プロセスグループ未起動への対応

事象説明

    プロセスグループが運用操作で停止されているか、最初から起動されていないか、 または障害により終了している場合にオペレーションを呼び出すと、呼び出しに失敗し、 クライアントにINV_OBJREF(3880)が返ります。

状況の確認方法

    「プロセスグループ」-「状態」を確認してください。
    プロセスグループ停止中にオペレーション呼び出しを行うと、${INSTANCE_ROOT}\config\tpsystem\sysmsg.trc に以下のメッセージが出力されが出力され、クライアントにINV_OBJREF(3880)が返ります。

      OTXM:<システム名>:IIOPLSN_CLS:<プロセスID>: W:1:TPS07-00707 INACTIVE AP

    プロセスグループが運用操作で停止されている場合、${INSTANCE_ROOT}/config/tpsystem/history.actには以下の出力があります。

      “TPS15-01214 Process stoped. PID=[プロセスID], CLASS=[プロセスグループ名], PED=[アプリケーショングループ名.ped]”

      “TPS15-01210 Class stopped. CLASS=[プロセスグループ名], PED=[アプリケーショングループ名.ped]”

    一方、プロセスが障害により終了し、再起動設定が無いかまたは使い果たしたためにプロセスグループが終了した場合には、history.actには以下の出力があります。

      “TPS15-01107 Process abnormal end. PID=[プロセスID], class[プロセスグループ名], ped[アプリケーショングループ名.ped]”

      “TPS15-01210 Class stopped. CLASS=[プロセスグループ名], PED=[アプリケーショングループ名.ped]”

    最初から起動されていない場合には、history.actのどこにも下記プロセスグループ起動メッセージが見つかりません。

      “TPS15-01209 Class started. CLASS=[プロセスグループ名], PED=[アプリケーショングループ名.ped]”

採取資料

    イベントログ(アプリケーション、システム)・シスログ

    APログ: ${INSTANCE_ROOT}/logs/tpsystem/<アプリケーショングループ名>/<プロセスグループ名>/save/<プロセスグループ名>.<数字>.<PID>.log

    システムトレース: ${INSTANCE_ROOT}/logs/tpsystem/<アプリケーショングループ名>/<プロセスグループ名>/save/<プロセスグループ名>_sys.<数字>.<PID>.log


    ${INSTANCE_ROOT}/config/tpsystem/history.act (sav)

    ${INSTANCE_ROOT}/config/tpsystem/sysmsg.trc (sav)

    ${INSTANCE_ROOT}/logs/server.log

    ${INSTANCE_ROOT}/logs/webotx_agent.log

    ${INSTANCE_ROOT}/logs/tpsystem/webotx_tpmmgr.log

復旧方法

    この章では、WebOTXの運用を行なうためのコマンドやWebOTX運用ツールを用いたシステムの運用管理方法について、 また障害解析について詳細な説明します。

対象オペレーションの特定

    該当プロセスグループを再起動させてください。

予防のための対策

    運用により停止している場合は運用方法を見直してください。

    障害により停止している場合はサーバアプリケーションの障害を参照し、障害内容を詳細に調査してください。

対象となるエラー事象

    TPS15-01107, TPS07-00707, INV_OBJREF(3880)


関連情報

    サーバアプリケーションの障害

    トラブルシューティング(障害解析)