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WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
本章では、WebOTX Portalに関する設定項目について説明します。
属性値の取得・設定を行なうには次の方法があります。
運用管理ツール、運用管理コマンドの操作方法については、[ 運用管理コンソール ] や [ 統合運用管理ツール(WebOTX Administrator) ]、[ 運用管理コマンド(otxadmin) ] を参照してください。
設定項目に関する詳細は、[ 6. 付録 > 6.1. MO定義リファレンス ] を参照してください。
ここでは、WebOTX Portalの各種設定項目について説明します。
Dotted-name:server.portal
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属性名(attribute-name) |
説明 |
既定値 |
|---|---|---|
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モニタレベル[ON|OFF] |
ポータルのモニタレベルを設定します。 |
OFF |
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ポータルサイト一括登録時のコミットモード[ALL|EACH] |
ポータルサイト一括作成時のコミットモードを設定します。ALLの場合は一括登録、EACHの場合は一件ずつ登録します。 |
ALL |
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ユーザ整合性確認実行時に一回に検索する件数[1-2147483647] |
ユーザ整合性確認実行時に一回に検索する件数を設定します。 |
1000 |
Dotted-name:server.portal.portal-storage
|
属性名(attribute-name) |
説明 |
既定値 |
|---|---|---|
|
基本設定 (basicConfiguration) |
ストレージに対する基本的な設定を行います。 設定可能なプロパティは、表 5.1.2-2 を参照してください。 |
各プロパティに対する既定値は、表 5.1.2-2 を参照してください。 |
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分散キャッシュ利用可否 (enableDistributedCache) |
分散キャッシュを利用するかどうかを指定します。分散キャッシュを利用する場合は、更新通知に利用するJMS関連のリソースの登録が必要になります。詳細は「5.3. 分散キャッシュの利用」を参照してください。 |
false |
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分散キャッシュ (distributedCache) |
分散キャッシュに関する設定を行います。 分散キャッシュ利用可否(enableDistributedCache)にtrueが設定されている場合に有効になります。 設定可能なプロパティは、表 5.1.2-3 を参照してください。 |
各プロパティに対する既定値は、表 5.1.2-3 を参照してください。 |
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振り分けキーと永続ユニット名のマッピング (keyUnitMap) |
振り分けキーと永続ユニットのマッピングを定義します。 複数永続ユニット構成とする場合に利用します。ここで指定する永続ユニット名は、otxadmin add-persistence-unitコマンドにより、あらかじめ定義しておく必要があります。 詳細は「5.6. 複数永続ユニットの利用」を参照してください。 |
なし |
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永続ユニット名とキャッシュ名のマッピング (unitCacheMap) |
分散キャッシュ利用時に、永続ユニット名と、更新通知用のキャッシュ名のマッピングを定義します。 分散環境において、複数永続ユニット構成とする場合に利用します。なお、ここで指定する永続ユニット名は、otxadmin add-persistence-unit コマンドにより、あらかじめ定義しておく必要があります。 詳細は「5.6. 複数永続ユニットの利用」を参照してください。 |
unit_001,cache1 |
ストレージに対する基本的な設定のプロパティ
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プロパティ名 |
説明 |
既定値 |
|---|---|---|
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com.nec.webotx.portal.storage. |
既定の永続ユニット名を指定します。 |
unit_001 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
UserTransactionのJNDI名を指定します。 |
UserTransaction |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
永続ユニット内でキャッシュ機能を使用するかどうかを指定します。 |
true |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
既定のキャッシュ名を指定します。 |
cache1 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
キャッシュ定義ファイルの読み込みでエラーが発生した場合の動作を指定します。 |
default |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
指定した名前のキャッシュが取得できなかった場合の動作を指定します。 |
default |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
キャッシュ初期化時にエラーが発生した場合の動作を指定します。 |
continue |
|
com.nec.webotx.portal. |
分散キャッシュを利用するかどうかを指定します。 |
false |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
EntityManagerFactoryのキャッシュ生成時に生成するEntityManagerFactoryの初期数を指定します。 |
0 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
EntityManagerFactoryのキャッシュに保持するEntityManagerFactoryの最小数を指定します。 |
0 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
EntityManagerFactoryのキャッシュに保持するEntityManagerFactoryの最大数を指定します。 |
100 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
EntityManagerFactoryキャッシュへのアクセスアイドル時間(秒)を指定します。 |
1800 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
EntityManagerFactoryの破棄処理を行うタイマータスクを開始するまでの遅延時間(秒)を指定します。 |
180 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
EntityManagerFactoryの破棄処理を行うタイマータスクの実行間隔(秒)を指定します。 |
600 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
EntityManagerFactoryの破棄処理を行うタイマータスクにおいて、
各永続ユニットに対する1回の処理で破棄するEntityManagerFactoryの数を指定します。 |
10 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
ドメイン起動時における、キャッシュ機能有効化処理の開始遅延時間(秒)を指定します。 |
0 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
キャッシュ機能有効化リトライ回数を指定します。 |
10 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
キャッシュ機能有効化リトライ間隔(秒)を指定します。 |
5 |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
複数永続ユニット利用時に、永続ユニットの振り分けタイプを指定します。 |
なし |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
複数永続ユニット利用時に、利用するすべての永続ユニット名を指定します。 |
なし |
|
com.nec.webotx.portal.storage. |
複数永続ユニット利用時に、永続ユニットの振り分けタイプとしてroundrobinを指定した場合に、振り分けキーのリストを指定します。 |
なし |
分散キャッシュに関するプロパティ
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プロパティ名 |
説明 |
既定値 |
|---|---|---|
|
initialContextFactoryName |
JNDIコンテキストの完全修飾名を指定します。 |
jp.co.nec.WebOTX.jndi. |
|
providerURL |
JNDIのURLを指定します。 |
rmiiiop://localhost |
|
replicationTopicConnectionFactoryBindingName |
更新通知を送受信するJMSクライアント用のTopicコネクションファクトリリソース名を指定します。 |
jms/portalTCF |
|
replicationTopicBindingName |
更新通知を受けるTopicに対する送信先リソース名を指定します。 |
jms/portalTopic |
|
getQueueConnectionFactoryBindingName |
更新通知を送受信するJMSクライアント用のQueueコネクションファクトリリソース名を指定します。 |
jms/portalQCF |
|
getQueueBindingName |
更新通知を受けるQueueに対する送信先リソース名を指定します。 |
jms/portalQueue |
Dotted-name:server.portal.portal-storage.persistence-unit.<永続ユニット名>
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属性名(attribute-name) |
説明 |
既定値 |
|---|---|---|
|
永続ユニットのプロパティ (unitProperties) |
永続ユニットに関する設定を行います。 設定可能なプロパティは、表 5.1.3-2 を参照してください。 |
各プロパティに対する既定値は、表 5.1.3-2 を参照してください。 |
永続ユニットに関するプロパティ
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プロパティ名 |
説明 |
既定値 |
|---|---|---|
|
javax.persistence.transactionType |
トランザクションのタイプを指定します。 |
RESOURCE_LOCAL |
|
javax.persistence.jtaDataSource |
トランザクションタイプにJTAを指定した場合、JTA連携ありのJDBCデータソース名を指定します。 |
なし |
|
javax.persistence.nonJtaDataSource |
トランザクションタイプにRESOURCE_LOCALを指定した場合、JTA連携なしのJDBCデータソース名を指定します。 |
jdbc/portalDataSource |
|
eclipselink.cache.size.default |
永続ユニット内のキャッシュサイズを指定します。 |
1000 |
|
eclipselink.cache.shared.default |
永続ユニット内のセッション・キャッシュを複数のクライアント・セッションで共有するかどうかを指定します。 特別な理由がない限り、この設定は変更しないでください。 |
true |
|
eclipselink.cache.type.default |
永続ユニット内のセッション・キャッシュのデフォルトタイプを指定します。 特別な理由がない限り、設定は変更しないでください。 |
SoftWeak |
Dotted-name:server.portal.directory-server
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属性名(attribute-name) |
説明 |
既定値 |
|---|---|---|
|
WebOTX PortalユーザID |
ディレクトリサーバ上のWebOTX PortalユーザのIDを指定します。 |
portaluser |
|
WebOTX Portalユーザパスワード |
ディレクトリサーバ上のWebOTX Portalユーザのパスワードを指定します。 |
adminadmin(※1) |
|
ディレクトリサーバのホスト名またはIPアドレス |
ディレクトリサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。 |
localhost |
|
ディレクトリサーバのポート番号[1-65535] |
ディレクトリサーバのポート番号を指定します。 |
389 |
|
ディレクトサーバへの接続のタイムアウト時間(msec)[1-2147483647] |
ディレクトサーバへの接続のタイムアウト時間を指定します。 |
10000 |
|
マスタのディレクトリサーバのホスト名またはIPアドレス |
マスタのディレクトリサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。 |
なし |
|
マスタのディレクトリサーバのポート番号[1-65535] |
マスタのディレクトリサーバのポート番号を指定します。 |
なし |
|
LDAP通信インスタンスクラスのクラス名[none|ssl|tls] |
LDAP通信インスタンスクラスのクラス名を指定します。 |
none |
|
LDAP通信でSSLを利用する際に使用する証明書キーストアのパスワード |
LDAP通信でSSLを利用する際に使用する証明書キーストアのパスワードを指定します。 |
changeit(※1) |
|
コネクション確立待ち時間(msec)[0-2147483647] |
ディレクトリサーバとの間のLDAPコネクションの確立待ち時間を指定します。 |
10000 |
|
ディレクトリサーバのキャッシュ登録数 |
ディレクトリサーバのキャッシュ登録の上限数を指定します。 |
15000 |
|
ディレクトリサーバのキャッシュ有効期限(sec) |
ディレクトリサーバのキャッシュの有効期限を指定します。0を指定した場合は有効期限なしです。 |
0 |
|
ディレクトリサーバのキャッシュ有効期限(sec) |
ディレクトリサーバのキャッシュの有効期限を指定します。0を指定した場合は有効期限なしです。 |
0 |
|
ディレクトリサーバのキャッシュ有効期限(sec) |
ディレクトリサーバのキャッシュの有効期限を指定します。0を指定した場合は有効期限なしです。 |
0 |
|
認証用コンテキストキャッシュサイズ |
キャッシュに保持しておくコンテキストの数を指定します。この数以上にキャッシュされる場合があります。 |
5 |
|
操作用コンテキストキャッシュサイズ |
キャッシュに保持しておくコンテキストの数を指定します。この数以上にキャッシュされる場合があります。 |
5 |
|
キャッシュ無アクセス時間(ミリ秒) |
指定した時間以上コンテキストキャッシュの利用がない場合に、コンテキストキャッシュの余剰を削除する処理が動作します。 |
300000 |
|
キャッシュチェック間隔(ミリ秒) |
キャッシュチェック間隔%<キャッシュ無アクセス時間となるように設定します。おおよそコンテキストキャッシュ無アクセス時間の1/2以下を指定してください。 |
150000 |
|
キャッシュチェック開始遅延時間(ミリ秒) |
コンテキストキャッシのチェック開始を遅延させる時間を指定する。 設定可能な値は20000以上60480000 (1WEEK)以下です。不正値の場合は規定値で動作します。 |
3600000 |
|
接続確認間隔(ミリ秒) |
ディレクトリサーバ側の無応答タイムアウト時間の40%以内に設定します。 |
70000 |
|
接続確認開始遅延時間(ミリ秒) |
チェック処理開始を、初期化時からどれだけ遅延させて開始するかを指定します。ディレクトリサーバ側の無応答タイムアウト時間の40%以内にしてください。 |
60000 |
|
認証方式 |
ディレクトリサーバとの認証方式を指定します。BIND認証(bind), BINDなし認証(nobind)の何れか指定してください。不正値の場合は規定値で動作します。 |
bind |
|
接続確認 |
コンテキストが利用可能かの確認処理を有効にします。不正値の場合は規定値で動作します。 |
true |
|
接続確認用属性名 |
指定した属性名を取得することで、動作確認を行います。 |
uid |
|
使い捨てコンテキスト |
ディレクトリサーバへのアクセス時に常にコンテキストを作成します。不正値の場合は規定値で動作します。 |
false |
(※1)設定ファイル上には暗号化された文字列が格納されます。
チューニング方法については、Windowsの場合は
[インストールガイド(Windows版)
> 3. インストール方法
> WebOTX Portalのインストール後の作業
> EnterpriseDirectoryServerへの接続設定] を、Linuxの場合は
[インストールガイド(Linux版)
> 4. インストール
> 4.3. インストール後の作業
> 4.3.8. EDSへの接続設定]
を参照してください。
Caution
"password"が空の状態では通信できませんので、必ず設定してください。また、"password"を既定値から変更した場合、EDS上の次のDNのエントリのuserPassword属性値も変更する必要があります。
DN :
uid="portaluser" ,ou="config" ,o="webotxportal" , c="JP"
Dotted-name:server.portal.access-control
|
属性名(attribute-name) |
説明 |
既定値 |
|---|---|---|
|
アクセス権判定の有効化[true|false] |
アクセス権判定機能の有効/無効を指定します。 |
true |
|
パーミッションキャッシュの有効化[true|false] |
パーミッションキャッシュ機能の有効/無効を指定します。 |
true |
|
パーソナライズの利用可否判定[true|false] |
パーソナライズの可否をユーザリソース上の設定で制御するかを指定します。 |
false |
ここでは、運用管理コマンド、統合運用管理ツールから設定できない項目にについて説明します。
以前のバージョンでは認証連携ポートレットで使用する認証連携サービスをファイルで設定する必要がありましたが、WebOTX Portal V9.1ではコマンドで設定します。
詳細は[ コマンドリファレンスガイド > 1. ポータル > 1.1. 運用ツール > 1.1.15. ポートレットで利用可能な認証連携サービスの登録 ]を参照してください。
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-portlet/MenuPortlet/MenuPortlet.properties
メニューポートレットに関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.portlet.list.num |
リンク・仕切りの最大数を、1〜999 の半角数字で指定します。 ※表示するリンク・仕切りが多いほど表示するまでの時間が長くなります。快適に利用する場合は 1〜100 の範囲内で設定することを推奨します。 |
25 |
| com.nec.webotx.portal.portlet.icon.num |
アイコンの登録数を、0〜2,147,483,647 の半角数字で指定します。 |
100 |
| com.nec.webotx.portal.portlet.set.enable.window.option |
リンククリック時に表示するウィンドウオプションの設定可否を指定します。 |
false |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-rssportlet/RssPortlet.properties
RSSリーダーポートレット特有の設定を行います。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.necwebotx.portal.portlet.rss.maximized.windowstate.height | 最大化ウィンドウ状態のポートレットの高さを指定します。ピクセルで指定します。 | 600 |
