2.4. Transactionサービス

 
2.4.1. Transactionサービス共通

以下に示すコードの形式はC++のものです。Javaの場合は、EMinor_部分を
jp.co.nec.WebOTX_S.OTXSCurパッケージのCurMinorのメンバに読みかえてください。
例えば、C++でのEMinor_BAD_INV_ORDERは、Javaではjp.co.nec.WebOTX_S.OTXSCur.CurMinor.BAD_INV_ORDERとなります。

マクロ 番号 意味
EMinor_BAD_INV_ORDER 3073 メソッド呼び出しの順番が不正です。
EMinor_PERSIST_OPEN_ERROR 3074 トランザクションの永続情報を格納するファイルのオープンに失敗しました。
EMinor_PERSIST_ACCESS_ERROR 3075 トランザクションの永続情報を格納するファイルのアクセスに失敗しました。永続ファイルを格納するファイルの破損などが考えられます。
EMinor_CTX_ERROR 3076 PropagationContext構造体内のメンバに不正な値が格納されています。
EMinor_CTX_ID_ERROR 3077 PropagationContext構造体内に格納されているotidが不正です。
EMinor_CTX_OBJREF_ERROR 3078 PropagationContext構造体内に格納されているオブジェクトリファレンスで不正なものがあります。
EMinor_SYS_OBJREF_ERROR 3079 名前サービスへのアクセス等に使用するオブジェクトリファレンスで不正なものがあります。
EMinor_RSC_OBJREF_ERROR 3080 トランザクションに登録したResource、SubtransactionAwareResource、Synchronizationオブジェクトのリファレンスが不正です。
EMinor_SYS_CALL_ERROR 3081 WebOTX Transaction Service内で使用しているシステム関数の呼び出しに失敗しました。詳細はイベントログを参照してください。
EMinor_LOCAL_ERROR 3082 WebOTX Transaction Serviceインターナルエラーです。



