンドプロンプトのウインドウを閉じてください。
作成
電文フォーマットクラスの管理を容易に行うようにするため、ソースが生成されると自動的に処理結果ファイルが生成されます。
処理結果ファイルをブラウザで開く事により、生成したソースのパッケージ名、レコード名、コピー句のパス等が簡単にご覧になれます。
ファイルが生成される場所は、起動時に指定した出力先ディレクトリとなります。
以下に処理結果ファイルのタグ一覧を記述します。
処理結果ファイル タグ一覧
root rootタグです。rootタグは絶対に変更しないでください。変更した場合は、ジェネレータが動作しなくなります。 last-modified 最終更新日時です。 out-dir-name ジェネレータ起動時に指定した、電文フォーマットクラスの出力先ディレクトリです。 package-name ジェネレータ起動時に指定した、電文フォーマットクラスのパッケージ名です。指定がない場合は、パッケージ名なし となります。 record コピー句移行定義ファイルで指定した、電文フォーマットクラスのレコード名です。 copy-phrase-path-name コピー句移行定義ファイルで指定した、コピー句のパス名です。 transaction-id コピー句移行定義ファイルで指定した、トランザクションIDです。 message-format-class-source-file-name 生成された電文フォーマットクラスのファイル名です。 その他
- 処理結果ファイル名はresult.xml固定となります。
- result.xmlが既に存在している場合は上書き、存在しない場合は新規に作成されます。
- レコード名を指定してジェネレータを実行した場合、指定したレコードが存在しない場合は、新規にタグが作成されます。
- 出力結果ファイルの中をご覧になりたい場合には、ブラウザでご覧ください。
- 出力結果ファイルに改行やコメントを追加した場合、再度実行しても、改行やコメントは残ったままとなります。ただし、先頭にある<?xml version="1.0" encoding="SHIFT_JIS"?><!-- GENERATOR RESULT INFORMATION --><root>の部分は、初期状態に戻りますのでご注意ください。