WebOTX Manual V11.1 (第6版) 目次を表示 |
この章では、ダウンローダ環境を運用する上で想定されるエラー等の不具合について、その対応方法を説明します。
クライアント側のダウンローダで発生した障害の対応方法について説明します。
障害発生時に採取する情報は次の通りです。
採取情報 | 説 明 |
---|---|
スクリーンショット | エラーメッセージが表示された場合は、スクリーンショットを採取してください。 |
ダウンローダのログファイル | 障害発生直後にログファイル(olfdload.log, olfdlerr.log※1)を採取してください。詳細については、[ クライアント環境の運用 > ダウンローダの作成するファイル ]を参照してください。 |
ダウンロード対象のファイル | 障害発生時に使用した、wtdファイルおよび、ダウンロード対象のファイルをWebサーバから取得してください。 |
ブラウザからアクセスした場合のエラー情報 | クライアントモジュールのダウンロードに失敗する場合は、ブラウザから該当ファイルを直接ダウンロードできるか確認し、失敗する場合はそのエラー情報を採取してください。 wtdファイル内のファイル定義(File1=http://...)の行にURLが記述されていますので、これをコピーしてブラウザのURL欄にペーストし、ダウンロードが可能であるか確認してください。 |
なお、これらの情報から原因が判明しない場合は、追加のファイル採取が必要になることがあります。
以下に、ダウンローダが表示するメッセージと対応方法について説明します。
メッセージ | 原因 | 対応方法 |
---|---|---|
401 (Unauthorized) | Webサーバに対する認証情報が正しくありません。 | Webサーバに対する正しい認証情報を確認し、ダウンローダの詳細設定画面※1から認証設定を修正してください。 |
403 (Access Denied) | ダウンロード対象のファイルまたは、格納ディレクトリについて、アクセス許可がありません。 | ブラウザから対象のファイルをダウンロードできるか確認してください。ダウンロードが失敗する場合は、Webサーバ側で該当するファイルまたは、格納ディレクトリのアクセス許可を確認し、読み取り許可を設定してください。 |
404 (Object Not Found) | WebサーバのMIMEに設定していない拡張子のファイルをダウンロードした可能性があります。 | WebサーバのMIMEに該当する拡張子を設定してください※2。 |
wtdファイル内のURLが正しくありません。 | wtdファイル内を確認し、URLが不正な場合は、ダウンローダ管理ツールから正しいURLを設定し、再度ファイルを転送してください。 | |
ダウンロード対象のファイルに日本語のファイル名が含まれている場合、Webサーバ側の文字コードの対応状況により、このエラーが発生する可能性があります。 | ファイル名には英数記号文字(1バイト文字)のみを使用してください。 | |
ダウンロード対象のファイルまたは、格納ディレクトリについて、アクセス許可がない可能性があります(セキュリティ対策上、ファイルの存在を隠す目的で、403の代わりに404を返却する場合があります)。 | ブラウザから対象のファイルをダウンロードできるか確認してください。ダウンロードが失敗する場合は、Webサーバ側で該当するファイルまたは、格納ディレクトリのアクセス許可を確認し、読み取り許可を設定してください。 | |
負荷分散装置を使用している環境で、クライアントモジュールのアップロード時にFTP転送を使用しているため、wtdファイルに記述されたURLが実際のものと異なっていることが考えられます。 | 負荷分散環境におけるファイルアップロード方法※9を確認し、説明に従って再度アップロードしてください。 | |
<ブラウザのキャッシュファイル名>を<ダウンロード先のファイル名>にコピーできません。 | ディスクの容量不足により、ブラウザのキャッシュにwtdファイルが格納されていない可能性があります。 | ブラウザを操作して、インターネット一時ファイルを削除するなどにより、ディスクの空き容量を確保してください。 |
Webサーバ側のコンテンツが期限切れになった可能性があります。 | Webサーバの設定を確認し、5分程度に設定してください。 | |
<ファイル名>のファイルサイズ不正です。 | 転送時の破損等に起因すると思われる、ファイルサイズの異常を検出しています。 | ダウンローダ管理ツールにより、再度ファイル転送を実施してください。 |
ブラウザやプロキシサーバでキャッシュした、古いwtdファイルを参照している可能性があります。 | ブラウザおよびプロキシサーバのキャッシュをクリアした上で再度ダウンロードしてください。 また、Webサーバの設定により、wtdファイルの配置されているディレクトリに対し、コンテンツの有効期限を短く(5分程度)設定することで対応することができます。 |
|
Can't locate server | Webサーバに到達できません。 | nslookupやpingコマンドを使用して、ダウンローダ管理ツールで設定したWebサーバ(http://に続くホスト名)が正しいか確認してください。ホスト名がDNSサーバやhostsファイルに登録されていない場合は、登録してください。 |
