WebOTX運用編(TomcatからWebOTXへの移行ガイド)

4 Tomcat設定項目

本章では、WebOTXに設定することのできる項目について説明しています。

4.1. Tomcat設定項目との対応

Tomcat 6.xの設定項目をWebOTX V8に設定する方法をまとめました。設定を反映させる方法は以下のようになります。

・ domain.xmlへの設定を運用管理コンソールにより設定する場合(推奨)
運用管理コンソールにて設定を行った後、ドメインを再起動してください。

・ domain.xmlへの設定をコマンドにより設定する場合
ドメインを起動した状態で、運用管理コマンドにて設定コマンドを入力した後、ドメインを再起動してください。

・ domain.xmlを直接編集する場合
ドメイン停止後、記述箇所に設定内容を記述し、ドメインを起動してください。

・ nec-web.xmlを編集する場合
Webアプリケーションを更新して、更新したアプリケーションを配備し直してください。

また、domain.xmlとnec-web.xmlの両方に設定箇所がある項目については、同時に設定した場合nec-web.xmlへの設定が優先されます。

コネクタ(HTTP、AJP共通)
項目 説明 設定箇所 設定方法
allowTrace TRACE HTTPメソッドを有効または禁止するために使われる真偽値を指定します。
デフォルト値はfalseです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「traceEnabled=true」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.property.traceEnabled=true

■domain.xmlへの設定例
web-container要素にpropertyを設定します。
<http-service>
 <property name="traceEnabled" value="true" />
</http-service>
emptySessionPath セッション、クッキーのパスについての設定を指定します。WebOTXでは、Webアプリケーションごとにパスに設定する値を指定します。 cookiePathに"/"を指定することで、emptySessionPath=trueと同等の動作をします。 ポートレットなど特殊な実装の場合に利用します。特にWebアプリケーションで必要がなければ設定不要です。
デフォルト値はコンテキストパスです。
nec-web.xml
または
domain.xml
■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「emptySessionPath=true」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.emptySessionPath=true

■nec-web.xmlへの設定例
cookie-properties要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <session-config>
  <cookie-properties>
   <property name="cookiePath" value="/" />

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="emptySessionPath" value="true" />
</http-listener>
enableLookups trueを指定すると、リモートクライアントのホスト名をIPアドレスから逆引きして、request.getRemoteHost()に返却します。falseの場合はDNSの逆引きをスキップしてIPアドレスを返却します。
デフォルト値はfalseです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「一般」の「DNSルックアップの有無」にチェックを行います。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.enable-lookups=false

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener enable-lookups="false" />
</http-service>
maxPostSize コンテナの FORM URL パラメタ構文解析で扱う POST の最大バイト数を指定します。 この属性を 0 以下の値にセットすると無制限になります。
デフォルト値は2097152 (2MByte)です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「maxPostSize=2097152」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.maxPostSize=2097152

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="maxPostSize" value="2097152" />
</http-listener>
maxSavePostSize FORMまたはCLIENT-CERT認証の間、コンテナが保存、バッファリングするPOST の最大バイト数を指定します。 どちらのタイプの認証に対しても,ユーザが認証される前にPOSTが保存、バッファリングされます。 CLIENT-CERT認証に対しては、POSTは SSLハンドシェークの間バッファリングされ、リクエストが処理されるとバッファが空にされます。FORM認証に対しては、POSTはユーザが loginフォームにリダイレクトされる間保存され、ユーザが認証に成功するか、認証リクエストに関するセッションが期限切れになるまで維持されます。この属性を -1にすると無制限になります。属性を 0 にすると認証の間のPOST データの保存が禁止されます。
デフォルト値は4096 (4KByte)です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「maxSavePostSize=4096」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.maxSavePostSize=4096

■domain.xmlへの設定例
web-container要素またはhttp-listener要素にpropertyを設定します。
<web-container>
 <property name="maxSavePostSize" value="4096" />
</http-listener>
または
<http-listener>
 <property name="maxSavePostSize" value="4096" />
</http-listener>
protocol 通信プロトコルを指定します。HTTP/1.1またはAJP/1.3を指定します。
デフォルト値はHTTP/1.1です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「一般」の「扱うプロトコル」に記述を行います。
※この項目は設定変更できません。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.protocol=HTTP/1.1

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener protocol="HTTP/1.1" />
</http-service>
proxyName このコネクタがプロキシを利用する場合、そのプロキシのサーバ名を指定します。
デフォルト値はありません。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「proxyName=www.mycompany.com」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.proxyName=www.mycompany.com

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="proxyName" value="www.mycompany.com" />
</http-listener>
proxyPort このコネクタがプロキシを利用する場合、そのプロキシのポート番号を指定します。
デフォルト値はありません。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「proxyPort=80」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.proxyPort=80

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="proxyPort" value="80" />
</http-listener>
redirectPort リダイレクトに使用するポート番号を指定します。もしもこのコネクタが非 SSL リクエストをサポートしており、 受け取ったリクエストの宛先に該当する <security-constraint> が SSL トランスポートを要求しているならば、Catalina は自動的にそのリクエストをここで指定されたポート番号へリダイレクトします。
デフォルト値はありません。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「redirectPort=443」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.redirectPort=443

