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WebOTX Manual V11.1 (第6版) 目次を表示 |

図2.9.2-1

図2.9.2.1-1
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項目 |
説明 |
|---|---|
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/META-INF/schema |
メッセージ検証用スキーマを格納するフォルダです。 |
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/META-INF/jbi.xml |
サービスユニットの配備記述子です。 |
|
endpoints.xml |
JMS BC のエンドポイントの設定が記述されます。 |
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*.su |
サービスユニットの管理ファイルです(編集不可)。 |

図2.9.2.2-1
Memo
エンドポイントを追加する方法については、
2.7.1. エンドポイントの追加 をご覧下さい。
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項目 |
説明 |
値 |
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|---|---|---|---|---|---|
| エンドポイント一覧 | |||||
|
JMS BC のエンドポイントの一覧を表示します。 |
|||||
| 基本設定 | |||||
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エンドポイントロール |
JMS BC のエンドポイントロールを指定します。 |
“プロバイダ”、“コンシューマ”から選択[必須] |
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サービス名 |
エンドポイントロールが“プロバイダ”の場合、JMS
BCが提供するサービス名と名前空間を指定します。 エンドポイントロールが“コンシューマ”の場合、呼び出し先のサービス名と名前空間を指定します。 |
QName(名前空間、ローカル名) [必須] |
|||
|
インタフェース名 |
エンドポイントロールが“プロバイダ”の場合、JMS
BCが提供するインタフェース名と名前空間を指定します。 エンドポイントロールが“コンシューマ”の場合、呼び出し先のインタフェース名と名前空間を指定します。 |
QName(名前空間、ローカル名)[必須] |
|||
|
ESBインスタンス名 |
分散ESB機能を使用する場合にのみESBインスタンス名を指定します。
その他の場合は空欄にします。 |
文字(A-Z、a-z)、数字(0-9)、ハイフン(-)、点(.)、下線(_)の組み合わせ [任意] |
|||
| オペレーション一覧 | |||||
|
オペレーションの一覧を表示します。 |
|||||
| メッセージエクスチェンジハンドラ | |||||
|
メッセージエクスチェンジハンドラを指定します。 |
|||||
| メッセージコンバートハンドラ | |||||
|
メッセージコンバートハンドラを指定します。 |
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| 共通設定 | |||||
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共通項目(セキュリティ認証、エラーリトライ)を設定します。 |
|||||
| オプション一覧 | |||||
|
オプションを設定します。 |
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項目 |
説明 |
値 |
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|---|---|---|---|---|---|
| JMS BCの設定 | |||||
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送信先名 |
要求用送信先の名前を指定します。JMSリソース作成時に指定したJNDI名を使用します。 [リソースアダプタ名がその他の場合は無効/それ以外の場合は指定必須] |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
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送信先タイプ |
要求用送信先のタイプを指定します。 |
“Queue”、“Topic”から選択[必須] |
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トピックサブスクライバの持続性 |
持続性サブスクライバを使用する場合はdurableを、使用しない場合はnon-durableを指定します。 [送信先タイプがTopicの場合のみ指定可能] |
“durable”、“non-durable”から選択 デフォルトは”non-durable”[任意] |
|||
|
サブスクリプション名 |
持続性サブスクライバで使用するサブスクリプション名を指定します。 [エンドポイントロールがコンシューマで、送信先タイプがTopicかつトピックサブスクライバの持続性がdurableの場合のみ指定可能] |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
|||
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クライアントID |
クライアントIDを共有することにより、同じIDをもつエンドポイントの中の1つにのみメッセージが配信されます。WebOTX JMSのマルチコンシューマ機能を利用する場合のみ有効です。 [エンドポイントロールがコンシューマで、送信先タイプがTopicの場合のみ指定可能] |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
|||
|
クライアントIDの共有 |