Can't connect to server | Webサーバに接続できません。 | Webサーバが稼動しているか確認してください。 |
Can't put document | ファイルやディレクトリに対するアクセス権限ないため、ファイルが更新できなくなっている可能性があります。 | ファイルやディレクトリに対するアクセス権限を設定してください。 |
Timeout | 拡張子がexeやcomの実行ファイルをダウンロード中に発生する場合は、IISの設定に問題がある可能性があります。 | [IISの場合] 「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を起動し、ファイルの格納ディレクトリを選択し、[機能ビュー]内の[ハンドラマッピング]を開きます。右端の[操作]パネルから[機能のアクセス許可の編集]を選択し、[実行]チェックボックスをオフに変更してください。 |
転送先ディレクトリを作れません。 | ダウンロード先にディレクトリを作成するアクセス権限または、ディスクの空き容量が不足している可能性があります。 | ディレクトリ作成の権限および、ディスクの空き容量を確認してください。 |
実行できません。 | [ダウンロード後実行モジュール]の設定に誤りがあります。 | ダウンローダ管理ツールから、[ダウンロード後実行モジュール]の設定※3を確認してください。 |
転送先が不明です。 | [インストール先]として設定しているローカル変数名(「 %{tpcomclient} 」など)のスペルが間違っている可能性があります。 | ダウンローダ管理ツールから、[インストール先]の設定を確認してください※4。 |
別のダウンローダが動作中です。 | ダウンローダは同時に複数実行することはできません。ダウンローダを連続して実行している状況で、複数のダウンローダが実行されています。 | ダウンローダを連続して実行する場合は、先に起動したダウンローダが終了した後に実行してください。 先に起動したダウンローダがメッセージボックスを表示した状態で停止している場合、このメッセージボックス(他のウィンドウに隠れている可能性もあります)を閉じて処理を継続してください。 |
System File Protectionのチェックに失敗(1722) | OS起動直後の場合、System File Protectionの処理が依存するRemote Procedure Call (RPC)サービスの起動が完了していない可能性があります。 | Remote Procedure Call (RPC)サービスの起動が完了した後に、再度ダウンロードしてください。 |
Remote Procedure Call (RPC)サービスが起動しない場合、Remote Procedure Call (RPC)サービスの起動が無効になっているか、起動に失敗している可能性があります。 | Remote Procedure Call (RPC)サービスの設定を確認し、[スタートアップの種類]が[自動]になっているか確認してください。サービスの起動に失敗する場合は、イベントログから原因を調査してください。 | |
ファイルが使用中のため、置換できませんでした。 | 管理者以外のユーザ※5は使用中のファイルを再起動時に更新することができません。 | 対象ファイルが実行ファイルの場合はそのプロセスを終了し、それ以外の場合はそのファイルを使用しているプログラムを終了してください。 |
ダウンロード処理が継続できません。 | wtdファイルに設定されているURL中のWebサーバ名が未設定な場合(例: http:///dirname/filename)、ダウンローダ管理ツール使用時に wtdファイルの保存先と転送先のディレクトリが同一である可能性があります。これは、wtdファイルを保存した際に、Webサーバ名が未設定のwtdファイルで上書きしたことが原因です。 | ダウンローダ管理ツールを使用して、wtdファイルの保存先※6と転送先※7を、それぞれ異なるディレクトリに設定し、再度ファイル転送を実施してください。 |
Microsoft .NET Framework 1.0/1.1 がインストールされていません。 | グローバルアセンブリキャッシュの登録には、.NET Framework 1.0/1.1の登録ツール(gacutil.exe)が必要になりますが、インストールされていません※8。 | Microsoft .NET Framework 1.0/1.1 をインストールしてください。 なお、.NET Framework 2.0以降には、このツールが含まれません※8。 |
Downloader: InternetOpenUrl failed, code = 2 | Webブラウザの設定によりオフライン作業となっている可能性があります。 | Internet Explorerを例として説明します。Internet Explorerを起動し、[ファイル]メニューから[オフライン作業]の項目を確認します。チェックがオンとなっている場合はオフにしてください。 |
転送先ディスクの空き容量不足のため、ファイルのコピーに失敗しました。ダウンロードを中止します。 | ディスクの容量不足により、ファイルコピー失敗になる可能性があります。 | ディスクの空き容量を確保してください。 |
