ディレクトリ・ファイル

1. ディレクトリ

1.1. インストールディレクトリのディレクトリ構成

WebOTXをインストールしたディレクトリ(${AS_INSTALL})のディレクトリ構成について説明します。

以下にそれぞれのディレクトリについて説明します。

インストール時のディレクトリ構成
ディレクトリ名 説明
bin バイナリファイル、コマンド、バッチファイルを格納します。
config WebOTX全体に関係する構成情報ファイルを格納します。
domains ドメインのルートディレクトリの親ディレクトリです。ドメインを新規に作成するとこの下にドメインルートが作成されます。
downloader(*1) Downloaderのモジュールに関するファイルを格納しています。
jbi(*3) Enterprise Service Bus に関するモジュールを格納しています。
jmq JMSのモジュールに関するファイルを格納しています。
lib ライブラリやツール、各ドメイン作成時に利用するテンプレートファイルを格納しています。
ObjectBroker Object Brokerのモジュールに関するファイルを格納しています。
ProcessConductor(*3) Process Conductor のモジュールに関するファイルを格納しています。
samples(*1) サンプルアプリケーションを格納しています。
share(*2) ライセンスチェックのモジュールに関するファイルを格納しています。
template(*1) 画面テンプレートのモジュールに関するファイルを格納しています。
Trnsv WebOTX実行環境のモジュールに関するファイルを格納しています。
TS Transactionサービスのモジュールに関するファイルを格納しています。
uddi(*3) UDDI Registryのモジュールに関するファイルを格納しています。
WebCont5.0 Webコンテナのモジュールに関するファイルを格納しています。
WebServer22(*1) WebServer(apache2.2)に関するモジュールを格納しています。
WebServer24(*1) WebServer(apache2.4)に関するモジュールを格納しています。
WOWS(*1) WatchServerに関するモジュールを格納しています。

1.2. ドメインルートのディレクトリ構成

ドメインのルートディレクトリ(${INSTANCE_ROOT})のディレクトリ構成について説明します。

以下にそれぞれのディレクトリについて説明します。

ドメインのディレクトリ構成
ディレクトリ名 説明
addons ドメイン内にシステムが追加するオプション製品等のリソースを格納します。
applications ドメインに配備されたアプリケーションを格納します。
autodeploy ドメインのオートデプロイディレクトリ
backup 構成情報(configディレクトリ)のバックアップを格納します。
bin ドメイン固有のバッチファイルを格納します。
config ドメインの設定情報ファイルを格納します。
diagnostic-reports サーバ診断処理にて生成される診断レポートファイルを格納します。
(診断レポートの作成が実行されるまで、ディレクトリは作成されません。)
docroot HTTPサーバのドキュメントルート
generated 配備のときにコンテナで生成したファイルを格納します。
java-web-start アプリケーションを配備した際に作成されますが、現在は使用しません。
jbi 当該ドメインで動作するESBに関するファイルを格納します。
jmq 当該ドメインで動作するJMSに関するファイルを格納します。
lib ドメイン固有のライブラリを格納します。
logs ドメインのログディレクトリ
session-store Passivateされたstateful session beanの情報を格納します。
stats ドメインの統計情報を格納します。

2. ファイル

2.1. WebOTX全体に関係する構成情報ファイル

WebOTX全体に関係する各種設定ファイル(${INSTALL_ROOT}/config以下)について説明します。

WebOTX全体に関係する各種設定ファイル格納ディレクトリ一覧
ディレクトリ名 説明
admingui 統合運用管理ツールに対する設定ファイルを格納します。
※統合運用管理ツールをインストールしなければ作成されません。
eds EnterpriseDirectoryServerとの連携用設定ファイルを格納します。
jaxws JAX-WSライブラリを使用する際に必要な設定ファイルを格納します。
profiler WebOTXプロファイラに対する設定ファイルを格納します。
WebOTX全体に関係する各種設定ファイル一覧
ファイル名 説明
asenv.bat(UNIXではasenv.conf) WebOTXドメイン共通の環境変数設定ファイル
cacerts.jks 運用管理コマンドで使用する認証用ファイル
woasinfo.properties(Windowsのみ) WebOTX AS <バージョン番号> Agent Service(WOAgentSvc)の実行に関するプロパティ設定用ファイル
woasinfo.properties.template(Windowsのみ) woasinfo.propertiesのテンプレート(オリジナル)ファイル