クライアントIDを共有するか否かを指定します。WebOTX JMSのマルチコンシューマ機能を利用する場合のみ有効です。 [エンドポイントロールがコンシューマで、送信先タイプがTopicの場合のみ指定可能] |
“共有しない”、“共有する”から選択[任意] |
|||
|
コネクションの コネクションファクトリ名 |
要求用コネクションの接続時に使用するJMSのコネクションファクトリ名を指定します。JMSリソース作成時に指定したJNDI名を指定します。 [リソースアダプタ名がその他の場合は無効/それ以外の場合は指定必須] |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
|||
|
コネクションのユーザ名 |
ユーザ名を指定します。 |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
|||
|
コネクションのパスワード |
パスワードを指定します。 |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
|||
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メッセージの永続性 |
メッセージの永続性を指定します。 JMSメッセージヘッダのJMSDeliveryModeで利用します。 |
“persistent”、“non-persistent”、
“指定なし”から選択[任意] デフォルトは”指定なし” |
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トランザクション |
トランザクション制御を指定します。 no-transaction: トランザクション制御を行いません。 xa-transaction:XAトランザクション制御を行います。制御対象は、エンドポイントロールがコンシューマの場合は“in-only”、“in-out”、“robust-in-only”、プロバイダの場合は“in-only”です。 |
“no-transaction”、“xa-transaction”から選択[任意] デフォルトは”no-transaction” |
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メッセージセレクタ |
メッセージセレクタを指定します。 エンドポイントロールがコンシューマの場合は要求受信時、プロバイダの場合は応答受信時に使用するものを指定します。 |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
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メッセージ有効期限 |
メッセージの有効期限(ミリ秒)を指定します。 JMSメッセージヘッダのJMSExpirationで利用します。 |
数値(0以上)[任意] |
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|
優先度 |
メッセージの優先度を指定します。 JMSメッセージヘッダのJMSPriorityで利用します。 |
“指定なし”、“数値(0-9)”から選択[必須] デフォルトは”指定なし” |
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|
タイプ |
メッセージのタイプを指定します。 JMSメッセージヘッダのJMSTypeで利用します。 |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
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|
相関方法 |
メッセージを対応付ける方法を指定します。 JMSCorrelationID: 要求時のJMSCorrelationIDを応答時に指定する方法。 JMSMessageID: 要求時のJMSMessageIDを応答時に指定する方法。 |
“JMSCorrelationID”、”JMSMessageID“のいずれかを選択[任意] デフォルトは”JMSCorrelationID” |
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|
応答用送信先名 |
応答用送信先の名前を指定します。 JMSリソース作成時に指定したJNDI名を使用します。 指定しない場合、デフォルトの応答用送信先が使用されます。 [送信先タイプがQueueの場合のみ指定可能] |
文字列[任意] |
|||
|
タイムアウト |
応答タイムアウト(ミリ秒)を指定します。 有効期限超過により破棄された場合や相手システムからの応答がこない場合に、エラー応答を受けることができます。 ※Transactionサービスのトランザクションタイムアウト値は、応答タイムアウト値より大きな(30秒程度加算した)値にしてください。 |
数値(0以上) [“no-trasaction”を選択した場合、任意] [“xa-transaction”を選択した場合、必須] |
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|
応答用コネクションの コネクションファクトリ名 |
応答用コネクションの接続時に使用するJMSのコネクションファクトリ名を指定します。 JMSリソース作成時に指定したJNDI名を指定します。 [送信先タイプがQueueの場合のみ指定可能] |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
|||
|
応答用コネクションの ユーザ名 |
ユーザ名を指定します。 [送信先タイプがQueueの場合のみ指定可能] |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
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応答用コネクションの パスワード |
パスワードを指定します。 [送信先タイプがQueueの場合のみ指定可能] |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
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リソースアダプタ名 |
