11.3. 複数バージョンインストール

11.3.1. 概要(Windows)

V10.1よりWebOTX製品は同一マシンへの複数バージョンインストールをサポートします。ただし複数バージョンのWebOTX製品を同一マシンに インストールする場合、以下はサポートされません。

複数バージョンインストールをサポートするプラットフォームは以下の通りです。

(*1)Visual Basic開発は複数バージョンインストールに未対応。別バージョンの同一機能がインストール済の場合、インストール対象外に設定要。

(*2)ダウンローダ管理ツールは複数バージョンインストールに未対応。別バージョンの同一機能がインストール済の場合、インストール対象外に設定要。

(*3)Visual Basic クライアント実行環境 / ASP配備サービス / ダウンローダは複数バージョンインストールに未対応。別バージョンの同一機能がインストール済の場合、インストール対象外に設定要。


本バージョンの複数バージョンインストールの共存対象バージョンは、2個前のメジャーバージョンかつ本バージョンが諸元としてサポートしているOSの範囲内です。

表3.11.3.1-1
プラットフォーム V8以前 V9 V10 備考
Windows(x64) 対象外 V9.5-9.6(*1) V10.1-10.4 (*1) WebOTX AS Enterpriseは、WebOTX AS Express/Standard/Standard + Extended Option V11.*との共存が可能

11.3.2. 概要(Linux/HP-UX(IPF))

V9.3以降のWebOTX製品はUNIX版において同一マシンへの複数バージョンインストールをサポートします。
また、V9.2まではWebOTX製品のインストール・ベースディレクトリ(※)は/opt固定でしたが、V9.3以降はインストール時に変更することが可能です。
※UNIX版のパッケージ(RPM/デポ)のインストール時に起点として使用するディレクトリ

製品バージョン(メジャーバージョンとマイナーバージョン)が異なる場合に複数バージョンのインストールが可能となります。
(例)WebOTX AS V10.1とWebOTX AS V11.1
※10.1と11.1が製品バージョンであり、製品の型番が異なります。

同一製品バージョンの同一マシンにおける複数位置へのインストールはサポートされません。
また、リリース時期により詳細バージョンが異なる場合もサポートされません。
(例)10.10.00.000と10.11.00.00
※詳細バージョンであり、製品の型番は同じです。

複数バージョンインストールをサポートするプラットフォームは以下の通りです。

複数バージョンインストールに対応している製品は以下の通りです。 ※製品バージョンは省略

上記製品とその他の製品を同じマシンに両方インストールする場合、インストール・ベースディレクトリは/optとする必要があります。
この場合、同一マシンに複数バージョンをインストールすることはできません。

また、上記製品のインストール・ベースディレクトリを"/opt"以外に変更する場合、上記に記載されている製品のみ追加インストールが可能です。
この場合、複数バージョンインストールに未対応の製品を追加インストールすることはできません。
 

本バージョンの複数バージョンインストールの共存対象バージョンは、2個前のメジャーバージョンかつ本バージョンが諸元としてサポートしているOSの範囲内です。

表3.11.3.2-1
プラットフォーム V8以前 V9 V10 備考
Linux - Intel 64 対象外 V9.3-9.4(*1,2) V10.1-10.4 (*1) RHEL 7はV9.3でサポート
(*2)WebOTX AS Enterpriseは、WebOTX AS Express/Standard/Standard + Extended Option V11.*との共存が可能

本バージョンでインストール・ベースディレクトリとして/optを使用する場合、製品インストール後のディレクトリ構成はV9.2と同じになります。

本バージョンでインストール・ベースディレクトリとして/opt以外を使用する場合、製品インストール後のディレクトリ構成は以下のようになります。

*1 V10.4の場合は"104"、V11.1の場合は"111"が入ります。


複数バージョンインストールに関しては、次の点に留意してください