WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
3. WebOTX V6.1の新機能 |
ここでは、WebOTX V6.1のリリースで新しく追加された機能や変更点を説明します。
3.1. WebOTX製品全般 |
WebOTX V6.1の製品全般における機能強化項目について説明します。
Java最新仕様「J2EE 1.4」に対応
Javaを利用した基幹業務システム構築を可能とする「J2EE」の最新仕様「J2EE 1.4」に国内ベンダとして初めて対応しています。 これにより、Webサービス構築機能をはじめJavaの最新技術を活用した基幹業務システムを効率的に構築することができます。
JMXベースの運用管理
JMX 1.2、JMX Remote 1.0を基盤とした運用管理フレームワークを提供しています。 管理リソースはMBeanとして提供していますのでサービスの起動、停止やコンフィグレーション情報の取得、設定また統計情報の取得などがJMX標準インタフェースで運用管理可能となります。 また、容易にシステム管理を行うための以下の運用管理ツール群を提供します。
統合開発環境
Eclipseをベースにした統合開発環境「WebOTX Developer's Studio」の提供を開始します。
この統合開発環境は近年最も普及し、皆様になじみの深いEclipseのフレームワークを活用しているため、開発作業への着手がスムーズです。 また、NECで独自に開発したJ2EE 1.4対応アプリケーション(Webアプリケーション、Webサービス、EJB、OLF/TPアダプタ(JCA)など)開発機能により、J2EEアプリケーションの開発期間短縮や生産性向上を図ることができます。 もちろん、Eclipseゆずりのソース編集機能や、CVSによる版管理やJUnitによるテストなどの標準機能も兼ね備えています。 さらに、WebOTX開発環境には「WebOTX Standard-J Edition」相当のテスト用サーバを同梱しており、WebOTX開発環境だけでアプリケーションの開発・デバッグ・テスト運用ができるようになっています。
3.2. UDDIレジストリ |
WebOTX UDDI Registry V2.1より、UDDIレジストリに新しく追加された機能を以下に示します。
UDDI 3.0対応
UDDI 3.0仕様に対応したレジストリサーバとクライアントライブラリを提供します。 提供する主な機能は次のとおりです。マルチバージョン機能
UDDI 3.0仕様のマルチバージョン機能を提供しているため、照会APIと発行APIを使用したUDDI 2.0仕様のクライアントAPからアクセスすることができます。
レプリケーション機能の提供
複数のUDDIレジストリの間でデータの同期をとるレプリケーション機能により、UDDIレジストリの可用性を向上しました。 クライアントのネットワークでバックアップサーバを動作させるなど自由度の高いシステム構成が可能になります。
UDDI レジストリの管理コンソールの強化
UDDIレジストリ管理者向け、Webサービス発行者向け、Webサービス利用者向けのWebブラウザベースの管理ツールによって、ユーザ情報とWebサービスの検索・閲覧・登録を簡単に行えます。