リソースアダプタの名前を指定します。 jmsra: WebOTX JMSリソースアダプタ genjmsra: 汎用JMSリソースアダプタ(他社JMSプロバイダ連携用) [ロールがコンシューマのときのみ指定可能] |
“jmsra”、 “genjmsra”、 “使用しない”、
“その他”から選択[任意] “その他”が選択された場合、テキストボックスは入力可能、また、必須項目となります。 |
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ActivationSpec定義 |
ActivationSpec定義を表示します。 |
||||
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JMS付加情報のESB間転送 |
JMS BCのプロパティ情報をESB間で転送するか否かの定義します。 連携する別ESB上のエンドポイントにおいて、「JMS付加情報の伝播」機能を利用する場合、本設定を有効にしておく必要があります。 伝播機能を利用しない場合、本設定を無効にすることで無駄な転送を省くことができます。 |
“true”、“false”から選択 デフォルトは”true”[任意] |
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|
JMS付加情報の伝播 |
ONにした場合は、JMS付加情報の伝播を設定します。 |
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図2.9.2.2-2

図2.9.2.3-1
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項目 |
説明 |
値 |
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|---|---|---|---|---|---|
|
オペレーション名 |
エンドポイントロールがプロバイダの場合、JMS
BCが提供するオペレーション名と名前空間を指定します。 エンドポイントロールがコンシューマの場合呼び出し先のオペレーション名と名前空間を指定します。 |
QName(名前空間、ローカル名) [必須] |
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|
メッセージ交換方式 |
使用するメッセージ交換方式を指定します。 |
“in-only”、“in-out”、“robust-in-only”から選択[必須]、デフォルトは“in-only” |
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| スキーマファイル | インプット/アウトプット |
対象SUフォルダのMETA-INFフォルダのschemaフォルダ配下にあるスキーマファイルの相対パスを指定します。 指定したスキーマファイルは、後述のインプット検証/アウトプット検証を選択することで実行時のメッセージ検証に利用することができます。 選択しなかった場合も、XSLT SE による変換の定義の際のインプット/アウトプットスキーマとして利用することができます。 [メッセージ交換方式を指定した場合のみ設定可能] |
|||
|
参照 (インプット/アウトプット) |
スキーマファイルの選択ダイアログを開きます。 スキーマファイルを選択すると、その相対パスがインプットおよびアウトプットのファイルのテキストボックスに表示されます。 利用方法については、[2.7.7. スキーマファイルの設定] を参照して下さい。 |
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| 検証実行 | インプットの検証実行 |
実行時に、インプットで指定したスキーマファイルでのメッセージの検証を実施します。 選択時には、スキーマファイルのインプットの指定は必須項目となります。 [メッセージ交換方式を指定した場合のみ設定可能] |
デフォルトは非選択 [任意] |
||
| アウトプットの検証実行 |
実行時に、アウトプットで指定したスキーマファイルでのメッセージの検証を実施します。 選択時には、スキーマファイルのアウトプットの指定は必須項目となります。 [メッセージ交換方式を指定した場合のみ設定可能] |
デフォルトは非選択 [任意] |
|||
|
入力メッセージのタイプ |
NormalizedMessageに格納しているinメッセージと対応付けるJMSメッセージのタイプを指定します。 |
“TextMessage”、“BytesMessage”から選択[必須] デフォルト値”TextMessage” |
|||
|
出力メッセージのタイプ |
NormalizedMessageに格納しているoutメッセージと対応付けるJMSメッセージのタイプを指定します。 [メッセージ交換方式がin-outの場合のみ指定可能] |
“TextMessage”、“BytesMessage”から選択[必須] デフォルト値”TextMessage” |
|||

図2.9.2.4-1
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項目 |
説明 |
値 |
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|---|---|---|---|---|---|
|
エンドポイント名のURL表記 |
エンドポイントをURL表記した値。リソース管理に用いられます。 |
http://webotxesb/<BC名>/エンドポイント名 省略した場合、ESB内部で自動生成されます。 |
|||
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エンドポイントの認証の設定 |
OFFにした場合はエンドポイントの認証を行いません。 |
||||
|
エンドポイントのID |
認証に利用するIDを設定します。 |
文字列[必須] |
|||
|
パスワード |
認証に利用するパスワードを設定します。パスワードは暗号化とします。 |
文字列[任意] |
|||
|
ログインモジュールの設定を行う |
ログインモジュールの設定を行います。 |
任意の文字列[任意]
|
|||
|
エンドポイントの認可の設定 |
OFFにした場合はエンドポイントの認可を行いません。 |
||||
|
認可に用いる認証情報 |