ディスクに空きがある場合、前回のダウンロード処理時、異常終了になり、レジストリに復旧処理の情報が残されていた可能性があります。 | レジストリ情報(HKEY_CURRENT_USER\Software\NEC\WebOTX_Downloader\LastInformation)が残されている場合、LastInformationキーを削除してください。 | |
再起動が必要です。アプリケーションをダウンロードする前にOSを再起動してください。 | 再起動しても本メッセージが表示される場合、前回のダウンロード処理時、異常終了になり、不正な情報が残されていた可能性があります。 | レジストリ情報(HKEY_CURRENT_USER\Software\NEC\WebOTX_Downloader\LastInformation)が残されている場合、LastInformationキーを削除してください。 ダウンロード先既定値のディレクトリに、「ファイル名.wtd_R」が存在する場合、削除してください。 |
InternetOpenUrl failed, code = 12005 | ダウンローダ管理ツールの[ファイル転送]機能を使用せず、直接Webサーバに wtdファイルをコピーした可能性があります。 | ダウンローダ管理ツールで wtdファイルを開き、[ファイル]メニューの[ファイル転送]、もしくは、[全ファイル転送]を実行して、Webサーバに wtdファイルを転送してください。 |
ダウンローダ管理ツール使用時に wtdファイルの保存先と転送先のディレクトリが同一である可能性があります。 | ダウンローダ管理ツールを使用して、wtdファイルの保存先と転送先を、それぞれ異なるディレクトリに設定し、再度ファイル転送を実施してください。 | |
<ファイル名>のレジストリ登録処理がタイムアウトしました。 | ActiveXサーバに登録できないファイルをレジストリに登録しようとすると、ダウンロード失敗になる可能性があります。 | ダウンローダ管理ツールから、ファイルを選択して、[設定]メニューから[ファイル設定]を実行します。 ファイル設定画面で、[登録]タブをクリックして、[ActiveXサーバ登録]の設定を確認します。チェックが入っている場合、チェックを外してください。 wtdファイルを保存して、[ファイル転送]もしくは、[全ファイル転送]を実行してから、再度ダウンロードを行ってください。 |
以下に、システム等が表示するメッセージと対応方法について説明します。
メッセージ | 原因 | 対応方法 |
---|---|---|
ソフトウェアの制限ポリシーによってこのプログラムを開くことができないようになっています。 | Windows Vista 以前のOSで、グループ・ポリシー設定により、ダウンローダの起動を禁止している可能性があります。 | [グループ・ポリシー・エディタ※10]の[コンピュータの構成]−[Windowsの設定]−[セキュリティの設定]−[ソフトウェア制限のポリシー]から[追加の規則]を確認し、ダウンローダ(olfdload.exe)へのパスが設定されている場合は、この設定を削除してください。 |
グループポリシーによりこのプログラムはブロックされています。 | Windows 7 以降のOSで、グループ・ポリシー設定により、ダウンローダの起動を許可していないか、または拒否している可能性があります。 | [ローカル・グループ・ポリシー・エディタ※10]の[コンピューターの構成]−[Windowsの設定]−[セキュリティの設定]−[アプリケーション制御ポリシー]−[AppLocker]から[実行可能ファイルの規則]を確認し、“許可”規則がない場合はダウンローダ(olfdload.exe)に対する“許可”規則を加え、“拒否”規則が設定されている場合は、この設定を削除してください。 |
ダウンローダは"CreateProcess"などのAPI関数を用いて、別プログラムから呼び出すことができ、実行結果を"GetExitCodeProcess"などのAPI関数を用いて、終了コードを呼び出し側のプログラムに返却できます。
以下に、終了コードとその意味の対応表を示します。
コード | 状態 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1001 | ダウンローダが対応できない上位バージョンのwtdファイルを読み込みました。 |
1002 | アンインストールが実行できないバージョンのwtdファイルを読み込みました。 |
1003 | 不正なwtdファイルを読み込みました。 |
1004 | wtdファイルを作業ディレクトリにコピーできません。アクセス権、空き容量に問題があると考えられます。 |
1005 | ファイルの読み取り属性の変更に失敗しました。 |
1006 | 他のダウンローダが既に起動しています。 |
1007 | ユーザ名の取得に失敗しました。 |
1008 | ドメイン名の取得に失敗しました。 |
1009 | 前回起動ユーザと異なるユーザで起動しています。 |
1010 | 前回起動OSと異なるOSで起動しています。 |
1011 | 前回起動ドメインと異なるドメインで起動しています。 |
1012 | 前回wtdファイルが見つかりません。 |
1013 | 前回のダウンロード処理がOS再起動前の状態で終了しています。 |
1014 | 前回ダウンロード処理の実行が未完了です。 |