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="redirectPort" value="443" />
</http-listener>
scheme request.isSecure() 呼び出しで返されるセキュア情報を指定します。SSLを使用する場合はtrueを指定して下さい。
デフォルト値はfalseです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「scheme=https」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.sheme=https

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="sheme" value="https" />
</http-listener>
secure request.getScheme() 呼び出しで返されるスキーマ文字列を定義します。この値がtrueならば https 通信が可能となります。
デフォルト値はfalseです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「一般」の「SSLの使用の有無」にチェックを行います。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.security-enabled=true

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener security-enabled="true" />
</http-service>
URIEncoding 「http://contents?a=%12%34」形式で記述されたURLをデコードする際の文字エンコーディングを指定します。
デフォルト値は「ISO-8859-1」です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「uriEncoding=Shift_JIS」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.uriEncoding=Shift_JIS

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="uriEncoding" value="Shift_JIS" />
</http-listener>
useBodyEncodingForURI Tomcat4.1.x系との互換性の為に使用されます。デフォルト値は false ですが、互換を保つには true を指定して下さい。true にすると、ContentType又はRequest.setCharacterEncodingメソッドで指定されたエンコーディングをデコードに使用します。URIEncodingは使用されません。
デフォルト値はfalseです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「useBodyEncodingForURI=true」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.useBodyEncodingForURI=true

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="useBodyEncodingForURI" value="true" />
</http-listener>
xpoweredBy Servlet 仕様で推奨されたヘッダを使って、その仕様をサポートしていることを広告します。
デフォルト値はfalseです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「一般」の「X-Powered-By ヘッダ付加の有無」にチェックを行います。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.xpowered-by=true

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener xpowered-by="true" />
</http-service>
address このサーバ(ポート)を受け付けるIPアドレスを指定します。
デフォルト値は"0.0.0.0"であり、全てのサーバからのリクエストを受け付けます。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「一般」の「バインドするサーバのアドレス」に記述を行います。
「hostname」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.address=hostname

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener address="hostname" />
</http-service>
bufferSize このコネクタが入力ストリームとして生成するバッファサイズをbyte単位で指定します。
デフォルト値は2048bytesです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「チューニング」の「リクエスト処理用入力ストリームのバッファサイズ」に記述を行います。
「4096」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.buffer-size=4096

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener buffer-size="4096" />
</http-service>
connectionTimeout 接続を受け付けた後,リクエストの URI 行が現れるのを、このコネクタが待つミリ秒数を指定します。
デフォルト値は 60000(ミリ秒)です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「チューニング」の「リクエスト受け付け用ソケットの接続タイムアウト値」に記述を行います。
「60000」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.connection-timeout=60000

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener connection-timeout="60000" />
</http-service>
executor Executor 要素の名前への参照を指定します。 もしもこの属性が有効であって、指名された executor が存在するならば、コネクタは他のすべてのスレッド属性を無視して、この executor を使用します。
デフォルト値はありません。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「executor=xxx」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.executor=xxx

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="executor" value="xxx" />
</http-listener>
keepAliveTimeout このコネクタが接続を閉じる前に別の HTTP リクエストを待つミリ秒数を指定します。
デフォルト値は connectionTimeout 属性にセットされた値が使われます。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「keepalive-timeout=30」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.keepalive-timeout=30

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="keepalive-timeout" value="30" />
</http-listener>
maxThreads リクエスト処理スレッドの最大数を指定します。
デフォルト値は20です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「チューニング」の「最大プロセッサ数」に記述を行います。
「20」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.max-processors=20

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener max-processors="20" />
</http-service>
port このコネクタがサーバ・ソケットを作成して接続を受け付けるTCP ポート番号を指定します。 domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「一般」の「ポート番号」に記述を行います。
「8080」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.port=8080

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener port="8080" />
</http-service>
tcpNoDelay trueにセットすると, TCP_NO_DELAY オプションがサーバ・ソケットにセットされます。
デフォルト値はtrueです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「tcp-no-delay=false」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.tcp-no-delay=false

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="tcp-no-delay" value="false" />
</http-listener>
accesslog-pattern-web アクセスログの出力形式をカスタマイズすることができます。
デフォルト値は"%h %l %u %t "%r" %s %b"です。

フォーマットは以下になります。
%a - 接続元IPアドレス
%A - 自ホストのIPアドレス
%b - 送信バイト数 なしの場合は”-“
%B - 送信バイト数
%h - 接続元ホスト名
%H - リクエストプロトコル名
%l - 接続元論理ユーザ名
%m - リクエストメソッド
%p - 接続ポート番号
%q - クエリ文字列
%r - リクエストの最初の一行
%s - HTTPレスポンスステータスコード
%S - セッションID
%t - 日付と時間
%u - 認証済みのユーザ名
%U - リクエストされたURL
%v - ローカルホスト名
%D - リクエスト処理時間(ミリ秒)
%T リクエスト処理時間(秒)
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「accesslog-pattern-web="%h %l %S %u %t \"%r\" %s %b %D"」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.accesslog-pattern-web="%h %l %S %u %t \"%r\" %s %b %D"

