| WebOTX Cluster |
WebOTX Clusterは、クラスタ環境製品として、WebOTXアプリケーションサーバをマルチサーバ環境で動作するための機能群から構成されます。 これらの基盤機能では、信頼性確保、スケーラビリティを実現するを提供します。
WebOTX Clusterに含まれる機能は、WebOTX Application Server Enterprise Editionに標準でバンドルされます。 WebOTX Clusterは、主にStandard Editionよりも下位のエディションと組み合わせて利用します。
WebOTX Clusterは次に示す機能を提供します。
WebOTXアプリケーションサーバをマルチサーバ構成の負荷分散構成とした場合に、アプリケーションサーバの監視を行い、障害発生時に該当サーバを切り離し縮退運転を実現させます。
名前サーバの可用性を向上させるために、名前サーバをマルチサーバでの多重運転を実現します。 また各サーバの名前サービスの監視を行い、障害発生時に該当サーバを切り離し縮退運転を行います。
JNDIサーバの可用性を向上させるために、JNDIサーバをマルチサーバでの多重運転を実現します。各JNDIサーバは更新時にJNDIサーバに対しても同時に更新を行うことにより、マルチサーバ間で同一の構成情報を保有します。
利用方法は、運用編で説明されます。
クライアントアプリケーションをJavaアプレットで利用し、Webサーバ以外で動作するCORBAサーバと通信を行うための機能を提供します。
WebOTXのアプリケーションサーバもしくはデータベースサーバをスタンバイ構成とした場合に、アプリケーションサーバやデータベースサーバのフェイルオーバの発生をWebOTXのサーバアプリケーションに通知するためのコマンドです。
効率よくサーバを利用するために、負荷分散装置の利用を前提として業務を処理するサーバ数をそれぞれの負荷に応じて調節する機能を提供します。