インタフェース不一致によるリクエスト失敗時の対処

事象説明

    オペレーション(メソッド)呼び出しが、一度だけでなく繰り返し以下に示すような例外となるような場合、 サーバとクライアントのインタフェースの定義が一致していない可能性があります。

状況の確認方法

    何度実行しても、クライアント側に特定の例外が返ります。

問題の検出方法

    ログファイルに例外が出力されます。

    クライアントとサーバのアプリケーションのインタフェースが一致していない可能性が あります。
    クライアントとサーバで、CORBA のIDL インタフェースもしくはEJB のリモートインタフェースの定義が 合っていない場合
    サーバのアプリケーションのファイルを置き換えたのに、クライアントのStub のjar を置き換えていない 場合
    クライアントとサーバでメソッドの名前は同じでも、メソッドの引数や戻り値について、型や数が一致して いない場合
    複数アプリケーションが配置されている環境で、クラスパスが適切に設定されていない場合

復旧方法

    クライアントとサーバでインタフェースが矛盾しないようにアプリケーションを置き換えます。

予防のための対策

    メソッドの引数の追加やメソッド自体の追加など、インタフェースになんらかの変更を加えた場合は、必ずクライアントとサーバ両方のアプリケーションを更新してください。

対象となるエラー事象

    org.omg.CORBA.NO_RESPONSE: EOF encountered while reading InputStream vmcid: 0x1000 minor code: 910 completed: No
    org.omg.CORBA.MARSHAL: EOF encountered while reading InputStream vmcid: 0x1000 minor code: 910 completed: No
    org.omg.CORBA.BAD_OPERATION: No such operation vmcid: 0x1000 minor code: 945 completed: No
    org.omg.CORBA.BAD_OPERATION: Method Not Found In Tie vmcid: 0x1000 minor code: 1160 completed: No


関連情報

    トラブルシューティング(障害解析)