| com.necwebotx.portal.portlet.rss cache.usememory.limitratio | キャッシュ可能な最大ヒープサイズに対する使用メモリの割合を指定します。パーセンテージを指定します。 | 60 |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/portlet.properties
ポートレットで共通の設定を行うファイルです。HTTP通信やプロキシサーバに関する設定を行います。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.portlet.net.connection.timeout | ポートレットから対象Webサーバへの接続を確立する際のタイムアウト時間を1〜600秒で指定します。0以下または600より大きい値が指定されている場合、既定値の3秒となります。 | 3(単位:秒) |
| com.nec.webotx.portal.portlet.net.read.timeout | 対象Web アプリケーションからHTTPレスポンスを読み込む際のタイムアウト時間を1〜600秒で指定します。HTTPレスポンスが分割されている場合は、1つのパケットを読み込むタイムアウト時間となります。0以下または600より大きい値が指定されている場合、既定値の10秒となります。 | 10(単位:秒) |
| com.nec.webotx.portal.portlet.http.proxy.host | HTTP通信で利用するプロキシサーバのホスト名を指定します。 | なし |
| com.nec.webotx.portal.portlet.http.proxy.port | HTTP通信で利用するプロキシサーバのポート番号を指定します。 | なし |
| com.nec.webotx.portal.portlet.https.proxy.host | HTTPS通信で利用するプロキシサーバのホスト名を指定します。 | なし |
| com.nec.webotx.portal.portlet.https.proxy.port | HTTPS通信で利用するプロキシサーバのポート番号を指定します。 | なし |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/portletbase/container.properties
ポートレット基盤の設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.container.refresh.interval |
ポータルページに配置したポートレットのコンテンツを自動的に一定間隔で更新する機能を利用する場合に指定する更新間隔の初期値を指定します。この設定はポートレットの全般プロパティで設定する自動更新(間隔)の初期値として表示されます。 設定可能な値は、1 〜 1,440 (分)です。設定の省略、不正な値が指定された場合は既定値となります。 自動更新間隔に小さな値を設定して機能を有効にするとサーバに負荷が掛かるため注意してください。 |
60 (分) |
| com.nec.webotx.portal.container.page-area.hidden | ポータルページエリア表示の初期状態を指定します。この設定は全てのポータルサイトに反映されます。 設定可能な値は、以下のとおりです。設定の省略、不正な値が指定された場合は既定値で動作します。 true : ポータルページエリアを非表示 false : ポータルページエリアを表示 |
false |
| com.nec.webotx.portal.container.page-area.visibility | ポータルページエリア表示/非表示の切替可否を指定します。この設定は全てのポータルサイトに反映されます。 設定可能な値は、以下のとおりです。設定の省略、不正な値が指定された場合は既定値で動作します。 enabled : 切替可能 enabledOnlyEditMode : 編集モード時のみ切替可能 disabled : 切替不可 |
enabled |
| com.nec.webotx.portal.ui.noRenderOtherPortlet | ポートレットウィンドウのメニューからポートレットモード、ウィンドウ状態変更する際に、ターゲットのポートレットのみ再描画するかどうかを指定します。この設定は全てのポータルサイトに反映されます。 設定可能な値は、以下のとおりです。設定の省略、不正な値が指定された場合は既定値で動作します。 true : ターゲットのポートレットのみ再描画 false : 全てのポートレットを再描画 |
false |
| com.nec.webotx.portal.ui.window.height.default | リサイズ可能なポートレットウィンドウのデフォルトサイズを指定します。この設定は全てのポータルサイトに反映されます。 設定可能な値は、1以上の数字です。設定の省略、不正な値が指定された場合は既定値で動作します。 |
-1 (デフォルトサイズ未設定) |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/authentication/AuthenticationLinkConfiguration.properties
認証連携サービスに関する設定を行うファイルです。通常は、変更不要です。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.invocation.parameter.obfuscate | 認証連携サービス利用時に、HTML formのパラメータ値の難読化エンコード
を行うかどうかを指定します。以下のいずれかを指定可能です。 true : 難読化エンコードを行う false : 難読化エンコードを行わない 難読化エンコードの詳細は5.4.5. 難読化エンコード機能を参照してください。 |
true |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/authentication/AuthenticationLinkWebConfiguration.properties
認証連携サービスのHTTP(S)通信に関する設定を行うファイルです。通常は、変更不要です。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.invocation.web.httpget.convert | 認証連携サービスに対してHTTP GETでアクセス可能にするかどうかを指定できます。以下のいずれかを指定可能です。 true : HTTP GET / POSTでアクセス可能にする false : HTTP POSTでのみアクセス可能にする |
false |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/authentication/PortalConfiguration.properties
WebOTX Portalの認証に関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)、もしくはPortalConfiguration.properties の再読み込みコマンドの実行が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 設定可能な値 | 既定値 |
|---|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.authentication.page.login.uri | WebOTX Portalログイン前画面のURIです。 | URI | ログイン前サイトが存在する場合はログイン前サイトのURL。 存在しない場合は、/webotxportal/login |
| com.nec.webotx.portal.authentication.XXX.page.login.uri | WebOTX Portalログイン前画面のURIです(マルチテナント用)。 XXXの箇所は会社IDになります。 |
URI | ログイン前サイトが存在する場合はログイン前サイトのURL。 存在しない場合は、(page.login.uriの設定値) |
| com.nec.webotx.portal.authentication.post.logout.uri | ログアウト後の遷移先URIです。 | URI | (page.login.uriの設定値) |
| com.nec.webotx.portal.authentication.XXX.post.logout.uri | ログアウト後の遷移先URIです(マルチテナント用)。 XXXの箇所は会社IDになります。 |
URI | (XXX.page.login.uriの設定値) |
| com.nec.webotx.portal.authentication.page.changepassword.uri | パスワード変更画面のURIです。 | URI | /webotxportal/session/ pages/changepassword |
| com.nec.webotx.portal.authentication.XXX.page.changepassword.uri | パスワード変更画面のURIです(マルチテナント用)。 XXXの箇所は会社IDになります。 |
URI | (page.changepassword.uriの設定値 |
| com.nec.webotx.portal.authentication.filter.ignore.suffixes | Subject/Principal付与、およびタイムアウト処理の対象外とするリソース(拡張子) | ‘.’(0x2e)で始まる拡張子を‘,’(0x2c)で区切ったリスト | ""(なし) |
| com.nec.webotx.portal.authentication.logoutOnAnonymousSite | ログイン後のユーザの状態でログイン前サイトにアクセスしたときにログアウトするかどうか | 論理値(true: ログアウト後にログイン前サイトを表示します, false: ログアウトせずに現在ログイン中のユーザのトップ画面に遷移します) | false |
| com.nec.webotx.portal.authentication.XXX.logoutOnAnonymousSite | ログイン後のユーザの状態でログイン前サイトにアクセスしたときにログアウトするかどうか(マルチテナント用)。 XXXの箇所は会社IDになります。 |
論理値(true: ログアウト後にログイン前サイトを表示します, false: ログアウトせずに現在ログイン中のユーザのトップ画面に遷移します) | false |
| com.nec.webotx.portal.authentication.page.maintenance.uri | ログイン抑止時に表示するメンテナンス中を表す画面の URI です。 | URI | /pages/maintenance.jsp |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/common/common-session.properties
WebOTX Portalの認証に関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 設定可能な値 | 既定値 |
|---|---|---|---|
| session.timeout | WebOTX Portalのセッションタイムアウト時間です。 | WebOTX Portalのセッション有効期間(分) | 60 |
| cookie.name | WebOTX Portalの認証成功時にクライアントに払いだされるHTTPクッキーの名前です。 | 文字列(HTTPクッキー名) | webotx.portal.common.session.token |
| authentication.feature.delegated | WebOTX Portalの認証を外部の認証サーバに委譲するかどうかを指定します。以下のいずれかを指定可能です。 true : 認証委譲する false : 認証委譲しない |
true、もしくは false | false |
| multiple.login.enabled | 多重ログインを許可するかどうかを指定します。以下のいずれかを指定可能です。 true : 多重ログインを許可する false : 多重ログインを許可しない |
true、もしくは false | true |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/common/client-config.xml
WebOTX Portalの認証に関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 設定可能な値 | 既定値 |
|---|---|---|---|
| <config> <application> <pages> <password> <before> |
WebOTX Portalの個人設定メニューから起動するパスワード変更画面のURLです。 | URL(コンテキストパスからのURL) | /webotxportal/session/pages/changepassword |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/authentication/SSOConfiguration.properties
WebOTX Portalの認証委譲機能に関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 設定可能な値 | 既定値 |
|---|---|---|---|
| sso.uid.key | SECUREMASTERからユーザIDを受け取るためのパラメータ名。 設定ファイル(sm_acpi_conf.xml)のATTR 項目の値と同じ値を指定します。 Active Directory連携時は、本パラメータは無視されます。 |
設定ファイルsm_acpi_conf.xmlのATTR 項目に指定した値 | X-UID |
| sso.logout.url | SECUREMASTERのログアウトURL。 指定がある場合、WebOTX Portalログアウト時に指定されたURLに対して リダイレクトすることでSECUREMASTERからもログアウトします。 |
URI | ""(なし) |
| sso.filter.class | 認証委譲先の認証サーバに対応したSSOLoginFilter実装クラス。 | 以下のいずれかを指定可能です。 SECUREMASTERに委譲する場合) com.nec.webotx. portal.login. sso.filter. SecureMasterLoginFilter Active Directoryに委譲にする場合) com.nec.webotx. portal.login. sso.filter. ActiveDirectoryLoginFilter |
""(なし) |
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/resources/words/displaystrings.properties
WebOTX Portalに表示される一部の文字列を変更するための設定ファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.allcompany.string.<ロケールコード> | ブラウザ上に表示される「全社」の文字列を任意の文字列に変更することができます。ここで指定する文字列は以下の箇所で表示されます。
<ロケールコード> の箇所は日本語リソースを指定する場合は「ja」、英語リソースを指定する場合は「en」を指定してください。 |
日本語:「全社」 英語:「Company」 |
| com.nec.webotx.portal.rootnode.single-company.string.<ロケールコード> | ブラウザ表示に表示される文字列「会社」を任意の文字列に変更することができます。ここで指定する文字列は組織ツリーのルートノード部分に表示されます。 省略または空文字列を設定した場合は、既定値が表示されます。 <ロケールコード> の箇所は日本語リソースを指定する場合は「ja」、英語リソースを指定する場合は「en」を指定してください。 |
日本語:「会社」 英語:「Company」 |
|
com.nec.webotx.portal.allcompany.string.ja=<「全社」の代わりに表示する文字列(日本語)> com.nec.webotx.portal.allcompany.string.en=<「Company」の代わりに表示する文字列(英語)> com.nec.webotx.portal.rootnode.single-company.string.ja=<「会社」の代わりに表示する文字列(日本語)> com.nec.webotx.portal.rootnode.single-company.string.en=<「Company」の代わりに表示する文字列(英語)> |
Memo
WebOTX Portal V8.3 からアップグレードした場合は、組織ツリーのトップノードに表示される文字列「組織」(日本語)/「Organization」(英語)が、前述の既定値に変更されます。本製品バージョンでも旧バージョンと同様の表示を行う場合は、以下の設定を行ってください。
com.nec.webotx.portal.rootnode.single-company.string.ja=組織
com.nec.webotx.portal.rootnode.single-company.string.en=Organization
Memo
マルチテナント環境で本設定を行う場合は、表示文字列を変更したい会社ごとに設定ファイルを作成してください。
ファイル名は以下の形式で作成する必要があります。
displaystrings.<会社ID>.properties
<会社ID> 部分にはディレクトリサーバ(EDS)で設定した会社IDを設定してください。
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/authentication/LoginConfiguration.properties
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| ldap.url | SECUREMASTER認証APIが接続するEDSのURLをldap://${hostname}:${port} の形式で指定します。 URLのホスト名は、SECUREMASTER認証APIの設定ファイル sm_api_conf.xml の UDBNAME 設定値を参照してください。 URLのポート番号は、sm_api_conf.xml の UDBPORT 設定値を参照してください。 |
なし(指定必須) |
| ldap.principal | SECUREMASTER認証APIが接続するEDSの管理者IDを指定します。 管理者IDは、sm_api_conf.xml の UDBID 設定値を参照してください。 |
なし(指定必須) |
| ldap.credential | SECUREMASTER認証APIが接続するEDSの管理者パスワードを指定します。 パスワードは、sm_api_conf.xml の UDBPW 設定値を参照してください。 |
なし(指定必須) |
| ldap.user.dn | SECUREMASTER認証APIが接続するEDSのユーザエントリが格納されるDNを指定します。 | ou=user,ou=tenant0,ou=edseidm,c=jp |
| ldap.role.dn | SECUREMASTER認証APIが接続するEDSのロールエントリが格納されるDNを指定します。 | ou=role,ou=tenant0,ou=edseidm,c=jp |
| ldap.login_policy.dn | SECUREMASTER認証APIが接続するEDSのログインポリシエントリが格納されるDNを指定します。 | ou=loginPolicy,ou=data,ou=tenant0,ou=edseidm,c=jp |
| ldap.unique_member.attrname | ロールエントリのスタティックメンバが格納される属性名を指定します。 | uniqueMember |
| ldap.authtype.attrname | ユーザエントリの認証種別が格納される属性名を指定します。 | eidmSpareString61 |
| ldap.password_expired_control.attrname | ログインポリシエントリのパスワード有効期限切時制御が格納される属性名を指定します。 | eidmSpareString01 |
| ldap.password_expired_control.default | EDSでログインポリシエントリのパスワード有効期限切時制御が定義されていない場合の、デフォルトのパスワード有効期限切時制御コードを指定します。指定可能なコードは次のとおりです。 1: アカウントロック 2: パスワード変更 |
1 |
| ldap.retiree.role_id | 退職ロールのロールID(CN)を指定します。 | retiree |
| ldap.absentee.role_id | 休職ロールのロールID(CN)を指定します。 | absentee |
| ldap.authtype.attrvalue.password | パスワード認証の認証種別コードを指定します。 | 001 |
| filepath.sm_api_conf | SECUREMASTER認証APIの設定ファイル(sm_api_conf.xml)を絶対パスで指定します。 | なし(指定必須) |