2.2. ドメインの設定ファイル

ドメインの各種設定ファイル(${INSTANCE_ROOT}/config以下)について説明します。

ドメインの設定ファイル格納ディレクトリ一覧
ディレクトリ名 説明
cert 公開鍵証明書検証用の証明書ファイルを格納します。
crl CRL(Certificate Revocation List)ファイルを格納します。
default-value-mbean 実行中に生成されるMBean(Managed Bean)用デフォルト値定義ファイルを格納します。
iPXda ACOS Access Toolkitが使用する定義ファイルを格納します。
jndisp JNDIサーバが使用する設定ファイルを格納します。
keystore キーストアファイル(認証用の鍵と証明書を含む)を格納します。
ObjectBroker Object Brokerが使用する設定ファイルを格納します。
persistent-mbean 実行中に生成するMBean(Managed Bean)用永続値定義ファイルを格納します。
tpsystem TPモニタが使用する設定ファイルを格納します。
Expressでは使用されません。
TS Transactionサービスが使用する設定ファイルを格納します。
WebCont Webコンテナが使用する設定ファイルを格納します。
WebServer Webサーバが使用する設定ファイルを格納します。
ドメインの設定ファイル一覧
ファイル名 説明
.domain-registry.system ドメイン自身の構成情報を格納するファイルです。
※本バージョンでは使用されません。
admin-keyfile 運用管理ユーザに関する情報を格納するファイルです。
admcn ドメインの状態管理の際に使用するRMI用スタブファイルです。
admsn ドメインの状態管理の際に使用するデータファイルです。
archive.properties 診断サービス実行時に作成される設定ファイルです。
(診断レポートの作成が実行されるまで、本ファイルは作成されません。)
cacerts.jks 公開鍵証明書検証用の証明書ファイルです。
cli_restriction setコマンドにおいて"*(ワイルドカード)"を使用する場合に誤操作を防ぐ目的で使用するファイルです。 "*"を使用する場合はこのファイルに"*"の使用を許可するコマンドラインを定義する必要があります。 また、このファイルを削除すると"*"機能に対する全制限が解除されます。
default-web.xml Webコンテナに対するデフォルト設定値を含む定義ファイルです。
diagnostic.properties 診断サービスに関する設定を保持するファイルです。
domain.xml ドメインに対する設定情報を含む定義ファイルです。
domains-config.xml 管理ドメインが管理するユーザドメインの設定情報を保持しています。
※このファイルは管理ドメイン(admin)のみに定義されます。
domain-passwords 運用ユーザのパスワード情報を統合的に管理するためのファイルです。
domain-registry ドメイン自身の構成情報を格納するファイルです。
※本バージョンでは使用されません。
encrypted 重要データ等の暗号化対象データの管理情報を含むファイルです。
keyfile ユーザAPの認証にFileレルムを使用する場合にユーザ情報を格納するファイルです。
keystore.jks キーストア情報を含むファイルです。
log4j2-as.xml WebOTXの各システムサービスのログ出力設定ファイルです。
logging.properties JDK Logger(java.util.Logger)に対する設定情報を含む定義ファイルです。
login.conf ログイン認証に対する設定情報を含む定義ファイルです。
secure.seed HTTPS および IIOP/SSL 通信処理におけるセキュリティ確保のためのデータを含むファイルです。
server.policy ドメインに対するセキュリティポリシを定義するファイルです。