■domain.xmlへの設定例
http-service要素のvirtual-server要素のpropertyに設定します。
<http-service>
 <virtual-server>
  <property name="accesslog-pattern-web" value="%h %l %S %u %t "%r" %s %b %D" />
 </virtual-server>
</http-service>
timeoutSeconds アクセスのない状態のセッションのタイムアウト時間を秒単位で指定します。0 以下を指定するとこのWeb アプリケーションのセッションは期限切れになりません。
デフォルト値は1800(秒)です。

※web.xmlとnec-web.xmlへの設定を同時に行った場合、web.xmlの設定が優先されます。
web.xml
または
nec-web.xml
■web.xmlへの設定例
session-config要素のsession-timeout要素に設定します。
※単位は分です。
<session-config>
 <session-timeout>60</session-timeout>
</session-config>

■nec-web.xmlへの設定例
session-properties要素にpropertyを設定します。
※単位は秒です。
<session-properties>
 <property name="timeoutSeconds" value="1800" />
</session-properties>

コネクタ(HTTP)
項目 説明 設定箇所 設定方法
SSLEnabled コネクタ上で SSL トラフィックを有効にする場合はこの属性を使用します。コネクタ上で SSLハンドシェーク/暗号化/復号をオンにするには、この値をtrueに指定してください。この値をtrueにする時は、同時に正しい request.getScheme()値と request.isSecure() 値をサーブレットに渡すため、scheme属性とsecure属性をtrueに設定してください。
デフォルト値はfalseです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「SSLEnabled=true」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.SSLEnabled=true

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="SSLEnabled" value="true" />
</http-listener>
acceptCount このサーバへの接続要求キューのサイズを指定します。この値を超えて要求された全てのリクエストは拒否されます。
デフォルト値は 10 です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「チューニング」の「リクエスト受け付け用ソケットのバックログ」に記述を行います。
「10」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.accept-count=10

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener accept-count="10" />
</http-service>
compressableMimeType 後述の compression で圧縮するMIMEタイプをカンマ区切りで指定します。
デフォルト値はtext/html,text/xml,text/plain です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「compressable-mime-type=text/html」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.compressable-mime-type=text/html

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="compressable-mime-type" value="text/html" />
</http-listener>
compression GZIP compression を使ったデータ圧縮の可否を指定します。これはサーバ帯域の節約を目的とします。パラメタとして受理可能な値は "off" (圧縮禁止),"on" (圧縮許可、テキスト・データを圧縮)、 "force" (すべての場合で圧縮を強制)、または整数値 ("on" と等価ですが、出力が圧縮される前の最小のデータ量を指定します) です。 content-length が未知で compression が "on" 以上だった場合も,出力は圧縮されます。
デフォルト値は "off" です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「compression=on」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.compression=on

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="compression" value="on" />
</http-listener>
connectionLinger このコネクタが使うソケットを閉じるとき、ソケットが滞留するミリ秒数を指定します。
デフォルト値は -1 (ソケット滞留は禁止)です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「connectionLinger=15」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.connection-linger=15

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="connection-linge" value="15" />
</http-listener>
disableUploadTimeout サーブレットが実行されている間、設定されているものより長い接続タイムアウトをサーブレット・コンテナに許すかどうかを指定します。
デフォルト値は true です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「disableUploadTimeout=true」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.disableUploadTimeout=true

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="disableUploadTimeout" value="true" />
</http-listener>
maxHttpHeaderSize リクエストとレスポンスの HTTP ヘッダの最大サイズ (byte単位)を指定します。
デフォルト値は4096 (4KB) です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「maxHttpHeaderSize=8000」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.maxHttpHeaderSize=8000

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="maxHttpHeaderSize" value="8000" />
</http-listener>
maxKeepAliveRequests サーバが接続を閉じるまでにパイプラインされるHTTP リクエストの最大個数を指定します。 この属性を 1 にセットするとHTTP/1.1 の keep-alive とパイプラインが禁止されます。 これを -1 にセットすると、無制限の個数のパイプライン化または keep-alive の HTTP リクエストが許可されます。
デフォルト値は100です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「maxKeepAliveRequests=100」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.maxKeepAliveRequests=100

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="maxKeepAliveRequests" value="100" />
</http-listener>
noCompressionUserAgents compression の機能を用いないHTTP クライアントの user-agent をマッチする正規表現のカンマ区切りの並びで指定します。
デフォルト値は空文字列 (正規表現のマッチングをしません) です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「noCompressioUserAgents=opera」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.noCompressioUserAgents=opera

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="noCompressionUserAgents" value="opera" />
</http-listener>
restrictedUserAgents keep aliveの機能を用いないHTTP クライアントの user-agent をマッチする正規表現のカンマ区切りの並びで指定します。
デフォルト値は空文字列 (正規表現のマッチングをしません) です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「restrictedUserAgents=opera」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.restrictedUserAgents=opera