ゲストユーザとは、ログイン前画面を使用するための仮想ユーザです。認証前にログイン前画面にアクセスした場合、ゲストユーザとして扱われます。
ゲストユーザのアカウントは、EDSとは別に下記のファイルで管理されます。
ファイルパス:${WEBOTX_INSTANCE_ROOT}/config/portal/directoryserver/AnonymousUserDefault.properties
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 設定可能な値 | 既定値 |
|---|---|---|---|
| userID | ゲストユーザのユーザIDの設定値です。 大文字小文字は区別されません。 EDSに登録されているユーザのユーザIDと重複しないような値を設定してください。 |
ASCIIコード 0x21〜0x7e の範囲の半角英数字 | #Anonymous |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-announceportlet/AnnouncePortlet.properties
お知らせポートレットの基本動作に関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセルグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.portlet. announce.row.max |
お知らせ一覧の一ページに表示可能なお知らせの行数を、1〜100 の半角数字で指定します。(省略可能) |
10 |
| com.nec.webotx.portal.portlet.announce.new.displayperiod |
お知らせ一覧のNEWアイコンの表示期間を、1〜365 の半角数字で指定します。(省略可能) |
7(日) |
| com.nec.webotx.portal.portlet. announce.delete.announce.interval |
お知らせの掲載終了日から、指定した日数(1〜365)を経過すると自動的に削除します。(省略可能) |
30(日) |
| com.nec.webotx.portal.portlet.announce.enable.upload.filesize |
アップロード可能なファイルサイズを、0〜2,147,483,648 の半角数字で指定します。(省略可能) |
10,485,760(Byte) |
| com.nec.webotx.portal.portlet.announce.system.admin.role |
管理者のロールIDを指定します。ここで指定したロールを持つ利用者は編集ロールの指定に関係なく、すべてのお知らせを編集することが可能です。(省略可能) ※複数指定する場合はカンマ区切りで指定します。 |
なし(ロール未指定) |
| com.nec.webotx.portal.portlet.announce.delete.tempfile.interval |
ダウンロード時に生成する一時ファイルを削除するファイルの経過日数を1〜7の範囲で指定します。(省略可能) |
3(日) |
| com.nec.webotx.portal.portlet.announce.enable.set.other.role |
お知らせに設定する編集ロール、参照ロールに自分のロール以外を設定可能とするかを指定します。(省略可能) |
true |
| com.nec.webotx.portal.portlet.announce.forced.post |
true を設定すると、未読の重要情報通知機能が有効になります。(省略可能) |
false |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-announceportlet/Priority.properties
お知らせポートレットの重要度に関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセルグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.portlet. announce.priority.<ロケールコード> |
重要度の名称と優先順位を、言語毎に優先順位の高い項目からカンマ区切りで設定します。 ※重要度の名称にカンマを使用することはできません。 重要度に設定できる数は 1〜10で、重要度には最大512文字まで指定することができます。 <ロケールコード> の箇所は日本語リソースを指定する場合は「ja」、英語リソースを指定する場合は「en」を指定してください。※インストール時には、以下の値を設定しています。 com.nec.webotx.portal.portlet.announce.priority.ja=高,通常,低 com.nec.webotx.portal.portlet.announce.priority.en=high,normal,low com.nec.webotx.portal.portlet.announce.priority.zh=高,通常,低 |
なし(指定必須) |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/directoryserver/config.properties
ユーザリソース全般の設定を行うファイルです。ここでは任意スキーマ機能に関係する設定項目について説明します。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセルグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.directory.customSchema |
任意スキーマ機能の有効/無効を指定します。 |
false |
| com.nec.webotx.portal.directory.authentication |
ディレクトリサーバに接続する際の認証方式を指定します。指定可能な値は以下のとおりです。 |
DIGEST-MD5 |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/directoryserver/CustomSchemaConfiguration.properties
ユーザリソース 任意スキーマ機能のスキーマ定義に関する設定を行うファイルです。
(※標準のスキーマ構成に従うディレクトリサーバを用いて WebOTX Portal を運用する場合、本設定ファイルは必要ありません)
接続先ディレクトリサーバのスキーマ構成が WebOTX Portal の定める標準の構成と異なっている場合は、 上記ファイルパスと同じフォルダにある CustomSchemaConfiguration.properties.sample というファイルを雛形として、 接続先ディレクトリサーバのスキーマ構成に合わせて本設定ファイルを作成してください。
設定の変更を有効にするためにはWebOTXドメインの再起動(Advancedモードの場合はプロセルグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| system.locale |
ユーザリソースのロケールを指定します。 |
なし |
| context.classname |
使用する LdapContext クラスの名前を指定します。 |
なし |
| user.baseDN |
個人エントリに対する検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| user.scope |
個人エントリに対する検索スコープを指定します。 |
なし |
| user.filter |
個人エントリに対する検索フィルタを指定します。 |
なし |
| user.objectclass |
個人エントリのオブジェクトクラス名を指定します。 |
なし |
| user.id |
個人エントリの "ユーザID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.password |
個人エントリの "ユーザパスワード" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.familyname |
個人エントリの "姓(Family Name)" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.givenname |
個人エントリの "名(Given Name)" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.middlename |
個人エントリの "ミドルネーム" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.mail |
個人エントリの "メールアドレス" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.positionid |
個人エントリの "職位コード" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.aplogincontext |
個人エントリの "利用サービスLogin情報" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.apserviceid |
個人エントリの "サービスID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.mainBelongGroup |
個人エントリの "本務所属部門のグループID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.manageGroup |
個人エントリの "管理している部門のグループID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.assignedRole |
個人エントリの "所有ロールID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.manageCompany |
個人エントリの "管理している会社のID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.gender |
個人エントリの "性別" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.portalPersonalization |
個人エントリの "パーソナライズ" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.ext.assignedAdditionalPost |
個人エントリに割り当てられた兼務情報エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| user.ext.belongCompany |
個人エントリを所有している会社エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| user.additional.objectclass |
兼務情報エントリのオブジェクトクラス名を指定します。 |
なし |
| user.additional.belongGroup |
兼務情報エントリの "兼務所属部門" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.additional.extJobNumber |
兼務情報エントリの "兼務番号" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| user.additional.positionid |
兼務情報エントリの "職位コード" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| office.baseDN |
グループ/組織エントリに対する検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| office.scope |
グループ/組織エントリに対する検索スコープを指定します。 |
なし |
| office.filter |
グループ/組織エントリに対する検索フィルタを指定します。 |
なし |
| office.objectclass |
グループ/組織エントリのオブジェクトクラス名を指定します。 |
なし |
| office.id |
グループ/組織エントリの "グループID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| office.name |
グループ/組織エントリの "グループ名" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| office.assignedRole |
グループ/組織エントリの "所有ロールID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| office.portalPersonalization |
グループ/組織エントリの "パーソナライズ" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| office.ext.memberUser |
グループ/組織エントリに所属している個人エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| office.ext.maintainer |
グループ/組織エントリを管理している個人エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| office.ext.belongCompany |
グループ/組織エントリを所有している会社エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| office.ext.subGroup |
グループ/組織エントリから見て下位のグループ/組織エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| office.ext.superGroup |
グループ/組織エントリから見て上位のグループ/組織エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| role.baseDN |
ロールエントリに対する検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| role.scope |
ロールエントリに対する検索スコープを指定します。 |
なし |
| role.filter |
ロールエントリに対する検索フィルタを指定します。 |
なし |
| role.objectclass |
ロールエントリのオブジェクトクラス名を指定します。 |
なし |
| role.id |
ロールエントリの "ロールID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| role.name |
ロールエントリの "ロール名" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| role.extAttribute |
ロールエントリの追加属性の属性名を指定します。 |
なし |
| role.ext.assignedUser |
ロールエントリが割り当てられた個人エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| role.ext.assignedGroup |
ロールエントリが割り当てられたグループ/組織エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| role.ext.belongCompany |
ロールエントリを所有する会社エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| positiontable.baseDN |
職位テーブルエントリに対する検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| positiontable.scope |
職位テーブルエントリに対する検索スコープを指定します。 |
なし |
| positiontable.filter |
職位テーブルエントリに対する検索フィルタを指定します。 |
なし |
| positiontable.objectclass |
職位テーブルエントリのオブジェクトクラス名を指定します。 |
なし |
| positiontable.positionitem |
職位テーブルエントリの "職位コード・ラベル対応データ" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| positiontable.ext.belongCompany |
職位テーブルエントリを所有する会社エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| company.baseDN |
会社エントリに対する検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| company.scope |
会社エントリに対する検索スコープを指定します。 |
なし |
| company.filter |
会社エントリに対する検索フィルタを指定します。 |
なし |
| company.objectclass |
会社エントリのオブジェクトクラス名を指定します。 |
なし |
| company.id |
会社エントリの "会社ID" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| company.name |
会社エントリの "会社名" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| company.portalPersonalization |
会社エントリの "パーソナライズ" に相当する属性名を指定します。 |
なし |
| company.ext.ownUser |
会社エントリが所有する個人エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| company.ext.ownGroup |
会社エントリが所有するグループ/組織エントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| company.ext.ownRole |
会社エントリが所有するロールエントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| company.ext.ownPositionTable |
会社エントリが所有する職位テーブルエントリを参照するための属性名を指定します。 |
なし |
| User.searching.dn.fromRole |
ロールエントリが割り当てられた個人エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| User.searching.scope.fromRole |
ロールエントリが割り当てられた個人エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| User.searching.filter.fromRole |
ロールエントリが割り当てられた個人エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| User.searching.dn.fromGroup |
グループ/組織エントリに所属する個人エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| User.searching.scope.fromGroup |
グループ/組織エントリに所属する個人エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| User.searching.filter.fromGroup |
グループ/組織エントリに所属する個人エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| User.searching.dn.fromManagementGroup |
グループ/組織エントリを管理する個人エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| User.searching.scope.fromManagementGroup |
グループ/組織エントリを管理する個人エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| User.searching.filter.fromManagementGroup |
グループ/組織エントリを管理する個人エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| Group.searching.dn.fromUser |
個人エントリが所属するグループ/組織エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| Group.searching.scope.fromUser |
個人エントリが所属するグループ/組織エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| Group.searching.filter.fromUser |