1015 | CreateProcessに失敗しました。 |
1016 | 最新のolfdload.INIが存在しています。 |
1017 | セキュリティ設定に失敗しました。 |
1018 | MIME登録先のレジストリオープンに失敗しました。 |
1019 | MIME登録に失敗しました。 |
1020-1022 | ダウンローダで認識できない内部エラーが発生しています。 |
1023 | アプリケーションの実行に失敗(ShellExecute)しました。 |
1024 | MoveFileExに失敗しました。 |
1025 | RebootMoveに失敗しました。 |
1026 | RebootFlag作成に失敗しました。 |
1027 | OLE登録に失敗しました。 |
1028 | 共有ファイル登録に失敗しました。 |
1029 | 空き容量不足でファイルコピー失敗しました。 |
1030 | ファイル属性の変更に失敗しました。 |
1031 | 共有レジストリの登録先のオープンに失敗しました。 |
1032 | 共有レジストリ設定に失敗しました。 |
1033 | ダウンロード先ターゲットファイルのオープンに失敗しました。 |
1034 | HTTP経由のファイル取得に失敗しました。 |
1035 | 圧縮ファイルのサイズが不正です。 |
1036 | 解凍後のファイルサイズが不正です。 |
1037 | ダウンロード先ターゲットパスが不正です。 |
1038 | ディレクトリ作成に失敗しました。 |
1039 | アプリケーションの追加と削除の登録先レジストリのオープンに失敗しました。 |
1040 | アプリケーションの追加と削除の登録先レジストリから登録情報の削除に失敗しました。 |
1041 | 既定値のダウンロード先ディレクトリが不正なパスです。 |
1042 | 読み取り専用ファイルが存在します。 |
1043 | 異なる言語情報のファイルが存在します。 |
1044 | 置換対象ファイルが使用中です。 |
1048 | ダウンロード先ターゲットドライブが不正です。 |
1049 | メモリが不足しています。 |
1050 | 共有レジストリ登録設定の削除時にエラーが発生しました。 |
1051 | 共有レジストリ設定カウンタの変更に失敗しました。 |
1052 | 共有レジストリ設定カウンタの参照に失敗しました。 |
1053 | シャットダウン処理に失敗しました。 |
1054 | iniファイルの削除に失敗しました。 |
1055 | 引数として指定されたコマンドにwtdファイル名が含まれていません。 |
1056 | 既存のwtdファイルの削除に失敗しました。 |
1057 | wtdファイルの作業ディレクトリへの保存に失敗しました。 |
1058 | アンインストール定義情報のレジストリからの削除に失敗しました。 |
1059 | アンインストール情報定義ファイルが存在していないため、アンインストール処理が実行できません。 |
1060 | シャットダウン権限のないユーザでシャットダウン処理を行おうとしました。 |
1061 | セキュリティ属性の設定に失敗しました。 |
1062 | サイレント状態では、アンインストールは実行できません。 |
1063 | 既存のwtdファイルが存在するため、処理を継続できません。 |
1064 | システムファイルプロテクション対象ファイルのファイルダウンロードをスキップすることを拒否しました。 |
1065 | システムファイルプロテクションのチェックが行うことができません。 |
1066 | レジストリの一時定義変更に失敗しました。 |
1067 | ショートカットファイルのインスタンス作成に失敗しました。 |
1068 | ショットカットファイルの参照に失敗しました。 |
1069 | ショートカットファイルの保存に失敗しました。 |
1070 | OLE関連ファイルのファイルコピーに失敗しました(ActiveX再登録をチェック時のみ発生の可能性あり)。 |
1071 | ユーザ権限の取得に失敗しました。 |
1072 | セマフォの解放に失敗しました。 |
1073 | セマフォハンドルの待ち合わせに失敗しました。 (ターミナルサーバ上でダウンローダが動作した場合のみ) |
1074 | 別のダウンローダがセマフォを解放せずに終了しました。 (ターミナルサーバ上でダウンローダが複数動作した場合のみ) |
1075 | ランタイムライブラリの取り扱いに失敗しました。 |
1076 | HKEY_CURRENT_USERレジストリを開けません。 |
1077 | バージョン6以前のwtdファイルにバージョン7以降の設定があります。 |
1078 | wtdファイルの一時格納先ディレクトリが不正です。 |
1079 | .NET Frameworkのルートレジストリ参照に失敗しました。 |
1080 | .NET Frameworkのレジストリ項目参照に失敗しました。 |
1081 | .NET Frameworkのインストール先ディレクトリが見つかりません。 |
1082 | dlcomreg.exeが見つかりません。 |
1083 | 共有アセンブリ登録のためのプロセス起動に失敗しました。 |
1084 | 共有アセンブリ登録に失敗しました。 |
1086 | inetapi.dllが見つかりません。 |