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="restrictedUserAgents" value="opera" />
</http-listener>
server HTTPレスポンスの「Server」ヘッダに返す値を指定します。
デフォルト値は"WebOTX_Web_Container/<バージョン番号>"です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「server=WebOTX_Web_Container/8.1」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.server=WebOTX_Web_Container/8.1

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="server" value="WebOTX_Web_Container/8.1" />
</http-listener>
socketBuffer ソケットの出力バッファサイズ(byte単位)を指定します。-1にするとバッファを使用しません。
デフォルト値は9000(bytes)です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「socket-buffer=4096」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.socket-buffer=4096

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="socket-buffer" value="4096" />
</http-listener>
threadPriority リクエスト処理を行うプロセスのスレッド優先順位を指定します。
デフォルト値は5です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「thread-priority=10」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.thread-priority=10

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="threadPriority" value="10" />
</http-listener>

コネクタ(AJP)
項目 説明 設定箇所 設定方法
backlog このサーバへの接続要求キューのサイズを指定します。この値を超えて要求された全てのリクエストは拒否されます。
デフォルト値は 10 です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「チューニング」の「リクエスト受け付け用ソケットのバックログ」に記述を行います。
「10」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.accept-count=10

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素に設定します。
<http-service>
 <http-listener accept-count="10" />
</http-service>
packetSize AJPパケットの最大値(byte)を指定します。
デフォルト値は8192 (8KByte)であり、指定可能な最大値は65535です。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「packetSize=10000」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.packetSize=10000

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="packetSize" value="10000" />
</http-listener>
tomcatAuthentication 認証処理をWebOTX側で行うかどうかを指定します。
デフォルト値はtrueです。
domain.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「HTTPサービス」
   -「HTTPリスナ」
    -<リスナ名>
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「otxAuthentication=false」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.http-service.http-listener.http-listener-1.property.otxAuthentication=false

■domain.xmlへの設定例
http-listener要素にpropertyを設定します。
<http-listener>
 <property name="otxAuthentication" value="false" />
</http-listener>

コンテキスト(共通)
項目 説明 設定箇所 設定方法
backgroundProcessorDelay このコンテキストおよびその子コンテナでの backgroundProcess メソッドの呼出しと呼出しの間の遅延時間(秒) を指定します。 子コンテナの遅延値が非負ならば子コンテナが自分自身の処理スレッドを使うことを意味するため、コンテキストの処理スレッドがわざわざ子コンテナのメソッドを呼び出すことはしません。この値を正にすると、そのコンテキスト用の処理スレッドが1本生成され、指定された秒数だけ待ってから、このスレッドは このコンテキストおよびその子コンテナすべての backgroundProcess メソッドをどれか1個呼び出します。コンテキストは background 処理を使ってセッションの有効期限切らしと再ロードのためのクラス監視を実行します。
デフォルト値は -1 です。 これはコンテキストが自分の親であるホストの background 処理スレッドに頼ることを意味します。
nec-web.xml
■nec-web.xmlへの設定例
manager-properties要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <session-config>
  <session-manager>
   <manager-properties>
    <property name="reapIntervalSeconds" value="-1" />

cookies クライアントがクッキーをサポートしているとき、セッション管理にクッキーを使いたい場合は、true にセットしてください。 セッション管理にクッキーを使うことを禁止し、アプリケーションによるURL Rewritingだけに頼りたい場合はこの値を false にしてください。
デフォルト値はtrueです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーション」
  -「Webモジュール」
    -<Webモジュール名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「セッションIDの管理」にチェックを行います。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.cookies=true

■nec-web.xmlへの設定例
session-properties要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <session-config>
   <session-properties>
    <property name="enableCookies" value="false" />

■domain.xmlへの設定例
applications要素のweb-module要素に設定します。
<applications>
 <web-module cookies="true" />
</applications>
crossContext このアプリケーション内での ServletContext.getContext() の呼出しが、この仮想ホストで走っている他のwebアプリケーションへのリクエストディスパッチャを成功裏に返すようにしたい場合は、これをtrueにしてください。 セキュリティを意識した環境で、getContext() が常にnullを返すようにしたいならば、これをfalseにしてください。
デフォルト値はfalseです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーション」
  -「Webモジュール」
    -<Webモジュール名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「他モジュールへのアクセス」にチェックを行います。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.cross-context=true

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="crossContextAllowed" value="true" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
applications要素のweb-module要素に設定します。
<applications>
 <web-module cross-context="true" />
</applications>
docBase このwebアプリケーションのためのDocument Base (別名 Context Root ) ディレクトリ、またはWAR ファイルへの絶対パス名を指定します。
デフォルト値は${com.nec.webotx.instanceRoot}/applications/j2ee-modules/<Webアプリケーション名>です。
doman.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーション」
  -「Webモジュール」
    -<Webモジュール名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「パス」で確認ができます。この項目の設定変更はできません。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.location="${com.nec.webotx.instanceRoot}/applications/j2ee-modules/<Webアプリケーション名>"