個人エントリが所属するグループ/組織エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| Group.searching.dn.fromRole |
ロールエントリが割り当てられたグループ/組織エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| Group.searching.scope.fromRole |
ロールエントリが割り当てられたグループ/組織エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| Group.searching.filter.fromRole |
ロールエントリが割り当てられたグループ/組織エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| ManagementGroup.searching.dn.fromUser |
個人エントリが管理するグループ/組織エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| ManagementGroup.searching.scope.fromUser |
個人エントリが管理するグループ/組織エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| ManagementGroup.searching.filter.fromUser |
個人エントリが管理するグループ/組織エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| SuperGroup.searching.dn.fromGroup |
グループ/組織エントリから見て上位のグループ/組織エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| SuperGroup.searching.scope.fromGroup |
グループ/組織エントリから見て上位のグループ/組織エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| SuperGroup.searching.filter.fromGroup |
グループ/組織エントリから見て上位のグループ/組織エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| SubGroup.searching.dn.fromGroup |
グループ/組織エントリから見て下位のグループ/組織エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| SubGroup.searching.scope.fromGroup |
グループ/組織エントリから見て下位のグループ/組織エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| SubGroup.searching.filter.fromGroup |
グループ/組織エントリから見て下位のグループ/組織エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| Role.searching.dn.fromUser |
個人エントリに割り当てられたロールエントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| Role.searching.scope.fromUser |
個人エントリに割り当てられたロールエントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| Role.searching.filter.fromUser |
個人エントリに割り当てられたロールエントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| Role.searching.dn.fromGroup |
グループ/組織エントリに割り当てられたロールエントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| Role.searching.scope.fromGroup |
グループ/組織エントリに割り当てられたロールエントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| Role.searching.filter.fromGroup |
グループ/組織エントリに割り当てられたロールエントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| AdditionalPost.searching.dn.fromUser |
個人エントリに割り当てられた兼務情報エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| AdditionalPost.searching.scope.fromUser |
個人エントリに割り当てられた兼務情報エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| AdditionalPost.searching.filter.fromUser |
個人エントリに割り当てられた兼務情報エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| Company.searching.dn.fromUser |
個人エントリが所属する会社エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| Company.searching.scope.fromUser |
個人エントリが所属する会社エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| Company.searching.filter.fromUser |
個人エントリが所属する会社エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| Company.searching.dn.fromGroup |
グループ/組織エントリが所属する会社エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| Company.searching.scope.fromGroup |
グループ/組織エントリが所属する会社エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| Company.searching.filter.fromGroup |
グループ/組織エントリが所属する会社エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| User.searching.dn.fromCompany |
会社エントリが所有する個人エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| User.searching.scope.fromCompany |
会社エントリが所有する個人エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| User.searching.filter.fromCompany |
会社エントリが所有する個人エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| Group.searching.dn.fromCompany |
会社エントリが所有するグループ/組織エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| Group.searching.scope.fromCompany |
会社エントリが所有するグループ/組織エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| Group.searching.filter.fromCompany |
会社エントリが所有するグループ/組織エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| Role.searching.dn.fromCompany |
会社エントリが所有するロールエントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| Role.searching.scope.fromCompany |
会社エントリが所有するロールエントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| Role.searching.filter.fromCompany |
会社エントリが所有するロールエントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| PositionTable.searching.dn.fromCompany |
会社エントリが所有する職位テーブルエントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| PositionTable.searching.scope.fromCompany |
会社エントリが所有する職位テーブルエントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| PositionTable.searching.filter.fromCompany |
会社エントリが所有する職位テーブルエントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| AdditionalPost.searching.dn.fromGroup |
グループ/組織エントリへの所属を表す兼務情報エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| AdditionalPost.searching.scope.fromGroup |
グループ/組織エントリへの所属を表す兼務情報エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| AdditionalPost.searching.filter.fromGroup |
グループ/組織エントリへの所属を表す兼務情報エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| User.searching.dn.fromAdditionalPost |
兼務情報エントリが割り当てられた個人エントリを検索するための検索ベースDNを指定します。 |
なし |
| User.searching.scope.fromAdditionalPost |
兼務情報エントリが割り当てられた個人エントリを検索するための検索スコープを指定します。 |
なし |
| User.searching.filter.fromAdditionalPost |
兼務情報エントリが割り当てられた個人エントリを検索するための検索フィルタを指定します。 |
なし |
| i18n.ja.option.name |
日本語の属性オプション名を指定します。 |
なし |
| i18n.en.option.name |
英語の属性オプション名を指定します。 |
なし |
| i18n.zh.option.name |
中国語の属性オプション名を指定します。 |
なし |
| otxportal.admin.roleid |
ポータルシステム管理者ロールのロールIDを指定します。 |
なし |
| otxportal.company.admin.roleid |
会社管理者ロールのロールIDを指定します。 |
なし |
| otxportal.shared.site.admin.roleid |
テナント間共通サイト管理者ロールのロールIDを指定します。 |
なし |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-dataviewportlet/DataviewPortlet.properties
グラフ表示ポートレット/地図表示ポートレットに関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするには WebOTX ドメインを再起動(Advanced モードの場合はプロセスグループを再起動)してください。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.portlet.dataview.circle.color |
円グラフの要素の色の初期値を、"" で囲んでカンマ区切りで指定します。 例:"#8080c0","red" |
"#ff0000", "#ee7800", "#ffff00", "#008000", "#0000ff", "#165e83", "#884898" |
| com.nec.webotx.portal.portlet.dataview.enable.data.max.size |
データ種別として「ファイル」を選択した場合に読込可能なファイルのサイズ(バイト)を、1 〜 2,147,483,648 の半角数字(カンマは利用不可)で指定します。 |
1,048,576 |
| com.nec.webotx.portal.portlet.dataview.cache.max.count |
データ表示ポートレットが利用するキャッシュに登録可能なデータの最大個数を、1 〜 10,000 の半角数字(カンマは利用不可)で指定します。 |
100 |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-dataviewportlet/File.properties
グラフ表示ポートレット/地図表示ポートレットが利用する CSV ファイルに関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためには WebOTX ドメインの再起動(Advanced モードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.portlet.dataview.file.server |
シングルテナントの場合に使用する CSV ファイルを格納するディレクトリのルートパスを指定します。 ディレクトリの区切りの \ は \\ と記載してください。 |
なし |
| com.nec.webotx.portal.portlet.dataview.file.server.xxx |
マルチテナントの場合に使用する CSV ファイルを格納するディレクトリのルートパスを指定します。 xxxの箇所は、会社IDになります。 |
なし |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-dataviewportlet/MapData.properties
地図表示ポートレットが利用する地図データファイルに関する設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするためには WebOTX ドメインの再起動(Advanced モードの場合はプロセスグループの再起動)が必要となります。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.portlet.dataview.map.file |
地図データのファイル名を、カンマ区切りで指定します。 例:japan.geojson,yokohama.geojson |
なし |
| com.nec.webotx.portal.portlet.dataview.map.name.ja |
地図データの名前(日本語)を、カンマ区切りで指定します。 例:日本,横浜 |
なし |
| com.nec.webotx.portal.portlet.dataview.map.name.en |
地図データの名前(英語)を、カンマ区切りで指定します。 例:japan,yokohama |
なし |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-loginportlet/LoginPortlet.properties
生体認証でログインするための設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするには WebOTX ドメインを再起動(Advanced モードの場合はプロセスグループを再起動)してください。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.portlet.login.auth.face.url |
顔認証(KAOATO)クライアントAPIのURLを指定します。 例: http://<顔認証(KAOATO)クライアントのIPアドレス(ホスト名)>:<ポート番号>/KaoatoInterfaceService/CreateFeature |
なし |
| com.nec.webotx.portal.portlet.login.auth.face.timeout |
顔認証(KAOATO)クライアントのタイムアウト値(ミリ秒)を指定します。 |
10000(単位:ミリ秒) |
| jp.co.nec.gprime.face.webapi.login.auth.url |
顔照合WebAPIのURLを指定します。 例: http://<顔認証(KAOATO)サーバのIPアドレス(ホスト名)>/AuthenticationWeb/api/verifyFaceByFeature |
なし |
| com.nec.webotx.portal.portlet.login.auth.<xmlの認証方式ID>.display |
ログインポートレットの表示の可否を指定します。 true :表示する |
true |
| com.nec.webotx.portal.portlet.login.auth.<xmlの認証方式ID>.sort |
左からのタブの表示順を指定します。 正の整数(1,2,・・n) |
最後のタブ |
| com.nec.webotx.portal.portlet.login.auth.<xmlの認証方式ID>.useridcheck |
ユーザIDのチェックの要否を指定します。 true :ユーザIDのチェックをする |
true |
| com.nec.webotx.portal.portlet.login.auth.<xmlの認証方式ID>.timeout |
生体認証スキャナのタイムアウト値(ミリ秒)を指定します。 |
生体認証:10000(単位:ミリ秒) |
| com.nec.webotx.portal.portlet.login.auth.<xmlの認証方式ID>.capturehost |
生体認証スキャナ接続IPアドレスを指定します。 |
127.0.0.1 |
| com.nec.webotx.portal.portlet.login.auth.<xmlの認証方式ID>.captureport |
生体認証スキャナ接続ポートを指定します。 |
9982 |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/authentication/PortalConfiguration.properties
システム認証方式の設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするには WebOTX ドメインを再起動(Advanced モードの場合はプロセスグループを再起動)してください。
ユーザ認証方式で認証を行う場合は、EDSに設定を行います。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| com.nec.webotx.portal.authentication.type |
システム認証方式を指定します。ユーザ認証方式が設定されている場合、ユーザ認証方式を優先します。ユーザ認証方式の設定がなく、かつシステム認証方式の設定の省略、もしくは、不正な値が指定された場合は、エラーとなります。ユーザ認証方式をEDSに設定する場合も設定する値は同じです。 |
なし |
ファイルパス:${INSTANCE_ROOT}/config/portal/portlet/webotx-portal-loginportlet/NFMLoginPortlet.properties
顔認証(NeoFace Monitor)のクライアントAPIを呼び出すために必要な情報の設定を行うファイルです。
設定の変更を有効にするには WebOTX ドメインを再起動(Advanced モードの場合はプロセスグループを再起動)してください。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| client.auth.mutex_timeout |
排他処理のタイムアウト値を指定します。 0〜30(秒) |
1(単位:秒) |
| client.auth.gui_mode |
認証画面の有無設定を指定します。(省略可能) 既定値以外は、今回のバージョンでは未サポートです。 |
0:認証画面を表示 |
| client.auth.api_mode |
APIの実行モードを指定します。(省略可能) 既定値以外は、今回のバージョンでは未サポートです。 |
1:APIDとAPユーザIDを指定して認証の成否のみを取得する(1:1認証) |
| client.auth.ap_id |
NeoFace Monitorのユーザ情報IF関数で登録したアプリケーションIDを指定します。 最大半角138文字まで指定することができます。 アプリケーションIDに使用できない文字はこちらを参照ください。 |
