WebOTX 画面テンプレートは、Webブラウザからの入力情報をWebサーバを通してWebOTXへ渡し、HTTPパラメータの制御やHTML画面生成をWebOTXサーバ上の Javaプログラム(サーバAP)で行う機能を提供します。
利用者は、下図のサーバAPの「ビジネスロジック」と「処理結果表示用のHTML作成」部分のみ作成すれば、他の部分はコーディングレスでWebシステムを構築することができます。
WebOTX画面テンプレートの概要
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WebOTX画面テンプレートは、以下のような機能を提供しているため、WebOTXとWebサーバを利用したWebシステムの開発工数を大幅に削減することができます。
- WebサーバとWebOTXサーバとの通信機能
- Webサーバ上で動作するプラグインモジュールを提供しているため、CORBA のインタフェースを意識することなくWebブラウザを使った thinクライアント環境での業務処理システムを開発することができます。
- プラグインモジュールは代表的な複数のWebサーバに対応しています。
- サーバAPのテンプレート
- 上記の通信機能と連携するサーバAPのテンプレートを提供しているため、効率よく開発を行えます。
- Cookie制御、HTTPヘッダ操作機能
- Cookieの新規作成、変更、削除およびHTTPヘッダ情報の参照をサーバAPで行えます。Cookieを使用したセッション管理を行うことにより、ユーザの遷移状態を管理することができるため、オンラインショッピングなどのシステムを構築することができます。
- ファイルのアップロード、ダウンロード機能
- Webサーバへのファイルのアップロードやダウンロードではなく、APサーバ(WebOTXサーバ)へのファイルのアップロードおよびダウンロードを行うことができます。これにより、WebクライアントからアップロードしたファイルをサーバAPのビジネスロジックで利用したり、ビジネスロジックで作成したファイルをWebクライアントにダウンロードすることができます。
- 環境設定ツールの提供
- 「WebOTX画面テンプレート」が使用するWebサーバの環境設定を自動的に行うためのツールです。Windows版では、スタートメニューから実行できます。HP-UX/Linux版では、シェルファイルとして提供しています。
- サンプルサーバAP
- WebOTX画面テンプレートを使用したサンプルを提供しているため、導入後すぐに動作を確認することができます。また、アプリケーション開発時の参考にすることもできます。