認可に利用する認証情報を設定します。 |
コンシューマの場合
|
|||
|
Principalの識別子 |
Principalの識別子を設定します。 |
任意の文字列[任意] | |||
|
認証済情報を伝播する |
認証済情報の伝播の設定です。OFFにした場合は、伝播を行いません。 |
Inboundのみ。 | |||
Memo
JMSメッセージの付加情報については、「メッセージ変換規則」もあわせてご覧ください。
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MEP |
タイプ |
動作の説明 |
|---|---|---|
|
In-Only |
要求 |
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたInメッセージをJMSメッセージ(※)に変換して、エンドポイントで定義された送信先に送信し、DONEステータスを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。 メッセージエクスチェンジのプロパティ ”javax.jbi.transaction.jta”にトランザクションオブジェクトが格納されており、エンドポイントがトランザクションに対応している場合、JMSメッセージの送信処理をトランザクションの中で実行します。 ※JMS BC が設定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”SUCCESS” |
|
Robust In-Only |
要求 |
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたInメッセージをJMSメッセージ(※)に変換して、エンドポイントで定義された送信先に送信し、応答用送信先からのFaultかdoneに相当するJMSメッセージを待ち合わせます。 メッセージエクスチェンジにトランザクションオブジェクトが格納されていても、何も行いません。 ※JMS BC が設定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”SUCCESS” ・JMSCorrelationID 相関方法がJMSCorrelationIDの場合 伝播されたJMSCorrelationIDがあればその値を、無ければメッセージエクスチェンジ識別子 ※マルチプロセスの場合、識別子が付与されます。 相関方法がJMSMessageIDの場合 なし ・JMSReplyTo 応答用送信先 |
|
応答(Fault) |
応答用送信先からFAULTを示すJMSメッセージ(※)を受信すると、変換したFaultデータを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。この後、 NMR からDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを待ち受けます。 ※JMSクライアントが設定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”FAULT” ・JMSCorrelationID 相関方法がJMSCorrelationID in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 相関方法がJMSMessageID 受信したJMSメッセージのJMSMessageID |
|
|
応答(Error) |
JMSメッセージの送信に失敗したときにErrorとなります。応答用送信先からERRORを示すJMSメッセージ(※)を受信すると、例外スタックを変換したデータを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。 ※JMSクライアントが設定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”ERROR” ・JMSCorrelationID 相関方法がJMSCorrelationID in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 相関方法がJMSMessageID 受信したJMSメッセージのJMSMessageID |
|
|
応答(done) |
応答用送信先からDONEを示すJMSメッセージ(※)を受信すると、DONEステータスを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。 ※JMSクライアントが指定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”UNKNOWN” ・JMSCorrelationID 相関方法がJMSCorrelationID in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 相関方法がJMSMessageID 受信したJMSメッセージのJMSMessageID |
|
|
In-Out |
要求 |
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたInメッセージをJMSメッセージ(※)に変換して、エンドポイントで定義された送信先に送信し、応答用送信先からのoutかFaultに相当するJMSメッセージを待ち合わせます。 メッセージエクスチェンジにトランザクションオブジェクトが格納されていても、何も行いません。 ※ JMS BC が設定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”SUCCESS” ・JMSCorrelationID 相関方法がJMSCorrelationIDの場合 伝播されたJMSCorrelationIDがあればその値を、無ければメッセージエクスチェンジ識別子 ※マルチプロセスの場合、識別子が付与されます。 相関方法がJMSMessageIDの場合 なし ・JMSReplyTo 応答用送信先 |
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応答(out) |