なし |
| client.auth.nfm_user_id |
NeoFace Monitorのユーザ情報IF関数で登録したNFM利用者IDを指定します。(省略可能) 最大半角20文字まで指定することができます。 NFM利用者IDに使用できない文字はこちらを参照ください。 今回のバージョンでは使用しません。 |
なし |
| client.auth.loglevel |
顔認証(NeoFace Monitor)のクライアントAPIを呼び出す Active-X が出力するログレベルを指定します。(省略可能) 最大半角20文字まで指定することができます。 ERROR |
WARN |
| client.auth.logFilePath |
顔認証(NeoFace Monitor)のクライアントAPIを呼び出す Active-X が出力するログファイルパスを指定します。(省略可能) 最大半角240文字まで指定することができます。 クライアント端末の環境変数の設定に従ってログファイルを出力します。出力するログファイルパスは、以下の優先順位で決定します。 (1)環境変数「WPORTALBIOMETRICAUTHPATH」の値 ログファイルパスへのログ出力時、ログレベルに ERROR 以外を設定すると %TEMP%\WPortalBiometricAuth.log にもログを出力します。 ログファイルパスには、半角英数字のパスを指定してください。 ディレクトリの区切りの \ は / または \\\\ と記載してください。 |
なし |
ここでは、分散キャッシュに関する設定について説明します。
WebOTX Portalの分散キャッシュでは、キャッシュの更新通知を分散システム内でブロードキャストするためにEhcacheを利用し、通知手段としてJMSを採用しています。 分散キャッシュを利用する場合は、JMS関連の設定も必要となります。
ここでは、分散キャッシュ利用時に必要となる設定について説明します。 更新通知に利用するJMSサーバは、JMSサーバクラスタ構成とすることも可能です。分散システム内の全ドメインのJMSサーバをJMSサーバクラスタ構成とし、各ドメインの分散キャッシュからはローカルのJMSサーバに接続することによって、WebOTXドメインの起動順序を意識する必要がなくなります。
以下では、JMSサーバクラスタを利用しない場合と、利用する場合に分けて設定手順を説明します。JMSサーバクラスタを利用していない環境から、JMSサーバクラスタを利用するように変更するための手順は、「5.3.3.1. JMSサーバクラスタの設定追加」を参照してください。
JMSサーバクラスタを利用しない場合は、更新通知に利用するJMSサーバを1つ決定し、次の手順に従ってJMS関連の設定を行ってください。
Topic:
otxadmin> create-jmsdest --desttype topic <送信先名>
Queue:
otxadmin> create-jmsdest --desttype queue <送信先名>
例) 物理的な送信先名を、portalTopic(Topic)、portalQueue(Queue)として作成する場合
otxadmin> create-jmsdest --desttype topic portalTopic otxadmin> create-jmsdest --desttype queue portalQueue
Topicコネクションファクトリリソース:
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.TopicConnectionFactory --wojmsBrokerHostName <接続先のJMSサーバのホスト名> --wojmsBrokerHostPort <接続先のJMSサーバのポート番号> --wojmsAckOnAcknowledge=false --wojmsAckOnProduce=false --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 <JNDI名>
Queueコネクションファクトリリソース:
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.QueueConnectionFactory --wojmsBrokerHostName <接続先のJMSサーバのホスト名> --wojmsBrokerHostPort <接続先のJMSサーバのポート番号> --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 <JNDI名>
接続先のJMSサーバのホスト名、ポート番号は、先に決定した更新通知で利用するJMSサーバが動作しているホスト名と、ポート番号を指定します。JNDI名は、それぞれ、分散キャッシュ (server.portal.portal-storage.distributedCache) の replicationTopicConnectionFactoryBindingName プロパティと、getQueueConnectionFactoryBindingName プロパティで設定した名前を指定してください。
例) コネクションファクトリリソース名を、jms/portalTCF(TopicConnectionFactory)、jms/portalQCF(QueueConnectionFactory)とし、接続先となるJMSサーバのホスト名をhost1、ポート番号を9700として作成する場合
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.TopicConnectionFactory --wojmsBrokerHostName host1 --wojmsBrokerHostPort 9700 --wojmsAckOnAcknowledge=false --wojmsAckOnProduce=false --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 jms/portalTCF otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.QueueConnectionFactory --wojmsBrokerHostName host1 --wojmsBrokerHostPort 9700 --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 jms/portalQCF
送信先リソース(Topic):
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Topic --wojmsDestinationName <物理的な送信先名> <JNDI名>
送信先リソース(Queue):
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Queue --wojmsDestinationName <物理的な送信先名> <JNDI名>
物理的な送信先名は、1 で作成した送信先名を指定してください。 また、JNDI名は、それぞれ、分散キャッシュ (server.portal.portal-storage.distributedCache) の replicationTopicBindingName プロパティと、getQueueBindingName プロパティで設定した名前を指定してください。
例) 送信先リソース名を、jms/portalTopic(Topic、物理的な送信先名:portalTopic)、jms/portalQueue(Queue、物理的な送信先名:portalQueue)として作成する場合
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Topic --wojmsDestinationName portalTopic jms/portalTopic otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Queue --wojmsDestinationName portalQueue jms/portalQueue
otxadmin> set server.jms-service.property.wojmsConnectionPooling=false otxadmin> set server.portal.portal-storage.enableDistributedCache=true otxadmin> set server.portal.portal-storage.basicConfiguration={{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.undefined.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.key,default},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.definition.name,cache1},{com.nec.webotx.portal.storage.default.persistence.unit.name,unit_001},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.enabled,true},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.initialize.cache,true},{com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled,true}}上記コマンドでは、基本設定 (basicConfiguration) に対する値は、「com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled」プロパティ以外、すべて既定値で設定しています。既定値を変更している場合は、それぞれ適切な値に変更して設定してください。
分散システム内の全ドメインのJMSサーバをJMSサーバクラスタ構成とし、各ドメインの分散キャッシュからはローカルのJMSサーバに接続することによって、WebOTXドメインの起動順序を意識する必要がなくなります。
ここでは、分散キャッシュの設定とJMSサーバクラスタの設定を同時に行う場合の手順について説明します。JMSサーバクラスタを利用していない環境から、 JMSサーバクラスタを利用するように変更するため手順は、「5.3.3.1. JMSサーバクラスタの設定追加」を参照してください。
ここで説明する手順は図5.3.1-1に示すとおり、分散システムを構成するドメインが3台で、そのドメイン上で動作するJMSサーバ3台をJMSサーバクラスタ構成とする場合を想定したものです。
JMSサーバクラスタを利用した分散キャッシュ設定
otxadmin> set server.jms-service.enableCluster=true otxadmin> set set server.jms-service.clusterBrokerList=<ホスト1>:<ホスト1のJMSサーバのポート番号>[,<ホストn>:<ホストnのJMSサーバのポート番号>]例) host1のdomain1で起動するJMSサーバ(ポート番号:9700[デフォルト])と、host2のdomain1で起動するJMSサーバ(ポート番号:9700[デフォルト])、host3のdomain1で起動するJMSサーバ(ポート番号:9700[デフォルト])でJMSサーバクラスタを構成する場合
otxadmin> set server.jms-service.enableCluster=true otxadmin> set server.jms-service.clusterBrokerList=host1:9700,host2:9700,host3:9700
Topic:
otxadmin> create-jmsdest --desttype topic <送信先名>
Queue:
otxadmin> create-jmsdest --desttype queue <送信先名>
例) 物理的な送信先名を、portalTopic(Topic)、portalQueue(Queue)として作成する場合
otxadmin> create-jmsdest --desttype topic portalTopic otxadmin> create-jmsdest --desttype queue portalQueue
Topicコネクションファクトリリソース:
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.TopicConnectionFactory --wojmsAckOnAcknowledge=false --wojmsAckOnProduce=false --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 <JNDI名>
Queueコネクションファクトリリソース:
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.QueueConnectionFactory --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 <JNDI名>
JNDI名は、それぞれ、分散キャッシュ (server.portal.portal-storage.distributedCache) の replicationTopicConnectionFactoryBindingName プロパティと、getQueueConnectionFactoryBindingName プロパティで設定した名前を指定してください。
例) コネクションファクトリリソース名を、jms/portalTCF(TopicConnectionFactory)、jms/portalQCF(QueueConnectionFactory)として作成する場合
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.TopicConnectionFactory --wojmsAckOnAcknowledge=false --wojmsAckOnProduce=false --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 jms/portalTCF otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.QueueConnectionFactory --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 jms/portalQCF
otxadmin> get server.jms-service.jms-host.default_JMS_host.host
送信先リソース(Topic):
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Topic --wojmsDestinationName <物理的な送信先名> <JNDI名>
送信先リソース(Queue):
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Queue --wojmsDestinationName <物理的な送信先名> <JNDI名>
物理的な送信先名は、1 で作成した送信先名を指定してください。 また、JNDI名は、それぞれ、分散キャッシュ (server.portal.portal-storage.distributedCache) の replicationTopicBindingName プロパティと、getQueueBindingName プロパティで設定した名前を指定してください。
例) 送信先リソース名を、jms/portalTopic(Topic、物理的な送信先名:portalTopic)、jms/portalQueue(Queue、物理的な送信先名:portalQueue)として作成する場合
otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Topic --wojmsDestinationName portalTopic jms/portalTopic otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Queue --wojmsDestinationName portalQueue jms/portalQueue
otxadmin> set server.jms-service.property.wojmsConnectionPooling=false otxadmin> set server.portal.portal-storage.enableDistributedCache=true otxadmin> set server.portal.portal-storage.basicConfiguration={{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.undefined.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.key,default},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.definition.name,cache1},{com.nec.webotx.portal.storage.default.persistence.unit.name,unit_001},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.enabled,true},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.initialize.cache,true},{com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled,true}}上記コマンドでは、基本設定 (basicConfiguration) に対する値は、「com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled」プロパティ以外、すべて既定値で設定しています。既定値を変更している場合は、それぞれ適切な値に変更して設定してください。
otxadmin> list-jms-services ------------------------------------------------------------ Broker ID Address State ------------------------------------------------------------ host1:9700 OPERATING host2:9700 OPERATING host3:9700 OPERATING コマンド list-jms-services は正常に実行されました。
ここでは、分散キャッシュの設定を解除する方法について説明します。
ここでは、JMSサーバクラスタを利用していないときに、分散キャッシュの設定を解除する方法について説明します。
otxadmin> invoke server.portal.portal-storage.disableCache
otxadmin> set server.jms-service.property.wojmsConnectionPooling= otxadmin> set server.portal.portal-storage.enableDistributedCache=false otxadmin> set server.portal.portal-storage.basicConfiguration={{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.undefined.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.key,default},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.definition.name,cache1},{com.nec.webotx.portal.storage.default.persistence.unit.name,unit_001},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.enabled,true},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.initialize.cache,true},{com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled,false}}
上記コマンドでは、基本設定 (basicConfiguration) に対する値は、「com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled」プロパティ以外、すべて既定値で設定しています。既定値を変更している場合は、それぞれ適切な値に変更して設定してください。
otxadmin> delete-jmsdest <送信先名>削除の場合、Topic、Queueともに同じコマンドです。
例) 送信先名が、portalTopic(Topic)、portalQueue(Queue)である物理的な送信先を削除する場合
otxadmin> delete-jmsdest portalTopic otxadmin> delete-jmsdest portalQueue