 
2.4.2. RCS

マクロ 番号 意味
PERSIST_OPEN_ERROR 3101 永続ファイルのオープンに失敗しました。
トランザクションの復旧のために必要となる情報を格納しているファイルが見つからないか、あるいは破壊されている可能性があります。
BAD_PARAM 3102 引数として不正なものが指定されました。
LOCAL_ERROR 3103 WebOTX Transaction Serviceの内部エラーです。開発元へ問い合せください。
STATUS_COMMITTING 3104 トランザクションがコミット処理実施中です。
STATUS_ROLLINGBACK 3105 トランザクションがロールバック処理実施中です。
STATUS_FORGETTING 3106 トランザクションがフォーゲット処理実施中です。
ALREADY_ROLLBACK 3107 トランザクションは既にロールバックが完了しています。なお、タイムアウトによるロールバックの場合には、TX_TIMEOUT(3156)が返ります。
HEURISTIC_ROLLBACK 3108 コミットの結果、ヒューリスティックロールバックとなりました。
REGISTER_NO_MORE_RSC 3109 複数のリソースをトランザクションに参加させる事ができませんでした。このエラーはRecoveryCoordinationServerを利用しようとしているがRCSIDを指定していない場合に返されます。
TS_IS_NOT_RUNNING 3110 トランザクションサービスが動作していません。このアプリケーションでヒューリスティック状態となったトランザクションがあります。一旦アプリケーションを停止し、ヒューリスティック状態を回復してから再度アプリケーションを起動してください。
RCS_IS_NOT_RUNNING 3111 トランザクションの復旧をつかさどるプロセスである、RecoveryCoordinationServer(RCS)が起動していません。RCSが起動していないとトランザクションの開始に失敗します。また、クライアントトランザクションを実施している場合は、その管理を行うためのプロセスであるProxyRCSが起動中でない場合があります。
CANT_CREATE_TOP 3112 トップトランザクションの生成に失敗しました。RCSの状態チェックに失敗した可能性があります。
CANT_CREATE_INTERPOSED 3113 インターポーズドトランザクションの生成に失敗しました。RCSの状態チェックに失敗した可能性があります。
CANT_OPERATE_INTERPOSED 3114 インターポーズドトランザクションに対して直接コミットやロールバックを発行しようとしています。トップトランザクションに対して発行してください。
CANT_OPERATE_RECOVERED 3115 RecoveryCoordinationServer(RCS)で復旧したトランザクションに対して直接コミットやロールバックを発行しようとしています。
ILLEGAL_STATE 3116 トランザクションの現在の状態に対し、その運用管理コマンドは認められていません。
ILLEGAL_STATE_TOP 3117 トップトランザクションの現在の状態に対し、その処理は認められていません。
ILLEGAL_STATE_IR 3118 インターポーズドトランザクションの現在の状態に対し、その処理は認められていません。
ILLEGAL_STATE_RC 3119 RecoveryCoordinationServer(RCS)で復旧したトランザクションの現在の状態に対し、その処理は認められていません。
ALREADY_COMPLETED 3120 指定したトランザクションは既に完了しています。タイムアウトにより自動的にロールバックが実施されたか、あるいは運用管理コマンドでトランザクション完了処理を実施した可能性があります。
ALREADY_COMPLETED_TOP 3121 指定したトップトランザクションは既に完了しています。タイムアウトにより自動的にロールバックが実施されたか、あるいは運用管理コマンドでトランザクション完了処理を実施した可能性があります。
ALREADY_COMPLETED_IR 3122 指定したインターポーズドトランザクションは既に完了しています。タイムアウトにより自動的にロールバックが実施されたか、あるいは運用管理コマンドでトランザクション完了処理を実施した可能性があります。
ALREADY_COMPLETED_RC 3123 指定したRecoveryCoordinationServer(RCS)で復旧したトランザクションは既に完了しています。タイムアウトにより自動的にリカバリが完了したか、あるいは運用管理コマンドでトランザクション完了処理を実施した可能性があります。
NO_IMPLEMENT_IR 3124 トップトランザクションに対し、インターポーズドトランザクション用のメソッドを呼ぼうとしました。
CANT_ACCESS_RCS_INFO 3125 RecoveryCoordinationServer(RCS)の情報取得に失敗しました。RCSが正常に動作していない可能性があります。
CANT_CONNECT_RCS 3126 RecoveryCoordinationServer(RCS)に接続することができませんでした。トランザクション管理を行うアプリケーション起動時にRCSと通信を行いますが、通信エラーによってそれが失敗しているか、RCSが不安定な状態になっている可能性があります。