1087 | sfccheck.dllが見つかりません。 |
1088 | SFCCheckのハンドルが不正です。 |
ダウンローダ管理ツールで発生した障害の対応方法について説明します。
Webサーバへのアップロードが失敗する場合は、ログファイルを採取してください。
以下に、エラー発生時に出力される主なメッセージと、その対応方法について説明します。
メッセージ | 原 因 | 対応方法 |
---|---|---|
アプリケーションサーバとの接続に失敗しました。#socket connect error(1006*) | 構成ファイルにサーバコンポーネントファイル(gc1, tlb)を含む場合、ファイル取得時に使用するポート5202が、Windowsファイアウォール等のセキュリティツールによりブロックされている可能性があります。 | 5202番ポートを開放するか、ダウンローダ管理ツールを非ブロックツールに設定してください。 |
WebOTX サーバ側の[ダウンローダ管理ツールの接続を受け付ける]設定はオフになっている可能性があります。 | [ダウンローダ管理ツールの接続を受け付ける]設定をオンにしてください。 詳細については、[ サーバコンポーネントの設定 ]を参照してください。 |
|
<FTPのディレクトリ>に変更できません。(12003) | 指定したディレクトリに到達できていない、または、アクセス権限がない可能性があります。 | FTPサーバの設定を確認し、FTP コマンドや、FTP のツールを使用して、エラーに表示された<FTPのディレクトリ>にアクセスできるかご確認ください。 |
<サーバ名>に接続できません。(サーバ名またはアドレスは解決されませんでした。)(12007) | wtdファイル内に記述されているWebサーバのURL情報が不完全な状態になっている。wtdファイルの保存先と転送先が同一ディレクトリになっていて、最後に上書き確認をしたときにURL情報がないwtdで更新された可能性があります。 (例: http:///home/test.dll) |
wtdファイルの保存先と転送先を別にした上で、ダウンローダ管理ツールにより再転送してください。 |
<サーバ名>に接続できません。(パスワードが正しくありません。)(12014) | FTP転送設定のユーザ名 または、パスワードが不正です。 | ダウンローダ管理ツールの[設定]メニュー/[Webサーバ設定]から、[Webサーバ設定]ダイアログを開き、[転送]タブ内の[ユーザ名]と[パスワード]を再設定してください。 |
<サーバ名>に接続できません。(サーバとの接続がリセットされました。)(12031) | 転送先のFTPサービスが停止しています。 | 転送先のFTPサービスを起動してください。 |
20または21番ポートがWindowsファイアウォール等のセキュリティツールによりブロックされている可能性があります。 | 20, 21番ポートを開放するか、ダウンローダ管理ツールを非ブロックツールに設定してください。 | |
<ファイル名>ファイルのバージョンが違います。ファイル転送を中止します。… [補足説明] 問題が発生した場合、ファイルリスト内のアイコンが になります。 |
ファイル名の変更や削除により、一部のファイルを認識できなくなっている可能性があります。 | 転送元のファイルパスを確認し、ファイルの状態を復旧してください。不要なファイルについては、ファイルリストから削除してください。 |
構成ファイルにネットワークドライブ内のファイルを含む場合、該当するネットワークドライブに接続していない可能性があります。 | ネットワークドライブの接続を確認し、切断されている場合は接続してください。 | |
転送対象ファイルが削除された可能性があります。 | 転送対象ファイルの有無を確認し、復旧してください。 | |
運用管理サーバが未起動のため、サーバ関連ファイル(*.gc1,*.tlb)を取得できません。 | 運用管理サーバを起動してください。 |
ダウンローダ管理コマンド(webapcmd)は、コマンド終了時に終了コードを返却します。この終了コードを参照※1することにより、エラーの発生を確認できます。また、ログファイル設定が有効の場合、ファイルアップロード時にログファイルを作成するため、アップロード時のエラー詳細をログから確認することができます。
コード | 状態 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1001 | 入力したパラメータが無効です。 |
1002 | 機能1の引数が無効です。 |
1003 | 機能2の引数が無効です。 |
1004 | wtdファイルか、入力ファイルのパスが無効です。 |
1005 | wtdファイルか、入力ファイルが存在しません。 |
1006 | wtdファイルを読みとれません。 |
1007 | テキストファイルが開けません。 |
1008 | ファイル入出力エラーです。 |
1009 | webapcmdrc.dllが存在しません。 |
1010 | ファイルのバージョン または、タイムスタンプが異なるため、ファイル転送を中止します。 |
1011 | 転送ファイルが存在しません。 |
1012 | アプリケーションサーバの接続エラーです。 |
1013 | ASPアプリケーションを登録できません。 |
1014 | 新しいバージョンのwtdファイルのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1015 | 古いバージョンのwtdファイルのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1016 | wtdファイルが読み取れないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1017 | wtdファイルのコピーエラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1018 | wtdファイルの属性を変更できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1019 | 他のファイルをダウンロードしているためASPアプリケーションを登録できません。 |
1020 | ユーザ名を取得できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1021 | ドメイン名を取得できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1022 | 以前と同じユーザでないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1023 | 以前と同じOSでないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1024 | 以前と同じドメインでないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1025 | 前回のwtdファイルが見つからないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1026 | 再起動フラグが存在しているためASPアプリケーションを登録できません。 |
1027 | 前回登録処理で失敗したためASPアプリケーションを登録できません。 |
1028 | プロセス生成エラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1029 | 最新のダウンローダが存在しているためASPアプリケーションを登録できません。 |
1030 | セキュリティが設定変更できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1031 | MIMEレジストリを開けないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1032 | MIME設定できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1033 | プロセストークンエラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1034 | lookup privileges エラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1035 | adjust token privilegesエラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1036 | 実行エラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1037 | 再起動後ファイル置換失敗のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1038 | 再起動後ファイル削除失敗のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1039 | 再起動フラグ生成エラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1040 | OLE登録失敗のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1041 | 共有レジストリ登録失敗のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1042 | ファイルコピー失敗のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1043 | ファイル属性が設定できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1044 | 共有レジストリを開けないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1045 | 共有レジストリ設定エラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1046 | 目的のファイルを開けないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1047 | httpプロトコル経由でファイルを取得できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1048 | ファイル解凍に失敗のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1049 | ファイルの解凍後のファイルサイズ不正のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1050 | 転送先が不正なためASPアプリケーションを登録できません。 |