otxadmin> delete-jms-resource <JNDI名>削除の場合、Topicコネクションファクトリリソース、Queueコネクションファクトリリソースともに同じコマンドです。
例) コネクションファクトリリソース名が、jms/portalTCF(TopicConnectionFactory)、jms/portalQCF(QueueConnectionFactory)であるコネクションファクトリリソースを削除する場合
otxadmin> delete-jms-resource jms/portalTCF otxadmin> delete-jms-resource jms/portalQCF
otxadmin> delete-jms-resource <JNDI名>
削除の場合、Topic、Queueの送信先リソースともに同じコマンドです。
例) 送信先リソース名が、jms/portalTopic(Topic)、jms/portalQueue(Queue)である送信先リソースを削除する場合
otxadmin> delete-jms-resource jms/portalTopic otxadmin> delete-jms-resource jms/portalQueue
ここでは、分散キャッシュとJMSサーバクラスタの設定解除を同時に行う場合の手順について説明します。なお、分散キャッシュの設定は残したまま、JMSサーバクラスタ設定のみを解除する手順については、「5.3.3.2. JMSサーバクラスタの設定解除」を参照してください。
otxadmin> invoke server.portal.portal-storage.disableCache
otxadmin> set server.jms-service.property.wojmsConnectionPooling= otxadmin> set server.portal.portal-storage.enableDistributedCache=false otxadmin> set server.portal.portal-storage.basicConfiguration={{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.undefined.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.key,default},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.definition.name,cache1},{com.nec.webotx.portal.storage.default.persistence.unit.name,unit_001},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.enabled,true},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.initialize.cache,true},{com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled,false}}
上記コマンドでは、基本設定 (basicConfiguration) に対する値は、「com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled」プロパティ以外、すべて既定値で設定しています。既定値を変更している場合は、それぞれ適切な値に変更して設定してください。
otxadmin> delete-jms-resource <JNDI名>
削除の場合、Topicコネクションファクトリリソース、Queueコネクションファクトリリソースともに同じコマンドです。
例) コネクションファクトリリソース名が、jms/portalTCF(TopicConnectionFactory)、jms/portalQCF(QueueConnectionFactory)であるコネクションファクトリリソースを削除する場合
otxadmin> delete-jms-resource jms/portalTCF otxadmin> delete-jms-resource jms/portalQCF
otxadmin> delete-jms-resource <JNDI名>
削除の場合、Topic、Queueの送信先リソースともに同じコマンドです。
例) 送信先リソース名が、jms/portalTopic(Topic)、jms/portalQueue(Queue)である送信先リソースを削除する場合
otxadmin> delete-jms-resource jms/portalTopic otxadmin> delete-jms-resource jms/portalQueue
otxadmin> set server.jms-service.enableCluster=false otxadmin> set server.jms-service.clusterBrokerList=
otxadmin> delete-jmsdest <送信先名>
削除の場合、Topic、Queueともに同じコマンドです。
例) 送信先名が、portalTopic(Topic)、portalQueue(Queue)である物理的な送信先を削除する場合
otxadmin> delete-jmsdest portalTopic otxadmin> delete-jmsdest portalQueue
既に分散キャッシュの設定を行っている場合に、更新通知に利用するJMSサーバをJMSサーバクラスタ構成に変更するための手順について説明します。
JMSサーバクラスタの設定追加
otxadmin> jms-ping JMS Ping Status = RUNNING コマンド jms-ping は正常に実行されました。
otxadmin> set server.resources.jms-resource.jms-connection-factory.<JNDI名>.wojmsBrokerHostName=localhost例) コネクションファクトリリソース名が、jms/portalTCF(TopicConnectionFactory)、jms/portalQCF(QueueConnectionFactory)であるコネクションファクトリリソースの接続先をlocalhostにする場合
otxadmin> set server.resources.jms-resource.jms-connection-factory.jms/portalTCF.wojmsBrokerHostName=localhost otxadmin> set server.resources.jms-resource.jms-connection-factory.jms/portalQCF.wojmsBrokerHostName=localhost
otxadmin> set server.jms-service.enableCluster=true otxadmin> set set server.jms-service.clusterBrokerList=<ホスト1>:<ホスト1のJMSサーバのポート番号>[,<ホストn>:<ホストnのJMSサーバのポート番号>]例) host1のdomain1で起動するJMSサーバ(ポート番号:9700[デフォルト])と、host2のdomain1で起動するJMSサーバ(ポート番号:9700[デフォルト])、host3のdomain1で起動するJMSサーバ(ポート番号:9700[デフォルト])でJMSサーバクラスタを構成する場合
otxadmin> set server.jms-service.enableCluster=true otxadmin> set server.jms-service.clusterBrokerList=host1:9700,host2:9700,host3:9700
Topic:
otxadmin> create-jmsdest --desttype topic <送信先名>
Queue:
otxadmin> create-jmsdest --desttype queue <送信先名>
例) 物理的な送信先名を、portalTopic(Topic)、portalQueue(Queue)として作成する場合
otxadmin> create-jmsdest --desttype topic portalTopic otxadmin> create-jmsdest --desttype queue portalQueue
ここでは、分散キャッシュの更新通知で利用していたJMSサーバクラスタ設定を解除し、1つのドメインのJMSサーバを利用する設定に変更するための手順について説明します。
MSサーバクラスタの設定解除
otxadmin> set server.resources.jms-resource.jms-connection-factory.<JNDI名>.wojmsBrokerHostName=<接続先のJMSサーバのホスト名> otxadmin> set server.resources.jms-resource.jms-connection-factory.<JNDI名>.wojmsBrokerHostPort=<接続先のJMSサーバのポート番号>
例) コネクションファクトリリソース名が、jms/portalTCF(TopicConnectionFactory)、jms/portalQCF(QueueConnectionFactory)であるコネクションファクトリリソースの接続先をhost2にする場合(ポート番号変更なし)
otxadmin> set server.resources.jms-resource.jms-connection-factory.jms/portalTCF.wojmsBrokerHostName=host2 otxadmin> set server.resources.jms-resource.jms-connection-factory.jms/portalQCF.wojmsBrokerHostName=host2
otxadmin> set server.jms-service.enableCluster=false otxadmin> set server.jms-service.clusterBrokerList=
otxadmin> delete-jmsdest <送信先名>
削除の場合、Topic、Queueともに同じコマンドです。
例) 送信先名が、portalTopic(Topic)、portalQueue(Queue)である物理的な送信先を削除する場合
otxadmin> delete-jmsdest portalTopic otxadmin> delete-jmsdest portalQueue
本章では、WebOTX Portal の機能の1つである認証連携サービスについて説明します。
認証連携サービスとは、WebOTX Portalの画面から他のアプリケーションへの 簡易的なシングルサインオン環境を構築するためのサービスです。
認証連携サービスを利用すると、WebOTX Portalの画面上に表示されているリンクから、 ID・パスワードを再入力することなく、様々なWebアプリケーションの認証後の 画面を直接表示することができます。
なお、認証連携サービスを利用してWebOTX Portalの画面から起動できる "他のアプリケーション" とは、 "認証画面がHTML formで作られたWebアプリケーション" のことを指します。
認証連携サービスは、まず指定されたサービスIDに基づいて、 連携対象のアプリケーションと連携するための情報を ディレクトリサーバ、およびデータベースサーバから取得します。
次に、ディレクトリサーバ、およびデータベースサーバから取得した情報とCGIパラメータに基づいて 連携方法と連携データを決定/生成します。
連携データはHTML formの形でWebOTX Portalユーザのブラウザに渡され、 ブラウザは連携対象アプリケーションに自動認証する処理を実行します。 自動認証する処理とは、 例えば連携対象のアプリケーションがWebアプリケーションの場合は、 そのアプリケーションの認証用ページに ユーザIDやパスワードなどの連携データのパラメータ名・値を POST(GET)する処理になります。
認証連携サービスは、連携対象アプリケーションに渡す ユーザID・パスワード・その他の連携データを、 運用コマンドでデータベースに登録したエントリの情報、 ディレクトリサーバに登録されたエントリの情報、 認証連携サービス呼び出し時のCGIパラメータに基づいて生成します。 ここでは、連携データがどのように作られるかを説明します。
認証連携サービスは、以下の情報を使って連携データを生成します。
サービスエントリは、連携するアプリケーションの定義情報を 格納するためのエントリです。エントリを特定するキーとしてサービスIDが 使われます。アプリケーションに引き渡す連携データのうち、 システム全体で共通なものは、サービスエントリの属性に定義します。
サービスエントリの操作に関しては、コマンドリファレンスの 1. ポータル > 1.1. 運用ツール > 1.1.12. 認証連携Webアプリケーション登録 を参照してください。
認証連携サービスでは、起動する各アプリケーションに対して 以下の属性が必要となります。
| 属性名 | 説明 | ||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| serviceId |
サービスID 起動する連携対象アプリケーションの識別子を指定します。 アプリケーション毎に重複しない名前を指定してください。 |
||||||||||||||
| serviceName |
サービス名 起動する連携対象アプリケーションの名前を指定します。 記述方法は言語名=サービス名になります。複数設定する場合はコロン(:)区切りで指定します。 (例:--serviceName en=Name:ja=名前) |
||||||||||||||
| authenticationItems |
認証用パラメータ アプリケーションが認証時に必要とするパラメータ名とパラメータ値を、 名前=値 の形式で指定します。パラメータがない場合は指定不要です。 パラメータ名・パラメータ値には1バイト文字のみを指定してください。 パラメータ名・パラメータ値に英数字以外の文字や日本語・特殊文字が含まれる場合は、 パラメータ名・パラメータ値をURLエンコードしてください。 たとえば、パラメータ名が name1 で、 パラメータ値として abc:xyz という文字列を指定したい場合、パラメータ値のカンマ ':' (0x3a) をURLエンコードして、name1=abc%3Axyz と書く必要があります。 パラメータが複数ある場合には、1バイト文字のカンマ ':' (0x3a) で区切ります。同一名称のパラメータを複数設定することはできません。
パラメータ値として以下の文字列を指定した場合は、
現在ポータルにログインしているユーザ情報に置換されます。
|
||||||||||||||
| authenticationType |
認証タイプ 連携対象Webアプリケーションが認証情報を受け取る際に、HTTP POST / GET のどちらの形式で受け取るかを指定します。 |
||||||||||||||
| authenticationURL |
認証用URL 連携対象Webアプリケーションが認証を行うページのURLを指定します。 |
注意
(*1) 認証サーバ連携機能を利用してWebOTX Portalの認証を行っている場合、
<PASSWORD> はポータルにログインしているユーザのパスワード情報に置換されません。
認証連携サービスでは、 ユーザ毎に異なるパラメータを利用して連携対象Webアプリケーションと 認証連携することもできます。例えば、次のような場合が該当します。
このような場合には、 ディレクトリサーバ上のユーザエントリのapLoginContext属性に、 連携対象アプリケーションの単位で 認証連携時に必要な個人に依存するデータを格納することによって、 ユーザ毎に異なるパラメータを利用した認証連携を実現することができます。
ユーザエントリの操作に関しては、 2. ユーザ管理 > 2.1. ユーザリソース > 2.1.4. ユーザリソース操作 > 2.1.4.1. 個人の登録、追加、削除 を参照してください。
注意
apLoginContext属性の設定は、
ポータルログイン時に用いるユーザID/パスワードと異なるユーザID/パスワードを
使って連携対象アプリケーションの認証を行う必要がある場合のみ設定を行います。
apLoginContext属性の形式は以下の通りです。
サービスID;名前=値,名前=値, ...
サービスIDとセミコロン ';' (0x3b) に続けて、連携対象Webアプリケーションが 認証時に必要とするパラメータ名とパラメータ値を、 名前=値 の形式で指定します。
パラメータ名・パラメータ値に指定できる文字の種類や パラメータを複数指定する方法については、 サービスエントリのauthenticationItems属性と同様ですが、各パラメータの区切り文字には ',' (0x2c) を使用して下さい。
また、パラメータ値として <USERID>、<PASSWORD>
が指定された場合は、サービスエントリのauthenticationItems属性と同様に、
現在ポータルにログインしているユーザ情報に置換されます。
注意
認証サーバ連携機能を利用してWebOTX Portalの認証を行っている場合、
apLoginContext属性の設定値は利用されません。
CGIパラメータは認証連携サービス呼び出し時に指定できるパラメータで、 認証連携ポートレットやメニューポートレットで設定することができます。
これらのポートレットにおけるCGIパラメータ設定方法については、 各ポートレットの説明を参照してください。
注意
CGIパラメータのパラメータ値に
<USERID>、<PASSWORD> を指定しても、
authenticationItems属性やapLoginContext属性のように
ポータルにログインしているユーザ情報に置換されません。
5.4.3.1. 連携データの定義の所在 で説明したとおり、 認証連携サービスは以下の情報を使って 連携対象アプリケーションに渡すパラメータ名・値を決定します。
(1)〜(3)のそれぞれに同じパラメータ名が定義されている場合には (3)→(2)→(1)の優先順位で使用されるパラメータが決定されます。 また、(1)には定義されていて(2)、(3)には定義されていない項目に関しては、 (1)に定義されているパラメータが有効になります。
ここでは、連携対象Webアプリケーション「WebKeiri」を例にとり、 連携データがどのように決定/生成されるのかを説明します。
Webアプリケーション「WebKeiri」がユーザを認証するときに必要とする データとして、以下の3つを想定します。
| パラメータ名 | 説明 |
|---|---|
| uid | ユーザID |
| pwd | パスワード |
| db | 利用するデータベース名 |
また、WebOTX PortalにログインしているユーザのユーザIDとパスワードが 以下のようになっていると仮定します。
| パラメータ名 | 値 |
|---|---|
| ユーザID | JOHN-DOE |
| パスワード | abc12345 |
連携対象アプリケーションのユーザID・パスワードが ポータルのユーザID・パスワードと同じ場合で、かつ ユーザID・パスワード以外に個人に依存する連携データが無い場合には、 サービスエントリを定義するだけで認証連携することができます。
| 連携データを定義する場所 | 値 |
|---|---|
| authenticationItems属性 | uid=<USERID>,pwd=<PASSWORD>,db=database03 |
| apLoginContext属性 | (指定しない) |
| CGIパラメータ | (指定しない) |
上記のように連携データを定義した場合、 以下のパラメータ名・値が連携対象アプリケーションに渡されます。
| パラメータ名 | 値 |
|---|---|
| uid | JOHN-DOE |
| pwd | abc12345 |
| db | database03 |
連携対象アプリケーションのユーザID・パスワードが ポータルのユーザID・パスワードと異なっている場合や、 ユーザID・パスワード以外に個人に依存する連携データがある場合には、 個人に依存する連携データをapLoginContext属性に定義する必要があります。
| 連携データを定義する場所 | 値 |
|---|---|
| authenticationItems属性 | uid=<USERID>,pwd=<PASSWORD>,db=database03 |
| apLoginContext属性 | WebKeiri;uid=JD_00005963,pwd=qwertydvorak |
| CGIパラメータ | (指定しない) |
authenticationItems属性とapLoginContext属性の両方に uidとpwdが定義されているため、これらのパラメータ値については apLoginContext属性の定義が使われます。 従って、上記のように連携データを定義した場合、 以下のパラメータ名・値が連携対象アプリケーションに渡されます。
| パラメータ名 | 値 |
|---|---|
| uid | JD_00005963 |
| pwd | qwertydvorak |
| db | database03 |
認証連携サービスは、認証連携ポートレットやメニューポートレットから 呼び出すことができます。 これらのポートレットの使い方については、各ポートレットの説明を参照してください。
認証連携サービスは、 ユーザのWebブラウザに返却するHTML formのパラメータ値(本来のパラメータ値)を 特定の方法で異なるパラメータ値に変換し、 HTMLソースに記述されたパラメータ値が露出した場合でも、 "本来のパラメータ値" が何であるのかを分かりづらくします。 この機能を、難読化エンコード機能といいます。
