| 7. Webサービスのチューニング |
Webサービスのチューニングについて説明します。
| 7.1. SOAP通信高速化設定 |
JAX-PRCを利用したWebサービスでは、高速なXMLパーサを利用することができます。高速なXMLパーサを有効にするにはWebサービスを実行するドメインの起動オプションに設定を追加します。この設定により、SOAPメッセージのxml階層が深いパターン等で高速化の効果が期待できますが、最終的には必ずご自身の作成したアプリケーションを用いてこの設定の有無を変えてパフォーマンスを測定し、安定して高いパフォーマンスが得られる設定を採用してください。なお、この設定を行うとUTF-8のSOAPメッセージしか扱うことができないなどの[制限事項]がありますので、注意してください。
SOAP通信高速化設定は、運用管理コマンド(otxadmin)を使い、次のように設定します。
otxadmin> login --user admin --password
adminadmin --port 6212 (これはログインの例です)
otxadmin> create-jvm-options -Dwoparser=true
※ 設定を有効にするにはドメインの再起動が必要です。
この設定を無効化するには、運用管理コマンド(otxadmin)を使い、次のように設定します。
otxadmin> login --user admin --password
adminadmin --port 6212 (これはログインの例です)
otxadmin> delete-jvm-options -Dwoparser=true
※ 設定を有効にするにはドメインの再起動が必要です。
(*)SOAP通信高速化オプションを設定しない場合、UTF-8、UTF-16を扱うことができます。