■domain.xmlへの設定例
applications要素のweb-module要素に設定します。
<applications>
 <web-module location="${com.nec.webotx.instanceRoot}/applications/j2ee-modules/<Webアプリケーション名>" />
</applications>
override この値をtrueに指定すると、自分のホストのDefaultContext要素での対応する設定を上書きします。
デフォルト値はfalseであり、DefaultContext要素での設定が使用されます。
doman.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーション」
  -「Webモジュール」
    -<Webモジュール名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「内部クラスへのアクセス」にチェックを行います。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.override=true

■domain.xmlへの設定例
applications要素のweb-module要素に設定します。
<applications>
 <web-module override="false" />
</applications>
privileged このcontextがmanagerサーブレットのようなコンテナサーブレットを使えるようにしたい場合は、これを true に指定してください。
デフォルト値はfalseです。
doman.xml ■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.privileged=false

■domain.xmlへの設定例
applications要素のweb-module要素に設定します。
<applications>
 <web-module privileged="false" />
</applications>
path このwebアプリケーションのコンテキストパスを指定します。 doman.xml ■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーション」
  -「Webモジュール」
    -<Webモジュール名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「コンテキストルート」で確認ができます。この項目の設定変更はできません。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.context-root=xxxx

■domain.xmlへの設定例
applications要素のweb-module要素に設定します。
<applications>
 <web-module context-root="xxxx" />
</applications>
reloadable /WEB-INF/classes/と/WEB-INF/libにあるクラスが変更されていないかどうかを監視します。変更の検出時に自動的にそのwebアプリケーションを再ロードさせたい場合はこの値をtrueに指定してください。 この機能はアプリケーション開発時には非常に有用ですが、顕著な実行時オーバヘッドを要するため、製品アプリケーションを配備して使用するときには勧められません。
デフォルト値はfalseです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーション」
  -「Webモジュール」
    -<Webモジュール名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「自動リロード」にチェックを行います。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.reloadable=true

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="relodable" value="true" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
applications要素のweb-module要素に設定します。
<applications>
 <web-module relodable="true" />
</applications>

コンテキスト(Standard)
項目 説明 設定箇所 設定方法
allowLinking webアプリケーション内でシンボリックリンク(webアプリケーションのbase pathの外側のリソースを参照できる)を有効にするかを指定します。
デフォルト値はfalseです。

注意: Windowsプラットフォームまたは他の英字の大小を区別するファイルシステムを持たないOSにおいて、この値をtrueにすべきではありません。case sensitivity check を無効にしてJSPソースコードの暴露を許すことになるセキュリティ問題があります。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.allowLinking=true

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="allowLinking" value="true" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="allowLinking" value="true" />
</web-module>
antiJARLocking この値をtrueにすると、クラスローダはリソースをJAR内部からURL経由でアクセスするとき、JARファイルロッキングを回避するように特別な手段をとります。これはアプリケーションの起動時間に多少の遅延が生じますが、ファイルロッキングが起こり得るプラットフォームや設定状況によっては有用です。
デフォルト値はfalseです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.antiJARLocking=true

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="antiJARLocking" value="true" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="antiJARLocking" value="true" />
</web-module>
antiResourceLocking この値をtrueにすると、すべての場合のファイルロッキングを防ぎます。これはアプリケーションの起動時間に大幅な遅延が生じますが、ファイル ロッキングが起こり得るプラットフォームや設定状況でのwebアプリの完全なホットデプロイやデプロイ解除を可能にします。
デフォルト値はtrueです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.antiResourceLocking=true

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="antiResourceLocking" value="true" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="antiResourceLocking" value="true" />
</web-module>
cacheMaxSize kbyte単位での静的リソースキャッシュの最大サイズを指定します。
デフォルト値は10240(10MB)です。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.cacheMaxSize=10240

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="cacheMaxSize" value="10240" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="cacheMaxSize" value="10240" />
</web-module>
cacheTTL キャッシュエントリの再バリデーション (revalidation) 間隔をミリ秒単位で指定します。
デフォルト値は 5000 (5 秒)です。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.cacheTTL=5000

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="cacheTTL" value="5000" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="cacheTTL" value="5000" />
</web-module>
cachingAllowed 静的リソースに対してキャッシュを行うかどうかを指定します。
デフォルト値はtrueです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.cachingAllowed=false

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="cachingAllowed" value="false" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="cachingAllowed" value="false" />
</web-module>
caseSensitive この値をtrueに指定すると、すべてのcase sensitivity check が無効にされます。
デフォルト値はtrueです。

注意: Windowsプラットフォームまたは他の英字の大小を区別するファイルシステムを持たないOSにおいて、この値をtrueにすべきではありません。case sensitivity check を無効にしてJSPソースコードの暴露を許すことになるセキュリティ問題があります。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.caseSensitive=false