応答用送信先からoutを示すJMSメッセージ(※)を受信すると、変換したoutデータを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。この後、 NMR からDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを待ち受けます。 ※JMSクライアントが設定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”SUCCESS” ・JMSCorrelationID 相関方法がJMSCorrelationID in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 相関方法がJMSMessageID 受信したJMSメッセージのJMSMessageID |
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|
応答(Fault) |
応答用送信先からFAULTを示すJMSメッセージ(※)を受信すると、変換したFaultデータを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。この後、 NMR からDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを待ち受けます。 ※JMSクライアントが設定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”FAULT” ・JMSCorrelationID 相関方法がJMSCorrelationID in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 相関方法がJMSMessageID 受信したJMSメッセージのJMSMessageID |
|
|
応答(Error) |
JMSメッセージの送信に失敗したときにErrorとなります。応答用送信先からErrorを示すJMSメッセージ(※)を受信すると、例外スタックを変換したデータを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。 ※JMSクライアントが設定するJMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティ ”ERROR” ・JMSCorrelationID 相関方法がJMSCorrelationID in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 相関方法がJMSMessageID 受信したJMSメッセージのJMSMessageID |
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|
In Optional-Out |
(JMS BC では対応しません) |
|
MEP |
タイプ |
動作の説明 |
|---|---|---|
|
In-Only |
要求 |
エンドポイントで定義された要求用の送信先からJMSメッセージ(※)を受信すると、変換したInメッセージを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に送信し、 NMR からのDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを待ち受けます。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションを開始します。 NMR からERRORステータスのメッセージエクスチェンジを受信した場合は、トランザクションをrollbackします。 ※JMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティに”SUCCESS”を設定。 |
|
応答(done) |
NMR からDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを受信すると完了です。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションをcommitします。 |
|
|
応答(error) |
JMSサービスが停止している場合、ネットワーク障害が発生した場合などにはerrorが発生します。 NMR からERRORステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを受信すると、メッセージボディに例外スタックを変換したデータを格納します。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションをrollbackします。 |
|
|
Robust In-Only |
要求 |
エンドポイントで定義された要求用の送信先からJMSメッセージ(※)を受信すると、変換したInメッセージを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に送信し、 NMR からのFault/doneのメッセージエクスチェンジを待ち受けます。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションを開始します。 NMR からERRORステータスのメッセージエクスチェンジを受信した場合は、トランザクションをrollbackします。※JMSメッセージの付加情報 ・ JBI_STATUSプロパティに”SUCCESS”を設定。 ・ JMSCorrelationIDに識別子を設定。 ・ JMSReplyToに応答用送信先を設定。 |
|
応答(Fault) |
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたFaultデータをJMSメッセージ(※)に変換して、in相当のJMSメッセージのJMSReplyToに指定されていた送信先に送信し、DONEステータスを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションをcommitします。設定によりrollbackさせることもできます。 ※JMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティに”FAULT”を設定。 ・in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定。 |
|
|
応答(done) |