難読化エンコードされたパラメータ値は、 ユーザのWebブラウザがHTML formを連携対象Webアプリケーションに POST(GET)する直前にデコード("本来のパラメータ値" に復元)されます。 そのため、連携対象Webアプリケーションには "本来のパラメータ値" が送信されます。
認証連携サービスの設定ファイルを編集することによって、 難読化エンコード機能の有効/無効を設定することができます。 設定変更の詳細は、5.2.5. 認証連携サービスの設定を参照してください。
ここでは、WebOTX Portal インストール後にマシンのホスト名やIPアドレスを変更するための手順について説明します。
まず最初に WebOTX AS 側の設定を変更します。詳細については、「環境変数・JDK・ホスト名の設定変更」−「ホスト名の変更」を参照してください。
分散キャッシュ機能を有効にしている場合、運用管理コマンドで Topic/Queue コネクションファクトリを再作成します。
otxadmin> delete-jms-resource jms/portalTCF otxadmin> delete-jms-resource jms/portalQCF otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.TopicConnectionFactory --wojmsBrokerHostName <IPアドレス> --wojmsBrokerHostPort <ポート番号> --wojmsAckOnAcknowledge=false --wojmsAckOnProduce=false --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 jms/portalTCF otxadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.QueueConnectionFactory --wojmsBrokerHostName <IPアドレス> --wojmsBrokerHostPort <ポート番号> --wojmsPortMapperSoTimeout=10000 --wojmsSocketConnectTimeout=10000 jms/portalQCF
WebOTX AS Standard/Enterprise のアドバンスドモードを利用している場合、次のコマンドも実行します。
otxadmin> set server.resources.connector-resource.jms/portalTCF.use-jmx-agent=true otxadmin> set server.resources.connector-resource.jms/portalQCF.use-jmx-agent=true
その他、配備済みポートレットの設定でポータルサーバのIPアドレスやURLを指定している場合や、ユーザリソースのサービスエントリのURL設定(authenticationURL, serviceURL, listenerURL)でポータルサーバのURLを指定している場合のように、利用者が個別に設定した情報においてIPアドレスやURLを設定している場合、それを変更します。
設定変更を行った場合、ドメインを再起動します。
データベースサーバが動作するマシンのホスト名、IPアドレスを変更した場合、次の設定変更が必要です。
otxadmin> set server.resources.jdbc-datasource.jdbc/portalDataSource.serverName=<データベースサーバが動作するマシンのホスト名またはIPアドレス>
さらに、データベースサーバに Oracle を利用している場合は、次の設定変更も必要です。
otxadmin> set server.resources.jdbc-datasource.jdbc/portalDataSource.dataSourceName=jdbc:oracle:thin:@<データベースサーバが動作するマシンのホスト名またはIPアドレス>:1521:orcl
ポート番号、SIDも変更する場合は、それぞれ 1521、orcl の部分も変更して下さい。
データベースサーバ側のホスト名、IPアドレス設定変更方法については、各データベースサーバのマニュアルを参照してください。
EDS が動作するマシンのホスト名、IPアドレスを変更した場合、運用管理コマンドにより、次の設定変更が必要です。
otxadmin> set server.portal.directory-server.servername=<EDSが動作するマシンのホスト名またはIPアドレス> otxadmin> set server.portal.directory-server.serverport=<EDSが動作するマシンのポート番号>
さらに、EDSをマスタ−スレーブ構成とした場合、マスタサーバのIPアドレスとポート番号の設定変更も必要です。
otxadmin> set server.portal.directory-server.masterservername=<EDSマスタサーバのIPアドレス> otxadmin> set server.portal.directory-server.masterserverport=<EDSマスタサーバのポート番号>
EDS 側のホスト名、IPアドレス設定変更方法については、EDS のマニュアルを参照してください。
ここでは、負荷分散を目的とした、複数永続ユニットを利用する場合の設定について説明します。
同時接続クライアント数が多いときに、利用する永続ユニットが1つだと、永続ユニットで保持するエンティティのキャッシュへのアクセスがボトルネックとなる場合があります。 このようなときに、複数の永続ユニットを利用して永続ユニットの負荷分散を行うことで、性能向上が期待できます。
複数永続ユニットの利用
Caution
ここで定義する永続ユニットの接続先となるデータベースは、すべて同一でなければなりません。
また、利用可能な永続ユニットは、unit_001からunit_010までの10個です。
ここでは、設定手順とともに、永続ユニットを3つ(unit_001、unit_002、unit_003)利用することを前提としたコマンド例を記載します。
複数永続ユニット利用のための設定イメージ
otxadmin> add-persistence-unit <永続ユニット名>
otxadmin> add-persistence-unit unit_002 otxadmin> add-persistence-unit unit_003
otxadmin> set server.portal.portal-storage.persistence-unit.<永続ユニット名>.unitProperties={{<プロパティ名>,<設定値>}[,{<プロパティ名>,<設定値>}]}
永続ユニットのプロパティについては、表 5.1.3-2を参照してください。
例) 永続ユニットunit_002のJDBCデータソース名を「jdbc/MyDataSource」に変更する場合otxadmin> set server.portal.portal-storage.persistence-unit.unit_002.unitProperties={{eclipselink.cache.shared.default,true},{eclipselink.cache.type.default,SoftWeak},{javax.persistence.transactionType,RESOURCE_LOCAL},{eclipselink.cache.size.default,1000},{javax.persistence.nonJtaDataSource,jdbc/MyDataSource}}
上記コマンドでは、javax.persistence.nonJtaDataSourceプロパティ以外、すべて既定値を指定しています。既定値を変更している場合は、それぞれ適切な値に変更して設定する必要があります。
otxadmin> set server.portal.portal-storage.basicConfiguration={ ... ,{com.nec.webotx.portal.storage.persistence.unit.balancing.type,<負荷分散ルールのタイプ>},{com.nec.webotx.portal.storage.addon.munit.FactoryCacheClearImpl.unit.list,<永続ユニット名のリスト>}{com.nec.webotx.portal.storage.addon.munit.StepRoundRobinRuleImpl.key.list,<任意キーのリスト>}}
otxadmin> set server.portal.portal-storage.basicConfiguration={{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.undefined.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.key,default},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.definition.name,cache1},{com.nec.webotx.portal.storage.default.persistence.unit.name,unit_001},{com.nec.webotx.portal.storage.cache.enabled,true},{com.nec.webotx.portal.storage.error.action.not.found.rule,default},{com.nec.webotx.portal.storage.initialize.cache,true},{com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabled,false},{com.nec.webotx.portal.storage.persistence.unit.balancing.type,roundrobin},{com.nec.webotx.portal.storage.addon.munit.FactoryCacheClearImpl.unit.list,"unit_001\,unit_002\,unit_003"},{com.nec.webotx.portal.storage.addon.munit.StepRoundRobinRuleImpl.key.list,"key1\,key2\,key3"}}
上記コマンドでは、com.nec.webotx.portal.storage.persistence.unit.balancing.type以外は、すべて既定値を指定しています。既定値を変更している場合は、それぞれ適切な値に変更して設定する必要があります。
otxadmin> set server.portal.portal-storage.keyUnitMap={{<;振り分けキー>,<永続ユニット名>}[,{<振り分けキー>,<永続ユニット名>}]}例) 振り分けキーとして、key1、key2、key3を使い、それぞれに、unit_001、unit_002、unit_003の永続ユニットを割り当てる場合
otxadmin> set server.portal.portal-storage.keyUnitMap={{key1,unit_001},{key2,unit_002},{key3,unit_003}}
otxadmin> set server.portal.portal-storage.unitCacheMap={{<永続ユニット名>,<キャッシュ名>}[,{<永続ユニット名>,<キャッシュ名>}]}例) 永続ユニットunit_001、unit_002、unit_003に、更新通知用キャッシュ cache1 を割り当てる場合
otxadmin> set server.portal.portal-storage.unitCacheMap={{unit_001,cache1},{unit_002,cache1},{unit_003,cache1}}
ここでは、UIカスタマイズについて説明します。 UIカスタマイズとは、ポータル製品が提供するポータルスキン、ポートレットスキン、テーマ、レイアウトパターンを新たに定義し、ポータルサイトに適用できるようにする機能です。
ポータルスキンとは、ポータル画面全体の構成を決めるテンプレートです。エリアの構成やエリア内のボタン、メニューの構成を決定できます。ベースとなるスタイルの定義もできます。
ポートレットスキンとは、ポータルのウィンドウの構成、およびデザインを決めるテンプレートです。タイトルバー内のボタンの配置、ポートレットのコンテンツのベースとなるスタイルを定義します。
テーマとは、ポータル全体の色やフォントなどのスタイルを決めます。ポータルスキン、ポートレットスキンで決定したスタイルを上書きすることができます。
レイアウトパターンとは、ページのレイアウトを決めるためのテンプレートです。ポートレットが配置な領域を設定します。
ここでは、ポータルスキン、ポートレットスキン、テーマ、レイアウトパターンの各種リソースの作成方法について説明します。
リソースにはCSS(カスケードスタイルシート)を含むものがあります。複数のCSSに同一のスタイル定義がある場合、CSSの読み込み順序やセレクタの記述方法によって優先順位が決定され、適用されるスタイルが決まります。
各リソースのCSSはポータルのベースのスタイルを上書きする形で定義します。そのため、ポータルのベースのスタイルより優先順位が高くなるように、body要素のid属性を用いてセレクタを定義してください。
例) #otx .archPortalServiceArea {}
ポータルのベースのスタイルについては、以下のファイルを参照ください。
${INSTANCE_ROOT}/portal/webapps/webotx-portal/javascript/resources/portal.css
また、ポータルではポータルスキン、ポートレットスキン、テーマのCSSの優先順位を優先度が低い順に以下のように定義しています。
各CSSはこの優先順位にそった順序で読み込む仕組みになっていますが、セレクタが各CSSで異なる場合は優先順位を保つことができません。
優先順位を保つため、ポータルスキン、ポートレットスキン、テーマ間で同じ対象に対するセレクタを同一にすることを推奨します。
CSSが正しく適用されない場合は、他に優先されているスタイルがないかを確認してください。
ここでは、ポータルスキンの作成方法について説明します。
ポータルスキンは、テンプレートファイル(*.ftl)とテンプレートファイルから参照する各種ファイル(*.js、*.css、*.jpgなど)で構成されています。
テンプレートファイルはポータル画面のHTMLの一部です。ポータル画面を表示する際に、ポータル画面に統合されます。各テンプレートファイルは、ポータル画面に統合される位置が決まっています。
| テンプレートファイル名 | 統合される場所 |
|---|---|
| preInitialize.ftl | head要素に統合されます。head要素内での位置はポータルの画面処理スクリプトを実行するscript要素の前になります。 |
| postInitialize.ftl | head要素に統合されます。head要素内での位置はポータルの画面処理スクリプトを実行するscript要素の後になります。 |
| BodyContent.ftl | body要素に統合されます。 |
上記のテンプレートファイルのファイル名は変更できません。
ポータルスキンによっては上記テンプレートファイルから参照するテンプレートファイルが登録されています。ポータルが用意しているポータルスキンには、以下のテンプレートファイルがあります。
| テンプレートファイル名 | 統合される場所 |
|---|---|
| PortalServiceArea.ftl | 画面上のサービスエリアを表します。BodyContent.ftlから参照されます。 |
| PortalSiteArea.ftl | 画面上のサイトエリアを表します。BodyContent.ftlから参照されます。 |
| PortalPageArea.ftl | 画面上のページエリア、ポートレットエリアを表します。BodyContent.ftlから参照されます。 |
| PortalFooter.ftl | 画面の一番下にあるフッター部分を表します。BodyContent.ftlから参照されます。 |
これらのテンプレートファイルでは、以下の文字列を記載することで該当ポータルスキンを使って画面を表示する際に動的に表示内容を変更することができます。
| 置換文字列 | 意味 |
|---|---|
| ${userInfo} | ポータルサイトエリアに表示するユーザ名 |
| ${contextPath} | WebOTX Portalのコンテキストパス |
| ${portalSiteName} | ポータルサイト名 |
記述例
| <link rel="stylesheet" type="text/css" href="${contextPath}/portaldesign/portalSkins/myportalskin/portal.css"> |
テンプレートファイルから参照する各種ファイルは、以下のフォルダに配置することになっています。詳細は、5.7.3.1. ポータルスキンを参照ください。
<INSTANCE_ROOT>/portal/design/portaldesign/portalSkins/<ID>/<targetID>/
このフォルダは以下のURLに対応しています。テンプレートファイルからはこのURLを用いて参照してください。${contextPath}は上記の表にあるように実行時にポータルのコンテキストパスに変換されます。
${contextPath}/portaldesign/portalSkins/<ID>/<targetID>/
ポータルスキンを作成する場合、作成したいポータルスキンにもっとも近いポータルスキンの各種ファイルをコピーして編集します。
テンプレートファイルにはid属性を持つ要素がいくつかあります。各要素のid属性は、ポータルの画面処理スクリプトで使用しています。id属性の値を変更するとその要素に対して処理が行われませんので、変更しないでください。
書き方によってはポータル画面が正しく動かなくなる場合がありますので、ポータルスキンを作成したあとには必ず動作確認を行ってください。
どの要素も削除することができます。id属性を持つ要素を削除することも可能です。
BodyContent.ftlか、そこから参照するテンプレートファイル内であれば移動することができます。
移動した場所によってボタンやアイコンの見た目が変わることがあります。
BodyContent.ftlか、そこから参照するテンプレートファイル内であれば追加することができます。
preInitialize.ftlかpostInitialize.ftlに、script要素を追加することで実行できます。実行したいタイミングに応じて記述する場所や方法を判断します。
| 処理の流れ | 実装方法、場所 |
|---|---|
| ポータル画面のHTMLをブラウザが受信 | |
| ↓ | このタイミングで処理を実行したい場合は、preInitialize.ftlに処理を記述します。 |
| ポータル画面処理スクリプト実行 | |
| ↓ | このタイミングで処理を実行したい場合は、postInitialize.ftlに処理を記述します。 |
| onloadイベント発生 | |
| ↓ | このタイミングで処理を実行したい場合は、preInitialize.ftlに処理を記述します。このタイミングで実行させたい場合は、JavaScriptライブラリであるdojoのready関数を使用して処理を実行します。 |
| ポータル画面処理スクリプト実行 | |
| ↓ | このタイミングで処理を実行したい場合は、postInitialize.ftlに処理を記述します。このタイミングで実行させたい場合は、JavaScriptライブラリであるdojoのready関数を使用して処理を実行します。 |
| ポータル画面構築完了 |
dojoのready関数を使用したスクリプトの例は以下のようになります。
require(["dojo/ready"], function(ready) {
ready(function() { /*実行したい処理*/ });
});
preInitialize.ftlかpostInitialize.ftlに、link要素かstyle要素を追加することで適用できます。どちらのテンプレートに記述しても問題ありません。
ポータルの画面はポータルの画面処理スクリプトによってテンプレートファイルの内容を元に作られます。CSSはスクリプト実行後のHTMLの構成にしたがって記述してください。スクリプト実行後のHTMLのサンプルはこちらを参照ください。
※class属性にarchPortletWindowWidgetが設定されている要素の配下はポータルスキンではなくポートレットスキンの範囲になります。
※クラス名が<任意の文字列>+PortalEditModeとなっているものは、ポータル編集モード特有のクラス名です。ポータル通常モードでは設定されていません。
CSS作成時の注意点については5.7.2. リソースの作成を参照ください。
ここでは、ポートレットスキンの作成方法について説明します。
ポートレットスキンは、ポートレットウィンドウの構造を定義するHTMLファイルとポートレットウィンドウに適用するスクリプトやCSS、そこから参照する各種ファイル(画像ファイルなど)、スクリプトとCSSのリストを定義するプロパティファイルで構成されています。
ポートレットスキンのHTMLファイルは、ポータルの画面処理スクリプトにより実際のポートレットウィンドウのHTMLに変換されます。そのため、内部にscript要素やlink要素、style要素を記述することができません。ポートレットスキンにスクリプトやCSSを適用するための別の仕組みとして、プロパティファイルを用意しています。