1051 | 転送先に新規ディレクトリを作れないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1052 | アプリケーションの追加と削除レジストリを開けないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1053 | アプリケーションの追加と削除レジストリから削除できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1054 | ダウンロード先既定値ディレクトリが無効のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1055 | 読み取り専用ファイルのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1056 | ダウンロード先設定が不正のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1057 | ファイルが他のプロセスで使用中のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1061 | 転送先ドライブ設定が不正のためASPアプリケーションを登録できません。 |
1062 | メモリを十分に確保できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1063 | 共有レジストリを削除できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1064 | 共有レジストリに登録できないためASPアプリケーションを登録できません。 |
1065 | 共有レジストリ参照エラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1066 | 一般エラーのためASPアプリケーションを登録できません。 |
1067 | windowクラスを登録できません。 |
1068 | windowクラスを生成できません。 |
1069 | ホスト名を取得できません。 |
1070 | メモリ領域を確保できません。 |
1071 | 運用管理ツールサーバに接続できません。接続先マシンの状態を確認してください。 |
1072 | bridgeファイルを生成できません。転送対象のサーバコンポーネントを確認してください。 |
1073 | gc1ファイルを生成できません。転送対象のサーバコンポーネントを確認してください。 |
1074 | tlbファイルを生成できません。転送対象のサーバコンポーネントを確認してください。 |
1075 | サーバ情報ファイルが読み取れません。ダウンローダ管理ツールで転送先のWebサーバを設定しなおしてください。 |
1076 | htmlファイルへの書き込みエラーです。転送対象のhtmlファイルの書き込み権限を確認してください。 |
1077 | htmlファイルが存在しません。ダウンローダ管理ツールでhtml設定を確認してください。 |
1078 | サーバ情報が設定されていません。ダウンローダ管理ツールで転送先のWebサーバを設定しなおしてください。 |
1079 | サーバ情報ファイルが存在しません。ダウンローダ管理ツールで転送先のWebサーバを設定しなおしてください。 |
1080 | ファイル転送設定コマンドの記述が正しくありません。 |
1081 | Webサーバ設定コマンドの記述が正しくありません。 |
1082 | アプリケーションサーバ設定コマンドの記述が正しくありません。 |
1083 | ダウンロード後アプリケーション設定コマンドの記述が正しくありません。 |
1084 | ダウンローダ設定コマンドの記述が正しくありません。 |
1085 | 選択されたファイルは存在しません。 |
1086 | 選択されたサーバは存在しません。 |
1087 | 選択されたサーバは既に登録済みです。 |
1088 | URL設定フラグに誤りがあります。 |
1089 | URL設定でhttpが見つかりません。 |
1090 | URL設定で転送先サーバが見つかりません。 |
1091 | パス設定フラグに誤りがあります。 |
1092 | ユーザ設定がされていません。 |
1093 | 年の設定に誤りがあります。 |
1094 | 月の設定に誤りがあります。 |
1095 | 日の設定に誤りがあります。 |
1096 | 時の設定に誤りがあります。 |
1097 | 分の設定に誤りがあります。 |
1098 | 月日の組み合わせに誤りがあります。 |
1099 | カスタムパスが存在しません。 |
1100 | アプリケーション用HTMLフラグが不正です。 |
1101 | ログ作成フラグ設定が不正です。 |
1102 | スケジュール転送フラグ設定が不正です。 |
