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MO名称:
WebOTXVD -  VDに関する情報を設定します。
定義:
ObjectName
{0}:name={4},j2eeType=WebOTXVD,server={1},WebOTXSystem={2},WebOTXVDResource={3},category=runtime
CLIName
{2}.{3}.{4}

属性の概要
vdtype (VDの型)
VDの型を設定します。型についてはVD作成時に指定します。作成後、変更することは出来ません。
initialState (ドメイン起動時にVDも起動する)
ドメイン起動時にVDを起動するかどうか設定します(既定値:する)。
exePriority (実行優先順位)
VD内で実行優先順位を指定します。数字が低いほど優先的に実行されます(既定値:2)。
vdMasterDate (VDマスタデータファイルに情報を置かずに個別で持つ)
個別にデータファイルを持つかどうかを指定します(既定値:持たない)。
vdDataFilesize (個別VDデータファイルサイズ)
VDのメッセージを格納するデータファイルのサイズ(MByte)を指定します(既定値:1MByte)。
vdDataFileFlash (個別VDデータファイルのフラッシュを行う)
ディスクへのフラッシュを行うかどうかを指定します(既定値:しない)。
InitializeVdDataFile (個別VDデータファイルの初期化を行う)
VDサーバ起動時に保存メッセージを消去して初期化するかどうかを指定します(既定値:する)。
vdDataFile (個別VDデータファイル名)
VDで使用するデータファイルの名前を指定します(既定値:VD名)。
vdDetached (クライアント永久障害発生時の後処理)
クライアント永久障害が発生したときの処理を指定します。Trueの場合はVDの切り離しを行ないます。Falseの場合はVDの切り離しを行なわず送信リトライを行ないます(既定値:VDの切り離しを行わない)。
messageSuspended (取り出し後のメッセージ)
取り出し後のメッセージを保留するかどうかを指定します(既定値:しない)。
applicationGroupName (アプリケーショングループ名)
非同期オペレーションが属するアプリケーショングループ名です。作成時に指定した値を変更しないでください。
processGroupName (プロセスグループ名)
非同期オペレーションが属するプロセスグループ名です。作成時に指定した値を変更しないでください。
moduleName (モジュール名)
非同期オペレーションが属するモジュール名です。作成時に指定した値を変更しないでください。
otxObjectName (インタフェース名)
非同期オペレーションが属するインタフェース名です。作成時に指定した値を変更しないでください。
operationName (オペレーション名)
非同期オペレーション名です。作成時に指定した値を変更しないでください。
transactionVDList (トランザクション型VDリスト)
間接型VDが使用するトランザクション型VDのリストを設定します。
connectStatus (接続状態)
接続状態の表示をします。
status (状態)
状態の表示をします。

操作の概要
startVD (起動)
VDを起動します。
stopVD (停止)
VDを停止します。
disableVD (閉塞)
VDを閉塞します。
VDTelegramClear (VD滞留メッセージのクリア)
VD滞留メッセージのクリアを実行します。
delete (削除)
VDを削除します。


属性の詳細

vdtype (VDの型)

VDの型を設定します。型についてはVD作成時に指定します。作成後、変更することは出来ません。

詳細:
VDの型を端末型、トランザクション型、間接型(ラウンドロビン)、間接型(滞留数優先)から選択してください(既定値:端末型)。
トランザクション型VDを作成した場合は、非同期オペレーションを選択してください。これによって選択されたオペレーションは非同期オペレーションとなります。このオペレーションが非同期オペレーション呼び出しをする設定にしたプロセスグループからVD経由で呼ばれることになります。
すでに他のVDによって選択されているオペレーションを選択することはできません。
間接型VDはトランザクション型VDがないと作成できません。
間接型VDは次のような機能を持っています。
ラウンドロビン:間接型VDはラウンドロビンで決定した配下のVDへ送信する
滞留数優先:間接型VDは滞留数の最も少ない配下のVDへ送信する
間接型VDを作成した場合は、使用するトランザクション型VDを選択してください。複数選択が可能です。選択されたトランザクション型VDは統合運用管理ツールからは見えなくなります。間接型VDを削除すると再び見えるようになります。
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
端末型
トランザクション型
間接型
間接型(ラウンドロビン)
間接型(滞留数優先)


initialState (ドメイン起動時にVDも起動する)