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="caseSensitive" value="false" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="caseSensitive" value="false" />
</web-module>
processTlds コンテキストが起動時にTLD [Tag Library Descriptor] を処理すべきかどうかを指定します。
デフォルト値はtrueです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.processTlds=false

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="processTlds" value="false" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="processTlds" value="false" />
</web-module>
swallowOutput この値をtrueに指定すると、webアプリケーションによるSystem.outとSystem.errへのバイト出力がwebアプリケーションのlogger へリダイレクトされます。
デフォルト値はfalseです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.swallow-output=true

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="swallowOutput" value="true" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="swallow-output" value="true" />
</web-module>
tldNamespaceAware この値をtrueに指定すると、TLDファイルの XMLバリデーションが名前空間対応 (namespace-aware) になります。
デフォルト値はfalseです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.cacheMaxSize=10240

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="cacheMaxSize" value="10240" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="cacheMaxSize" value="10240" />
</web-module>
tldValidation この値をtrueに指定すると、TLD ファイルが起動時にXMLバリデーションを受けとります。
デフォルト値はfalseです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.tldValidation=true

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="tldValidation" value="true" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="tldValidation" value="true" />
</web-module>
unloadDelay サーブレットがアンロードされるまでコンテナが待つ時間 (ミリ秒単位)を指定します。
デフォルト値は2000(ミリ秒)です。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.unloadDelay=5000

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="unloadDelay" value="5000" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="unloadDelay" value="5000" />
</web-module>
unpackWAR この値をtrueに指定すると、圧縮されたwebアプリケーションを動作させる前にそれをすべて展開します。
デフォルト値はtrueです。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.applications.web-module.<Webアプリケーション名>.property.unpackWAR=true

■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="unpackWAR" value="true" />
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-module要素のpropertyに設定します。
<web-module>
 <property name="unpackWAR" value="true" />
</web-module>
workDir 関連するwebアプリケーション内のサーブレットが一時的な読み書きに使うために、コンテキストが用意するスクラッチディレクトリ (scratch directory)への絶対パス名を指定します。このディレクトリはServlet Specification に記述されるように javax.servlet.context.tempdir という名前の (java.io.File 型の) サーブレット context 属性によってwebアプリケーション内のサーブレットから可視になります。
デフォルト値は<domain_dir>/generated/jsp/j2ee-modules/<appname> です。
nec-web.xml ■nec-web.xmlへの設定例
nec-web-app要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <property name="tempdir" value="true" />
</nec-web-app>

Manager(共通)
項目 説明 設定箇所 設定方法
distributable このアプリケーションでセッションレプリケーションを行いたい場合に、distributable 属性を記述します。デフォルトでは記述されていません。distributable 属性が指定されているとき、直列化不可能(Serializable)なオブジェクトをセッションに格納しようとすると IllegalArgumentException が発生します。 web.xml ■web.xmlへの設定例
web-app要素に記述します。
<web-app>
 <distributable />
</web-app>

Manager(Standard)
項目 説明 設定箇所 設定方法
maxActiveSessions マネージャによって生成されるアクティブ・セッションの最大数を制限します。
-1 (デフォルト値) にすると、セッションは無制限に生成されます。
nec-web.xml ■nec-web.xmlへの設定例
manager-properties要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <session-config>
  <session-manager>
   <manager-properties>
    <property name="maxSessions" value="3000" />

maxInactiveInterval セッションが確立されてから、クライアントによる次のリクエストが送られるまでの間、セッションを維持しておく時間を指定します。
デフォルト値は60(秒)です。
nec-web.xml ■nec-web.xmlへの設定例
manager-properties要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <session-config>
  <session-manager>
   <manager-properties>
    <property name="reapIntervalSeconds" value="60" />

pathname アプリケーション再起動時に保存されるセッション状態を記述したファイルの格納場所を指定します。
デフォルト値は workDir/SESSIONS.ser です。
nec-web.xml ■nec-web.xmlへの設定例
manager-properties要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <session-config>
  <session-manager>
   <manager-properties>
    <property name="sessionFilename" value="<ファイルパス>" />

Realm
JDBCレルムについてはWebOTX マニュアルの以下を参照してください。
運用編⇒ユーザ管理⇒4.3JDBCレルムを使用する場合
項目 説明 設定箇所 設定方法
classname JDBCレルムに使用するクラス名を記述します domain.xml JDBCレルムの設定は下記のプロパティをまとめて設定します。

■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「セキュリティサービス」
の順にクリックしていき、「操作」タブの「認証レルムの作成」にて設定します。

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> create-auth-realm --classname
com.nec.webotx.enterprise.security.auth.realm.jdbc.JDBCRealm
--property "driverName=oracle.jdbc.driver.OracleDriver
.jaas-context=JDBCRealm:connectionURL=jdbc\:oracle\:thin\:
@OraclServer\:1521\:OracleDB:connectionName=scott:
connectionPassword=tiger:userTable=jdbc_user:userNameCol=
userid:userCredCol=passwd:userRoleTable=jdbc_role:
roleNameCol=role:digest=MD5:digestEncoding=Shift_JIS"
JDBCRealm1


