3. Standard Edition、Enterprise Edition のCORBA例外 |
Standard Edition、Enterprise Editionに実装されているトランザクションモニタ機能において検出した障害はCORBAシステム例外としてクライアントへ返却します。以下にそれら例外とその説明を記述します。なお、これまでのバージョンではCORBA例外種別と実際のエラー事象の対応が妥当でない、completion_statusを考慮していない、一部例外が他ベンダとの相互接続において相性が悪い、などの問題がありました。このため本バージョンでは例外種別の見直しを行っており、そのため(デフォルトの設定では)従来の割り当て方法との互換がありません。互換を保ったモードの使用方法及び説明は3.2、3.3で記述しています。
3.1. CORBA例外一覧 |
3.1.1. 主にユーザ要因による例外 |
例外クラス名 CORBA::NO_RESPONSE
NO_RESPONSE_FROM_AP(3920), completion_status=maybe
[事象] サーバアプリケーション無応答
[説明] AP応答監視タイマを経過しても応答が来なかった
[対処] サーバトレースなどでオペレーションに時間がかかる原因を調べる。必要があればAP応答監視タイマの設定を見直す。
OP_RETRY_OVER(3922), completion_status=no
[事象] オペレーションの実行回数オーバー
[説明] TPSRestart()によるオペレーション再実行、もしくはDB連携機能によるデッドロック自動検出後のオペレーション再実行の回数が制限値を超えた。
[対処] サーバトレースなどで再実行となった原因を調査する。必要があればオペレーション再試行回数の設定を見直す。
ELPTIME_OVER(3927), completion_status=maybe
[事象] 実行時間超過
[説明] オペレーションの実行時間上限を超えたため処理を打ち切った。
[対処] サーバトレースなどで処理に時間がかかる原因を調査する。必要があれば実行時間上限の設定を見直す。
例外クラス名 CORBA::UNKNOWN
SET_TX_STATUS(3921), completion_status=no
[事象] オペレーションの終了状態不正
[説明] TPSSetTxStatus()で0以外の終了状態を設定された。
[対処] サーバトレースなどで異常状態を設定した原因を調査する。
EXCEPTION_OCCURRED(3923), completion_status=maybe
[事象] 例外発生
[説明] オペレーション実行中に例外が発生した。
[対処] syslog(イベントログ)からTPS10-04401のメッセージを探し、そこに出力されるCODEを見て処理を見直す。CODEの内容はunix版ではシグナル番号となる。NT版ではGetExceptionCod()の返す値となる。
TPSABORT_T_END(3924), completion_status=no
[事象] TPSAbort(0)呼び出し
[説明] TPSAbort(0) (スレッドの終了)が呼び出された。ユーザ実装部でTPSAbort(0)を呼んだ場合と、Javaで作られた常駐オブジェクトのコールバックがランタイム例外を発生したためにそれを検出したオブジェクトマネージャがTPSAbort(0)を呼び出した場合があります。
[対処] サーバトレースなどでTPSAbort(0)を呼び出した原因を調査する。もしくは、Javaのランタイム例外が発生した原因を調査する。
TPSABORT_T_RESTART(3925), completion_status=no
[事象] TPSAbort(1) 呼び出し
[説明] TPSAbort(1) (スレッドのリスタート)が呼び出された。
[対処] サーバトレースなどでTPSAbort(1)を呼び出した原因を調査する。
TPSABORT_P_END(3926), completion_status=maybe
[事象] TPSAbort(-1) 呼び出し
[説明] TPSAbort(-1) (プロセスの終了)が呼び出された。もしくはJavaのサーバオブジェクト(ユーザ実装部)でランタイム例外が発生した。
[対処] サーバトレースなどでTPSAbort(-1)を呼び出した原因を調査する。もしくはJavaのユーザ実装部で発生した例外を調査する。
(3934), completion_status=maybe
[事象] サーバアプリケーションの異常終了による処理未完
[説明] リクエストの処理中にプロセスが異常終了した
[対処] サーバトレースやsyslog(イベントログ)から異常終了の原因を調査する。
(3935), completion_status=maybe
[事象] スレッド消滅
[説明] WebOTXの制御外でスレッドが消滅しているのを検出した。
[対処] サーバロジック中で独自にスレッド終了していないか確認する。
例外クラス名 CORBA::IMP_LIMIT
LENGTH_OVER(3933), completion_status=maybe
[事象] 電文長エラー
[説明] オペレーション要求または応答の電文長が9,999,999byte以上。また、これ以外にJavaサーバAPが終了処理中の際どいタイミングでリクエストを受け付けた時に本エラーを返すことがあります。
[対処] 電文長(上り、下り)に問題がないか確認する。
3.1.2. 一時的障害 |
例外クラス名 CORBA::TRANSIENT
AP_TERMINATE(3882), completion_status=no
[事象] アプリケーショングループの停止処理中
[説明] アプリケーショングループが停止処理中のため実行できない。
[対処] リトライする。
PCG_JUST_TERMINATE(3888), completion_status=no
[事象] プロセスグループの停止処理中
[説明] プロセスグループが停止処理中のため実行できない。
[対処] リトライする。
AFTER_TPSABORT(3889), completion_status=no
[事象] サーアアプリケーションが終了処理中(TPSAbort(-1))
[説明] TPSAbort(-1)によりサーバアプリケーションが終了処理中のため実行できない。
[対処] リトライする。
AFTER_FINAL_THREAD_END(3892), completion_status=no
[事象] サーバアプリケーションが終了処理中(実行スレッドなし)