CANT_FIND_RCS_INFO 3127 RecoveryCoordinationServer(RCS)が見つかりませんでした。RCSが正常に動作していないか、トランザクション管理を行うアプリケーション起動時に指定するRCSIDが間違っている可能性があります。
CANT_FIND_APP_INFO 3128 RecoveryCoordinationServer(RCS)からトランザクション管理を行うアプリケーションの情報を見つけることができませんでした。通信エラーが発生しているか、アプリケーションが不安定な状態になっている可能性があります。
TSOBJ_ACTIVATE_FAILED 3129 トランザクションサービスを管理するオブジェクトの活性化に失敗しました。メモリ不足などが考えられます。
TRANSACTION_NOT_FOUND 3130 処理要求を受けましたが、該当するトランザクションが見つかりませんでした。既に完了しているか運用管理コマンドで強制的に削除した可能性があります。
CANT_GET_LOCALHOST 3131 自ホストの取得に失敗しました。ネットワークの設定が誤っている可能性があります。
TRANSOBJ_ACT_FAILED 3132 トランザクションを実施するためのオブジェクトの活性化に失敗しました。メモリ不足などが考えられます。
REGISTER_IR_FAILED 3133 インターポースドリソースの上位トランザクションへの登録が失敗しました。呼び出し元トランザクションの状態が既にロールバックにマークづけされているか、完了処理中である可能性があります。
IR_NOT_FOUND 3134 インターポーズドリソースが見つかりませんでした。インターポーズドトランザクションがタイムアウトにより既に完了しているか運用管理コマンドで強制的に削除された可能性があります。
RSC_NOT_FOUND 3135 リソースが見つかりませんでした。運用管理コマンドにより既に削除されているか、あるいはリソースの強制ロールバックが行われた可能性があります。
RCS_NOT_INITIALIZED 3136 RecoveryCoordinationServiceが正常に初期化されていません。WebOTX Transaction Serviceの内部エラーの可能性があります。
TS_NOT_INITIALIZED 3137 トランザクションサービスの初期化処理がアプリケーション起動時に正常に行われていません。
ILLEGAL_LENGTH 3138 トランザクションIDの長さが不正です。Transactionサービスの内部エラーの可能性があります。
NULL_PARAM 3139 トランザクションIDとしてnullが指定されました。Transactionサービスの内部エラーの可能性があります。
SUBTRAN_NOT_SUPPORTED 3140 サブトランザクションはサポートされていません。サブトランザクションを行う場合は、リカバリサーバを使用する必要があります。
RSC_RECOVER_FAILED 3141 RecoveryCoordinationServer(RCS)によるトランザクションの復旧処理が失敗しました。トランザクション情報を格納する永続情報ファイルが壊れている可能性があります。
RCSID_IS_INVALID 3142 アプリケーション起動時に指定したRCSIDが不正です。正しいものを指定してください。
CANT_PROPAGATE 3143 Standard-J Editionでは、リカバリサーバを利用したアプリケーションからのトランザクションの伝播は許可されておりません。もしくは、RecoveryCoordinationServerを利用しようとしているがRCSIDを指定していない可能性があります。
NOT_SUPPORT_FORMATID 3144 送られてきた他社製品のフォーマットIDはサポートしていないものです。他社製品との接続を行う場合にはリカバリサーバを利用してください。
MEMORY_ALLOC_FAILED 3145 クラスの生成で失敗しました。マシンのメモリが不足している可能性があります。
REGRSC_FAILED 3146 リソースのトランザクションへの登録に失敗しました。登録しようとしたリソースが不正なものか、すでに同じリソースを登録済みです。なお、1フェーズコミット対応リソースは1トランザクションにつき1つしか登録できないため、複数の1フェーズコミット対応リソースを登録しようとした場合もこのエラーが返却されます。
REGSYNC_FAILED 3147 Synchronizationのトランザクションへの登録に失敗しました。登録しようとしたSynchronizationが不正なものか、すでに同じSynchronizationを登録済みです。
LRM_INITIALIZE_FAILED 3148 アプリケーション内でリソースを管理するモジュールの初期化に失敗しました。JDBCドライバのクラスがCLASSPATHに追加されていないか、データベースの設定が誤っている可能性があります。詳細はトレースを参照してください。
MARKED_ROLLBACK 3149 トランザクションは既にロールバックにマーク付けされています。
