初期ドメインの生成失敗について |
WebOTX のインストール時、自動で初期ドメイン環境(WebOTXAdmin, domain1)を行います。ドメイン生成 中に問題がが発生した場合には、ドメインの生成を中止し、WebOTX のインストールディレクトリ配下にロ グファイル(ant_setup.log)を出力します。 以下では、ドメインの生成時によく問い合わせがある問題について記述しています。
ドメイン生成時、${AS_INSTALL}/domains ディレクトリが生成されず、${AS_INSTALL}/ant_setup.log ログ ファイルも出力されていない場合、インストールした端末の環境に問題がありant スクリプトの起動に失敗 した可能性があります。
以下の点について問題がないか確認を行います。
以下の環境変数に不正なディレクトリや不正な文字が含まれていないか確認します。
JAVA_HOME
ANT_HOME
CLASSPATH
PATH
Windows 環境において、環境変数の最後の文字に"\"を指定しないでください。フォルダ区切りとエスケープ文字が識別できずスクリプトが不正動作する場合があります。
環境変数を修正後、再インストールする場合は、WebOTXを一旦アンインストール後、残ったWebOTX ディレクトリはすべて削除してから再インストールを行ってください。
${AS_INSTALL}/domains/WebOTXAdmin ディレクトリが作成されているが、${AS_INSTALL}/domains/domain1 が生成されていない場合、以下の点について問題がないか確認を行います。
ホスト名に"_"(アンダースコア)の文字が含まれていると管理ドメイン(WebOTXAdmin)の起動に失敗しドメイン生成処理が失敗します。
一般的にホスト名に使える文字については、A-z のアルファベットと"." "-"の組み合わせである必要があります。
ホスト名を修正し、再インストールする場合は、WebOTXを一旦アンインストール後、残ったWebOTXディレクトリはすべて削除してから再インストールを行ってください。
ant_setup.log
ネットワークで自ホスト名とアドレスが正しく解決できない場合、管理ドメイン(WebOTXAdmin)の起動に失敗しドメイン生成処理が失敗します。
nslookup コマンド等で自ホスト名とIP アドレスが正しく対応されているかを確認します。以下の点について問題がないか確認を行います。
設定を修正し、再インストールする場合は、WebOTXを一旦アンインストール後、残ったWebOTX ディレクトリはすべて削除してから再インストールを行ってください。
ant_setup.log
WebOTX が使用するポート番号が、他のアプリケーションで使用されていた場合、ドメインの生成、および、ドメインの起動に失敗します。
特に、ポート80(HTTP ポート)については、サーバマシンにデフォルトでWeb サーバがインストールされていることがあり注意が必要です。また、複数のドメインを生成する場合、それぞれのドメインで重複しないポート番号を割り当てる必要があります。
インストール時のポート番号は、インストールディレクトリ配下のadmin-domain.properties、domain1.properties で定義されています。netstat コマンド等でポート番号が重複して使われていないか確認します。
ant_setup.log