1.7. ポリシーファイルの設定

WebOTXはセキュリティポリシーによりアクセス権が明示的に設定されています。

WebOTXの各サービスが動作するために必要なセキュリティポリシーはデフォルトで以下のファイルに記述されています。

${INSTANCE_ROOT}/config/server.policy

アプレット (またはセキュリティマネージャの下で動作しているアプリケーション) が、ファイルの読み書きなど、セキュリティ保護された操作を行うためには、その操作を行うためにアクセス権を付与する必要があります。必要に応じてserver.policyファイルに必要な権限を設定するようにしてください。

WebOTXでは、各サービスの基本的動作に必要な権限に加え、統合運用管理ツールなどリモートからの運用操作に必要なアクセス権限をデフォルトで定義しています。リモート接続時に必要な権限は、プリンシパル javax.management.remote.JMXPrincipal "otxadmin"によって定義されています。

セキュリティポリシー、ポリシーファイルの記述に関する詳細は、Java SDK の 「セキュリティ」 に関する情報を参照してください。

http://docs.oracle.com/javase/7/docs/technotes/guides/security/

1.7.1. 新たなポリシーの付与

ドメイン停止状態でポリシーファイルを編集することによって、ポリシーを追加することが可能です。

例: ポリシーの追加
// Grant everyone the following permission:
grant {
    permission java.io.FilePermission "/tmp/*", "read,write";
};

この例では、/tmpディレクトリのすべてのファイルに対する、読み込みと書き込み権を全てのJavaクラスに与えます。

1.7.2. ポリシーファイル編集の際の注意点