EJBゲートウェイのサンプルアプリケーション

ここでは、EJBゲートウェイのサンプルアプリケーションについて説明します。
 
サンプルの内容

サンプルアプリケーションとして、次のような各種言語用のサンプルソースを サブディレクトリ配下に収録しています。

内 容収録ディレクトリ名
VisualBasic6.0のクライアントサンプル samples/j2ee/ejbgw/Client_VB6.0
VisualBasic.NET(2002〜2005)のクライアントサンプル samples/j2ee/ejbgw/Client_VB.NET
EJBのサーバサンプル samples/j2ee/ejbgw/Server_EJB

rmic_i2j_woifgen.bat は「Server_EJB」ディレクトリ内の EJBをコンパイルして生成した Javaのクラスファイルから rmic, i2j, ifコンパイル(woifgen)を行うバッチファイルの サンプルです。JDKやWebOTXのインストールディレクトリが異なる場合は、内容を編集してから 実行してください。

コンパイルして生成したJavaのクラスファイルを sampleサブディレクトリに格納した 状態で実行すると、IDL, IF, タイプライブラリ(TLB)および、GC1ファイルの生成を経て、 レジストリ登録を行います。

実装方法の詳細についてはマニュアルを参照してください。

 
デバッグトレースの採取方法

サンプルが動作しない場合は、調査のためデバッグトレースを採取してください。 デバッグトレースにはEJBゲートウェイのトレースと ObjectBroker C++のトレースが あり、障害の内容により前者のみ または、両者の採取が必要になります。

EJBゲートウェイのトレース

EJBゲートウェイのデバッグトレースを採取するには、次のレジストリ内容を適用してください (キーや値がない場合は作成してください)。

レジストリキー HKEY_CURRENT_USER\Software\NEC\WebOTX\EJBGW
名 前種 類値 (既定値)
TraceLevelDWORD7 (既定値:5)

同梱の EJBGW_TraceLevel7.reg はこの値を登録したレジストリファイルです。
出力されるトレースファイル名は実行ディレクトリ内の ejbgw.logとなります。


ObjectBroker C++のトレース

通信に関する詳細な調査の際は、ObjectBroker C++のトレースログが必要になります。 ObjectBroker C++の詳細トレースを採取するには、次のレジストリ内容を適用してください (キーや値がない場合は作成してください)。

レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\ObjectSpinner\1
名 前種 類値 (既定値)
LoggingLevel文字列INFORMATION (既定値:ERROR)
MessagingLog文字列on (既定値:off)
MessageBodyLog文字列on (既定値:off)

同梱の ObjectBroker_LogOn.reg はこの値を登録したレジストリファイルです。
出力されるトレースファイル名は <インストールディレクトリ>\ObjectBroker\log 配下の message.log と ObLog.log になります。

ログファイルサイズの上限やファイル名を変更する場合は、次のレジストリ内容を適用してください (キーや値がない場合は作成してください)。

レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\ObjectSpinner\1
名 前種 類値 (既定値)
LogLimit文字列ログファイルサイズの上限値(KB単位)(既定値: 無制限)
この上限値を超えると、新しいログファイルに切り替わります。
LoggingOutput文字列ロギングファイル名 (既定値: <インストールディレクトリ>\ObjectBroker\log 配下のObLog.log)
MessageLogFile文字列通信ログファイル名 (既定値: <インストールディレクトリ>\ObjectBroker\log 配下のmessage.log)