NMR からdoneのメッセージエクスチェンジを受信すると、done相当のJMSメッセージ(※)を、in相当のJMSメッセージのJMSReplyToに指定されていた送信先に送信します。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションをcommitします。 ※JMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティに”UNKNOWN”を設定。 ・in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定。 |
|
|
応答(error) |
JMSサービスが停止している場合、ネットワーク障害が発生した場合などにはerrorが発生します。 NMR からerrorのメッセージエクスチェンジを受信すると、error相当のJMSメッセージ(※)を、in相当のJMSメッセージのJMSReplyToに指定されていた送信先に送信します。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションをrollbackします。 ※JMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティに”ERROR”を設定。 ・in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定。 |
|
|
In-Out |
要求 |
エンドポイントで定義された要求用の送信先からJMSメッセージ(※)を受信すると、変換したInメッセージを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に送信し、 NMR からのout/Faultのメッセージエクスチェンジを待ち受けます。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションを開始します。 NMR からERRORステータスのメッセージエクスチェンジを受信した場合は、トランザクションをrollbackします。 ※JMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティに”SUCCESS”を設定。 ・JMSCorrelationIDに識別子を設定。 ・JMSReplyToに応答用送信先を設定。 |
|
応答(out) |
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたoutデータをJMSメッセージ(※)に変換して、in相当のJMSメッセージのJMSReplyToに指定されていた送信先に送信し、DONEステータスを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションをcommitします。 ※JMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティに”SUCCESS”を設定。 ・in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 |
|
|
応答(Fault) |
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたFaultデータをJMSメッセージ(※)に変換して、in相当のJMSメッセージのJMSReplyToに指定されていた送信先に送信し、DONEステータスを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションをcommitします。設定によりrollbackさせることもできます。 ※JMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティに”FAULT”を設定。 ・in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 |
|
|
応答(Error) |
JMSサービスが停止している場合、ネットワーク障害が発生した場合などにはerrorが発生します。 NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたErrorデータをJMSメッセージ(※)に変換して、in相当のJMSメッセージのJMSReplyToに指定されていた送信先に送信し、Errorステータスを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。 エンドポイントがトランザクション対応の場合、トランザクションをrollbackします。 ※JMSメッセージの付加情報 ・JBI_STATUSプロパティに”ERROR”を設定。 ・in相当のJMSメッセージと同じJMSCorrelationIDを設定 |
|
|
In Optional-Out |
(JMS BC では対応しません) |

図2.9.2.8-1

図2.9.2.8-2

図2.9.2.8-3

図2.9.2.8-4
|
フィールド名 |
内容 |
|---|---|
|
JMSCorrelationID |
メッセージの関連付けに使用します。 相関方法がJMSCorrelationIDの場合に指定します。 JMS BCは、in相当のJMSメッセージにはメッセージエクスチェンジのエクスチェンジ識別子を指定します。 外部のJMSクライアントは、任意の識別子を指定します。 両者とも、inに連鎖するout/Fault/done相当のJMSメッセージで、inと同じ識別子を指定します。 相関方法がJMSMessageIDの場合は、inのJMSMessageIDをout/Fault/done相当のJMSメッセージで指定します。 |
|
JMSReplyTo |
メッセージの応答用送信先を相手に示すために使用します。 JMS BCは、エンドポイント定義で指定した送信先を指定します。指定しない場合はBC内で共有されるデフォルトの応答用送信先が使用されます。 外部のJMSクライアントは、任意の応答用送信先を指定します。 |
|
JMSDeliveryMode |
メッセージの永続/非永続を制御するために使用します。 JMS BCは、デフォルトでは指定なしですが、エンドポイント定義で指定することができます。 この他に、コネクションファクトリで設定する方法もあります。 外部のJMSクライアントは、どちらのモードを使用するかは任意です。 |
|
JMSExpiration |
