WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
3. WebOTX V4.2の新機能 |
ここでは、WebOTX V4.2のリリースで新しく追加された機能や変更点を説明します。
3.1. 製品構成の変更 |
WebOTX Ver4.1よりWebOTXは以下の4つのエディションと拡張製品とに製品体系を変更しました。
Ver3.2以前のStandard版、Enterprise版との製品構成の違いについて説明します。
WebOTX V3製品では、「CPUライセンス方式」を取っていました。 これは、マシンに搭載されているCPUの数が1つ増えるたびに、CPUライセンス製品を1つ購入する形態でした。
WebOTX V4からは、次の表に示すような「CU (キャパシティユニット) ライセンス方式」を新たに設定し、さらに割安で製品を提供できるように製品形態を変更いたしました。 これによりCPUを多数搭載したマシンにおいて割安となるようになりました。
搭載CPU数 | 追加CUの必要数 |
1 | 0 |
2 | 1 |
3〜4 | 2 |
5〜6 | 4 |
7〜8 | 6 |
9〜16 | 8 |
17〜32 | 16 |
33〜64 | 32 |
65以上 | 購入価格は調整 |
WebOTX V3製品では、開発環境と運用環境をセットにして提供していました。 これによって、1製品から複数のマシン(実行環境、開発環境、運用環境)に製品を インストールする形態となっていました。
WebOTX V4からは、開発環境や運用環境を分離し、1製品で1台のマシンにのみインストールする形態にしました。 分離を行った分、Standard EditionとEnterprise Editionの価格を下げました。 これによりマルチサーバ構成の場合、Standard EditionとEnterprise Editionを 実行マシン台数分、開発環境・運用環境は開発・運用マシンの台数分の製品購入が可能となります。3.2. JNDIサービス |
名前サーバ内のネーミング空間をブラウジングしたり、指定のコンテキストを操作できるGUIツールを新規に提供しました。
3.3. EJBコンテナ |
堅牢なサーバサイド・アプリケーション実行基盤である、WebOTX V4.2実行環境上で動作するように対応しました。
3.4. J2EE 展開ツール |
WebOTX運用環境に含まれるJ2EE展開ツールを利用すると、Standard/Enterprise EditionのEJBコンテナにEJBコンポーネントを配備、配備解除できます。
Standard/Enterprise EditionのEJBコンテナに対してEJBコンポーネントを配備する時は、展開ツール上でJDBCデータソースの詳細設定操作をすることなく、WebOTX運用管理ツールで設定した情報を参照しながら情報を与えることができます。
3.5. Standard Edition/Enterprise Edition 実行環境 |
3.6. 開発環境 |
3.7. WebAP JSP |
「WebOTX WebAP JSP」では、以下の項目について機能強化を行いました。
「WebOTX WebAP JSP開発環境」は、WindowsXPに対応しました。
「WebOTX WebAP JSP実行環境」と連携して動作可能なWebサーバとして、以下をサポートしました。
WebOTX バージョン4.1以降で提供されているObject Broker バージョン6.1に対応しました。
ETOS対応業務のWeb環境への移行 (以下、MFDL移行) に対応したWebアプリケーションの機能を、以下の項目について強化しました。
「WebOTX WebAP JSP 開発環境」の環境設定ツールを機能強化し、コンパイル時に必要な情報 (クラスパス等) を自動的に設定できるようにしました。 「WebOTX WebAP JSP 実行環境」では、Webサーバ、Servletコンテナの環境設定を自動的に行うための環境設定ツールを提供しました。
3.8. WebOTX Transaction Service |
WebOTX Transaction Serviceは、以下に示す機能強化を行っています。
3.9. 画面テンプレート |
「WebOTX画面テンプレート」では、以下の項目について機能強化を行いました。
バイナリファイルのアップロードに対応しました。 従来のテキストファイルに加えて、バイナリファイルもアップロードできるようになります。
送信できるデータ量を拡大しました。 従来はWebサーバへ送信するデータサイズが4096byteでしたが、200kbyteに拡張しました。
「画面テンプレートISAPI/NSAPIコネクタモジュール」では、Webサーバの環境設定を自動的に行うための環境設定ツールを提供しました。