リクエスト呼び出しにおけるタイムアウト発生時の対処

事象説明

    リクエスト呼び出しにおいてサーバでの処理に時間がかかったために、クライアント側でタイムアウトが
    発生しています。サーバの処理に30秒以上を要するようなシステムでは、タイムアウトが発生する場合があります。

状況の確認方法

    ログファイルに org.omg.CORBA.NO_RESPONSEが書き込まれます。

問題の検出方法

    ログファイルに例外が出力されます。

原因の特定

    リクエスト呼び出し時のタイムアウト値が適切な値に設定されていないこと が考えられます。

復旧方法

    クライアントがサーバアプリケーションの場合:
    以下のコマンドを使用して、サーバ側の処理に必要な時間を考慮したタイムアウト値を、クライアント側のドメインに設定してください。
    otxadmin> set server.objectbrokerconfig.RequestTimeout=(リクエストタイムアウト値 [秒])
    設定後、該当ドメインの再起動を行なってください。
    クライアントがクライアントアプリケーションの場合:
    クライアントアプリケーションの起動時のJava システムプロパティに以下の値を指定してください。
    -DRequestTimeout=(リクエストタイムアウト値 [秒])

予防のための対策

    あらかじめ、サーバ側の処理に必要な時間を考慮し、タイムアウト値の設定をおこなってください。

対象となるエラー事象

    org.omg.CORBA.NO_RESPONSE: Invocation timeout occurred vmcid: 0x1000 minor code: 1034
    completed: No
    org.omg.CORBA.NO_RESPONSE: get_next_response() timeout vmcid: 0x1000 minor code: 1004
    completed: No


関連情報

    トラブルシューティング(障害解析)