■domain.xmlへの設定例
security-service要素のauth-realm要素に設定します。
<security-service>
 <auth-realm classname="com.nec.webotx.enterprise.security.
auth.realm.jdbc.JDBCRealm" >
  <property name="connectionName" value="scott" />
  <property name="connectionPassword" value="tiger" />
  <property name="connectionURL" value="jdbc:oracle:thin:@OraclServer:1521:OracleDB" />
  <property name="digest" value="MD5" />
  <property name="digestEncoding" value="Shift_JIS" />
  <property name="driverName" value="oracle.jdbc.driver.OracleDriver" />
  <property name="roleNameCol" value="role" />
  <property name="userCredCol" value="passwd" />
  <property name="userNameCol" value="userid" />
  <property name="userRoleTable" value="jdbc_role" />
  <property name="userTable" value="jdbc_user" />
 </auth-realm>
</security-service>
connectionName データベースにJDBC接続するためのユーザ名を記述します。
connectionPassword データベースにJDBC接続するためのパスワードを記述します。
connectionURL データベースにJDBC接続するためのURLを記述します。
digest データベースに格納されているパスワードの暗号方式を指定します。
デフォルトではクリアテキストで保存されます。
digestEncoding digestのエンコード形式を指定します。
デフォルト値はOSの設定に依存します。
driverName 使用するJDBCドライバのクラス名を記述します。
roleNameCol 対応するユーザを含む "user roles"テーブルの列名を記述します。
userCredCol 対応するパスワードを含む"users" テーブルの列名を記述します。
userNameCol ユーザ名を含む、"users"と"user roles"テーブルの列名を記述します。
userRoleTable 記述したuserNameColとroleNameColを含む "user roles"テーブルの名前を記述します。
userTable 記述したuserNameColとuserCredColを含む "users"テーブルの名前を記述します。

Loader
項目 説明 設定箇所 設定方法
delegate Webアプリケーションを読み込む際にクラスをロードするかどうかを指定します。
デフォルト値はtrueです。
nec-web.xml ■nec-web.xmlへの設定例
class-loader要素に設定します。
<nec-web-app>
 <class-loader delegate="true" />
</nec-web-app>
loaderClass クラスローダに独自のクラスを指定する場合に指定します。
デフォルト値はありません。

loaderNameにはTomcat の"org.apache.catalina.loader.WebappLoader"クラスを継承した独自のクラス名を指定してください。classloaderNameにはTomcat の"org.apache.catalina.loader.WebappClassLoader"クラスを継承した独自のクラス名を指定してください。
nec-web.xml
または
doman.xml
■運用管理コンソールへの設定例
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「Webコンテナ」
の順にクリックしていき、「操作」タブの「プロパティの設定」に記述を行います。
「loaderClass-/servlets-examples=
jp.co.nec.util.V8WebappLoader,jp.co.nec.util.
V8WebappClassLoader」

■運用管理コマンドでの設定例
  otxadmin> set server.web-container.property.loaderClass-/AP名=
WebappLoader名,WebappClassLoader名


■nec-web.xmlへの設定例
class-loader要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
     <class-loader>
  <property name="loaderName" value="<クラス名>,…." />
  <property name="classloaderName" value="<クラス名>,…." />
     </class-loader>
</nec-web-app>

■domain.xmlへの設定例
web-container要素のpropertyに設定します。
<web-container>
 <property name="loderClass-<AP名>" value="WebappLoader名,WebappClassLoader名" />
</web-container>

Single Sign On
項目 説明 設定箇所 設定方法
cookieDomain シングルサインオンのためのクッキーを使用する場合に指定します。
デフォルト値はありません。
nec-web.xml ■nec-web.xmlへの設定例
cookie-properties要素にpropertyを設定します。
<nec-web-app>
 <session-config>
  <session-manager>
   <cookie-properties>
    <property name="cookieDomain" value="<クッキードメイン名>" />

4.2. JavaVMオプションのサポート

WebOTXは、Servlet/JSPコンテナにさまざまな機能があり、それらの機能の制御を行えるJava VM オプションを説明します。

下記にプロセスモード別の設定方法を記載します。


■シングルプロセスモードの場合
・運用管理コンソールでの設定方法(推奨)
運用管理コンソールにログインし、下記の箇所に設定を記述した後、ドメインを再起動してください。
<ドメイン名>
 -「アプリケーションサーバ」
  -「JVM構成」
の順にクリックしていき、「属性」タブの「JVMオプション」の「システムJVMオプション」の欄に”-D”の後に続いて設定を記述してください。その後、ドメインを再起動することで反映されます。

設定例:
-Dcom.nec.webotx.enterprise.web.session.jndidelete=480

・domain.xml直接編集での設定方法
ドメインを停止し、下記の例のように対象ファイルの要素にタグを記述した後"-D"の後に続いて設定を記述してください。その後、ドメインを起動することで設定が反映されます。

