WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
4. V5.1の変更点 |
WebOTX V5.1の変更点について、その概要について説明します。
4.1. Webサーバ |
4.2. Webコンテナ |
4.3. WebAP JSP |
4.4. 画面テンプレート |
4.5. Webサービス |
4.6. EJB開発環境 |
4.7. Standard/Enterprise Edition 実行環境 |
(CORBAの場合のみ)
WebOTX V5から、ステートおよびスレッドモデルは実装単位で指定可能になりました。
これによって、プロセス単位のステートおよびスレッドモデルというモードはなくなりました。
そのため、TPSGetServerInformation()は実装クラスの延長から呼ばれた場合はその実装クラスで指定されたステートとスレッドモデルを返しますが、実装クラス以外から呼ばれた場合はステートとスレッドモデルの値が不定になってしまいます。このため、互換維持のために以下の指定で互換動作するようにしました。
実装クラス以外から、TPSGetServerInformation()を使用してステートとスレッドモデルを取得する場合は、この指定をするようにしてください。
(CORBAの場合のみ)
以前はSetTxStatus()を呼び出してオペレーションが異常終了した場合には、コールバック関数OnTPSAbort()を呼び出していませんでした。
しかし、WebOTX V5からはこれを呼び出すように変更しました。
もしこの関数を呼び出されて問題が発生した場合には、環境変数に以下の値を設定してください。
OnTPSAbort()を呼び出さない以前の動作に変更されます。
環境変数が設定されていない場合、および値が異なる場合は従来の動作となります。
環境変数の設定はプロセスグループごとかWebOTX全体かのどちらかで設定できます。
プロセスグループごとに設定する場合は、運用管理ツールからプロセスグループのプロパティの環境変数に設定してください。
WebOTX全体で有効にするには、Windowsの場合はマシンのシステム環境変数に、UNIXの場合は/opt/WebOTX/config/asenv.confに設定してください。