サーバからの切断への対応

事象説明

    一旦張ったコネクションを相手側から切断された場合に本エラーとなります。コネクション切断の理由として考えられるものを以下に示します。

状況の確認方法

  1. 対象サーバの特定

    まずどのサーバから切断されたのか特定する必要があります。

  2. サーバ実行環境から切断されている場合

      sysmsg.trc(${INSTANCE_ROOT}/config/tpsystem/sysmsg.trc)、 イベントログ・シスログから切断履歴を確認してください。 サーバ側から切断した場合TPS07-00720が出力されています。対象の履歴がなく、 マルチサーバ構成の場合、別サーバを呼び出していないかそちらのログも確認してください。

    history.act(${INSTANCE_ROOT}/config/tpsystem/history.act)を確認し、 IIOPリスナの異常終了やWebOTXシステムの停止が行われていないか確認してください。 TPS07-00201,TPS07-00202,TPS07-00207が出ている場合は利用可能な同時接続クライアント数を超過した可能性があります。 利用可能な同時接続クライアント数については 「運用編(チューニング) 2.5.7 接続クライアント数上限」 を参照してください。対策は「クライアント接続数オーバへの対応」を参照してください。

  3. 通信機器による切断が疑われる場合

    通信機器のログなどを確認してください。

復旧方法

    再接続してください。

予防のための対策

    リソースに余裕がある場合はあらかじめ利用可能な同時接続クライアント数を増やしておいてください。また、システムを一切止めない運用をする場合はゴーストセッション対策を行ってください。ゴーストセッションの対策については「クライアント接続数オーバへの対応」を参照してください。

原因不明時の調査方法

    コネクションの状態はOSのコマンド(netstat)で確認することができます。どこで切断が起きているかわからない場合も切断直後にnetstatが実行できれば切断したプロセスを特定することが可能です。再現性がある場合に確認してみて下さい。

対象となるエラー事象

    COMM_FAILURE(RESET)
    サーバ都合による切断のsysmsg.trc(TPS07-00720)

復旧方法

    この章では、WebOTXの運用を行なうためのコマンドやWebOTX運用ツールを用いたシステムの運用管理方法について、また障害解析について詳細な説明します。

予防のための対策

    この章では、WebOTXの運用を行なうためのコマンドやWebOTX運用ツールを用いたシステムの運用管理方法について、また障害解析について詳細な説明します。

対象となるエラー事象

    この章では、WebOTXの運用を行なうためのコマンドやWebOTX運用ツールを用いたシステムの運用管理方法について、また障害解析について詳細な説明します。


関連情報

    クライアント接続数オーバへの対応

    チューニング 2.5.7 接続クライアント数上限

    トラブルシューティング(障害解析)