WebOTX Manual V11.1 (第6版) 目次を表示 |
インメモリデータグリッド連携に関する設定について説明します。
インメモリデータグリッド連携機能では、分散キャッシュやクラスタ間通信の基盤である Infinispan と JGroup の設定は外部の設定ファイルで定義しています。 MO では参照する設定ファイルを指定することができます。Infinispan と JGroup の詳細な動作設定を行いたい場合は、設定ファイルを直接編集してください。 なお、設定ファイルを編集した場合、反映するにはドメインの再起動が必要です。
ドメイン共通の設定です。この設定を変更した場合、ドメインを再起動することにより反映されます。
Dottedname : server.data-grids
属性名 (attribute-name) |
説明 | 既定値 |
---|---|---|
Jgroupsファイル名 (Infinispan)
[ infinispan-jgroups-file ] |
このドメインで使用する、${INSTANCE_ROOT}/config/datagrid/infinispan ディレクトリにある
JGroups の設定ファイルを指定します。
デフォルトでは以下の環境別設定ファイルが用意されています。
|
jgroups-udp.xml |
クラスタ名 (Infinispan)
[ infinispan-cluster-name ] |
このドメインで使用する、Infinispan のクラスタ名を指定します。 | webotx-infinispan-cluster1 |
データグリッドごとの設定です。
Dottedname : server.data-grids.data-grid. name
nameはデータグリッド名が設定されます。
属性名
(attribute-name) |
説明 | 既定値 |
---|---|---|
名前
[ name ] |
DataGrid の名前です。セッションレプリケーションや永続化サービスの data-grid-name としてこの名前を指定します。 | なし |
タイプ
[ type ] |
DataGrid のタイプを指定します。指定できる値は以下です。
|
disabled |
アーキタイプ
[ archetype ] |
DataGridのアーキタイプを指定します。指定できる値は以下です。
|
standard |
JMXエージェント上でロードする
[ use-jmx-agent ] |
エージェントプロセスでデータグリッドを動作させるかを指定します。 エージェントプロセスにデータグリッド連携を使用したアプリケーションを配備しない場合は false を指定してください。 | true |
全てのプロセスグループで使用する
[ use-all-processgroups ] |
全てのプロセスグループでデータグリッドを動作させるかを指定します。 プロセスグループにデータグリッド連携を使用したアプリケーションを配備しない場合は false を指定してください。 | true |
Memo
プロセスグループにシステムプロパティ -Dcom.nec.webotx.enterprise.data-grids.data-grid-names=<データグリッド名> を
設定している場合は、 [ use-all-processgroups ] に false を設定している状態でも、そのプロセスグループに限り
システムプロパティに指定したデータグリッドが使用されます。
これにより、特定のプロセスグループだけで任意のデータグリッドを実行することができます。
上記既定値はアーキタイプが standard の場合のものです。データグリッド作成時のアーキタイプによって既定値が以下のように設定されます。 また、作成済みのデータグリッドのアーキタイプを変更した場合にも、以下の値に設定変更されます。
standard | high-performance | high-available | |
---|---|---|---|
キャッシュモード | Distributed | Distributed | Replicated |
動作モード | SYNC | ASYNC | SYNC |
L1キャッシュ | no | yes | no |
トランザクション | yes | no | yes |
データ複製ノード数 | 2 | 2 | - (全ノード) |