[説明] オペレーションを実行するスレッドが無くなったため実行できない。
[対処] リトライする。
AFTER_ELPTIME_OVER(3893), completion_status=no
[事象] サーバアプリケーションが終了処理中(実行時間超過)
[説明] オペレーションの実行時間上限超過が起き、プロセスが終了処理に入ったため実行できない。
[対処] リトライする。
ANOTHER_THREAD_EXCEPTION(3894), completion_status=no
[事象] 他スレッドの例外による継続不能(DB連携あり)
[説明] DB連携機能を使用したプロセスで他スレッドが例外を起こしたため強制終了された。
[対処] リトライする。
ANOTHER_THREAD_ELPOVER(3895), completion_status=no
[事象] 他スレッドの実行時間超過による継続不能(DB連携あり)
[説明] DB連携機能を使用したプロセスで他スレッドが実行時間超過を起こしたため強制終了された。
[対処] リトライする。
(3897), completion_status=no
[事象] サーバアプリケーションの異常終了による処理未実行(ステートフル)
[説明] ステートフルのリクエストを受け付け後、実行前にプロセスが異常終了した
[対処] リトライする。
(3898), completion_status=no
[事象] サーバアプリケーションの異常終了による処理未実行(ステートレス)
[説明] ステートレスのリクエストを受け付け後、実行前にプロセスグループの全プロセスが異常終了した
[対処] リトライする。
3.1.3. コネクション切断時のエラー(切断直前のエラー) |
例外クラス名 CORBA::COM_FAILURE
(3878), completion_status=maybe
[事象] プロトコルエラーによるコネクション切断
[説明] 同一コネクションでプロトコルエラーを検出したためコネクションを切断した
[対処] リトライする。リスナトレースなどでプロトコルエラーの原因を調査する。
(3879), completion_status=maybe
[事象] 無通信監視によるコネクション切断
[説明] 同一コネクションで無通信監視タイムアウトを検出したためコネクションを切断した
[対処] リトライする。無通信監視タイマが妥当な値か確認する。
DISCON_FROM_SERVER(3883), completion_status=maybe
[事象] アライブチェックまたはオペレータによる切断
[説明] アライブチェックまたはオペレータにより切断された。
[対処] リトライする。
3.1.4. 資源不足エラー |
例外クラス名 CORBA::NO_RESOURCES
QUEUING_OVER(3840), completion_status=no
[事象] キューイング数オーバー
[説明] キューイング数を超過したため受付を拒否した。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればキューの最大数の設定を見直す。
NO_MEMORY_SHMEM(3843), completion_status=no
[事象] リソース不足
[説明] 受信バッファが不足しているためリクエストを受信できない。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればメモリプールサイズの設定を見直す。
MULTITX_OVER(3844), completion_status=no
[事象] リクエストの多重度超過
[説明] 1コネクションで設定以上の多重要求があった。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであれば1プロセスあたりの多重度の設定を見直す。
SHM_ALLOCATE_FAIL(3845), completion_status=maybe
[事象] メモリの確保に失敗
[説明] WebOTXで使用している共有メモリが不足している。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればメモリプールサイズに設定を見直す。
QUEUE_HANDLING_QCR(3846), completion_status=no
[事象] キュー操作で失敗(QCReceive)
[説明] 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればメモリプールサイズに設定を見直す。
QUEUE_HANDLING_QCS(3847), completion_status=maybe
[事象] キュー操作で失敗(QCSend)
[説明] 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればメモリプールサイズに設定を見直す。
QUEUE_HANDLING_QCT(3848), completion_status=maybe
[事象] キュー操作で失敗(QCtxcompletion2)
[説明] 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればメモリプールサイズに設定を見直す。
NO_MEMORY_SPA(3849), completion_status=maybe
[事象] SPA領域の確保に失敗
[説明] ローカルメモリが不足したためSPA領域が確保できなかった。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくはSPA領域のサイズを見直す。
NO_MEMORY_RCVBUF(3850), completion_status=no
[事象] 受信用バッファの確保エラー
[説明] オペレーション要求処理のためのローカルメモリ確保に失敗した。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくは送受信データサイズを見直す。
NO_MEMORY_SENDBUF(3851), completion_status=maybe
[事象] 送信用バッファの確保エラー
[説明] オペレーション応答処理のためのローカルメモリ確保に失敗した。
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくは送受信データサイズを見直す。
(3855), completion_status=no
[事象] リクエスト数オーバー