ドメイン起動時にVDを起動するかどうか設定します(既定値:する)。

詳細:
ドメイン起動時にVDを起動します。
起動しない:ドメイ起動時にVDは起動しません
起動する:ドメイ起動時にVDを起動します
閉塞状態で起動:ドメイ起動時にVDを共有メモリ上へ展開のみ行ないます。
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
起動しない
起動する
閉塞状態で起動


exePriority (実行優先順位)

VD内で実行優先順位を指定します。数字が低いほど優先的に実行されます(既定値:2)。

詳細:
VD内で実行優先順位を指定します。数字が低いほど優先的に実行されます(既定値:2)。
VD優先度機能を利用すると、複数のVDに滞留が発生した場合に、どのVDを優先的に処理するかを制御できます。
端末型VDよりも、トランザクション型VDを優先的に処理させたい場合、トランザクション型の優先度を端末型よりも高くしておくことで実現できます。
設定変更時、VDの初期化が必要です。VDデータファイルの初期化を行う設定になっていない場合は、TPシステムを停止してVDのクリアを実行してください。
型:
java.lang.Integer
最小値:
2
最大値:
15


vdMasterDate (VDマスタデータファイルに情報を置かずに個別で持つ)

個別にデータファイルを持つかどうかを指定します(既定値:持たない)。

詳細:
個別にデータファイルを持つかどうかを指定します。
データファイルを多数利用するとVDの性能に影響があります。
ファイルを複数利用する必要がない場合、マスタデータファイルのみを利用してください。
設定変更時、VDの初期化が必要です。VDデータファイルの初期化を行う設定になっていない場合は、TPシステムを停止してVDのクリアを実行してください。
型:
java.lang.Boolean


vdDataFilesize (個別VDデータファイルサイズ)

VDのメッセージを格納するデータファイルのサイズ(MByte)を指定します(既定値:1MByte)。

詳細:
VDのメッセージを格納するデータファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。
1〜2047の正数で指定します。
設定変更時、VDの初期化が必要です。VDデータファイルの初期化を行う設定になっていない場合は、TPシステムを停止してVDのクリアを実行してください。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2047


vdDataFileFlash (個別VDデータファイルのフラッシュを行う)

ディスクへのフラッシュを行うかどうかを指定します(既定値:しない)。

詳細:
VDで使用するデータファイルの更新時にディスクへのフラッシュを行うかどうかを指定します。フラッシュを行う場合、オペレーティングシステムのダウン後もデータファイルを使用することができます。
なお、フラッシュを行う設定にした場合、マスタデータファイルのフラッシュも行います。
ディスクへのフラッシュを行うと、更新が行われるたびにディスクI/Oが発生し、性能が著しく劣化します。通常はフラッシュを行わないでください。
設定変更時、VDの初期化が必要です。VDデータファイルの初期化を行う設定になっていない場合は、TPシステムを停止してVDのクリアを実行してください。
型:
java.lang.Boolean


InitializeVdDataFile (個別VDデータファイルの初期化を行う)

VDサーバ起動時に保存メッセージを消去して初期化するかどうかを指定します(既定値:する)。

詳細:
VDサーバ起動時に保存メッセージを消去して初期化するかどうかを指定します。
VDに関連するプロパティの変更を行った場合、システムを停止してVDデータ用のファイルを削除してください。
初期化せずにそのまま利用した場合の動作は保証されません。
個別にデータを持つ設定にしている場合はドメインルート/config/tpsystem/vdf配下にファイルがあります。個別に持たない場合は、ドメインルート/config/tpsystem/data/vd_master (マスタデータファイル)を削除してください。
設定変更時、VDの初期化が必要です。VDデータファイルの初期化を行う設定になっていない場合は、TPシステムを停止してVDのクリアを実行してください。
型:
java.lang.Boolean


vdDataFile (個別VDデータファイル名)

VDで使用するデータファイルの名前を指定します(既定値:VD名)。

詳細:
VDで使用するデータファイルの名前を指定します。入力しなかった場合はVD名が個別VDデータファイル名となります。
個別VDデータファイルは以下の位置に作成されます。

Windows:[WebOTX AS install directory]\domains\[ドメイン名]\config\tpsystem\vdf\[個別VDデータファイル名]
UNIX:[WebOTX AS install directory]/domains/[ドメイン名]/config/tpsystem/vdf/[個別VDデータファイル名]
型:
java.lang.String
最小文字列長:
1
最大文字列長:
31


vdDetached (クライアント永久障害発生時の後処理)

