| 運用管理におけるプロパティの変更点 |
運用管理における各種プロパティのVer5からの変更点について説明します。
| プロパティ | V6での変更点 | 備考(V5までの動作) |
| クライアント情報 | 論理端末情報が表示されるようになりました。 | IPアドレスのみの表示 |
| 接続、切断、メッセージ送信に対して論理端末名を指定するようになりました。 | IPアドレスでの指定 | |
| マルチサーバ定義 | マルチサーバ定義において以下の項目は手動で設定してください。 ・サーバ名 ・ポート番号(SSLを含む) ・クライアント認証の有無 | サーバ名とシステム名のみを指定 |
| システム | システムのプロパティにおいて以下の設定が追加されています。 ・最大スレッド数 ・最大コンポーネント数 ・最大インタフェース数 | Ver5では提供していません |
| マルチドメイン化された名前サーバに対応するため、名前サーバの設定において以下の設定が追加されています。 ・名前サーバポート | Ver5では提供していません | |
| systpp | アプリケーショングループの初期プロセス定義において以下の設定が設定可能になりました。 ・応答監視の監視回数 ・応答監視のイベント待ち時間 | systpp.pedファイルを直接編集 |
| VD | システムのプロパティで設定していた以下の項目はVDInformationで設定します。 ・VDを使用する ・最大VD数 ・VDマスタデータファイルサイズ ・VDマスタデータファイルのフラッシュを行う ・VDマスタデータファイルの初期化を行う | システムのプロパティで設定 |
| 間接型VDにおいてトランザクション型VDを設定しても設定したトランザクション型VDは削除されません。 | 設定したトランザクション型VDは削除される | |
| トランザクション型VD新規作成時は以下の項目は手動で設定してください。 ・アプリケーショングループ名 ・プロセスグループ名 ・モジュール名 ・WebOTXオブジェクト名 ・オペレーション名 | 設定画面内のツリービューでオペレーション名を選択 | |
| VDの閉塞が行なえるようになりました。 | Ver5では提供していません | |
| VDにおいて以下の設定が設定可能になりました。 ・呼び出したオペレーション終了待ち合わせ時間 ・非同期オペレーション電文サイズ | vdserver.pedファイルを直接編集 およびプロセスグループの環境変数に設定 | |
| wosystpp | オブジェクトマネージャのジャーナル採取の設定を行なうためwosystppのコマンドライン引数が定義できるようになりました。 | Ver5では提供していません |
| IIOPListener | システムのプロパティで設定していた以下の項目はIIOPListenerで設定します。 ・暗号化しない通信を行う(IIOPリスナを使用する) ・平文ポート番号(IIOPリスナポート番号) ・利用可能な同時接続クライアント数 ・AP応答監視タイマ ・クライアント無通信監視を行う ・クライアント無通信監視間隔 ・クライアントアライブチェックを行う ・クライアントアライブチェック間隔 ・送信データ分割サイズ ・接続要求最大保留数 ・1プロセス当たりの多重度 ・SSL設定 | システムのプロパティで設定 |
| OLFTPListener | システムのプロパティで設定していた以下の項目はOLFTPListenerで設定します。 ・OLFリスナポート番号 ・同時最大接続数 | システムのプロパティで設定 |
| アプリケーショングループ | アプリケーショングループの作成・削除はアプリケーショングループリスト(applicationGroups)より行ないます。 | 作成:システムから実行 削除:該当アプリケーショングループから実行 |
| 非同期停止はサポートしていません。 | 非同期停止をサポート | |
| プロセスグループ | プロセスグループの作成・削除はプロセスグループリスト(processGroups)から行ないます。 | 作成:アプリケーショングループから実行 削除:該当プロセスグループから実行 |
| トレースの設定においてトレースファイルのディレクトリを変更することが出来ません。 | ディレクトリ変更可能 | |
| 以下の項目は統計情報のプロパティとして表示されます。 ・アクティブプロセス数 ・アクティブスレッド数 ・プロセス稼働率 ・キューイング数 | プロセスグループのプロパティとして表示 | |
| 「オペレーション異常終了時にオペレーションを閉塞させる」の既定値がfalseとなりました。またアプリケーション例外時においてもこの設定が有効となります。 | 既定値はtrueで例外時は設定にかかわらず閉塞する | |
| 以下のJavaVMオプションの既定値を変更しました。いずれも既定値では値を設定しません。Java VMが持つ値が適用されます。 ・ヒープの最大サイズ ・ヒープの初期サイズ ・ネイティブスレッド用スタックの最大サイズ JavaVMスレッド用スタックの最大サイズは、プロセスグループのバージョンが6では設定できません。バージョンが5以下のときに設定可能です。 | 既定値は以下のとおり ・ヒープの最大サイズ(32M) ・ヒープの初期サイズ(4M) ・ネイティブスレッド用スタックの最大サイズ(128K) ・JavaVMスレッド用スタックの最大サイズ(400K) |
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| 非同期停止はサポートしていません。 | 非同期停止をサポート | |
| コンポーネント | 状態を持つようになりました。コンポーネント単位での起動・停止を行なうことができます。 | 状態はサポートしていない |
| 共有コンポーネントの設定がコンポーネント単位で設定できるようになりました。 | プロセスグループの設定 | |
| インタフェース | アクティブオブジェクト数は統計情報のプロパティとして表示されます。 | インタフェースのプロパティとして表示 |
| J2EEアプリケーションのアクティブオブジェクト数はカウントされません。 | カウントされます | |
| CORBAアプリケーションの場合、表示名がIDL名からインタフェース名となります。 | 表示名はIDL名 | |
| オペレーション | EJBオペレーションの場合、表示名がメソッド名となりますが","は"-"に置き換わります。 | EJBオペレーションの場合、表示名がメソッド名 |