[説明] 同時に受け付けたリクエスト数が設定数を超過した
[対処] しばらく待ってリトライする。頻発するようであれば設定数を見直す。
3.1.5. サービス停止中 |
例外クラス名 CORBA::INV_OBJREF
SERVER_SHUTDOWN(3881), completion_status=maybe
[事象] システム終了
[説明] WebOTXシステムが終了処理を始めた。
[対処] WebOTXシステムを再起動する。
INVALID_SG_OP(3960), completion_status=no
[事象] アプリケーショングループ未起動
[説明] アプリケーショングループが停止している。
[対処] アプリケーショングループを起動する。
AP_INACTIVE(3880), completion_status=no
[事象] サーバアプリケーション未起動
[説明] プロセスグループが停止している、もしくはステートフルのプロセスが停止している。
[対処] プロセスグループが停止している場合は起動する。また、以前に異常終了していないかサーバトレースなどで確認する。
OP_TERMINATE(3887), completion_status=no
[事象] オペレーション停止中
[説明] オペレータによりオペレーションが停止されている。もしくは過去にオペレーションの異常終了があったため停止状態となっている。
[対処] オペレーションを起動する。過去に該当オペレーションで障害がなかったかサーバトレースなどで確認する。
(4000), completion_status=no
[事象] サーバオブジェクトの取得に失敗
[説明] ステートレスの場合はオペレータによりコンポーネントが閉塞されている最中。ステートフルの場合はコンポーネントを閉塞したあと活性化された状態となっている、もしくは既にReleaseServerObjectを行ったリファレンスを使用して呼び出しを行った。
[対処] コンポーネントが閉塞している場合はコンポーネントを活性化する。ステートフルの呼び出しで発生している場合はもう一度CreateServerObjectを行ってから呼び出しを行う。
3.1.6. 内部エラー |
例外クラス名 CORBA::INTERNAL
INVALID_TABLE(3962), completion_status=no
[事象] 内部テーブル不正
[説明] なんらかの原因で定義情報を展開した内部テーブルが破壊されている。
[対処] WebOTXを再起動する。
NO_ACTIVE_PERMISSION(3963), completion_status=maybe
[事象] activeディレクトリの操作に失敗
[説明] activeディレクトリに書き込み権がない。
[対処] activeディレクトリ(
INVALID_SV_COMP(3964), completion_status=no
[事象] サーバコンポーネント の形式が不正
[説明] サーバコンポーネントのsl(so、dll)の形式が不正。
[対処] サーバコンポーネントの作成、登録をやり直す。
VD_WRITE_ERROR(3965), completion_status=maybe
[事象] VDの登録でエラー発生
[説明] ディスク容量不足で、ファイル型VDへの書き込みに失敗した。
[対処] ディスク容量を確認する。
DB_ERROR(3966), completion_status=maybe
[事象] データベース(ORACLE)エラー発生
[説明] データベース(Oracle)エラーが発生した。
[対処] syslog(イベントログ)からTPS10-05301のメッセージを探し、そのメッセージに付与されているoracleのエラーコードから原因を調査する。
INVALID_SG_TXINIT(3967), completion_status=no
[事象] 定義ファイル不正(オペレーション)
[説明] アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。
[対処] 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。
INVALID_SG_CODE(3968), completion_status=no
[事象] 定義ファイル不正(クライアントコード)
[説明] クライアントの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。
[対処] 〜.termファイルを確認する。
INVALID_SG_TXTYPE(3969), completion_status=no
[事象] 定義ファイル不正(オペレーション型)
[説明] アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。
[対処] 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。
INVALID_SG_LINK(3970), completion_status=no
[事象] 定義ファイル不正(リンク形態)
[説明] アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。
[対処] 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。
INVALID_SG_LANG(3971), completion_status=no
[事象] 定義ファイル不正(言語種別)
[説明] クライアントの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。
[対処] 〜.termファイルを確認する。
(4082), completion_status=no
[事象] キュー操作でエラー発生
[説明] キュー操作でエラーが発生した。
[対処] syslog(イベントログ)に障害の内容が出力されるのでそちらを参照する。
VERSION_MISMATCH(4083), completion_status=maybe
[事象] WebOTXのバージョン不整合
[説明] WebOTXの実行モジュール間でバージョンの不整合がある。
[対処] システム部門へ連絡する。
SHM_FREE_FAIL(4085), completion_status=maybe
[事象] メモリの解放に失敗
[説明] メモリの解放でエラーが発生した。
[対処] システム部門へ連絡する。
LOCK_FAIL(4086), completion_status=maybe
