2. WebOTX Webサービス(JAX-WS)

 

2.1. Webサービス本体

JAX-WSが出力するエラーメッセージと、その対処方法について説明します。

エラーメッセージ・エラーコード 主な原因と対処法
WSSERVLET11: failed to parse runtime descriptor: XXXX(エラーの詳細) JAX-WSの配備記述子(nec-jaxws.xml)を読み込んだ時にエラーが発生した場合に出力されます。XXXXのエラーメッセージの内容を確認の上、ネームスペース記述や、要素の整合性など、配備記述子の内容を確認してください。
WSSERVLET16: missing context information Webサービスランタイムのサーブレット初期化時に、そのサーブレットからWebサービスのエンドポイント情報が見つからない場合に出力されます。JAX-WSの配備記述子(nec-jaxws.xml)の<endpoints>要素に<endpoint>要素が含まれるか確認してください。
WSSERVLET17: duplicate endpoint name JAX-WSの配備記述子(nec-jaxws.xml)に同じname属性をもつの複数のエンドポイント情報がある場合に出力されます。配備記述子の<endpoint>要素のname属性に重複がないか確認してください。
WSSERVLET26: duplicate URL pattern in endpoint: XXXX(エンドポイント名) 同じ名前のエンドポイントURLが登録された場合に出力されます。XXXXに出力されているエンドポイント名を確認の上、JAX-WSの配備記述子(nec-jaxws.xml)の<endpoint>要素のurl-pattern属性が重複していないか確認してください。
WSSERVLET27: unsupported implicit URL pattern in endpoint: XXXX(エンドポイント名) エンドポイントURLが暗黙URL(URLに"*."を利用している)の場合に出力されます。暗黙URLはサポートしていません。XXXXに出力されているエンドポイント名を確認の上、JAX-WSの配備記述子(nec-jaxws.xml)の<endpoint>要素のurl-pattern属性の内容を確認してください。
WSSERVLET43: failed to instantiate service implementor for port "XXXX" XXXXで定義されているWebサービスエンドポイントクラスを生成するときに、コンストラクタにアクセスできなかった場合や、抽象クラス、インタフェースを指定していた場合などに出力されます。Webサービスエンドポイントクラスの実装を確認してください。
WSSERVLET50: caught throwable during servlet initialization: XXXX Webサービスランタイムのサーブレットの初期化時にエラーが発生した場合に出力されます。XXXXのエラーの内容を確認の上、配備記述子(nec-web.xml, nec-jaxws.xml, web.xml)が配備したwarファイルに含まれているか、またその配備記述子の記述が正しいか確認してください。