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WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
本章では、その他の作業等について説明します。
WebOTX Portal をインストールする前に、データベースの事前準備について説明します。
> sqlplus /nolog
SQL> connect /as sysdba
SQL> create user portal
identified by portal
default tablespace USERS
temporary tablespace TEMP
quota unlimited on USERS
account unlock;
SQL> grant create session, create table to portal;
ここでは、デフォルト表領域をUSERS、一時表領域をTEMPとしていますが、
環境に応じて、適切なものを指定してください。
また、指定した表領域に対する割り当て権限を持っているものとします。
Enterprise Managerを利用する場合は、上記を参考に設定を行ってください。
データベース名:PortalDB
データベースの設定:
照合順序(*1):Japanese_BIN2
サーバー認証:SQL Server 認証モード
(*1) 照合順序としては、バイナリ照合順序を選択してください。また、サロゲートペアで表示される文字を利用する場合、 照合順序として、*_100 というバージョン参照のものを選択してください。
Memo
インストール時に、認証モードとして混合モードを選択していなかった場合は、
SQL Server Management Studioを利用して変更します。
オブジェクトエクスプローラから、対象インスタンスのプロパティを表示して、 次の設定を行い、再起動します。
セキュリティ
サーバー認証:SQL Server 認証モードと Windows 認証モード
オブジェクトエクスプローラから、[データベース]-[新しいデータベース]を選択し、 データベースを作成します。設定は次のとおりです。
全般
データベース名:PortalDB
オプション
照合順序:Japanese_BIN2
SQL Server Management Studioのクエリエディタか、SQLCMDから、次のコマンドを 実行します。
1)データベース作成
CREATE DATABASE PortalDB
GO
2)照合順序変更
ALTER DATABASE PortalDB collate Japanese_BIN2
GO
オブジェクトエクスプローラから、[セキュリティ]-[ログイン]-[新しいログイン]を 選択し、新規ログインを作成します。新規ログインの設定は次のとおりです。
全般
ログイン名:portal
認証方式:SQL Server 認証
パスワード:portal
パスワードポリシーを適用する:チェックをはずす
既定のデータベース:PortalDB
サーバーロール(*1)
public
ユーザーマッピング
このログインにマップされたユーザー:
データベースPortalDBの「マップ」にチェック
PortalDBのデータベースロールメンバシップ:
public、db_datareader、db_datawriter、db_ddladmin
※ ここでは、ログインの追加と同時にデーターベースユーザーの追加とロールの
設定を行っています。
(*1)サーバーロール設定は、SQL Server 2016 では表示されません。
SQL Server Management Studioのクエリエディタか、SQLCMDから、次のコマンドを 実行します。
1) ログインの追加
CREATE LOGIN portal WITH PASSWORD = 'portal', DEFAULT_DATABASE = PortalDB, CHECK_POLICY = OFF
GO
2) データベースユーザの追加
USE PortalDB
CREATE USER portal FOR LOGIN portal
GO
3) データベースロールへの追加
USE PortalDB
EXEC sp_addrolemember 'db_ddladmin', 'portal'
EXEC sp_addrolemember 'db_datareader', 'portal'
EXEC sp_addrolemember 'db_datawriter', 'portal'
GO
Memo
・SQLCMDの起動
> sqlcmd -U sa -P <パスワード>
※ SQL Server認証で、SQL Serverがインストールされたマシン上で実行するという
前提で記述しています。
オブジェクトブラウザから、[サーバー]-[PostgreSQL <バージョン番号>]-[ログインロール] を選択し、新しいログインロールを作成します。 ログインロールの設定は次のとおりです。
プロパティ
ロール名:portaltest
パスワード:portaltest
ロール特権(以下の項目にチェック)
親ロールから継承
データベースオブジェクト作成権限
※記述していない項目は、既定値を利用しますが、必要に応じて変更してください。
>createuser -U <接続に使用するユーザ名> -S -d -R -P portaltest
オブジェクトブラウザから、[サーバー]-[PostgreSQL <バージョン番号>]-[データベース] を選択し、データベースを作成します。設定は次のとおりです。
プロパティ
名前:PortalDB
オーナー:portaltest
エンコーディング:UTF8
>createdb -U <接続に使用するユーザ名> -E UTF8 -O portaltest PortalDB