1103 | FTP設定フラグ設定が不正です。 |
1104 | ASP登録フラグ設定が不正です。 |
1105 | ローカル転送フラグ設定が不正です。 |
1106 | ファイル転送フラグ設定が不正です。 |
1107 | 選択されたコンポーネントは存在しません。 |
1108 | ダウンロード先設定が不正です。 |
1109 | 選択されたファイルが存在しません。 |
1110 | ActiveX登録フラグ設定が不正です。 |
1111 | ActiveX登録順序が不正です。 |
1112 | 強制ダウンロードフラグ設定が不正です。 |
1113 | 圧縮転送フラグ設定が不正です。 |
1114 | 共有設定フラグ設定が不正です。 |
1115 | 強制ファイル転送フラグ設定が不正です。 |
1116 | Java2フラグ設定が不正です。 |
1117 | Java2環境が存在しません。 |
1118 | 選択されたファイルはサーバファイルです。 |
1119 | 引数フラグ設定が不正です。 |
1120 | カレントディレクトリ設定が不正です。 |
1121 | カレントディレクトリが空白です。 |
1122 | 環境変数登録フラグに誤りがあります。 |
1123 | 選択された環境変数は存在しません。 |
1124 | 終了監視フラグ設定が不正です。 |
1125 | Webブラウザ最小化フラグ設定が不正です。 |
1126 | 強制ダウンロードモードフラグ設定が不正です。 |
1127 | アンインストール設定フラグ設定が不正です。 |
1128 | アンインストール文字列が未設定です。 |
1129 | Javaアプレット用ページコマンドが不正です。 |
1130 | Javaアプレット用ページの数値設定が不正です。 |
1131 | リモート追加元のディレクトリが存在しません。 |
1132 | リモート追加ファイルが設定されていません。 |
1133 | リモート追加ファイルが見つかりません。 |
1134 | CORBAゲートウェイ関連ファイルの作成に失敗しました。 |
1135 | wtdファイルへの書き込みに失敗しました。 |
1136 | wtdファイルのコピーに失敗しました。 |
1137 | htmlファイルへの書き込みに失敗しました。 |
1138 | htmlファイルのコピーに失敗しました。 |
1139 | 実行に必要なランタイムが不足しています。 |
1140 | 試用期間が終了しています。 |
1141 | 不正な環境で使用されています。 |
1142 | Webサーバマシンの設定に誤りがあります。 |
1143 | Webサーバへの接続に失敗しました。 |
1144 | 設定されたWebサーバは存在しません。 |
1145 | 停止中のASPアプリケーションリストの取得に失敗しました。 |
1146 | 起動中のASPアプリケーションリストの取得に失敗しました。 |
1147 | 設定されたASPアプリケーションは存在しません。 |
1148 | アンロードに失敗しました。 |
1149 | ダウンローダサービスにサポートされていない要求しました。 |
1150 | wtdバージョン設定が不正です。 |
1151 | wtdバージョン設定の引数に誤りがあります。 |
1152 | ファイルのバージョンチェック設定の引数が不正です。 |
1153 | 選択されたファイルにはバージョンがありません。 |
1154 | ローカルディレクトリへファイル転送できません。 |
1155 | FTP接続情報が設定されていないため、FTPサーバに接続できません。 |
1156 | FTPサーバからファイルの取得ができません。 |
1157 | 運用管理ツールサーバからifファイルを取得できません。 |
1158 | 運用管理ツールサーバに接続できません。 |
1159 | 運用管理ツールサーバからサーバコンポーネントファイルを取得できません。 |
1160 | 多重起動フラグ作成時にエラーが発生しました。 |
1161 | セキュリティ属性の変更に失敗しました。 |
1162 | すでに別の管理コマンドが起動中です。 |
1163 | 多重起動フラグの待ち合わせに失敗しました。 |
1164 | 前回起動した管理コマンドが多重起動フラグを解放せずに終了しています。 |
1165 | 多重起動フラグの解放に失敗しました。 |
1166 | 転送先ディレクトリ(Webサーバ)のフラグ設定が不正です。 |
1167 | アプリケーションbitフラグの引数が不正です。 |
1168 | アプリケーションbitフラグとwtdバージョンとの組み合わせが不正です。 |
1169 | アプリケーションbitフラグと登録ツールとの組み合わせが不正です。 |
1170 | 転送先マシンのOSがアプリケーションbitフラグと異なっています。 |
1171 | アセンブリファイルに無効なActiveX登録コマンドを実施しています。 |
1172 | アセンブリフラグが不正です。 |
1173 | 無効なGACコマンドが実行されました。 |
1174 | アセンブリを含むwtdファイルのバージョンは6以下に変更できません。 |
1175 | 選択されたファイルはifファイルではありません。 |
1176 | ifファイルはwtdのバージョン9以降の対応になります。 |
12000〜12160 | インターネット接続関数エラー。 |