[事象] 排他ロック失敗
[説明] ロック制御でエラーが発生した。
[対処] システム部門へ連絡する。
EVENT_WAIT_ERROR(4087), completion_status=maybe
[事象] イベント待ちでエラー発生
[説明] 内部イベント待ちでエラーが発生した。
[対処] システム部門へ連絡する。
EVENT_NOTIFY_ERROR(4088), completion_status=maybe
[事象] イベント通知でエラー発生
[説明] 内部イベントの通知に失敗した。
[対処] システム部門へ連絡する。
WEBOTX_S_LINK_ERROR(4079), completion_status=maybe
[事象] Transaction Service連携エラー
[説明] WebOTX Transaction Service との連携で致命的なエラーが発生した
[対処] システム部門へ連絡する。
3.1.7. その他のエラー |
例外クラス名 CORBA::UNKNOWN
UNKNOWN(4095), completion_status=maybe
[事象] 想定外の障害が発生
[説明] 想定外の障害が発生した。
[対処] システム部門へ連絡する。
3.2. CORBA例外一覧(Ver3.2互換動作時) |
例外クラス名 CORBA::BAD_OPERATION
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 | |
---|---|---|---|---|
マクロ | 値 | |||
NO_RESPONSE_FROM_AP | 3920 | サーバアプリケーションから応答が来ない | オペレーションからの応答が返ってこない。 | サーバトレースなどでオペレーションに時間がかかる原因を調べる。必要があれば実装を見直す。 |
SET_TX_STATUS | 3921 | オペレーションの終了状態不正 | TPSSetTxStatus()で0以外の終了状態を設定された。 | 異常状態を設定した原因をサーバトレースなどで調査する。 |
OP_RETRY_OVER | 3922 | オペレーションの実行回数オーバー | オペレーションの再実行回数が制限値を超えた。 | サーバトレースなどで再実行が多発する原因を調査する。また、再実行回数の見直しも検討する。 |
EXCEPTION_OCCURRED | 3923 | サーバアプリケーションで例外発生 | オペレーション実行中に例外が発生した。 | syslog(イベントログ)からTPS10-04401のメッセージを探し、そこに出力されるCODEを見て処理を見直す。CODEの内容はunix版ではシグナル番号となる。NT版ではGetExceptionCode()の返す値となる。 |
TPSABORT_T_END | 3924 | TPSAbort(0)呼び出し | TPSAbort(0) (スレッドの終了)が呼び出された。ユーザ実装部でTPSAbort(0)を呼んだ場合と、Javaで作られた常駐オブジェクトのコールバックがランタイム例外を発生したためにそれを検出したオブジェクトマネージャがTPSAbort(0)を呼び出した場合があります。 | サーバトレースなどでTPSAbort(0)を呼び出した原因を調査する。もしくは、Javaのランタイム例外が発生した原因を調査する。 |
TPSABORT_T_RESTART | 3925 | TPSAbort(1) 呼び出し | TPSAbort(1) (スレッドのリスタート)が呼び出された。 | サーバトレースなどでTPSAbort(1)を呼び出した原因を調査する。 |
TPSABORT_P_END | 3926 | TPSAbort(-1) 呼び出し | TPSAbort(-1) (プロセスの終了)が呼び出された。ユーザ実装部でTPSAbort(-1)を呼んだ場合と、Javaで作られたユーザ実装部がランタイム例外を発生したためにそれを検出したオブジェクトマネージャがTPSAbort(-1)を呼び出した場合があります。 | サーバトレースなどでTPSAbort(-1)を呼び出した原因を調査する。もしくは、Javaのランタイム例外が発生した原因を調査する。 |
ELPTIME_OVER | 3927 | オペレーションの実行時間超過 | オペレーションの実行時間上限を超えたため処理を打ち切った。 | サーバトレースなどで処理に時間がかかる原因を調査する。また、実行時間上限の見直しも検討する。 |
QUEUE_HANDLING_ERROR | 3932 | キュー操作でエラー発生 | キュー操作でエラーが発生した。 | syslog(イベントログ)に障害の内容が出力されるのでそちらを参照する。 |
LENGTH_OVER | 3933 | 電文長エラー | オペレーション要求または応答の電文長が9,999,999byte以上。また、これ以外にJavaサーバAPが終了処理中の際どいタイミングでリクエストを受け付けた時に本エラーを返すことがあります。 | 電文長(上り、下り)に問題がないか確認する。 |
例外クラス名 CORBA::TRANSIENT
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 | |
---|---|---|---|---|
マクロ | 値 | |||
AP_INACTIVE | 3880 | サーバアプリケーションが未起動 | サーバアプリケーションが起動していない。 | サーバアプリケーションを起動する。 |
SERVER_SHUTDOWN | 3881 | システム終了 | WebOTXシステムが終了した。 | WebOTXシステムを再起動する。 |
AP_TERMINATE | 3882 | サーバアプリケーションが停止している | サーバアプリケーションが停止しているため実行できない。 | サーバアプリケーションを起動する。 |
DISCON_FROM_SERVER | 3883 | WebOTXサーバから切断された | オペレータに切断されたか、上り電文長が制限を超えたか、もしくは、通信障害やリソース不足が発生したため切断された。 | 再度接続する。必要があればsyslog(イベントログ)に障害のログがないか確認する。 |
OP_TERMINATE | 3887 | オペレーションが停止中 | オペレーションが停止中のため実行できない。 | オペレーションを起動する。 |
PCG_JUST_TERMINATE | 3888 | プロセスグループが停止処理中 | プロセスグループが停止処理中のため実行できない。 | プロセスグループを再起動する。 |
