WebOTX Manual V10.4 (第4版) 目次を表示 |
ここでは、WebOTX V9.3のリリースで新しく追加された機能を説明します。
WebOTX V9.3での製品全体における機能強化項目について説明します。
動作プラットフォームとしてとしてJava SE 8(Update 20以降)に対応しました。
※Windows (x86/x64)、Linux(x86/x64)プラットフォーム
UNIX版において同一マシンへの複数バージョンインストールをサポートします。
また、V9.2まではWebOTX製品のインストール・ベースディレクトリ(※)は/opt固定でしたが、インストール時に変更することが可能になりました。
※UNIX版のパッケージ(RPM/デポ)のインストール時に起点として使用するディレクトリ
WebSocket 1.1 (JSR-356) に対応
WebブラウザとWebOTX間で双方向の通信を可能にする WebSocket の最新バージョンに対応しました。
アドバンスドモードにおける AJP通信のサポート
従来、スタンダードモードでしか利用できなかったAJP通信をアドバンスドモードでもサポートしました。WebサーバとAPサーバ間の通信プロトコルに、スタンダードモードと同じ通信プロトコルである AJP(Apache Jserv Protocol)を使用し、アドバンスドモードの高信頼性機能を提供します。これにより、アドバンスドモードでIISの利用が可能となりました。 また、WebサーバとAPサーバを別々のマシンに配置し、APサーバをクラスタ化して負荷分散を行う場合に適してします。
環境設定ツールにおいて設定読み込みパラメータ追加
環境設定ツールでは設定をドメインプロパティ(domain[X].properties)からインポートする機能がありますが、新たに "domain.webserver.name"(Webサーバの種別)を読み込むようになりました。
Visual Studio 2013で作成したCORBA C++アプリケーションに対応
Visual Studio 2013で作成した CORBA C++アプリケーションがWebOTXで動作可能となりました。
gcc4.8で作成したCORBA C++アプリケーションに対応
gcc4.8で作成した CORBA C++アプリケーションがWebOTXで動作可能となりました。
Java 8 で作成した CORBA Javaアプリケーションに対応
Java 8 で作成した CORBA JavaアプリケーションがWebOTXで動作可能となりました。
データベースのバージョンアップ対応
次のデータベースのバージョンアップ対応を行いました。Apache HTTP Server 2.4.16 をバンドル
Apache HTTP Server の最新バージョンである Apache HTTP Server 2.4.16 をバンドルしました。また、OpenSSL 1.0.1pをバンドルしました。この組み合わせにより、HTTPS接続において、TLS 1.1/1.2 をサポートしました。
チューニング補助機能の追加
設定を変更する際に、変更する設定値がWebOTXが推奨するチューニングの条件を満たしているかどうかを判定し、併せて変更すべき設定を通知する機能を追加しました。
統計レポート機能に、任意の統計情報を指定できるよう機能追加
統計レポート機能の採取対象にユーザ任意の統計情報を採取できるよう、機能を追加しました。
server.log/server_err.logの世代管理無効化属性を追加
エージェントプロセスの標準出力/標準エラー出力の出力先ファイルであるserver.log/server_err.logについて、世代管理を無効化するための属性を追加しました。
SAP BC、Transport BCの定義機能提供
ESB開発ツールのSAエディタでSAP BCとTransport BCの定義機能を提供します。
SAP連携機能提供
SAPシステムに接続し、定義されているBAPIの検索、指定したBAPIからSAP BCを利用した SAプロジェクトの生成機能を提供します。
Java EE標準仕様(JSR 356)ベースのWebSocketウィザードの提供
Java EE標準仕様(JSR 356)に沿ったWebSocketを利用したアプリケーションの開発支援ツールを提供します。
Transport BCのサポート
豊富に存在するApache Camelのコンポーネントを利用し、様々なサービスと接続する機能を提供します。
SAP BCのサポート
SAP社のERPソフトウェアとのデータの送受機能を提供します。
地図表示ポートレットの提供
地図を利用してオープンデータや企業内のデータを可視化することができます。
グラフ表示ポートレットの提供
任意のデータをグラフ(棒グラフ・積み上げ棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ)で表示することで、オープンデータや企業内のデータを可視化することができます。
スマートデバイスアプリケーションの提供
Android端末、iOS端末にインストールして利用するポータルクライアント専用アプリケーションを提供します。
UIカスタマイズの強化
PCブラウザ、Androidブラウザ、iOSブラウザ毎にテーマ・スキン・ポートレットウィンドウのデザインが設定できるようになりました。