COMMIT_FAILED 3150 トランザクションのコミット処理が失敗しました。ヒューリスティック状態になっている可能性があります。また、1フェーズコミット対応リソースを2フェーズコミットトランザクションに参加させている場合は、1フェーズコミット対応リソースに対するコミット処理が失敗している可能性もあります。いずれにせよ統合運用管理ツール、または運用管理コマンドによるトランザクション完了処理が必要になります。
ROLLBACK_FAILED 3151 トランザクションのロールバック処理が失敗しました。ヒューリスティック状態になっている可能性があります。
TS_INITIALIZE_FAILED 3152 トランザクションの初期化に失敗しました。スレッド数等の諸元やメモリ等の資源が不足している可能性があります。
TF_INITIALIZE_FAILED 3153 Proxy-RCS用のファクトリの登録に失敗しました。名前サーバが起動していないか、状態が不正となっている可能性があります。
MODULE_INCOMPATIBLE 3154 APと利用するRCSのモジュール(C++,Java)が一致していない可能性があります。正しいRCSIDを指定してください。
ILLEGAL_NONXARSC_REGIST 3155 1つのトランザクションツリーに複数の1フェーズコミット対応リソースが登録された状態でコミットを実施しようとしました。アプリケーションの構成、呼び出し方を検証する必要があります。詳細については運用編(運用管理)をご参照ください。
TX_TIMEOUT 3156 トランザクションがタイムアウトし、Transactionサービスが自動的にロールバックを完了させたことを表します。
ONEPCCOMMIT_FAILED 3157 1フェーズコミット対応リソースに対するコミットが失敗したため、トランザクション全体をコミットするかロールバックするか不明な状態になっています。この場合、統合運用管理ツール、または運用管理コマンドによるトランザクション完了処理が必要になります。
TX_RECORD_IS_SMALL 3158 トランザクション情報を記録する共有メモリのレコードサイズが小さいです。レコードサイズを大きくしてください。詳細はこちらを参照してください。
EMinor_RM_BAD_INV_ORDER 3161 メソッド呼び出しの順序が不正です。 
EMinor_RM_NORESPONSE 3162 メソッド呼び出しで、タイムアウトが発生しました。 
EMinor_RM_LOCAL_ERROR 3163 内部エラーです。 
EMinor_RM_TYPE_ERROR  3164 データベース種別が不正です。運用管理コマンド(wotsdbconfj,wotsdbconfc,wotsdbconfap)でデータベース情報の項目を確認してください。 
EMinor_RM_CALL_ERROR 3165 XA関数が異常終了しました。
RM_CONNECT_ERROR  3166 データベースへの接続に失敗しました。運用管理コマンド(wotsdb)でデータベースのコンフィグレーション情報を確認後、データベースの状態を確認してください。
EMinor_RM_STATE_NONE  3167 XAリソースが初期化されていません。
EMinor_RM_STATE_PROTOCOL  3168 内部シーケンスエラーです。
RM_CR_OBJREF_ERROR  3169 Resourceオブジェクトが取得したCoordinatorオブジェクトのリファレンスが不正です。
RM_RC_OBJREF_ERROR  3170 Resourceオブジェクトが取得したRecoveryCoordinatorオブジェクトのリファレンスが不正です。
RM_RSC_OBJREF_ERROR  3171 Resourceオブジェクトが取得したResourceオブジェクトのリファレンスが不正です。
RM_PERSIST_NOT_EXIST  3172 Resourceオブジェクトの永続情報が見つかりません。
RM_DBSTATE_NOT_EXIST  3173 データベースの情報が見つかりません。
RM_DBCONF_NOT_EXIST  3174 データベースのコンフィグレーション情報が見つかりません。
RM_RSCINFO_NOT_EXIST  3175 Resourceオブジェクトの永続情報が見つかりません。
RM_PERSIST_ACCESS_ERROR  3176 Resourceオブジェクトの永続情報の取得に失敗しました。
RM_DBSTATE_ACCESS_FAILED  3177 データベースの状態取得に失敗しました。
RM_DBCONF_ACCESS_FAILED  3178 データベースのコンフィグレーション情報取得に失敗しました。
RM_RSCINFO_ACCESS_FAILED  3179 Resourceオブジェクトのリカバリ情報取得に失敗しました。
RM_STATUS_PAUSED  3180 データベースは停止状態です。
RM_STATUS_OPENED  3181 データベースは開始状態です。
RM_INVALID_DB_CONF  3182 データベースのコンフィグレーション情報が不正です。運用管理コマンド(wotsdb)でコンフィグレーション情報を確認してください。
RM_LXARSC_NOT_READY  3183 Resourceオブジェクトは、まだリカバリを開始していません。
RM_LXARSC_NOT_FOUND  3184 Resourceオブジェクトが見つかりません。