AFTER_TPSABORT | 3889 | サーアアプリケーションが停止した(TPSAbort(-1)) | TPSAbort(-1)によりサーバアプリケーションが終了したため実行できない。 | サーバアプリケーションを再起動する。 |
AFTER_FINAL_THREAD_END | 3892 | 最終スレッドが終了処理中 | オペレーションを実行するスレッドが無くなったため実行できない。スレッドが無くなったのは、本呼び出し以前に実行されていたオペレーションで例外やTPSAbort(0)の呼び出しがあったため。 | サーバアプリケーションを再起動する。また、サーバトレースなどでスレッドが終了した原因を調査する。 |
AFTER_ELPTIME_OVER | 3893 | サーバアプリケーションが終了処理中(実行時間超過) | オペレーションの実行時間上限超過が起き、プロセスが終了処理に入ったため実行できない。なお、実行時間超過が起きたのは本呼び出しでは無く、本呼び出し以前に実行されていたオペレーション。 | サーバアプリケーションを再起動する。また、サーバトレースなどでオペレーションに時間がかかった原因を調査する。時間に問題がないのならオペレーションの実行時間上限を変更する。 |
ANOTHER_THREAD_EXCEPTION | 3894 | 他スレッドの例外による継続不能(DB連携あり) | DB連携機能を使用したプロセスで他スレッドが例外を起こしたため強制終了された。 | APを再起動する。また、サーバトレースなどで例外した原因を調査する。 |
ANOTHER_THREAD_ELPOVER | 3895 | 他スレッドの実行時間超過による継続不能(DB連携あり) | DB連携機能を使用したプロセスで他スレッドが実行時間超過を起こしたため強制終了された。 | APを再起動する。また、サーバトレースなどで実行時間を超過した原因を調査する。 |
- | 3897 | サーバアプリケーションの異常終了による処理未実行(ステートフル) | ステートフルのリクエストを受け付け後、実行前にプロセスが異常終了した | リトライする。 |
- | 3898 | サーバアプリケーションの異常終了による処理未実行(ステートレス) | ステートレスのリクエストを受け付け後、実行前にプロセスグループの全プロセスが異常終了した | リトライする。 |
例外クラス名 CORBA::NO_RESOURCES
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 | |
---|---|---|---|---|
マクロ | 値 | |||
QUEUING_OVER | 3840 | キューイング数オーバー | キューイング数を超過したため受付を拒否した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればキューの最大数を見直す。 |
NO_MEMORY_SHMEM | 3843 | リソース不足 | 共有メモリが不足している。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
MULTITX_OVER | 3844 | トランザクションの同時実行数を超えました。 | Webサーバから設定数以上の同時リクエストがあった。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればWebサーバ接続の設定数(1プロセス当たりの多重度)を見直す。 |
SHM_ALLOCATE_FAIL | 3845 | メモリの確保に失敗 | WebOTXで使用している共有メモリが不足している。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
QUEUE_HANDLING_QCR | 3846 | キュー操作で失敗(QCReceive) | 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
QUEUE_HANDLING_QCS | 3847 | キュー操作で失敗(QCSend) | 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
QUEUE_HANDLING_QCT | 3848 | キュー操作で失敗(QCtxcompletion2) | 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
NO_MEMORY_SPA | 3849 | SPA領域の確保に失敗 | ローカルメモリが不足したためSPA領域が確保できなかった。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくはSPA領域のサイズを見直す。 |
NO_MEMORY_RCVBUF | 3850 | 受信用バッファの確保エラー | オペレーション要求処理のためのローカルメモリ確保に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくは送受信データサイズを見直す。 |
NO_MEMORY_SENDBUF | 3851 | 送信用バッファの確保エラー | オペレーション応答処理のためのローカルメモリ確保に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくは送受信データサイズを見直す。 |
- | 3855 | リクエスト数オーバー | 同時に受け付けたリクエスト数が設定数を超過した | しばらく待ってリトライする。頻発するようであれば設定数を見直す。 |
例外クラス名 CORBA::INTERNAL
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 | |
---|---|---|---|---|
マクロ | 値 | |||
INVALID_SG_OP | 3960 | 定義ファイルの状態不一致(オペレーション名) | アプリケーションが上がっていないだけかもしれない。もしくはアプリケーショングループの定義に矛盾があるかもしれない。定義ファイルが壊れたか、もしくは、登録手順に問題があった可能性がある。 | アプリケーションが上がっていないなら上げる。それでも駄目な場合、該当するアプリケーショングループを登録しなおし、さらに、WebOTXを再起動する。 |