クライアント永久障害が発生したときの処理を指定します。Trueの場合はVDの切り離しを行ないます。Falseの場合はVDの切り離しを行なわず送信リトライを行ないます(既定値:VDの切り離しを行わない)。

詳細:
クライアント永久障害が発生したときの処理を指定します。
true:VDの切り離しを行ないます
false:VDの切り離しを行なわず送信リトライを行ないます(既定値)
型:
java.lang.Boolean


messageSuspended (取り出し後のメッセージ)

取り出し後のメッセージを保留するかどうかを指定します(既定値:しない)。

詳細:
取り出し後のメッセージを保留するかどうかを指定します。
設定変更時、VDの初期化が必要です。VDデータファイルの初期化を行う設定になっていない場合は、TPシステムを停止してVDのクリアを実行してください。
型:
java.lang.Boolean


applicationGroupName (アプリケーショングループ名)

非同期オペレーションが属するアプリケーショングループ名です。作成時に指定した値を変更しないでください。

詳細:
トランザクション型VDを作成した場合は、非同期オペレーションが属するアプリケーショングループが表示されます。作成時に指定した値を変更しないでください。
型:
java.lang.String
最大文字列長:
8


processGroupName (プロセスグループ名)

非同期オペレーションが属するプロセスグループ名です。作成時に指定した値を変更しないでください。

詳細:
トランザクション型VDを作成した場合は、非同期オペレーションが属するプロセスグループが表示されます。作成時に指定した値を変更しないでください。
型:
java.lang.String
最大文字列長:
32


moduleName (モジュール名)

非同期オペレーションが属するモジュール名です。作成時に指定した値を変更しないでください。

詳細:
トランザクション型VDを作成した場合は、非同期オペレーションが属するモジュールが表示されます。作成時に指定した値を変更しないでください。
型:
java.lang.String
最大文字列長:
1024


otxObjectName (インタフェース名)

非同期オペレーションが属するインタフェース名です。作成時に指定した値を変更しないでください。

詳細:
トランザクション型VDを作成した場合は、非同期オペレーションが属するインタフェースが表示されます。作成時に指定した値を変更しないでください。
型:
java.lang.String
最大文字列長:
2550


operationName (オペレーション名)

非同期オペレーション名です。作成時に指定した値を変更しないでください。

詳細:
トランザクション型VDを作成した場合は、非同期オペレーションが表示されます。作成時に指定した値を変更しないでください。これによって選択されたオペレーションは非同期オペレーションとなります。このオペレーションが非同期オペレーション呼び出しをする設定にしたプロセスグループからVD経由で呼ばれることになります。
型:
java.lang.String
最大文字列長:
2550


transactionVDList (トランザクション型VDリスト)

間接型VDが使用するトランザクション型VDのリストを設定します。

詳細:
間接型VDを作成する場合は、使用するトランザクション型VDを選択してください。複数選択が可能です。あらかじめトランザクション型VDを作成しておく必要があります。
型:
java.lang.String[]


connectStatus (接続状態)

接続状態の表示をします。

詳細:
VDの接続状態を表示します。
未接続:接続しているクライアントはありません
接続中:接続しているクライアントがあります
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
未接続
接続中


status (状態)

状態の表示をします。

詳細:
VDの起動停止状態を表示します。
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
停止
起動
閉塞

操作の詳細

startVD (起動)

VDを起動します。

詳細:
VDを起動します。
戻り値:
void
引数:
なし


stopVD (停止)

VDを停止します。

詳細:
VDを停止します。
戻り値:
void
引数:
なし


disableVD (閉塞)

VDを閉塞します。

詳細:
VDを閉塞します。
戻り値:
void
引数:
なし


VDTelegramClear (VD滞留メッセージのクリア)

VD滞留メッセージのクリアを実行します。

詳細:
滞留メッセージブロックを全て削除します。端末型かトランザクション型のときに実行できます。
トランザクションが流れていない状態で実行してください。
戻り値:
void
引数:
なし


delete (削除)

VDを削除します。

詳細:
VDを削除します。
戻り値:
void
引数:
vdName - java.lang.String
削除するVD名を16文字以内の英数字で指定してください。指定しない場合は全VDを削除します。