 
2.4.3. RecoveryServer

マクロ 番号 意味
EMinor_RS_NOT_RUNNING 3201 RecoveryServerサービスは起動していません。一時停止中の可能性があります。
EMinor_RS_INV_PARAM 3202 不正なパラメータが指定されました。
EMinor_RS_NO_MYHOST_INFO 3203 RecoveryServer内で自コンピュータの情報が取得できませんでした。Object Brokerが正常に動作していない可能性があります。
EMinor_RS_NO_CLHOST_INFO 3204 トランザクションを開始したコンピュータの情報が取得できませんでした。Object Brokerが正常に動作していない可能性があります。
EMinor_RS_REGRSC_FAILED 3205 Resourceオブジェクトのトランザクションへの登録に失敗しました。原因としては(1)同一Resourceオブジェクトの登録、(2)WebOTX Transaction Service内で使用しているシステム関数のエラーが考えられます。またWebOTX Transaction Serviceでは、CosTransactions_TransactionFactory::recreate内でインターポズドトランザクションを生成した場合、インターポズドリソースとして上位トランザクションに登録を行いますがこれが失敗しているケースも考えられます。この場合、上位トランザクションがタイムアウトなどにより既にロールバックされてしまっている可能性もあります。さらにサブトランザクションのコミット完了後、親トランザクションにインターポズドリソースとして登録を行いますが、これが失敗しているケースも考えられます。
EMinor_RS_REGSAR_FAILED 3206 SubtransactionAwareResourceオブジェクトのトランザクションへの登録に失敗しました。原因としては(1)同一SubtransactionAwareResourceオブジェクトの登録、(2)WebOTX Transaction Service内で使用しているシステム関数のエラーが考えられます。
EMinor_RS_REGSYNC_FAILED 3207 Synchronizationオブジェクトのトランザクションへの登録に失敗しました。原因としては(1)同一Synchronizationオブジェクトの登録、(2)WebOTX Transaction Service内で使用しているシステム関数のエラーが考えられます。
EMinor_RS_INITIALIZE_FAIL 3208 RecoveryServerの初期化に失敗しました。Object Brokerの設定、WebOTX Transaction Serviceの設定を確認してください。
EMinor_RS_NUM_OF_TX_OVER 3209 RecoveryServerで同時に起動できるトランザクション数をオーバーしています。運用管理ツールでこの数を増やすことが可能です。
EMinor_RS_NOT_LICENSED 3210 RecoveryServerで同時に起動できるトランザクション数をオーバーしています。ライセンス数をオーバーしています。
EMinor_RS_TRACE_OPEN_FAIL 3211 トレースファイルのオープンに失敗しました。運用管理ツールでコンフィグレーション情報をチェックしてください。
EMinor_RS_TXNAME_CANT_GET 3212 トランザクション名の取得に失敗しました。
EMinor_RS_REQUEST_TIMEOUT 3213 このトランザクションはタイムアウトが発生しました。
EMinor_RS_INTERPOSED 3214 インターポーズドトランザクションに対する要求です。
EMinor_RS_ROLLBACK_DECIDED 3215 このトランザクションは既にロールバックオンリーがマーク付けられています。
EMinor_RS_ROLLBACK_IS_OVER 3216 このトランザクションはすでにロールバック処理を実施しています。
EMinor_RS_ROLLBACK_FAILED 3217 トランザクションに登録してあるResourceオブジェクトに対するロールバック処理は失敗しました。
EMinor_RS_ROLLBACKSUB_IS_OVER 3218 このサブトランザクションはすでにロールバック処理を実施しています。
EMinor_RS_COMMIT_SUB_FAIL 3219 このサブトランザクションのコミット処理に失敗しました。
EMinor_RS_ROLLBACKSUB_FAILED 3220 サブトランザクションに登録してあるSubtransactionAwareResourceオブジェクトに対するロールバック処理は失敗しました。
EMinor_RS_FORGET_FAILED 3221 トランザクションに登録してあるResourceオブジェクトに対するフォーゲット処理は失敗しました。
EMinor_RS_REPLAY_TO_SUP_FAIL 3222 WebOTX Transaction Service内で上位トランザクションに対してreplay_completionを呼び出しましたが失敗しました。上位トランザクションが動作していない可能性があります。
EMinor_RS_REPLAY_RETRY 3223 上位トランザクションに対するreplay_completionメソッド呼び出しをリトライしています。
EMinor_RS_NO_RESOURCE_ENTRY 3224 トランザクションにResourceオブジェクトが登録されていませんでした。
EMinor_RS_INVALID_TXSTATUS 3225 トランザクションの状態が不正です。現在の状態では呼び出されることのない要求が出ている場合に返します。
EMinor_RS_CANTGET_SUPERIOR_CD 3226 上位トランザクションに関連付けられたCoordinatorオブジェクトの取得に失敗しました。RecoveryServerのインターナルエラーか、あるいはrecreate時に引数で指定したPropagationContext内のオブジェクトリファレンスが不正の可能性があります。
EMinor_RS_CONNECTION_ERROR 3227 通信エラーが発生しました。
EMinor_RS_STATUS_NOTPERPARED 3228 トランザクションはコミット処理を開始していない状態です。
EMinor_RS_STATUS_PREPARING 3229 トランザクションは登録してあるResourceオブジェクトに対してプリペア処理を実施している状態です。
EMinor_RS_STATUS_RBACKONLY 3230 このトランザクションはロールバックオンリーがマーク付けされた状態です。
EMinor_RS_STATUS_COMMITTING 3231 トランザクションは登録してあるResourceオブジェクトに対してコミット処理を実施している状態です。
EMinor_RS_STATUS_ROLLINGBACK 3232 トランザクションは登録してあるResourceオブジェクトに対してロールバック処理を実施している状態です。
EMinor_RS_STATUS_FORGETTING 3233 トランザクションは登録してあるResourceオブジェクトに対してフォーゲット処理を実施している状態です。
EMinor_RS_STATUS_DONE 3234 トランザクションは既にコミット処理を完了している状態です。
EMinor_RS_CANTGET_TXSTATUS 3235 トランザクションの状態の取得に失敗しました。
EMinor_RS_TC_ALREADY_REMOVED 3236 トランザクションは既に完了しています。
EMinor_RS_BAD_INV_ORDER 3237 メソッド呼び出しの順序が不正です。
EMinor_RS_PAUSED_FORCIBLY 3238 リカバリサーバが強制的に一時停止状態になりました。Heuristic状態に陥ったトランザクションが存在します。場合によってはデータベースの状態を復旧する必要があります。なお、このコードはVer3.2より追加されました。
EMinor_RS_LOCAL_ERROR 3239 RecoveryServerインターナルエラーです。