INVALID_TABLE | 3962 | 内部テーブル不正 | なんらかの原因で定義情報を展開した内部テーブルが破壊されている。 | WebOTXを再起動する。 |
NO_ACTIVE_PERMISSION | 3963 | activeディレクトリの操作に失敗 | activeディレクトリに書き込み権がない。 | activeディレクトリ( |
INVALID_SV_COMP | 3964 | サーバコンポーネント の形式が不正 | サーバコンポーネントのsl(so、dll)の形式が不正。 | サーバコンポーネントの作成、登録をやり直す。 |
VD_WRITE_ERROR | 3965 | VDの登録でエラー発生 | ディスク容量不足で、ファイル型VDへの書き込みに失敗した。 | ディスク容量を確認する。 |
DB_ERROR | 3966 | データベース(ORACLE)エラー発生 | データベース(Oracle)エラーが発生した。 | syslog(イベントログ)からTPS10-05301のメッセージを探し、そのメッセージに付与されているoracleのエラーコードから原因を調査する。 |
INVALID_SG_TXINIT | 3967 | 定義ファイル不正(オペレーション) | アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。 |
INVALID_SG_CODE | 3968 | 定義ファイル不正(クライアントコード) | クライアントの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 〜.termファイルを確認する。 |
INVALID_SG_TXTYPE | 3969 | 定義ファイル不正(オペレーション型) | アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。 |
INVALID_SG_LINK | 3970 | 定義ファイル不正(リンク形態) | アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。 |
INVALID_SG_LANG | 3971 | 定義ファイル不正(言語種別) | クライアントの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 〜.termファイルを確認する。 |
例外クラス名 CORBA::COM_FAILURE
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 | |
---|---|---|---|---|
マクロ | 値 | |||
- | 3878 maybe | プロトコルエラーによるコネクション切断 | 同一コネクションでプロトコルエラーを検出したためコネクションを切断した | リトライする。リスナトレースなどでプロトコルエラーの原因を調査する。 |
- | 3879 maybe | 無通信監視によるコネクション切断 | 同一コネクションで無通信監視タイムアウトを検出したためコネクションを切断した | リトライする。無通信監視タイマが妥当な値か確認する。 |
例外クラス名 CORBA::UNKNOWN
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 | |
---|---|---|---|---|
マクロ | 値 | |||
- | 3934 maybe | サーバアプリケーションの異常終了による処理未完 | リクエストの処理中にプロセスが異常終了した | サーバトレースやsyslog(イベントログ)から異常終了の原因を調査する。 |
- | 3935 maybe | スレッド消滅 | WebOTXの制御外でスレッドが消滅しているのを検出した。 | サーバロジック中で独自にスレッド終了していないか確認する。 |
WEBOTX_S_LINK_ERROR | 4079 | WebOTX/S連携エラー | WebOTX/Sとの連携で致命的なエラーが発生した | システム部門へ連絡する。 |
VERSION_MISMATCH | 4083 | WebOTXのバージョン不整合 | WebOTXの実行モジュール間でバージョンの不整合がある。 | システム部門へ連絡する。 |
SHM_FREE_FAIL | 4085 | メモリの解放に失敗 | メモリの解放でエラーが発生した。 | システム部門へ連絡する。 |
LOCK_FAIL | 4086 | 排他ロック失敗 | ロック制御でエラーが発生した。 | システム部門へ連絡する。 |
EVENT_WAIT_ERROR | 4087 | イベント待ちでエラー発生 | 内部イベント待ちでエラーが発生した。 | システム部門へ連絡する。 |
EVENT_NOTIFY_ERROR | 4088 | イベント通知でエラー発生 | 内部イベントの通知に失敗した。 | システム部門へ連絡する。 |
UNKNOWN | 4095 | 想定外の障害が発生 | 想定外の障害が発生した。 | システム部門へ連絡する。 |
3.3. CORBA例外一覧(エラー詳細化しない場合) |
例外クラス名 CORBA::BAD_OPERATION
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 |
---|---|---|---|
1041 | オペレーションが停止中 | オペレーションが停止中のため実行できない。 | オペレーションを起動する。 |
1041 | サーバアプリケーションで例外発生 | オペレーション実行中に例外が発生した。 | syslog(イベントログ)からTPS10-04401のメッセージを探し、そこに出力されるCODEを見て処理を見直す。CODEの内容はunix版ではシグナル番号となる。NT版ではGetExceptionCode()の返す値となる。 |
例外クラス名 CORBA::INTERNAL
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 |
---|---|---|---|
1037 | キュー操作でエラー発生 | キュー操作でエラーが発生した。 | syslog(イベントログ)に障害の内容が出力されるのでそちらを参照する。 |
1037 | WebOTXのバージョン不整合 | WebOTXの実行モジュール間でバージョンの不整合がある。 | システム部門へ連絡する。 |
1041 | メモリの確保に失敗 | WebOTXで使用している共有メモリが不足している。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
