WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
3. WebOTX V5.3の新機能 |
ここでは、WebOTX V5.3のリリースで新しく追加された機能や変更点を説明します。
3.1. UDDIレジストリ |
WebOTX UDDI Registry V2.1より、UDDIレジストリに新しく追加された機能を以下に示します。
UDDI 3.0対応
UDDI 3.0仕様に対応したレジストリサーバとクライアントライブラリを提供します。 提供する主な機能は次のとおりです。マルチバージョン機能
UDDI 3.0仕様のマルチバージョン機能を提供しているため、照会APIと発行APIを使用したUDDI 2.0仕様のクライアントAPからアクセスすることができます。
レプリケーション機能の提供
複数のUDDIレジストリの間でデータの同期をとるレプリケーション機能により、UDDIレジストリの可用性を向上しました。 クライアントのネットワークでバックアップサーバを動作させるなど自由度の高いシステム構成が可能になります。
UDDI レジストリの管理コンソールの強化
UDDIレジストリ管理者向け、Webサービス発行者向け、Webサービス利用者向けのWebブラウザベースの管理ツールによって、ユーザ情報とWebサービスの検索・閲覧・登録を簡単に行えます。
3.2. J2EE展開ツール |
コンポーネント名検索機能
編集メニューに、アプリケーションにバンドルしているコンポーネントの名前を検索するサブメニューを追加しました。
EJB-JARの重複検査
ファイルメニューの「アプリケーションの追加」でEJB JARを選択すると、現在のアプリケーションにEJBコンポーネントを追加することができます。 この時、既存のEJBコンポーネントとEnterprise Bean名が重複しているかを検査します。
展開ツールとサーバ側の配備サービスとのJavaバージョン検査
アプリケーションを実行するためには、クライアント−サーバ間のJavaバージョンを一致される必要があります。 配備する時も同様です。 この検査機能によって、互いのバージョンが妥当であるかを検出できるようになりました。
J2EEアプリケーション・ファイル(EAR)のパッケージャーコマンド
パッケージャーは、WebやEJBのコンポーネントをEARファイルにパッケージ化するツールです。
部分配備機能
ツールメニューに「再配備」サブメニューを追加しました。 これは、アプリケーション内の特定のEJB-JARに対してのみ再配備処理が行われるため、配備操作の応答性が向上します。
3.3. WebOTX製品全般 |
WebOTX V5.3より製品全般における機能強化項目について説明します。
3.3.1. HP-UX Itanium(R) Processor Family 対応 |
WebOTX V5.3よりHP-UXにおいて、Itaniumプロセッサファミリ(IPF)アーキテクチャに対応した実行基盤、および開発基盤を提供します。 なお、対応OSは次に示す通りです。
HP-UX 11i v2
WebOTXが対応するOS環境については次の通りになります。
<WebOTX Web/Standard-J/Standard/Enterprise Edition>プラットフォーム | OS | |
Windows | 64bit Itanium | 64bit版 Windows Server 2003 ファミリー |
x86 | Windows Server 2003 ファミリー Windows 2000 Advanced Server, Server Windows NT 4.0 Server |
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HP-UX | 64bit Itanium | HP-UX 11i v2 |
PA-RISC | HP-UX 11、11i | |
Solaris | Solaris 8、9 | |
Linux | RedHat 7.1、7.2、7.3、8.0、9.0 Miracle Linux 2.0 |
プラットフォーム | OS | |
Windows | 64bit Itanium | 64bit版 Windows Server 2003 ファミリー |
x86 | Windows Server 2003 ファミリー Windows 2000 ファミリー Windows NT 4.0 Server, Workstation Windows Windows XP Professional, Home Edition Windows Windows Millennium Edition Windows Windows 95/98 |
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HP-UX | 64bit Itanium | HP-UX 11i v2 |
PA-RISC | HP-UX 11、11i | |
Solaris | Solaris 8、9 | |
Linux | RedHat 7.1、7.2、7.3、8.0、9.0 Miracle Linux 2.0 |
プラットフォーム | OS | |
Windows | 64bit Itanium | 64bit版 Windows Server 2003 ファミリー |
x86 | Windows Server 2003 ファミリー Windows 2000 ファミリー Windows NT 4.0 Server, Workstation Windows Windows XP Professional, Home Edition Windows Windows Millennium Edition Windows Windows 95/98 |
3.3.2. 対応Java バージョンについて |
WebOTX V5.3から新規に次のJavaバージョンをサポートします。
Java 2 Standard Edition v1.4.1、v1.4.2
プラットフォーム | Javaバージョン | |
Windows (※) | 64bit Itanium | 1.4.2 |
x86 | 1.1.8 1.2.2 1.3.0、1.3.1 1.4.0、1.4.1 |
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HP-UX (※) | 11i v2 | 1.3.1、1.4.1 |
11、11i | 1.1.8 1.2.2 1.3.0、1.3.1 1.4.0、1.4.1 |
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Solaris (※) | 1.1.8 1.2.2 1.3.0、1.3.1 1.4.0 |
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Linux (※) | 1.3.1 1.4.0、1.4.1 |
※ WebコンテナやEJBなどJ2EEの機能を使用する場合、1.3以上が必要です。