11. JMX
JMX(JMX Remote APIを含む)を利用する際の注意事項について説明します。
11.1. JMX Remote API のサポートプロトコル
- WebOTX で提供する JMX Remote API は、次の通信プロトコルをサポートしています。
- JMXMP(JMX Messaging Protocol)
- RMI/JRMP
11.2. otxadminコマンドの「Ctrl+C」とターミナルウィンドウからの強制終了によるドメイン停止について
- UNIX環境において、otxadminコマンドを引き数なしのマルチモードで起動し、
start-domainコマンドによるドメイン起動を行った場合に、
otxadminコマンドから「Ctrl+C」を入力するとドメインが停止することがあります。
start-domainコマンドを使ってドメインを起動した場合は、必ず"exit"を入力して
otxadminコマンドを終了するようにしてください。
- UNIX環境において、otxadminコマンドを引き数なしのマルチモードでドメインを起動し、
ターミナルウィンドウを"exit"を入力しないで強制終了させた場合にドメインが停止します。
マルチモードでドメインを起動した場合は、必ず"exit"を入力してotxadminコマンドを 終了するようにしてください。
11.3. V7.1以前のバージョンとの相互接続時の制限
- WebOTX V7.1以前の運用管理ツールからV8環境のサーバに接続を行った場合、
運用管理ツールの画面が正しく表示されません。
その場合には、サーバと同一バージョンのWebOTX運用管理ツールから接続を行ってください。
-
Java 1.4で動作する運用管理ツールからJava 5.0以降で動作するサーバへ接続を行った場合に日本語が正しく表示されないなどの問題が発生します。
クライアントとサーバで動作するJava VMは同一のバージョンで動作させてください。
11.4. JDK 6以降を使用し、かつセキュリティマネージャをOFFにした状態でのJMX Remote接続に関する制限
- WebOTXをJDK
6以降を使用して動作させ、かつ、WebOTX内のドメインに対するセキュリティマネージャを無効(※)にした状態でドメインに接続し、
運用操作を行うと、ドメインのログ(webotx_agent.log)に以下のようなメッセージが出力されることがあります。
<タイムスタンプ> INFO com.nec.webotx.enterprise.system.core.security -
JACC Policy Provider: PolicyWrapper.implies, context(null)-
permission((javax.management.remote.SubjectDelegationPermission javax.management.remote.JMXPrincipal.system))
domain that failed(ProtectionDomain (file:/C:/WebOTX/lib/wosv-admin.jar <no signer certificates>)
Shared ClassLoader Chain parentCL :: sun.misc.Launcher$AppClassLoader@1004901 URLs ::
:
ライブラリパスのリスト
<no principals>
java.security.Permissions@1a79faa (
:
Permissionのリスト
)
※セキュリティマネージャを無効にするとは、ドメインに対して-Djava.security.policyシステムプロパティが設定されていない状態のことです。
これは、WebOTXに含まれるJMXライブラリとJDK 6以降に含まれる同ライブラリの実装に差異があるために発生します。
ただし、メッセージが出力されるだけであり、運用操作を含む WebOTX の機能への影響はありません。
11.5. ドメイン停止処理開始直後のログイン操作について
11.6. ドメインの同時起動処理及び停止処理の制限
下記、両方の条件を満たす環境で、ドメインの同時起動処理及び停止処理に制限が存在します。
-
管理ドメインが起動している
-
複数のユーザドメインが存在する
制限される操作は次の通りです。
- 複数のユーザドメインを同時に起動する
- 複数のユーザドメインを同時に停止する
- 複数のユーザドメインを同時に起動及び停止する
管理ドメイン内にて状態管理に失敗し、エラー及び処理が停滞することがあります。
複数のユーザドメインに対し、上記の操作を行う場合、同時ではなく順番に操作を行うか、管理ドメインを停止した状態で操作を行ってください。
ユーザドメインの起動/停止については
[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 3. ドメイン > 3.4. ドメインの起動・停止 > 3.4.3. 一般ドメインの起動/停止] を確認してください