Webアプリケーションにおいてリソースを有効に活用するには次のようなポイントがあります。
- メソッドに固有の変数はメソッドのスコープ内で定義してください。そうすると変数はスタック上に生成されるため、グローバルなメモリを節約でき、処理速度も速くなります。
- データベースにアクセスする場合には、JDBCデータソースを利用すると、データベースへアクセスするリソースを節約できます。
- 情報を保持するためにセションオブジェクトを利用すると、セションオブジェクトに格納された情報はWebコンテナがセションを破棄するまで保持されます。このため、クライアントからの利用が無くなっても、セションタイムアウトするまで無駄に資源が確保されていることがあります。
なお、セションを破棄するまでの時間はWebアプリケーションのweb.xmlで指定できます。また、Webアプリケーションから任意にセションオブジェクトを解放することもできるので、このセションオブジェクトの解放により保持している情報も解放されます。