設定例:<WebOTXインストールディレクトリ>/domains/domain1/config/domain.xml
<java-config>
 <system-jvm-options>-Dcom.nec.webotx.enterprise.web.session.jndidelete=48</system-jvm-options>
</java-config>

■マルチプロセスモードの場合
・運用管理コンソールでの設定方法
運用管理コンソールにログインし、下記の箇所に設定を記述した後、TPシステムを再起動してください。
<ドメイン名>
 -「TPシステム」
  -「アプリケーショングループ」
   -<アプリケーショングループ名>
    -「プロセスグループ」
     -<プロセスグループ名>
の順にクリックしていき、「属性」タブの「Javaシステムプロパティ」の欄に設定を記述してください。
「名前」に項目名を記述し、「値」に指定する値を記述してください

設定例:
 
名前
com.nec.webotx.enterprise.web.session.jndidelete
480

設定項目一覧
項目 説明
com.nec.webotx.enterprise.web.session.jndidelete JNDIに格納したセッション情報をタイムアウト後、何秒で削除するかを指定します。
デフォルト値は480秒です。
com.nec.webotx.enterprise.web.serverconfig.Append JKプラグインが利用する連携のための設定ファイルを出力するか否かを指定します。
デフォルト値は trueです。
com.nec.webotx.enterprise.web.serverconfig.ForwardAll JKプラグインに対するコンテキストのリクエストを全て転送するか否かを指定します。
デフォルト値は trueです。
com.nec.webotx.enterprise.web.serverconfig.ForwardKeyInfo Webサーバの持つ認証情報を Webコンテナに転送するか否かを指定します。
デフォルト値は trueです。
com.nec.webotx.enterprise.web.serverconfig.NoRoot JKプラグインに対するリクエストのうち、ルートコンテキスト(/)を転送するか否かを指定します。
デフォルト値は trueです。
com.nec.webotx.enterprise.web.serverconfig.OMlistener.ConfAuto IIOPプラグインが利用する連携のための設定ファイルが既に存在した場合に出力しないかどうかを指定します。
デフォルト値は trueです。
com.nec.webotx.enterprise.web.serverconfig.OMlistener.Context IIOPプラグインが利用する連携のための設定ファイルに、コンテキストの情報を出力するか否かを指定します。
デフォルト値は falseです。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.checkLastProcessTimeInterval IIOPプラグインとWebコンテナとの通信状況のチェック間隔を指定します。
デフォルト値は 1800です。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.fileSwitchSize IIOPプラグインが扱うメッセージのサイズが大きい場合にテンポラリファイルを利用しますが、そのしきい値を指定します。
デフォルト値は 128(Kbyte)です。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.iiopDriveMode fileSwitchSize で指定したサイズを超えた場合に利用する一時媒体にメモリを利用するかファイルを利用するかどうかを指定します。
デフォルト値はファイルです。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.iiopSendMaxSize IIOPプラグインとWebコンテナ間でやりとりするメッセージを分割送信する場合のサイズを指定します。
デフォルト値は 128(Kbyte)です。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.poolBufferSize IIOPプラグインからのリクエストを処理する時に使用するバッファ領域の初期個数を指定します。
デフォルト値は 5です。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.securityEnabled マルチプロセスモード時、Cookie に登録したセッション情報にセキュアオプションを付加するか否かを指定します。
デフォルト値は falseです。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.useBodyEncodingForURI ContentType又はRequest.setCharacterEncodingメソッドで指定されたエンコーディングをURLのデコードに使用するか否かを指定します。
デフォルト値は falseです。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.URIEncoding 「http://contents?a=%12%34」形式で記述されたURLをデコードする際の文字エンコーディングを指定します。
デフォルト値は「ISO-8859-1」です。
com.nec.webotx.webcontainer.performance Web Edition 利用時に、不要な処理をスキップして性能改善を行うか否かを指定します。
デフォルト値は trueです。
com.nec.webotx.enterprise.overrideablejavaxpackages Web アプリケーション内に配置したクラスのうちパッケージ名がjavax、sun、org 等で始まるクラスは参照することができません。参照を許可するパッケージをここで指定します。複数設定する場合はカンマで区切って指定します。("javax.sub,org.sub"等)
デフォルト値はありません。
com.nec.webotx.enterprise.web.InvalidOverridableJavaxPackages Webappクラスローダが自身でロードするクラスから除外するパッケージを指定します。
デフォルト値はありません。
com.nec.webotx.enterprise.registerRequest リクエスト毎に発生する MO 登録処理を行うかどうかを指定します。
デフォルト値は falseです。
com.nec.webotx.enterprise.web.connector.useCoyoteConnector Coyoteコネクタを使用するか否かを指定します。falseを指定するとGrizzlyコネクタを使用します。
デフォルト値はtrueです。
jvmRoute ロードバランサを使用して、サーバ固定で振り分けたい場合にjsessionidに付加させる任意の文字列を指定します。プラグインによるStickyセッションの負荷分散を使用する場合には値にワーカ名(ajp13やotxiiop1など)を指定してください。
デフォルト値はありません。