| 11. Excel |
Microsoft Officeのうち、Excel 2003で作成したWebサービスのクライアントサンプルです。プログラムの内容はアプリケーション開発ガイドで作成したものと同一です。詳細についてはアプリケーション開発ガイドの「3.1.5. チュートリアル関連サンプルのご紹介 - Excel クライアント」を参照してください。
ソースコードはsamples/j2ee/webservice/archivesに保存されています。
注意:本サンプルの実行にはExcel以外のアプリケーションは特に必要ありませんが、Webサービスクライアントを再作成する場合などはWeb Services Toolkitをインストールする必要があります。開発手順については、アプリケーション開発ガイドの「3.1.5. チュートリアル関連サンプルのご紹介 - Excel クライアント」で説明されていますので参照してください。
ファイル構成
client_sample.xls -WebサービスにアクセスするExcelファイル本体です。コードはVBAで記述されています。セキュリティの設定レベルが高いとサンプルが実行できませんので、セキュリティレベルを下げるかアプリケーション開発ガイドを参照してExcelファイルを作成しなおしてください。 Hello.wsdl -アクセス対象となるWebサービスの情報を記述したWSDLファイルです。 ホスト名がlocalhost、ポート番号が80となっていますので、環境に応じて適宜変更してください。 動作の条件
本サンプルはサンプル:Helloサービスへアクセスを行います。このため、Helloサービスがサーバで動作していることが前提になります。
動作手順
サンプルファイルを開き、Visual Basic Editorを起動します。起動方法はツール(T) - マクロ(M) - Visual Basic Editor(V)を選択、またはAlt + F11です。
次に、クラスモジュール以下にあるclsws_hellolを開きます。
開いたソース内にクライアントが参照するWSDLファイル名が記述されていますので、Windowsのファイル記述、またはURL記述で以下のパラメータを変更します。
Private Const c_WSDL_URL As String = "C:\temp\Hello.wsdl"
以上で完了です。ファイルを保存して関数を更新するか新規にセルへ値を入力することで実行が可能です。関数を更新するにはツール(T) - オプション(O)でウィンドウを開き、計算方法タブの再計算実行(N)をクリックするか、F9キーを利用します。
なお、同封されているHello.wsdlは前述の通りホスト名がlocalhost、ポート名が80で設定されていますので、環境に応じてsoap:address要素のlocation属性を変更してください。