1041 | メモリの解放に失敗 | メモリの解放でエラーが発生した。 | システム部門へ連絡する。 |
1041 | オペレーションの終了状態不正 | TPSSetTxStatus()で0以外の終了状態を設定された。 | 異常状態を設定した原因をサーバトレースなどで調査する。 |
1041 | キュー操作で失敗(QCReceive) | 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
1041 | キュー操作で失敗(QCSend) | 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
1041 | キュー操作で失敗(QCtxcompletion2) | 共有メモリが不足したためキュー制御に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
1041 | SPA領域の確保に失敗 | ローカルメモリが不足したためSPA領域が確保できなかった。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくはSPA領域のサイズを見直す。 |
1041 | 内部テーブル不正 | なんらかの原因で定義情報を展開した内部テーブルが破壊されている。 | WebOTXを再起動する。 |
1041 | activeディレクトリの操作に失敗 | activeディレクトリに書き込み権がない。 | activeディレクトリ( |
1041 | サーバコンポーネント の形式が不正 | サーバコンポーネントのsl(so、dll)の形式が不正。 | サーバコンポーネントの作成、登録をやり直す。 |
1041 | オペレーションの実行回数オーバー | オペレーションの再実行回数が制限値を超えた。 | サーバトレースなどで再実行が多発する原因を調査する。また、再実行回数の見直しも検討する。 |
1041 | VDの登録でエラー発生 | ディスク容量不足で、ファイル型VDへの書き込みに失敗した。 | ディスク容量を確認する。 |
1041 | データベース(ORACLE)エラー発生 | データベース(Oracle)エラーが発生した。 | syslog(イベントログ)からTPS10-05301のメッセージを探し、そのメッセージに付与されているoracleのエラーコードから原因を調査する。 |
1041 | 排他ロック失敗 | ロック制御でエラーが発生した。 | システム部門へ連絡する。 |
1041 | イベント待ちでエラー発生 | 内部イベント待ちでエラーが発生した。 | システム部門へ連絡する。 |
1041 | イベント通知でエラー発生 | 内部イベントの通知に失敗した。 | システム部門へ連絡する。 |
1041 | 定義ファイル不正(オペレーション) | アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。 |
1041 | 定義ファイル不正(クライアントコード) | クライアントの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 〜.termファイルを確認する。 |
1041 | 定義ファイル不正(オペレーション型) | アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。 |
1041 | 定義ファイル不正(リンク形態) | アプリケーショングループの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 該当するアプリケーショングループを登録しなおしてみる。それでも駄目な場合はシステム部門へ連絡する。 |
1041 | 定義ファイル不正(言語種別) | クライアントの定義に誤りがある。定義ファイルが壊れた可能性がある。 | 〜.termファイルを確認する。 |
1041 | TPSAbort(1) 呼び出し | TPSAbort(1) (スレッドのリスタート)が呼び出された。 | サーバトレースなどでTPSAbort(1)を呼び出した原因を調査する。 |
1041 | TPSAbort(-1) 呼び出し | TPSAbort(-1) (プロセスの終了)が呼び出された。ユーザ実装部でTPSAbort(-1)を呼んだ場合と、Javaで作られたユーザ実装部がランタイム例外を発生したためにそれを検出したオブジェクトマネージャがTPSAbort(-1)を呼び出した場合があります。 | サーバトレースなどでTPSAbort(-1)を呼び出した原因を調査する。もしくは、Javaのランタイム例外が発生した原因を調査する。 |
1041 | オペレーションの実行時間超過 | オペレーションの実行時間上限を超えたため処理を打ち切った。 | サーバトレースなどで処理に時間がかかる原因を調査する。また、実行時間上限の見直しも検討する。 |
1041 | 受信用バッファの確保エラー | オペレーション要求処理のためのローカルメモリ確保に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくは送受信データサイズを見直す。 |
1041 | 送信用バッファの確保エラー | オペレーション応答処理のためのローカルメモリ確保に失敗した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればサーバマシンのメモリ量もしくは送受信データサイズを見直す。 |
1041 | プロセスグループが停止処理中 | プロセスグループが停止処理中のため実行できない。 | プロセスグループを再起動する。 |
1041 | サーアアプリケーションが停止した(TPSAbort(-1)) | TPSAbort(-1)によりサーバアプリケーションが終了したため実行できない。 | サーバアプリケーションを再起動する。 |
1041 | 想定外の障害が発生 | 想定外の障害が発生した。 | システム部門へ連絡する。 |
例外クラス名 CORBA::INV_OBJREF
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 |
---|---|---|---|
1037 | サーバアプリケーションが停止している | サーバアプリケーションが停止しているため実行できない。 | サーバアプリケーションを起動する。 |
