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JMX Remoteの通信相手状態チェック機能の設定

JMX Remote インタフェースは、主に運用管理コマンドなどの各ツールとサーバ間の通信に利用されます。JMX Remote では、サーバログイン後に通信相手の状態チェックのため、独自のアライブチェック機能が動作します。例えば、通信相手のサーバマシンの電源が落ちて、コネクションの切断処理が行われないままとなった場合、この機能によりJMX Remote コネクションの切断が自動的に行われます。

サーバ側の設定

サーバ側のタイムアウト時間をミリ秒単位で指定します。既定値は120000 ミリ秒です。なお、0 を指定した場合、既定値が設定されます。この時間内にクライアント側からデータを受信しなかった場合、サーバ側のコネクションを終了します。

サーバ側の設定方法

サーバ側のJVM オプション設定に次のプロパティ設定を行います。

-Djmx.remote.x.server.connection.timeout=120000

※上記設定では、タイムアウト時間として120 秒を設定しています。
例えば、統合運用管理ツールを使用して設定変更を行う場合、
[domain]-[アプリケーションサーバ]-[JVM 構成]-[jvm-options]に上記プロパティ情報を設定してください。

クライアント側の設定

クライアント側のアライブチェック時間をミリ秒単位で指定します。クライアントは、この設定値に従ってサーバ側に対して定期的に通信を行います。サーバからの応答がない場合、クライアントはコネクションを終了させます。既定値は60000 ミリ秒です。なお、0 を指定した場合、既定値が設定されます。通常、サーバ側のタイムアウト時間よりも小さい値を設定します。なお、この設定値はアライブチェック用データの送信間隔時間であり、MO の実データを自動的にサーバ側から取得する時間ではありません。

クライアント側の設定

クライアント側のJVM オプション設定に次のプロパティ設定を追加します。クライアント側のJVM オプションの設定方法については、各クライアントのヘルプ/マニュアルを参照してください。

-Djmx.remote.x.client.connection.check.period=60000

※上記設定では、アライブチェックを60 秒に1 回行う設定となります。
例えば、運用管理コマンドのアライブチェック設定を変更する場合には、
${INSTALL_ROOT}\bin\otxadmin.bat (Windows) または ${INSTALL_ROOT}/bin/otxadmin.sh (UNIX)に上記プロパティ情報を追記してください。

関連情報

運用管理コマンドリファレンス
MO定義リファレンス