メッセージに有効期限を設けるために使用します。 JMS BCは、デフォルトでは期限なしですが、エンドポイント定義で指定することができます。 外部のJMSクライアントは、指定については任意です。 |
|
JMSPriority |
メッセージの優先度付けに使用します。 JMS BCは、デフォルトでは指定なしですが、エンドポイント定義で指定することができます。 外部のJMSクライアントは、指定については任意です。 |
|
JMSType |
メッセージのタイプを特定するために使用します。 WebOTX JMSでは無効です。 JMS BCは、デフォルトでは指定なしですが、エンドポイント定義で指定することができます。 外部のJMSクライアントは、指定については任意です。 WebOTX JMSでは無効です。 |
|
プロパティ名 |
内容 |
||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
JBI_STATUS |
メッセージのステータスを指定します。
|
||||||||
|
JBI_SERVICE_NAME |
サービス名を指定します。 |
||||||||
|
JBI_ENDPOINT_NAME |
エンドポイント名を指定します。 |
||||||||
|
JBI_OPERATION_NAME |
オペレーション名を指定します。 |
||||||||
|
JBI_OPERATION_NAMESPACE |
オペレーションのネームスペースを指定します。 |
|
タイプ |
内容 |
|---|---|
|
TextMessage |
XMLデータを格納します。 |
|
BytesMessage |
バイト配列をひとつだけ格納します。 エンドポイントのオペレーション定義で入出力タイプとして指定できますが、Fault/Error/doneに相当するメッセージでは必ずTextMessageを使用します。 |
|
MEP |
内容 |
|---|---|
|
In-Only |
inに対するdone相当のJMSメッセージは必要ありません。 |
|
Robust In-Only |
inに対するdone相当のJMSメッセージが必要です。 in→Faultに対するdone相当のJMSメッセージは必要ありません。 |
|
In-Out |
in→out/Faultに対するdone相当のJMSメッセージは必要ありません。 |
WebOTX ESBにおいて「誤ったメッセージが入力された」、「外部サービスとの連携に失敗した」等の異常が発生した場合、確認型のMEP(Robust In-Only/In-Out)であれば、JMS BCのInboundから要求側JMSクライアントにTextMessageタイプのJMSメッセージが返却されます。 要求側JMSクライアントでは返却されたJMSメッセージから発生した異常の内容を知ることができます。 以下では、発生する異常の種類ごとのJMS BCのInboundからクライアントアプリケーションに返却するメッセージについて説明します。
異常の種類により Fault または Error の分類があります。 どちらに該当するかは、JMSメッセージに設定されるプロパティJBI_STATUSの値("FAULT"または"ERROR")で判断します。 JMS BCにおいて異常が発生するパターンの一覧です。 [ リファレンス集 開発編(Enterprise Service Bus) > 2. 異常系メッセージ(Fault/Error) > 2.1. バインディングコンポーネント > 2.1.2. JMS BC ]
プロバイダエンドポイントがFaultを返却した場合(JMS BC同士の連携時)
JMS BCのプロバイダエンドポイントが応答側JMSクライアントからFAULT相当のJMSメッセージを受け取ると、JMS BCのInboundにはWebOTX ESB共通のFaultとして通知され、要求側JMSクライアントには、WebOTX ESB共通のFaultフォーマット(esb-fault)で変換したXMLテキストを格納したJMSメッセージが返信されます。
JBI_STATUS=FAULT
<esb-fault xmlns="http://www.nec.com/WebOTX/jbi/fault/">
<exchangeid>1339724865956-593600000029</exchangeid>
<date>2012-06-15T10:47:46.222+09:00</date>
<component>JMSBinding</component>
<service-assembly>PerformJMSBC_SA</service-assembly>
<service-unit>JMSBC_SU</service-unit>
<service-name xmlns:ns2="http://webotx.com/">ns2:PerformSVC</service-name>
<endpoint>Perform</endpoint>
<role>PROVIDER</role>
<string>
<UserFault xmlns:java="java:sample" xmlns:sam="http://sample.org">
<sam:Error>Invalid message format.</sam:Error>
</UserFault>
</string>
<detail/>
</esb-fault>
プロバイダエンドポイントがFaultを返却した場合(JMS BC以外との連携時)
SOAP BCのプロバイダエンドポイントが定義誤り(該当オペレーションが存在しない)によりFaultを返却した場合の例です。 要求側JMSクライアントには、WebOTX ESB共通のFaultフォーマット(esb-fault)で変換したXMLテキストを格納したJMSメッセージが返信されます。
JBI_STATUS=FAULT
<esb-fault xmlns="http://www.nec.com/WebOTX/jbi/fault/">
<exchangeid>1339722122647-593600000010</exchangeid>
<date>2012-06-15T10:02:03.194+09:00</date>
<component>SOAPBinding</component>
<service-assembly>09_HttpInbound_SoapOutbound</service-assembly>
<service-unit>SOAPSU_09_HttpInbound_SoapOutbound_002</service-unit>