1042 | 定義ファイルの状態不一致(オペレーション名) | アプリケーションが上がっていないだけかもしれない。もしくはアプリケーショングループの定義に矛盾があるかもしれない。定義ファイルが壊れたか、もしくは、登録手順に問題があった可能性がある。 | アプリケーションが上がっていないなら上げる。それでも駄目な場合、該当するアプリケーショングループを登録しなおし、さらに、WebOTXを再起動する。 |
1042 | サーバアプリケーションが未起動 | サーバアプリケーションが起動していない。 | サーバアプリケーションを起動する。 |
例外クラス名 CORBA::NO_RESOURCES
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 |
---|---|---|---|
1037 | リソース不足 | 共有メモリが不足している。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればSG見直しが必要なためシステム部門へ連絡する。 |
1037 | トランザクションの同時実行数を超えました。 | Webサーバから設定数以上の同時リクエストがあった。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればWebサーバ接続の設定数(1プロセス当たりの多重度)を見直す。 |
3840 | キューイング数オーバー | キューイング数を超過したため受付を拒否した。 | しばらく待ってリトライする。頻発するようであればキューの最大数を見直す。 |
3855 | リクエスト数オーバー | 同時に受け付けたリクエスト数が設定数を超過した | しばらく待ってリトライする。頻発するようであれば設定数を見直す。 |
例外クラス名 CORBA::NO_RESPONSE
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 |
---|---|---|---|
1037 | サーバアプリケーションから応答が来ない | オペレーションからの応答が返ってこない。 | サーバトレースなどでオペレーションに時間がかかる原因を調べる。必要があれば実装を見直す。 |
例外クラス名 CORBA::TRANSIENT
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 |
---|---|---|---|
3892 | 最終スレッドが終了処理中 | オペレーションを実行するスレッドが無くなったため実行できない。スレッドが無くなったのは、本呼び出し以前に実行されていたオペレーションで例外やTPSAbort(0)の呼び出しがあったため。 | サーバアプリケーションを再起動する。また、サーバトレースなどでスレッドが終了した原因を調査する。 |
3893 | サーバアプリケーションが終了処理中(実行時間超過) | オペレーションの実行時間上限超過が起き、プロセスが終了処理に入ったため実行できない。なお、実行時間超過が起きたのは本呼び出しでは無く、本呼び出し以前に実行されていたオペレーション。 | サーバアプリケーションを再起動する。また、サーバトレースなどでオペレーションに時間がかかった原因を調査する。時間に問題がないのならオペレーションの実行時間上限を変更する。 |
3894 | 他スレッドの例外による継続不能(DB連携あり) | DB連携機能を使用したプロセスで他スレッドが例外を起こしたため強制終了された。 | APを再起動する。また、サーバトレースなどで例外した原因を調査する。 |
3895 | 他スレッドの実行時間超過による継続不能(DB連携あり) | DB連携機能を使用したプロセスで他スレッドが実行時間超過を起こしたため強制終了された。 | APを再起動する。また、サーバトレースなどで実行時間を超過した原因を調査する。 |
3897 | サーバアプリケーションの異常終了による処理未実行(ステートフル) | ステートフルのリクエストを受け付け後、実行前にプロセスが異常終了した | リトライする。 |
3898 | サーバアプリケーションの異常終了による処理未実行(ステートレス) | ステートレスのリクエストを受け付け後、実行前にプロセスグループの全プロセスが異常終了した | リトライする。 |
例外クラス名 CORBA::COM_FAILURE
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 |
---|---|---|---|
3878 maybe | プロトコルエラーによるコネクション切断 | 同一コネクションでプロトコルエラーを検出したためコネクションを切断した | リトライする。リスナトレースなどでプロトコルエラーの原因を調査する。 |
3879 maybe | 無通信監視によるコネクション切断 | 同一コネクションで無通信監視タイムアウトを検出したためコネクションを切断した | リトライする。無通信監視タイマが妥当な値か確認する。 |
例外クラス名 CORBA::UNKNOWN
minor | 障害事象 | 説明 | 処置 |
---|---|---|---|
1041 | TPSAbort(0)呼び出し | TPSAbort(0) (スレッドの終了)が呼び出された。ユーザ実装部でTPSAbort(0)を呼んだ場合と、Javaで作られた常駐オブジェクトのコールバックがランタイム例外を発生したためにそれを検出したオブジェクトマネージャがTPSAbort(0)を呼び出した場合があります。 | サーバトレースなどでTPSAbort(0)を呼び出した原因を調査する。もしくは、Javaのランタイム例外が発生した原因を調査する。 |
1041 | 電文長エラー | オペレーション要求または応答の電文長が9,999,999byte以上。また、これ以外にJavaサーバAPが終了処理中の際どいタイミングでリクエストを受け付けた時に本エラーを返すことがあります。 | 電文長(上り、下り)に問題がないか確認する。 |
1041 | WebOTX/S連携エラー | WebOTX/Sとの連携で致命的なエラーが発生した | システム部門へ連絡する。 |
3934 maybe | サーバアプリケーションの異常終了による処理未完 | リクエストの処理中にプロセスが異常終了した | サーバトレースやsyslog(イベントログ)から異常終了の原因を調査する。 |
3935 maybe | スレッド消滅 | WebOTXの制御外でスレッドが消滅しているのを検出した。 | サーバロジック中で独自にスレッド終了していないか確認する。 |