 
2.4.4. ResourceManager

マクロ 番号 意味
EMinor_RM_BAD_INV_ORDER 3329 メソッド呼び出しの順番が不正です。 
EMinor_RM_REQUEST_ERROR 3330 スレッド間通信に失敗しました。
EMinor_RM_NORESPONSE 3331 XAリソースのメソッド呼び出しで、タイムアウトが発生しました。 
EMinor_RM_LOCAL_ERROR 3332 内部エラーです。 
EMinor_RM_TYPE_ERROR  3333 データベース種別が不正です。運用管理ツールでデータベースの項目を確認してください。 
EMinor_RM_INITIALIZE_ERROR  3334 初期化に失敗しました。運用管理ツールでリソース、あるいはデータベースの項目を確認してください。 
EMinor_RM_CALL_ERROR 3335 XA関数が異常終了しました。
EMinor_RM_OUTSIDE  3336 グローバルトランザクション外でトランザクションが実行されました。
EMinor_RM_STATE_NONE  3337 XAリソースが初期化されていません。
EMinor_RM_STATE_PROTOCOL 3338 内部シーケンスエラーです。


 
2.4.5. Current

以下はC++でのコードです。Javaの場合は、EMinor_部分を
jp.co.nec.WebOTX_S.OTXSCurパッケージのCurMinorのメンバに読みかえてください。
例えば、C++でのEMinor_NO_TXCONTEXTは、Javaではjp.co.nec.WebOTX_S.OTXSCur.CurMinor.NO_TXCONTEXTとなります。

マクロ 番号 意味
EMinor_NO_TXCONTEXT 3457 トランザクションコンテキストが見つからないためトランザクションをコミットできません。
EMinor_NO_PARRENT 3458 親のトランザクションコンテキストが見つからないためサブトランザクションを開始できません。
EMinor_NOT_TOPLEVEL 3459 トランザクションの生成者以外はトランザクションをコミットすることはできません。
EMinor_CREATE_OBJECT 3460 メモリ不足のためオブジェクトを生成することができません。
EMinor_REGISTER_TABLE 3461 メモリ不足のため内部管理テーブルに登録することができません。
EMinor_INV_CONTROL 3462 CosTransactions::Controlオブジェクトの取得に失敗しました。RecoveryServerが停止している可能性があります。
EMinor_INV_COORDINATOR 3463 CosTransactions::Coordinatorオブジェクトの取得に失敗しました。RecoveryServerが停止している可能性があります。
EMinor_INV_TERMINAOTR 3464 CosTransactions::Terminatorオブジェクトの取得に失敗しました。RecoveryServerが停止している可能性があります。
EMinor_INV_TF 3465 CosTransactions::TransactionFactoryオブジェクトの取得に失敗しました。RecoveryServerもしくは名前サービスが停止している可能性があります。
EMinor_INV_PARCOORDINATOR 3466 親トランザクションのCosTransactions::Coordinatorオブジェクトの取得に失敗したためサブトランザクションを生成できませんでした。
EMinor_TXINACTIVE 3467 トランザクションは既にINACTIVE状態です。
EMinor_REGSYNC_UNAVAILABLE 3468 トランザクションサービスはSynchronizationをサポートしていません。
EMinor_SUBTX_UNAVAILABLE 3469 トランザクションサービスはサブトランザクションをサポートしていません。
EMinor_CTX_UNAVAILABLE 3470 トランザクションサービスはこの処理を行うことを認めていません。
EMinor_INV_NAMESV 3471 名前サービスの設定が不正です。
EMinor_INV_PARAM 3472 渡されたパラメタが不正です。
EMinor_TRANS_REQUIRED 3473 TRANSACTION_REQUIRED例外が発生しました。REQUIRES属性のオブジェクトを呼び出す際にはトランザクションを開始してからにしてください。
EMinor_INVALID_TRANS 3474 INVALID_TRANSACTION例外が発生しました。FORBIDS属性、もしくはOTSPolicyを設定していないオブジェクトに対し、トランザクションを開始した状態で呼び出そうとしています。
EMinor_NOT_INITIALIZE 3475 アプリケーション内でトランザクションサービスの初期化が実施されていません。