プロパティファイルでは、適用したいスクリプトファイルやCSSを複数指定することができます。実行順や読み込み順も指定できます。
HTMLファイルとプロパティファイルのファイル名は変更できません。それぞれPortletWindowWidget.htmlとskin.propertiesになります。
ポートレットスキンを作成する場合、作成したいポートレットスキンにもっとも近いポートレットスキンをコピーして編集します。
HTMLファイルにはdata-dojo-attach-point属性、data-dojo-attach-event属性を持つ要素がいくつかあります。各要素のdata-dojo-attach-point属性、data-dojo-attach-event属性は、ポータルの画面処理スクリプトで使用しています。これらの属性の値を変更するとその要素に対する処理が失敗する場合がありますので、変更しないでください。
書き方によってはポータル画面が正しく動かなくなる場合がありますので、ポートレットスキンを作成したあとには必ず動作確認を行ってください。
特定の要素以外は削除することができます。特定の要素以外のdata-dojo-attach-point属性を持つ要素を削除することも可能です。
削除できない要素は以下になります。
| 対象要素のdata-dojo-attach-point属性の値 |
|---|
| titleBarNode |
| focusNode |
| arrowNode |
| arrowNodeInner |
| titleNode |
| hideNode |
| wipeNode |
| containerNode |
特定の要素以外は移動することができます。
移動できない要素は以下になります。
| 対象要素のdata-dojo-attach-point属性の値 |
|---|
| titleBarNode |
| focusNode |
| arrowNode |
| arrowNodeInner |
| titleNode |
| hideNode |
| wipeNode |
| containerNode |
移動した場所によってボタンやアイコンの見た目が変わることがあります。
特定の場所以外には追加することができます。
ボタンやアイコンを追加できない要素は以下になります。
| 対象要素のdata-dojo-attach-point属性の値 |
|---|
| wipeNode |
プロパティファイルのskin.propertiesで実行したいスクリプトを指定します。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| javascriptFiles | 実行したいスクリプトのファイル名を指定します。HTMLファイルからの相対パスになります。複数指定する場合はカンマ(,)で区切ります。その場合は指定した順序で実行されます。 | なし |
スクリプトは、ポータルの画面処理スクリプトの先頭で実行されますが、このときポートレットウィンドウはまだ画面上に配置されていません。そのため、ポートレットウィンドウが画面上に配置されたタイミングで処理を実行できる仕組みを用意しています。
ポートレットウィンドウが画面に配置されたタイミングで処理を行いたい場合は、スクリプト内でポータルの提供するJavaScriptAPIを利用して処理を登録します。
以下に、使用例を記載します。
require(["webotx/portal/design/portletSkin"], function(portletSkin) {
// ポートレットウィンドウが画面上に配置されたときに呼び出す初期化関数を登録します。
// 引数は、配置されたポートレットウィンドウのDOM要素です。
portletSkin.addSkinInitializer(function(node) { /* 画面に配置されたタイミングで実行したい処理 */ });
});
ここで登録した関数の具体的な実行タイミングは以下になります。ポートレットウィンドウ一つ一つに対して実行されます。
プロパティファイルのskin.propertiesで適用させたいスクリプトを指定します。
| プロパティ名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| stylesheetFiles | 適用させたいCSSファイル名を指定します。HTMLファイルからの相対パスになります。複数指定する場合はカンマ(,)で区切ります。その場合は指定した順序で適用されます | なし |
ポータルの画面はポータルの画面処理スクリプトによってテンプレートファイルの内容を元に作られます。CSSはスクリプト実行後のHTMLの構成にしたがって記述してください。スクリプト実行後のHTMLのサンプルはこちらを参照ください。
※ポータルスキンの範囲はclass属性にarchPortletWindowWidgetが設定されている要素の配下のみになります。
※クラス名が<任意の文字列>+PortalEditModeとなっているものは、ポータル編集モード特有のクラス名です。ポータル通常モードでは設定されていません。
CSS作成時の注意点については5.7.2. リソースの作成を参照ください。
ここでは、テーマの作成方法について説明します。
テーマは、テーマのスタイルを定義するCSSとそこから参照する各種ファイル(画像ファイルなど)で構成されています。
CSSのファイル名は変更できません。theme.cssになります。
テーマを作成する場合、作成したいテーマにもっとも近いテーマをコピーして編集します。
CSS作成時の注意点については5.7.2. リソースの作成を参照ください。
新規にレイアウトパターンを作成したい場合には、レイアウトパターンを定義したレイアウトパターン定義ファイルとページプロパティに表示する画像ファイルを作成します。画像ファイルは省略することも可能です。
画像ファイルの縦横サイズは横270x縦45で固定です。使用可能状態、ホバー状態、選択状態、使用不可状態の四種類の状態を表す絵を横に並べた画像ファイルを作成してください。その際、画像ファイルにおける各状態を表す絵の位置が、ポータルの使用しているレイアウトパターンの画像ファイルと同じになるようにしてください。
レイアウトパターン定義ファイルのファイル名は pattern.html 固定です。レイアウトパターンをtable/tr/tdタグを使って定義します。規則は以下の通りです。規則は以下の通りです。
定義例
| area1 | area2 |
| area3 |
このレイアウトを定義するには、以下のように定義してください。定義したレイアウトイメージを確認しやすいようにborder属性やarea1, area2, area3のデータを記入しているが、実際には不要です。
定義したそれぞれのリソースの登録方法、削除方法について説明します。
作成したポータルスキンは、以下の手順で登録します。
${INSTANCE_ROOT}/portal/design/info/portalSkins/<ポータルスキンID>/<ターゲットID>
WebOTXのドメインのパスが「c:\WebOTX\domains\domain1」で、ポータルスキンIDが「portalSkin1」でターゲットIDが「a」の場合は以下のディレクトリになります。c:\WebOTX\domains\domain1\portal\design\info\portalSkins\portalSkin1\a
例)
ポータルサイトのプロパティに表示するポータルスキンの名前が「skin1」の場合
otxadmin> enable-portal-skin --id portalSkin1 --defaultName skin1 --targetId a
登録したポータルスキンは、以下の手順で削除します。
例)
ポータルスキンIDが「portalSkin1」のポータルスキンを削除する場合
otxadmin> disable-portal-skin --id portalSkin1
登録したポータルスキンを変更したい場合は、削除後登録してください。登録する際にターゲットIDを変更することによって、登録したファイルに問題があった場合に容易に変更前の状態に戻すことができます。
作成したポートレットスキンは、以下の手順で登録します。
${INSTANCE_ROOT}/portal/design/portaldesign/portletSkins/<ポートレットスキンID>/<ターゲットID>
WebOTXのドメインのパスが「c:\WebOTX\domains\domain1」で、ポートレットスキンIDが「portletSkin1」でターゲットIDが「a」の場合は以下のディレクトリになります。c:\WebOTX\domains\domain1\portal\design\portaldesign\portletSkins\portletSkin1\a
${INSTANCE_ROOT}/portal/design/info/portletSkins/<ポートレットスキンID>/<ターゲットID>
WebOTXのドメインのパスが「c:\WebOTX\domains\domain1」で、ポートレットスキンIDが「portletSkin1」でターゲットIDが「a」の場合は以下のディレクトリになります。c:\WebOTX\domains\domain1\portal\design\info\portletSkins\portletSkin1\a
例) ポータルサイトのプロパティに表示するポートレットスキンの名前が「skin1」の場合
otxadmin> enable-portlet-skin --id portletSkin1 --defaultName skin1 --targetId a
登録したポートレットスキンは、以下の手順で削除します。
例) ポートレットスキンIDが「portletSkin1」のポートレットスキンを削除する場合
otxadmin> disable-portlet-skin --id portletSkin1
登録したポートレットスキンを変更したい場合は、削除後登録してください。登録する際にターゲットIDを変更することによって、登録したファイルに問題があった場合に容易に変更前の状態に戻すことができます。
作成したテーマは、以下の手順で登録します。
${INSTANCE_ROOT}/portal/design/portaldesign/themes/<テーマID>/<ターゲットID>
WebOTXのドメインのパスが「c:\WebOTX\domains\domain1」で、テーマIDが「theme1」でターゲットIDが「a」の場合は以下のディレクトリになります。c:\WebOTX\domains\domain1\portal\design\portaldesign\themes\theme1\a
例) ポータルサイトのプロパティに表示するテーマの名前が「theme1」の場合
otxadmin> enable-theme --id theme1 --defaultName theme1 --targetId a
登録したテーマは、以下の手順で削除します。
例) テーマIDが「theme1」のテーマを削除する場合
otxadmin> disable-theme --id theme1
登録したテーマを変更したい場合は、削除後登録してください。登録する際にターゲットIDを変更することによって、登録したファイルに問題があった場合に容易に変更前の状態に戻すことができます。
作成したレイアウトパターンは、以下の手順で登録します。
${INSTANCE_ROOT}/portal/design/info/patterns/<レイアウトパターンID>
WebOTXのドメインのパスが「c:\WebOTX\domains\domain1」で、レイアウトパターンIDが「layout1」の場合は以下のディレクトリになります。c:\WebOTX\domains\domain1\portal\design\info\patterns\layout1
${INSTANCE_ROOT}/portal/design/portaldesign/patterns/<レイアウトパターンID>/images
WebOTXのドメインのパスが「c:\WebOTX\domains\domain1」で、レイアウトパターンIDが「layout1」の場合は以下のディレクトリになります。c:\WebOTX\domains\domain1\portal\design\portaldesign\patterns\layout1\images
例) ポータルページのプロパティに表示するレイアウトパターンの名前が「layout1」の場合
otxadmin> add-page-layout --id layout1 --defaultName layout1
登録したレイアウトパターンは、以下の手順で削除します。
例) レイアウトパターンIDが「layout1」のレイアウトパターンを削除する場合
otxadmin> delete-page-layout --id layout1
ポータルスキン、ポートレットスキン単位で画面上の画面項目を非表示にすることができます。
マルチテナント構成の場合には、会社毎に設定を行うことができます。
非表示項目の設定はWebAPIを使って行います。
WebAPIは会社管理者ユーザでログインしている状態で実行してください。
WebAPIの一覧は以下の通りです。
| API名 | 説明 |
|---|---|
| setHiddenItems | 画面項目を非表示に設定する |
| getHiddenItemList | 非表示項目の一覧を取得する |
| getPortalSkinList | ポータルスキンの一覧を取得する |
| getPortletSkinList | ポートレットスキンの一覧を取得する |
| リクエストURL | /webotxportal/services/design/setHiddenItems |
|---|---|
| リクエストメソッド | POST |
| リクエストパラメータ | |
| パラメータ名 | 説明 |
| targetCustomInfo | 対象となる表示項目が存在するポータルスキンやポートレットスキンのIDを指定する |
| targetType | targetCustomInfoで指定したIDがポータルスキンなのかポートレットスキンなのかを指定する ポータルスキン : portal ポートレットスキン : portlet |
| hiddenItems | 非表示にする項目の識別子をカンマ(,)区切りで連結した文字列を指定する |
| showItems | 非表示を解除する項目の識別子をカンマ(,)区切りで連結した文字列を指定する |
| レスポンスデータ | |
| 正常終了時 | { "result": true } |
| 異常終了時 | { "result": false, "message": "エラーメッセージ" } |
| リクエストURL | /webotxportal/services/design/getHiddenItemList |
|---|---|
| リクエストメソッド | GET |
| リクエストパラメータ | |
| パラメータ名 | 説明 |
| targetCustomInfo | 対象となる表示項目が存在するポータルスキンやポートレットスキンのIDを指定する |
| targetType | targetCustomInfoで指定したIDがポータルスキンなのかポートレットスキンなのかを指定する ポータルスキン : portal ポートレットスキン : portlet |
| レスポンスデータ | |
| 正常終了時 | { "result": true "resultData": [ { "value": "識別子" }, { "value": "識別子" }, ・・・ ] } |
| 異常終了時 | { "result": false, "message": "エラーメッセージ" } |
| リクエストURL | /webotxportal/services/design/getPortalSkinList |
|---|---|
| リクエストメソッド | GET |
| リクエストパラメータ | |
| なし | |
| レスポンスデータ | |
| 正常終了時 | { "result": true "resultData": [ { "portalSkinId": "ID", "displayNames":[ { "language": "言語名", "displayName": "表示名" }, { "language": "言語名", "displayName": "表示名" }, ・・・ ] }, { "portalSkinId": "ID", "displayNames":[ { "language": "言語名", "displayName": "表示名" }, { "language": "言語名", "displayName": "表示名" }, ・・・ ] }, ・・・ ] } |
| 異常終了時 | { "result": false, "message": "エラーメッセージ" } |
| リクエストURL | /webotxportal/services/design/getPortletSkinList |
|---|---|
| リクエストメソッド | GET |
| リクエストパラメータ | |
| なし | |
| レスポンスデータ | |
| 正常終了時 | { "result": true "resultData": [ { "portalSkinId": "ID", "displayNames":[ { "language": "言語名", "displayName": "表示名" }, { "language": "言語名", "displayName": "表示名" }, ・・・ ] }, { "portalSkinId": "ID", "displayNames":[ { "language": "言語名", "displayName": "表示名" }, { "language": "言語名", "displayName": "表示名" }, ・・・ ] }, ・・・ ] } |
| 異常終了時 | { "result": false, "message": "エラーメッセージ" } |
| 非表示項目名 | 設定値 |
|---|---|
| ポータルサービスエリア | portalServiceArea |
| ロゴ | logo |
| 更新ボタン | reloadButton |
| 個人設定 | userPreferenceMenu |
| パスワード変更メニュー | changePasswordMenuItem |
| ポートレットライブラリ | openLibraryButton |
| ユーザ名表示 | loginUserLabel |
| 権限昇格 | elevatePrivilegeButton |
| 昇格解除 | lowerPrivilegeButton |
| ログアウト | logoutButton |
| ポータルサイトエリア | portalSiteArea |
| ポータルサイトナビゲーション | portalSiteNavigation |
| 移動ボタン | moveMenu |
| 本務組織移動メニュー | moveByMainWorkMenuItem |
| 兼務組織移動メニュー | moveByAdditionalPostsMenuItem |
| テナント間共通サイト移動メニュー | moveBySharedSiteMenuItem |
| ルートサイト移動メニュー | moveByRootSiteMenuItem |
| ユーザサイト移動メニュー | moveByUserSiteMenuItem |
| 組織一覧から選択メニュー | moveByOrganizationMenuItem |
| 管理権限のあるポータルサイト一覧から選択メニュー | moveByManagedSiteMenuItem |
| パンくずリスト | breadCrumb |
| サイトプロパティ | sitePropertyButton |
| 編集 | editButton |
| ポータルページエリア | portalPageArea |
| ポータルページエリア表示切替UI | portalPageAreaToggleButton |
| ポータルページ名 | pageNameLabel |
| ポータルページメニューアイコン | pageMenu |
| ページプロパティメニュー | pagePropertyMenuItem |
| ページ移動メニュー | pageMoveMenuItem |
| ポータルページ削除アイコン | pageCloseButton |
| ポータルページ追加 | pageAddMenu |
| 新規ページを追加メニュー | addNewPageMenuItem |
| 既存のページを追加メニュー | addExistedPageMenuItem |
| フッター | portalFooter |
| 非表示項目名 | 設定値 |
|---|---|
| タイトルバー | titleBar |
| ポートレット名 | portletNameLabel |
| 手動更新ボタン | reloadButton |
| ポートレットウィンドウメニューアイコン | portletMenu |
| 表示 | portletModeViewMenuItem |
| 全般 | generalPropertyMenuItem |
| アクセス権 | securityPropertyMenuItem |
| ウィンドウデザイン | designPropertyMenuItem |
| 個人設定 | portletModeEditMenuItem |
| 共用設定 | portletModeEditDefaultsMenuItem |
| ヘルプ | portletModeHelpMenuItem |
| 説明 | portletModeAboutMenuItem |
| 最小化アイコン | minimizeButton |
| 通常化アイコン | normalizeButton |
| 最大化アイコン | maximizeButton |
| 削除ボタン | closeButton |
| リサイズバー | resizeBar |