WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
3. WebOTX V5.2の新機能 |
ここでは、WebOTX V5.2のリリースで新しく追加された機能や変更点を説明します。
3.1. WebOTX製品全般 |
WebOTX V5.2より製品全般における機能強化項目について説明します。
3.1.1. 64bit対応 |
WebOTX V5.2よりWindows OSにおいてItaniumプロセッサファミリ(IPF)アーキテクチャに対応した 実行基盤、および開発基盤を提供します。これにより、WebOTX上のアプリケーションも64bit空間 を有効に利用することが可能となり、スケーラビリティが大幅に向上できるようになります。なお、対応OSは次に示す通りです。
WebOTXが対応する64bit環境については次の通りになります。
対応OS | 64bit版 Windows Server 2003 ファミリー |
対応 Javaバージョン | Java 2 Standard Edition(J2SE) 1.4.2 |
対応C++コンパイラ | Microsoft Platform SDK |
3.1.2. 対応OSについて |
WebOTX V5.2において新たに次のOSについてサポートします。
プラットフォーム | OS | |
Windows | 64bit Itanium | 64bit版 Windows Server 2003 ファミリー |
x86 | Windows Server 2003 ファミリー Windows 2000 Advanced Server, Server Windows NT 4.0 Server |
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HP-UX | HP-UX 11,11i | |
Solaris | Solaris 8,9 | |
Linux | RedHat 7.1,7.2,7.3,8.0,9.0 Miracle Linux 2.0 |
プラットフォーム | OS | |
Windows | 64bit Itanium | 64bit版 Windows Server 2003 ファミリー |
x86 | Windows Server 2003 ファミリー Windows 2000 ファミリー Windows NT 4.0 Server, Workstation Windows Windows XP Professional, Home Edition Windows Windows Millennium Edition Windows Windows 95/98 |
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HP-UX | HP-UX 11,11i | |
Solaris | Solaris 8,9 | |
Linux | RedHat 7.1,7.2,7.3,8.0,9.0 Miracle Linux 2.0 |
プラットフォーム | OS | |
Windows | 64bit Itanium | 64bit版 Windows Server 2003 ファミリー |
x86 | Windows Server 2003 ファミリー Windows 2000 ファミリー Windows NT 4.0 Server, Workstation Windows Windows XP Professional, Home Edition Windows Windows Millennium Edition Windows Windows 95/98 |
3.1.3. 対応Java バージョンについて |
WebOTX V5.2から新規に次のJavaバージョンをサポートします。
プラットフォーム | Javaバージョン | |
Windows(※) | 64bit Itanium | 1.4.2 |
x86 | 1.1.8 1.2.2 1.3.0、1.3.1 1.4.0、1.4.1 |
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HP-UX(※) | 1.1.8 1.2.2 1.3.0、1.3.1 1.4.0、1.4.1 |
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Solaris(※) | 1.1.8 1.2.2 1.3.0、1.3.1 1.4.0 |
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Linux(※) | 1.3.1 1.4.0、1.4.1 |
※ WebコンテナやEJBなどJ2EEの機能を使用する場合1.3以上が必要です。
3.1.4. Visual C++ .Net対応 |
WebOTX V5.2より新たにMicrosoft Visual C++ .Netでアプリケーションを開発、実行できるようになりました。
3.2. Java API |
次のJava APIを新規にバンドルしました
3.3. Web サービス |
ベースとなるSOAPエンジンを全面的に変更しました。これにより以下の機能が追加されました。
SOAP1.2仕様への対応
JAX-RPC 1.0仕様をサポート
従来、Apache SOAP互換APIのみに対応していましたが、JAX-RPCインタフェースを駆使したクライアントの作成ができるようになりました。Webサービス開発ツール「Web Service Director」の提供
Webサービスの開発をGUIツール「Web Service Director」でサポートします。Web Service Directorは主に次のような機能を提供します。3.4. EJBコンテナ |
EJBコンテナに新しく追加された機能を以下に示します。
名前サーバの登録方法の設定の追加
EJBコンテナの動作プロパティに、ホームインタフェースをCosNaming サーバへバインドするかどうかを指定するプロパティ設定を追加しました。Ver5.1以前では、ホームインタフェースがJNDIサーバとObject Broker CosNamingサーバの両方にバインドされ、JNDIサーバにはCosNamingサーバの名前に対するリンクがバインドされていました。 Ver5.2では、JNDIサーバのみにEJBホームインタフェースをバインドする動作モードを追加しました。 これによってホームインタフェースのルックアップの処理速度を向上させることが出来ます。
キャッシュ名前サーバとの連携
Object Brokerのキャッシュ名前サーバと連携するための設定項目を追加しました。3.5. J2EE展開ツール |
J2EE展開ツールに新しく追加された機能を以下に示します。
Enterprise Bean実行のプロセス・グループ
Standard/Enterprise EditionでのBean配備先となるWebOTXプロセス・グループを、配備解除時に残すか削除するかのいずれかを選択できるようになりました。
従来は、配備解除時にWebOTXプロセス・グループが自動的に削除されていました。 今回の変更により、プロセス・グループを残す操作を行えば、そのグループに設定した詳細情報も残して再利用することができ、プロセス・グループ情報の再設定時間を削減できます。
3.6. WebAP JSP |
WebAP JSPでは、以下の項目について機能強化を行いました。
R5形式サーバAPに対応
「R5形式」(WebOTX バージョン5.1以降でサポートされているサーバAP作成方法)で作成したサーバAPにアクセスして通信できるようになりました。
キーワード変換機能の強化
フォーム系タグ(INPUT、TEXTAREA、SELECTタグ)についても、キーワード変換機能(Webブラウザ上で正しく表示されない可能性のある文字が受信データに含まれる場合、正しく表示されるキーワード文字列に変換する機能)をサポートしました。
3.7. OLF/TPアダプタ |
OLF/TPアダプタにおいて新しく追加された機能を以下に示します。
バックエンドサーバ・プロトコル対応追加
VDログイン機能追加
VDログインを行う機能を追加しました。