WebOTX Manual V11.1 (第6版) 目次を表示

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名称
     create-file-user - 新しいファイルユーザの作成

形式
     create-file-user [ --user admin_user ] [ --password admin_
     password ] [ --host host_name ] [ --port port_number ] [ --
     protocol=rmi|jmxmp ] [ --passwordfile filename ] [ --
     encrypted=true|false ] [ --terse=true|false ] [ --echo=true|
     false ] [ --interactive=true|false ] [ --secure=true|false ]
      [ --legacy=true|false ] [ --help ] [ --target target ] [ --
     passwordfile passwordfile ] [ --authrealmname auth_realm_
     name ] [ --groups user_groups[: user_groups] * ] [ --enable 
     true|false ] [ --enablepasswordage true|false ] [ --
     passwordage passwordage ] user_name

説明
     オプションに指定された内容でファイルユーザを作成します。

     --groupsオプションはコロン":"で区切ることで、複数のグループ
     を入力できます。--authrealmnameオプションにadmin-realmを指定
     した場合、そのユーザは運用管理ユーザと判断されるため、自動的
     にloginというグループが追加されます。

     さらに、admin-realmを指定した場合、--enableオプション、--
     enablepasswordageオプション、--passwordageオプションを設定す
     ることができます。一方、--authrealmnameオプションにその他の
     値を指定した場合は、これらのオプションに指定した設定は反映さ
     れません。

     このコマンドはリモートモードでのみ使用できます。

オプション
     -u	--user
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。

	   既にotxadmin loginコマンドでログインしている場合は、--userオ
	   プションの指定は不要です。

     -w	--password
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパスワード。

     -H	--host
	   ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。

     -p	--port
	   ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定値は6212です
	   。

     --protocol
	   ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択します
	   。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値はrmiです。

     -W	--passwordfile
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイル。

     --encrypted
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化されたパス
	   ワードを利用する場合に指定します。既定値はfalseです。暗号化
	   されたパスワードの生成にはencryptコマンドを使用してください
	   。このオプションはpasswordfileオプションが指定されている場合
	   のみ有効です。

     -t	--terse
	   trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のための簡
	   潔なデータとなります。既定値はfalseです。

     -e	--echo
	   trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示されます。
	   既定値はfalseです。

     -I	--interactive
	   true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用のプロン
	   プトを表示します。

     -s	--secure
	   trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通信に
	   SSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。

     --help
	   コマンドのヘルプを表示します。

     --userpassword
	   ファイルユーザのパスワード。

     --groups
	   ファイルユーザが所属するグループ

     --authrealmname
	   認証レルムの名称。既定値はadmin-realmです。

     --enable
	   ファイルユーザの有効化。--authrealmnameにadmin-realmを指定し
	   た場合に限り有効です。既定値はtrueです。

     --enablepasswordage
	   パスワードの有効期限管理機能の有効化。--authrealmnameにadmin
	   -realmを指定した場合に限り有効です。既定値はfalseです。

     --passwordage
	   パスワードの有効期間(単位：日)を1 から 17532 (48年)までの範
	   囲で指定します。--authrealmnameにadmin-realmを指定、かつ、--
	   enablepasswordageにtrueを指定した場合に限り有効です。既定値
	   は365です。

オペランド
     user_name
	   作成されるファイルユーザの名称

使用例
     例1:	create-file-userコマンドの使用法

     先にcreate-auth-realmコマンドを使って認証レルムを作成してく
     ださい。

     otxadmin> create-file-user --user admin --password adminadmin 
     --host bluestar --port 6212 --userpassword sample --groups staff:manager 
     --authrealmname auth-realm1 sample_user1
     Command create-file-user executed successfully

     sample_userは作成されるファイルユーザです。

     運用管理ユーザを作成する場合は、--authrealmnameにadmin-realm
     を指定する必要があります。--authrealmnameにadmin-realmを指定
     すると、--enable、--enablepasswordage、--passwordageを設定す
     ることができます。また、運用管理ユーザは--groupsに指定された
     グループ以外に自動的にloginグループに追加されます。

     otxadmin> create-file-user --user admin --password adminadmin 
     --host bluestar --port 6212 --userpassword sample --groups staff:manager 
     --authrealmname admin-realm --enable true --enablepasswordage true --passwordage 180 sample_user2
     Command create-file-user executed successfully

終了ステータス
     0	   コマンド実行成功

     1	   コマンド実行失敗

関連事項
     create-auth-realm(1)delete-file-user(1),  list-file-users(1)
     ,  update-file-user(1),  list-file-groups(1)