<service-name xmlns:ns2="http://www.nec.com">ns2:ep_09_HttpInbound_SoapOutbound_002</service-name>
<endpoint>ep_09_HttpInbound_SoapOutbound_002</endpoint>
<role>PROVIDER</role>
<string>500</string>
<detail>
<S:Envelope xmlns:S="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/">
<S:Body>
<S:Fault xmlns:ns4="http://www.w3.org/2003/05/soap-envelope">
<faultcode xmlns="" xmlns:ns4_="http://www.nec.com/WebOTX/jbi/fault/">S:Client</faultcode>
<faultstring xmlns="" xmlns:ns4_="http://www.nec.com/WebOTX/jbi/fault/">Cannot find dispatch method for {}request</faultstring>
</S:Fault>
</S:Body>
</S:Envelope>
</detail>
</esb-fault>
プロバイダエンドポイントがErrorを返却した場合
SOAP BCのプロバイダエンドポイントが外部Webサーバから404を受け取りErrorを返却した場合の例です。 要求側JMSクライアントには、WebOTX ESB共通のErrorを変換したテキストを格納したJMSメッセージが返信されます。
JBI_STATUS=ERROR
com.nec.webotx.jbi.exception.WebOTXESBExceptionImpl: javax.jbi.JBIException: 外部WebサービスからSOAPメッセージ以外のレスポンスメッセージを受け取りました。
レスポンスコードは 404 Not Found です。
ESB Exception message
Message ID: 1339723414204-593600000017
Date : Fri Jun 15 10:23:34 JST 2012
Component : SOAPBinding
String : 外部WebサービスからSOAPメッセージ以外のレスポンスメッセージを受け取りました。レスポンスコードは 404 Not Found です。
ServiceAssembly:09_HttpInbound_SoapOutbound
ServiceUnit :SOAPSU_09_HttpInbound_SoapOutbound_002
ServiceName :{http://www.nec.com}ep_09_HttpInbound_SoapOutbound_002
EndpointName :ep_09_HttpInbound_SoapOutbound_002
プロバイダからの応答がなくてタイムアウトした場合
SOAP BCのコンシューマに設定する「タイムアウト」を超えてタイムアウトした場合の例です。 要求側JMSクライアントには、JMS BCとしてメッセージを受理できていないため、エラーを示す単純なテキストを格納したJMSメッセージが返信されます。
JBI_STATUS=ERROR JMS BC: Timeout happend. 1339669945005-1041600000022

図2.9.2.12-1

図2.9.2.13-1
|
項目 |
説明 |
値 |
|---|---|---|
|
JMSヘッダ |
JMSヘッダについて伝播するか否かを指定します。 |
伝播する項目を選択[任意] |
|
JMSプロパティ |
JMSプロパティについて伝播するか否かを指定します。 |
伝播する項目を選択[任意] |
|
JMSベンダ固有 プロパティ |
JMSベンダ固有プロパティについてすべてを伝播するか否かを指定します。 「JMS_」(標準)と「WOJMS」(WebOTXの場合)が先頭に付くものが対象となります。「プレフィックス」を指定すると、「WOJMS」ではなく、指定したプレフィックスが先頭に付くものを対象にすることができます。 |
伝播する場合、“すべて”を選択[任意] |
|
プレフィックス |
WebOTX以外のベンダプロパティを識別できるプレフィックスを指定します。 |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[任意] |
|
対象外リスト |
JMSベンダ固有プロパティの対象外リストを表示します。 |
【マルチバイト文字列指定可】 |
|
ユーザプロパティ |
ユーザプロパティについてすべてを伝播するか否かを指定します。 JMSベンダ固有プロパティおよび先頭に「JBI_」が付くプロパティ以外のものが対象となります。 |
伝播する場合、“すべて”を選択[任意] |
|
対象外リスト |
ユーザプロパティの対象外リストを指定します。指定したプロパティだけを、「伝播する」場合に伝播しない、「伝播しない」場合に伝播することが可能です。 |
【マルチバイト文字列指定可】 |
|
更新リスト |
更新リストを指定します。 更新したい特定のJMSヘッダ、JMSプロパティ、JMSベンダ固有プロパティ、ユーザプロパティを指定します。 全ての設定より優先するため、伝播された情報の上書きや、伝播されていない情報の追加設定ができます。 |

図2.9.2.13-2
|
項目 |
説明 |
値 |
|---|---|---|
|
対象外リスト |
制御対象外とするプロパティ名を指定します。 |
文字列[任意] |

図2.9.2.13-3
|
項目 |
説明 |
値 |
|---|---|---|
|
名前 |
プロパティの名前を指定します。 |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[必須] 例)JMSCorretionID |
|
値 |
プロパティの値を指定します。 |
【マルチバイト文字列指定可】 文字列[必須] |
|
型 |
プロパティの型を指定します。 |
“boolean”、“byte”、“short”、“int”、“long”、“float”、“double”、“String”から選択[必須] |